夢を見ると疲れるので見たくない!というお悩みを解消する方法を解説

なんだかイヤな夢で疲れるからもう夢は見たくないとお悩みの方、多いですね。

追いかけられたり崖から落ちてしまったり、という夢を見ると疲れてしまい、気持ちの良いものではありませんし、二度と見たくありません。

けれども、ちょっとした意識や環境を変えることで、見たくない夢を心地良いものに変えることはできるのです。

夢を見ると疲れるな、夢は見たくないなと思っていたあなたが、今夜はどんな素敵な夢を見るのかな、と夜が楽しみになることを想像してみてください。

あなたの楽しみな眠りのために、ここではどうして夢をみるのか、夢で疲れるという悩みを解消する方法などをご紹介していきます。

その他にも、イヤな夢が病気のサインとしてあなたに語りかけているのかもしれませんので、それについても解説していこうと思います。

眠る環境を整えることで、寝ている間も快適に過ごせます。

身体が苦しい体勢では当然いい夢は見られず、夢の中でも疲れてしまい、どんよりした気持ちと身体で朝を迎えることになってしまいます。

身体がリラックスした状態で寝られるように、まずマットレスを見直してみませんか?

夢を見ると疲れるから見たくないことは珍しくない

夢を見て疲れたからもう見たくないな、という体験を持つというのは珍しいことではありませんし、お悩みを解決するのは難しくありません。

夢は自分自身が作り出しているものなので、良い夢をみる環境にしてあげると、眠っている時の夢はハッピーなものになっていきます。

けれども、「夢をみると疲れるからもう見たくない」という体験が、病のサインとなっていることもあるので、見極めていきたいですね。

現実に起きたことを夢で整理整頓し分析している

夢とは一体なにかを知ることで、良い夢をみるための対策方法がわかってきます。では、夢の正体は何なのでしょうか。

ヒトは眠っているとき、起きていた時の体験を整理するという作業を脳が行っています。その作業を、まるで映画でも観るかのようにみているのが夢なのです。

けれども、実際には体験したことのないことも、たくさん夢には登場しますよね。

それは本で読んだり、友人の相談にのったり、映画やドラマでみたという疑似体験が、本当に体験したこととからみあって夢に登場するからです。

こうしてたまった記憶は整理される必要があります。今後のために記憶しておくべきことと、心の健康のためには早く忘れた方が良い記憶に分けなければならないからです。

早く忘れるべきだと脳が判断した記憶を夢としてみてしまい、それが起床後も鮮明なイメージで残ってしまうのが「イヤな夢」の正体なのですね。

それが夢の正体なら、自分の脳が作り出す「イヤな夢」をみないようにすればいいだけだ、と明るい気持ちになれますね。

夢が自分の脳が作り出しているものだったら、調整ができそうだからです。

自分以外の人しかかかわれないものには手が出せませんが、自分の裁量でやってよいことというのは調整可能です。

たとえば、販売されているパスタサラダならそのまま買うしかないのですが、自分で作るパスタサラダなら、アルデンテの具合など自分で調整ができます。

ですから眠ること、そして夢について知ることで、夢の内容を調整することができるようになります。

「夢を見ると疲れるから見たくない。」と思いながら眠るのと「きっと楽しい夢が見られる。」と期待して眠るのとでは、眠りのハッピー度に大きな差が出てしまいます。

では、ハッピー度をあげるために眠りと夢について、整理してみましょう。

覚えている、覚えていないにかかわらず、ヒトは眠っている時、必ずいくつか夢を見ています。

夢について正式に研究し、論文や学会発表などがなされた歴史は浅く、わずか80年といいます。

なので現在明らかになっていることは、夢のほんの一部にしかすみません。

しかし、ヒトは緊急性や危険性が高いことと、嬉しかったことを記憶にとどめようとするということはよく知られています。

では、今後の為に必要な情報として、どんなことを記憶にとどめようとするのでしょうか。

1つ目は、記憶にとどめなければならない、緊急性・危険度の高い事柄です。

太古の人類は、猛獣などの攻撃を避けるため木の上で就寝するなどの工夫をしていたことでしょう。

それでも、睡眠で意識が遠のいている間は危険がいっぱいですから、本能的に危険アラームが敏感に作動するよう脳が働いていたはずです。

猛獣に襲われそうになった状況はどのようなものだったか、というような危険度の高い事柄を記憶させようと脳は判断したに違いありません。

2つ目は、記憶にとどめたい、今後のために覚えておきたい嬉しい情報です。

初めて行ってみたAというゾーンに、とても甘いリンゴを実らせている木があったので次回もそこに行きたい、だから場所を覚えておこう!という類の記憶です。

どちらも生命活動を続けるのに大切な情報ではありますが、まず最低限命を守るのが人間にとっては大切ですね。

ですから脳は、1つ目に分類される危険度の高い情報を、優先的に記憶として定着させようとします。

その結果、記憶として残る夢は、悲しい体験や苦しい体験ということになり、私達が悪夢と表現したくなる夢が多いという結果になってしまうわけです。

また心身に疲れがあると、脳は「疲労を自覚して回復に努めなさい」と指令を出してくるわけですから、イヤな夢をみる可能性は高まります。

夢の正体と仕組みが明らかだからこそ、どうすれば楽しい夢を見ることができるのか、対策できるわけですね。

命が長く安全に続くために大切な情報を発信している脳

では、良い夢をみるように対策をして期待通りにいかなかったら、どうすればよいのでしょうか。

脳は、生命活動が安全に長くできるように働いている身体の最高司令本部だと、上記でもお伝えしました。

ということは、「心身ともに健康」という状態からはずれている場合には、その現実を伝えるのも脳の使命なわけです。

あなたがもし病を抱えている可能性がある場合、脳は一生懸命警告を発して、その病を治すよう促すことがあります。

心身の健康が損なわれているという理由で、疲れる夢をみてしまうなら信頼できる専門医を早くみつけて相談してみるのが良いかもしれません。

あなたが病にかかっているかもしれないという自覚を持たなければ、治療は始められませんから、自覚してもらうよう脳は作用することになります。

今回ご紹介する「夢を見て疲れたから見たくない」という状況を解消する方法を試しても改善されない場合、専門医への受診が適切かもしれません。

肉体の疾患でも心の病でも、軽症の段階で受診して治療すると回復も早いので、はやめに専門医を探してみましょう。

夢で疲れる夜から快適な朝のめざめに変える方法

イヤな夢を見て疲れてしまうと、もう夢は見たくないと思ってしまうものです。

でも、自分自身の記憶が夢を作っているわけですから、夢の見方を自分で調整することはできます。

夢の悩みを解決するのって案外簡単なのかもしれない、と感じたのではないでしょうか。

そう感じて頂くことが大事なのです。ハードルが低いと思うと「実践してみよう!」と思えますよね。

昼間の疲れをとって素敵な朝を迎えるための睡眠が、夢を見ると疲れるから見たくないというお悩みの種になるなんてもったいないですね。

眠る環境を整えたり副交感神経を優位にしたりすることで、疲れる夢を見る可能性は低くなります。

さあ「夢を見ると疲れるから見たくない。」から「今日も良い朝に出会えた。」への変換を、私がお手伝いしましょう。

眠る環境を整えて疲れる夜にサヨナラしよう

眠る環境を整えると、夢を見ると疲れるから見たくないという不安を解消することができます。

こんな風にいわれると「ちょっとちょっと。眠りのことなんかどうでもいいから、早く夢のことを語ってよ。」と思いますよね。

当然ですね。「もう夢はみたくたい!」というほど、あなたは夢で疲れているのですから。

しかし夢というのは眠っている時の生命活動なわけですから、心地良いねむりには良い夢が宿るものなのです。

心身が疲れている時はイヤな夢をみてしまうのですから、良い眠りで疲れをとり、イヤな夢をみない状態にもっていけばよいだけなのです。

眠りには、深い眠りのノンレム睡眠、浅い眠りのレム睡眠がある、と耳にされたことのある方は多いかもしれません。

実はこのノンレム睡眠に上手に入ることが、夢を見ると疲れるから見たくないという悩みから解放される近道なのです。

専門家が「睡眠圧」と呼ぶ、身体の方で眠りに入っていこうとする眠りにとても大切なものがあります。

ヒトが起きて活動を続けていると、脳脊髄液に睡眠物質がたまり、たくさんたまるほど睡眠圧が高い状態になります。

つまり「睡眠圧」とは、一日の活動を重ねて時間が経てば経つほど、身体としては眠りたくなるという事を表しています。

この、一日の活動の疲れによって身体が眠りたい状態になっているときに眠り、90分以上のノンレム睡眠に入ると、ぐっすり眠って疲れがとれます。

疲れがとれる上に、ノンレム睡眠でみた夢はほとんど記憶に残っていないので、眠りに入って直ぐの夢は、みている本人が覚えていない場合が多いのです。

脳が最優先で覚えておこうとする危険度の高いことの記憶の整理が、このノンレム睡眠中の夢になれば、本人はみていても「見た記憶」には残らないということです。

つまり、本来の脳の機能としてイヤな夢を本人がみているにもかかわらず、本人にその自覚がないので、いやな記憶として残ることはないわけですね。

では「夢を見ると疲れるから見たくない。」というお悩みを吹き飛ばしてくれるノンレム睡眠はどうやったら手にはいるの?と思いますよね。

実は私もノンレム睡眠に入る方法をあなたにお伝えしたくて、ここまで書いて参りましたので、サクサク解説していきますね。

副交感神経優位だとノンレム睡眠になり疲れがとれる

リラックスのために大切な「副交感神経」に活躍してもらうことが、深い眠りや良い夢にとって大切です。

副交感神経とは、私たちの身体で無意識に働いてくれているものなのですが、副交感神経が優位になるようはたらきかけることは、私たちにも出来るのです。

以下の方法で副交感神経が優位な状態を作ることができます。

  • 寝る直前の環境や寝室環境を整える
  • 夕方以降のカフェインを控える
  • 寝る直前の食事やアルコールを控える など

ヒトの身体のシステムは素晴らしくて、本人の意思とは別次元で、身体の内臓やシステムがスムーズに機能しています。

この機能は、自律神経というものが働くことで成り立っているわけです。自律神経の中には、お互い真逆の関係にある交感神経と副交感神経があります。

交感神経はアクティブに活動させようと働きかける神経で、副交感神経はリラックスさせようと働きかける神経です。

お気付きだと思いますが、交感神経優位の状態では、リラックスして熟睡するのが難しくなります。

ですから、副交感神経優位の状態を作り出すと、リラックスして熟睡できるようになり良好なノンレム睡眠に入っていける、というわけです。

では、副交感神経を優位に保つ具体的な対策は、いったいどうすれば良いのでしょうか。

副交感神経を優位にする方法
  1. 嬉しい、楽しいと感じたことを思い出しながら眠る
  2. 寝る直前の環境を整える
  3. カフェインの摂取を控える
  4. アルコール摂取をひかえる
  5. 寝室環境を整える

1つ目の方法は嬉しい、楽しいと感じたことを思い出しながら眠ることです。

「夢をみると疲れるからみたくない。」という状況から解放されるのに1番大切なのが、1日のうちで嬉しかったこと、楽しかったことを自分の脳に思い出させることです。

夢が自分の体験したこととをもとに脳から作り出されるものなら、その脳に良い夢の種を植えてあげればよいのです。

起きている時も、ポジティブシンキングの人ほど成功するといわれていますが、寝ているときの脳にもポジティブ思考になるよう働きかけることは大切です。

起きて活動している時、将来なりたい自分像をイメージして日々進むべきだといわれているくらいですから、夢だって明るいものを作っていけるはずです。

2つめの方法は、寝る直前の環境を整えることです。

スマホやパソコン、テレビといった刺激は、電磁波や画面の光が交感神経優位の状況を作ってしまいます。

明るい画面の刺激で、睡眠を誘う物質であるメラトニンの分泌が抑えられてしまうというデメリットもあります。

ベッドに入る1時間位前までに、刺激のない環境にととのえ、副交感神経優位になるよう努めましょう。

とはいえ、パソコンもスマホも仕事の必需品で、眠る直前まで仕事に追われてしまう現代人は多いかもしれません。

でも、ご安心ください。ちょっとした工夫で、交感神経のたかぶりを抑えることはできます。

ホットタオルを閉じたまぶたに10~15分のせておくと、副交感神経優位の状態を生み出せます。

私が実施しているホットタオルは、洗面所でぬるいホットタオルを作り、アイマスクの大きさまでたたみ、ふつうの大きさのアイマスクを作るという方法です。

ホットタオルの作り方
  1. 洗面所でタオルをお湯で濡らし、かたく絞る
  2. ぬるめのホットタオルを通常のアイマスクの大きさにたたむ
  3. ホットタオルをさらに2つ折りにする
  4. 輪になっている部分からホットタオルの半分くらいの位置までポットの熱湯を少しずつ垂らす
  5. 2つ折りを開いて目に当てる

私のホットタオルは、最後の仕上げ部分がオススメですので、一度実践してみて下さい。丁度閉じたまぶたをおおうあたりが、とてもホットになっているタオルになります。

最初は熱いと感じるタオルのアイマスクも、まぶたの上にのせておくと少しずつ体温に近づいてきて15分以上たつと体温よりぬるくなっています。

このタイミングでリラックスを実感できるので、効果的なホットアイマスクだと思います。

私は副交感神経とおしゃべりしてみたことはないのですが、このホットタオルを毎晩実施するようになってから、イヤな夢を見た記憶がありません。

あなたも、あなた独自のホットアイマスクを準備して、ハッピーな眠りに入って下さいね。

3つ目はカフェインの摂取を控えることです。

カフェインは中枢神経を興奮させてしまうため、副交感神経優位の状態を作りにくくしてしまいます。

ですから、コーヒー、緑茶、紅茶などの過剰摂取を避け、夕方以降はハーブティーなどのノンカフェイン飲料にして頂くことをお勧めいたします。

4つ目はアルコール摂取をひかえることです。

お酒を飲んでリラックスし、眠気におそわれて眠ってしまったという体験をお持ちの方もおいでだと思います。

確かにアルコールには、リラックスさせる効果があるのですが、アルコールが良い夢をもたらすとは考えない方が無難です。

アルコールは摂取後約3時間程度でアセトアルデヒドという毒素を作り出し、交感神経が刺激され、おかしなタイミングで目覚めるからです。

丁度忘れたい記憶を脳が整理していて、それを夢としてみているタイミングで目覚めてしまうと「イヤな夢をみたな。」という記憶が残ってしまいますね。

またアルコールには依存性があります。リラックスして熟睡しようと思って飲んでいるうちに、飲酒量が増えていきます。

飲酒量が増えると、肝臓や心臓に負担がかかるばかりでなく、深刻な病のタネになってしまいます。

酒は百薬の長などと古くから言われてきたので、意外に感じる方もおいでかもしれませんが、良い夢をみるのに、アルコールが必要ないのは明らかです。

5つ目は空間や寝具などの寝室環境を整えることです。

ベッドに入ってすぐの時間帯は神経が敏感になっているので、寝室環境を完全リラックスモードになるよう整えておきましょう。

あなたは、午後あんなに眠かったのにベッドに横たわったとたん、なんだか目がさえてしまったという体験はありませんか。

この、横たわると目がさえるというのも、人間の正常な反応なのです。

ヒトが起きて活動していくうちに、睡眠圧が高まって体中が眠りを欲することはお伝えしましたね。

けれども、横たわって眠ってよい態勢になったとたん、神経系は翌朝めざめる準備も始めているのです。

それで「自分で自覚しているほど眠くはないのかな。」と錯覚してしまうのですが、本当にリラックスできる寝室で目を閉じていれば自然と良いねむりがやってきます。

嗅覚、聴覚、視覚、触覚が敏感なこの時間帯は、寝室を暗くしてアロマなどで快適な香りにととのえるのも大切ですが、見落としがちなのが聴覚、触覚への刺激です。

ヒトが眠ろうとしているとき、もっともさまたげになるのが、理論的に組み立てねばならない状況をもちこまれるということです。

例えばヒソヒソ声で静かな会話でも、他者の会話というのは気にかかってしまい、アレコレ考えてしまうので眠りを妨げます。

会話や物音が耳に入らない環境を整えて眠りにつくことにしましょう。

そして触覚も重要なポイントです。眠りと枕の関係を真剣に考える方が多いのに比べ、マットレスとの相性を考える方は少ないようです。

睡眠中の寝返りが、実は快適な睡眠にとって大切だとよくききますね。マットレスの質によっては、身体にとって不愉快な寝返りになることもあるのです。

十人十色といわれるとおり、あなたにとって相性の良いマットレスは、ほかのだれかにとって快適なマットレスと違うかもしれません。

けれども、私が買ってみてよかったと実感しているマットレスをご紹介しておきますので参考になれば幸いです。

寝ている間に身体に負担をかけずに寝返りをうつには、自分にあったマットレスで寝る必要があります。

楽天ランキングで1位を取ったマットレスは、ベッド専門店が作った多くの人が快適に眠ることができるように作られています。

このマットレスで寝た翌日から、朝の目覚めが変わりますよ。

夢を見ると疲れるから寝たくないという場合の解消法

色々やってみたけれど、やっぱり夢をみると疲れるから夜が来るのがイヤ、寝たくないという場合もあるかもしれませんね。

そのような場合、あなたがひとりで抱えきれないほどの心のストレスがあったり、ストレスからくる悪夢障害や肉体的な疾患を抱えていたりする可能性があります。

ストレスからくる悪夢障害や、肉体的な疾患を改善するためには、適切な治療を受ける必要があります。

悪夢障害は、単に毎日が過酷なばかりでなく、様々な病気のサインであることも多いので、それについてもお伝えしておこうと思います。

起きている時のフラッシュバックとイヤな夢は同じ

イヤな体験をしたことがもとで、眠っている時にイヤな夢をみて「夢は疲れるからみたくないな。」という感想を抱いている方は多いですね。

けれどももし、日常生活が困難になるほど悪夢に振り回されているようでしたら、もうあなたひとりでは、かかえきれないかもしれません。

そういった「悪夢障害」という状況にあるのでしたら、専門医への受診を検討すると良いでしょう。

心の病にかかっている方の多くが極端につらい思いをした経験が過去にあり、その経験によって心がひどく傷ついているということが多いようです。

心の病にかかっていると、日常的にフラッシュバックに悩まされるということもよく耳にしますね。

肉体的、精神的に衝撃的な印象と共に体験したことが、本人の意思とは無関係に鮮やかによみがえり、その時の激しい感情までよみがえってしまうのが、フラッシュバックです。

このフラッシュバックが眠っている時に起こると、悪夢になるわけです。

悪夢をみるのは不愉快なことで誰しも避けたいのは当然ですが、それ以上に悪夢をみることで日常生活に影響が出てしまいます。

悪夢によってたびたび目が覚め、もう一度眠ろうとしても寝付くことができず、睡眠不足になってしまったり寝ることそのものが怖くなったりもします。

このように、睡眠不足によって起きている時のパフォーマンス力が下がったり、眠るという当たり前のことに恐怖を感じたりするのが悪夢障害です。

悪夢障害は、うつ病、PTSDなどの心の病のサインであったり、自律神経失調症など神経系疾患のサインであったりもするので軽視できません。

悪夢障害の自覚がある場合、そのことが示している背後の病について真剣に考える必要があると思われます。

また、悪夢障害の大きな特徴は、悪夢障害の診断基準があくまでも当人にとって厳しい状況なのかどうか、ということです。

つまり、悪夢をたびたびみてもあまり気にならず、そのうち見なくなるだろうと思えるなら、全く心配はいりません。

けれども「悪夢障害なのではないか。」という自覚があって寝るのがこわいという場合は、早く専門医に受診することを考えるのがよいかもしれません。

心の病も神経系疾患も、肉体的疾患同様、ひどくならないうちに早目に受診して治療を開始する方が治りやすいですからね。

夢を見ると疲れるから夜寝たくないというのは脳のSOS

イヤな夢をみて疲れるから夜寝たくないというのが、心や神経の病の可能性をアナウンスしているかもしれないことは、すでにお伝えしました。

心や神経系の病以外にも、悪夢から肉体的疾患の発覚に至った例も多いのです。

というのも、起きているときには、こなさなければならないことに夢中で、肉体の不調部分に気づこうとさせない抑制力が働くのがヒトというものだからです。

眠ってリラックスしたことでこの抑制力が弱まり、肉体の不調部分が素直に現れたところを脳が見逃さず夢として見せるということがあるのです。

実際に、夢に気付かされて受診したところ、脳腫瘍や肺がんなどの深刻な疾患であることがわかり早期治療で命が助かったという報告は多いといいます。

夢は自分の脳が作り出すものだからこそ、自分自身についての情報を伝えてくれているとお分かりいただけましたか。

イヤな夢をみたくないと思ったとき、その背後にかくれているものをみつけだして、本当に幸せを感じる毎日を作り出すヒントにして頂けたら幸いです。

まとめ

  • 夢を見て疲れるから見たくないという体験は珍しくない
  • 緊急性・危険度が高い事柄や今後の為に覚えておきたい嬉しい体験を脳が整理するために見るのが夢
  • 疲れる夢を見ないためには眠る環境を整えたり、副交感神経を優位にする
  • 副交感神経を優位にするには、ポジティブな気持ちでベッドに入る、カフェインの摂取を控えるなどの方法がある
  • 悪夢障害となっている場合は、専門医の受診が必要
  • 疲れる夢を見るときは心や神経系、肉体的な病を抱えていることもある

さて、夢をみると疲れるから見たくない、というお悩みの解決策が伝わりましたでしょうか。

疲れる夢を見たくないのは当然ですが、私達へのサインととらえると、今後の考え方もちょっと変わってくるかもしれません。

対策を試してみたり、受診によって病を治すことが出来たりすれば、見たくない夢でつかれることも殆どなくなりますね。

そんなハッピーな毎日を、あなたが送ってくださることをお祈りしております。

夢をみて疲れるという状況を変えるには、まず寝るときの環境を整えることが重要です。

寝るときに体の大部分が接しているマットレスは、快適な眠りを作り出すうえで、とても重要な寝具です。

マットレスを変えることで、朝から元気になることで、日中の過ごし方も大きく変わるかもしれませんよ。

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