大型免許を持っているっていうだけでかっこいいと思うのは私だけでしょうか?大型免許を取るのは普通免許に比べるとかなり難しいと私の祖父から聞いたことがあります。
トラックの運転手というのはほとんどの男性は憧れていることと思います。聞いたところによると運転するのが好き、車が好きな人にトラックの運転手が多いんだとか。本当かな…
最近よく聞くのはトラックのドライバー不足。運転の技術も高いしかっこいいのに、最近ではトラックのドライバーを目指す若者が少ないんだとか。
若者には少ないけれど、トラックの運転手を目指している人(30~40代)の男性はたくさん居ます。そんな人は、大型トラックの難易度や取得方法はどういったものか、その費用など気になることはたくさんありますよね?
祖父はデコトラ伝説(分かる人には分かるトラックを改造したりするゲーム)が好きでして…このゲームで歌が何曲かかかるのですがいい歌ですよね!
そんな車が大好きな祖父が大型免許を持っているので、その取得方法について聞いてみました。何十年も前の話にはなりますが参考にしていただけたらなと思います。
目次
大型トラック免許の難易度と取得方法

道でトラックの運転手さんを見た時に思ったことがありまして、運転の技術が高すぎる!そう感じたのは曲がり角を曲がる時です。
これ絶対当たる!と思って目をつぶってもギリギリで信号待ちをしている私の車の横を通り過ぎるのですが…かっこいい!女性でもトラックの運転手さんになりたいと憧れました。
と、その時に思ったのが普通免許だって一回で取れたし、大型も取れるんじゃないかと。そもそも女性は取れるの?頭の中で戦っていましたが気になったので調べてみました。
トラック免許の難易度
大型免許は皆さんが想像する通り、免許を取得するのは難しいようです。日本の運転免許の中でも上位免許のようで、免許取得には多くの時間が必要なので挫折してしまう人が多い。
教習所に通って大型免許を取得しなければいけないようです。
それには時間と費用もかかりますが、通っても免許を取得できないなんて事はありません。普通免許の時もそうでしたが、筆記や実技の試験に合格できれば取得可能です。
ただ普通自動車の何倍もあるトラックを運転するとなると「自分には出来ないのでは」という不安もあったりするかもしれませんが普通に通い、勉強しながら運転もする。そうすれば取得できると祖父は言います。
最近では女性のトラックドライバーも増えています。昔では女性のドライバーなんて考えられないでしょう。私も女性は働けないと思っていましたが今は男性も女性も特に関係ないのですね…。
トラック免許の取得方法その①:教習所
先ほども言いましたが免許を取る一番の近道は、教習所に通う事です。これが一番手っ取り早い方法のようです。ただ教習所に通うという事はその分時間と費用を費やすためこの条件に当てはまらないとまず免許取得の可能性は低いでしょう。
- 教習所に通う時間がある人
- 教習所に通うお金がある
という事が必須です。その時にかかる費用なども詳しく説明します。
トラック免許の取得方法その②:独学
教習所に通えない人は独学で勉強して試験に挑む方法もありますが技能試験でなんとか仮免許をとれたとしても本免許の技能試験が難しいようです。
そして免許センターコースなどの練習場は実際にトラックに乗って運転できますが、その場でレンタルするか持ち込みかを決めます。
ただレンタカー費や練習する場所の確保など結構手間がかかりますし、この取得方法では時間もかかってしまい有力ではありませんね。
運転免許センターコースで練習はできるがもちろん無料ではないので、その時にかかる条件や費用なども詳しく説明します。
大型トラック免許の取得に向けての条件と費用
どちらにしても時間も費用もかかります。ただ独学よりも教習所に通う方が免許取得の合格率は高いと言えます。
大型免許を取るのは決して楽ではないと思いますが実際に試験を受けた祖父は「ちゃんと通って勉強したら取れた」と言っていましたのでお金を貯めて通う事をおすすめします。
大型トラック免許:教習所に通う方法
教習所の入校条件は地域によって異なる場合がありますので事前に確認しておきましょう。入校の費用もだいたいの相場ですので必ずしもこの金額ではありません。
大型トラック免許:独学方法
トラック以外の大型免許の種類
すでに知っている人も多いかと思いますが知らない人に大型免許の種類を紹介します。
大型自動車第一種免許
よく見かけるトラックやトレーラーなどは全て大型自動車第一種免許で運転することが可能です。
- 大型自動車
- 中型自動車
- 準中型自動車
- 小型特殊自動車
- 原動機付自転車(原付)
- 普通自動車
大型自動車第二種免許
第一種免許との違いは、お客さんを乗せて走行できるかどうかです。大型二種免許の場合、路線バスや旅客運送用の大型自動車を運転することが可能です。
ですが技能試験の合格率はわずか10%(10人に1人)ほどしかいません。その理由は乗客の命を預かるという大きな責任を求められるからです。なのでこの免許は一種よりも上位な免許と考えられています。
大型トラック免許を取った祖父の理由
ドライバーには運転の技術もいるし、長距離ドライバーだとなかなか家にも帰れないし一言で表せないほど大変だったようですが、
そんな祖父は体を悪くしてトラックのドライバー退職しましたが「この仕事で苦労して良かった」と言っていました。それはなぜか。
大型トラックのドライバー:給料が高い
いろんな仕事がある中でどうしてトラックの免許を取ったのか、気になりますよね?それは「トラックの運転手になると給料が高い」そうです。
もともとは高校を卒業してごく普通の会社員だったようですが車を運転するのが好きなので、家族を養っていくのにドライバーになって稼ぐことを決めたのだとか。
子供が二人(父と父の姉)できてからは、育児は完全に祖母にまかせっきりだったようです。
2017年 項目 | 男 | 女 | 合計 |
---|---|---|---|
平均年齢 | 47.8歳 | 44.3歳 | 47.8歳 |
勤続年数 | 11.4年 | 5.2年 | 11.2年 |
労働時間 | 178時間 | 177時間 | 178時間 |
超過実労働時間 | 39時間 | 40時間 | 39時間 |
平均月収 | 35万4200円 | 31万1000円 | 35万3200円 |
平均賞与(ボーナス) | 30万5300円 | 14万4100円 | 30万1500円 |
平均年収 | 455万5700円 | 387万6100円 | 453万9900円 |
引用:厚生労働省
今はなかなか大型免許を取得しようとする人が少ないようで、どこもかしこもドライバー不足なのだそう。給料が高いことに加えて学歴も関係なく、大型の免許を持っていればいいみたいです。
女性の給料は男性よりも100万円ほど年収の差があるところも少なくはないようです。
してる内容は同じなのにどうして給料が違うのだろう…と聞いてみたところ「出産や産休など時短勤務をする女性が多いから」だそうです。
地域によっては男性と同じくらい給料をもらう女性もいるようで、もういっそのこと給料を統一したらいいのになと思う反面、力のいる仕事だと確かに男性の方が苦労するので男性の給料の方が高くしているのも分かる気がします。
大型トラックのドライバー:乗れる車種
大型の免許を持っていれば乗れる車はトラックだけではありません。他にもこんなものがあります。
があります。先程も言った通りこうした大型のドライバーは長距離の運転が多いので大型の免許を取らない人も多い為、人員不足がどこも深刻化しているのが現状です。
そのため、大型のドライバーの給料が高いのも人員不足が関係しています。長距離で、しかも大型の免許取るのも苦労するし、その上給料が安いとなると更に人が減る気がしますね…
そうならないために給料だけは他よりも高いのも納得がいきますね。
大型トラックドライバーにおすすめの免許・資格
大型免許を取得した際に、下記の資格や免許も必ず仕事で役に立つので是非参考に。
免許・資格名 | 概要 |
牽引免許 | 車両総重量が750㎏を超える車が対象の免許 |
大型特殊免許 | 大型特殊自動車(クレーン車、ショベルカーなど)を公道で運転するための免許 |
フォークリフト運転技能講習 | フォークリフトは二種類(最大積載量1トン未満か1トン以上)の運転ができる |
車両系建設機械運転技能講習 | ブルドーザーなど機体質量3トン以上の建設機械を運転できる |
小型移動式クレーン技能講習 | つり上げ荷量5トン未満の移動式クレーンを運転できる |
玉掛け技能講習 | 荷物をワイヤーやロープでつり上げクレーンにフックを掛ける作業 |
高所作業車運転技能講習 | 10m以上の高所で作業する機械を運転できる |
危険物取扱者 | 一定数量の危険物の取扱や点検、保安の監督を行う |
大型トラックの免許だけでなくこういった資格や免許も取得するとより仕事の幅が広がり給料も高額なものとなります。ですがそれと同時に危険が伴いますので、こういった免許や資格を取った場合には十分に気を付けましょう。
資格を何も持っていないのと少しでも多く持っているのとでは優遇が全然違いますので、大型免許をい取ったらこうした免許も取得することを視野に入れましょう。
学歴ももちろん必要かもしれませんが、資格や免許を一つでも多く持っていれば何かは役に立ちます。
大型トラック免許を取ることのメリット・デメリット
大型免許を取得するにあたってもちろん給料が上がるなどのメリットばかりではなく、デメリットももちろんあります。それを三つずつまとめるとこのようになります。
大型トラック免許:メリット
- 長距離のドライバーになると、もらえる給料が高い
- 人員不足なので大型免許を取得しているドライバーはほとんど雇ってもらえる
- 大型を取得しているだけで色々な乗り物が乗れる(普通免許では乗れる車が限られている)
大型トラック免許:デメリット
- 免許の取得には時間がかかる・費用がかかる
- 短距離ドライバーは募集が少なく長距離を募集するところが多いので家族との時間があまり取れない
- 独身なら教習所に通うことも長距離のドライバーでも可能だけど、家族がいると家族の協力を得なければ取得することは難しい
まとめ

- 大型トラックなどのドライバーの免許は難しいが費用と時間さえあれば取得することができる
- その方法としては教習所に通うか独学で勉強する方法があるが教習所に通う方が最も免許取得に近い
- 大型免許には大型自動車第一種免許と第二種免許があるがその違いはお客さんを乗せて走行できるかどうかの違いがある
- 路線バス、旅客運送用の大型自動車以外は全て第一種免許で運転可能
- 大型ドライバーは高い運転技術必要で、長距離の仕事が増えているが給料は高いのと乗れる車種が多くある。
- 大型免許に加えて資格なども取得すると更に仕事の幅が広がる
大型トラックなどの免許を取得するのはかなり難しいけど、諦めなければ取得の可能性はあります。勉強が難しいから諦める、女性だから諦める。とそんな事は言い訳にしかすぎません。
自分がしたいと思う事は最後まで諦めない事が重要、と祖父は言います。
免許を取る費用がない、家庭があり教習所に通う時間がない。などの理由となれば言い訳ではなく、諦めなければならない事も必要かもしれませんが、家族の協力がなければ教習所に通うことは難しいです。
トラックのドライバーや機械の操縦など命に係わるような危険な仕事なので、事故やケガをしないように十分すぎるくらいに注意してください。
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