あなたは友達をどのように呼んでいますか?オーソドックスに”名前+ちゃん”や、その呼び名どこから来たの?というような一風変わったものなど様々ありますよね。
ではもう一つ質問です。いつから相手をそのように呼んでいますか?覚えていないけど親しくなったタイミングという方、多いでしょう。
はじめは”苗字+さん”で呼んでいたのに呼び名が変わるということは、相手との距離が縮んだことを表す1つのサインです。
○○さんが○○ちゃんになっただけで、親しい度合いがグッと上がった気がしますよね!
しかしその呼び名を変える方法やタイミング、迷いませんか?
いつまでもさん付けで呼ぶのはよそよそしいけど、突然別の呼び名に変えて相手にえっ?と思われたくないですよね。
そこで、友達の呼び名を変えるのに適した方法とその理由をご紹介します。
目次
友達の呼び名を変えるのは提案して相手が承諾してから
友達とそこそこ親しくなった時など、呼び名を変えたいなぁと思いますよね。
友達の呼び名を変える一番手っ取り早い方法は自分からこう呼びたいと提案することです。

このように聞いてみます。そして相手がもちろんいいよ!と承諾してくれたら次のタイミングから新しい呼び名で呼びましょう。
もちろん会話の流れや自然なタイミングで変わることもありますが、後から”そういえば○○って呼んで大丈夫だよね!?”と確認した方が良いでしょう。
自然な流れで呼び名が変わればいちいち確認しなくたって良いのでは?と思うかもしれません。しかし、相手の承諾を得るのは次の理由からとても大切なことなのです。
友達の新しい呼び名の承諾を得る理由

なぜ、新しい呼び名で呼ぶのに相手の承諾がいるのか?
呼び名は、相手との関係によっては毎日使われるものです。
そしてどう呼ばれるかはとても重要で、相手との信頼関係を左右する一因にもなりかねません。
相手の価値観が自身の価値観と一緒とは限らない
自分のなかではとても素敵で最高だと思っているものを相手に勧めても反応がイマイチ…ということありますよね?
人にはそれぞれに価値観があり、何を良いと思うか・素敵だと思うかは一人一人異なります。
自分は可愛いと思って付けたあだ名が相手を不快にさせてしまう…充分あり得ることです。
自分が良いと思った呼び名が、”それどういうつもりなの?”と相手の反感を買ってしまうこともあります。
私も名前とは全く関係ない呼び名で突然呼ばれたとき、少し戸惑った覚えがあります。
その時は相手から理由を聞いて、あぁそれのことか~と納得しましたが、聞かなければずっともやもやしていたかもしれません。
もし、少し変わった呼び名を提案するときは、なぜその呼び名を思いついたのか『理由』を添えると要らぬ誤解を防ぐことができるかもしれません。
呼び名を変える説明をすることが面倒

呼び名はいったん変わると、その後相手と過ごすときはその呼び名でずっと呼ばれることになります。
もしそれが気に入らないものであったら、あなたはどうしますか?
別の言い方に変えてほしい!とはっきり言える性格や相手との関係であればよいのですが、そもそも『こう呼んでほしい』って言いにくいと思いませんか?
私ならば、少々んっ?と思っても流してしまいます。別の言い方に変えてほしいと切り出す労力に比べたら我慢する方が楽だからです。
変えてと言われた側は、なぜ変えてほしいのか理由が気になるでしょう。
実は昔いじめられていた時のあだ名だった、親族だけで使う呼び名であるなど、様々な事情や背景があります。
このように呼び名を変える説明をしなければならないと思うとやはり言い出しにくいものです。
その点、最初に○○って呼んでいい?と確認されたタイミングであれば、大した説明をしなくてもこう呼んでほしいということができます。
相手に我慢させるような人間関係はあまり長続きしません。相手に気を使わせない思いやりが大切ですね。
相手が既婚者または交際相手がいる場合は要注意

相手が異性かつ夫や妻のいる既婚者または交際相手がいる場合、いくら親しい友達でも呼び名には気を使った方がよさそうです。
とくに相手の配偶者や交際相手と一緒にいる場合は、逆に距離を取って”苗字+さん”で呼ぶことで相手をはらはらさせずに済むでしょう。
そんな細かいこと気にしない!のは相手が決めることです。相手の大切な人たちに気を使うことは、その相手を大切にしていることにもなりますよ。
友達の呼び名の決め方は大きく3パターン!?

呼び名を変えるには相手の承諾が必要と説明してきましたが、そもそも何て呼ぼうか思いつかない!という方、友達の呼び名の決め方をご紹介します。
以下を参考に、素敵な呼び名を考えてみてくださいね。
苗字や名前+”ちゃん”や”くん”
これが1番オーソドックスなパターンではないでしょうか?そして一番ハードルが低いと思います!
さん付けよりも少し打ち解けた気がしますよね?!さらに苗字や名前の短縮に”ちゃん”や”くん”をつけるとさらにフランクな印象になります。
山田さん→山ちゃん、岡田さん→岡ちゃん、はなこさん→はなちゃん など
そしてこのパターンは他の人からも呼ばれている可能性が高いです。
もし誰かからそのように呼ばれているのを聞いたら、私も同じように呼んでいいかな?と訊ねてみましょう。
苗字または名前を呼び捨て

先ほどよりは少しハードルが上がりますが、ちゃん付けやくん付けをくすぐったく思う人は結構います!
呼び捨ては男性同士だけでなく、女性同士でも使いますよね。私も1番仲の良い友人は呼び捨てにしています。
また、今までちゃん付けで呼んでいたけど何だかよそよそしいかな…確かに呼び捨ての間柄の方が親しい感じはアップすると思います。
ただ、いきなり呼び捨てにされると相手はびっくりしてしまうので、やはり呼んでいいかどうか確認してからにしましょう。
相手に似ているキャラクターや芸能人を使う
悪意がないことがもちろん前提ですが、相手の特徴をとらえた呼び名は相手が気に入っているものであれば喜ばれることもあります。
小さくて可愛い感じの女の子をリスのキャラクター名で呼んだり、がたいの良い男性をマッチョな芸能人の名前をもじったりといった具合です。
あくまでも確認を取ったうえで、相手が気に入っている部分を表す呼び名にしましょう。
相手も褒められているとわかっていれば悪い気もしないでしょう。
友達の呼び名は英語では何というのか

友達の呼び名について日本人同士を想定してご紹介してきましたが、外国人の場合はどうなのでしょうか?
そもそも外国人(英語圏)の友達の呼び名は何というのか、気になりますよね?
そこで友達の呼び名、英語では何というのかや呼び名にまつわる事情についてご紹介します。
日本と同じく名前をもじって呼ぶ
日本の呼び方と同様、親しみを込めて名前をもじった呼び方があるようです。
たとえば有名なものだとクリストファー→クリス、マイケル→マイク、ベンジャミン→ベン、エリザベス→ベスなどがあります。
日本でいう、けんたろう→けん のようなものみたいですね。
ただし日本と異なるのは、親密度などで、もう1段階呼び方が変化するものがあることです。
先ほど紹介したエリザベスですが、エリザベス→ベス→ベティに変化します。
ほかにもロバート→ロブ→ボブ、ウィリアム→ウィル→ビルなどがありますよ。
本名と全然違うじゃない!と日本人にとっては不思議に思いますよね。
名前によってどのように変化するかはある程度決まっているものが多いので、外国人のお友達ができたら調べてみましょう。
誰が誰に向かって言っているのかが重要

また、名前を使ったニックネームだけでなく”ベイビー”や”ハニー”などの表現も友達同士の間で使います。
男性に向けた表現だと”Bro(ブロ)”や”Dude(デュード)”などを使います。
また、女性に向けた表現ですと”Dear(ディア)”や”Honey(ハニー)”、女性同士では”Baby(ベイビー)”を使う人もいるようです。
ただし、同じ英語圏でも国によっては使用しない表現も。
たとえばオーストラリア人は”Mate(メイト/マイト)”を使うそうですが、アメリカ人はこの表現をほとんど使用しないようです。
このように、相手がどの国・どの地域の出身なのか、どのような環境で育ってきたのか、また何を信じているのかによって使い慣れている表現が異なります。
国境を超えると相手の価値観を理解するために多くのことを知る必要があります。
相手のことや使おうとしている表現の本当の意味などがわからないうちは名前で呼ぶ方が無難です。
親しくなり、上記のような呼び名を使いたい場合は、相手の周りの人がどんな風に呼んでいるのかを確認したり、このように呼んでいいか直接相手に訊ねてみましょう。
まとめ

- 友達の呼び名は、相手に新しい呼び名を提案しそれを承諾してもらってから変えた方が相手を不快にさせない。
- 自分と相手の価値観は異なり、自分は良いと思っていても相手を不快させる可能性がある。またたとえ呼び名が気に入らなくてもそれを嫌と伝えるのはなかなか難しい。
- 特に相手に配偶者や交際相手がいる場合、呼び名には気をつけたほうがよい
- 呼び名の基本的な決め方は苗字や名前にちゃんや君を付ける。相手が許せば、相手の気に入っている特徴をキャラクターや芸能人の名前をもじる方法もある。
- 英語でも名前をもじった呼び方や表現がある。ただし表現については相手の国や生活スタイル等でなじまないものもあるので相手に確認してから使った方が良い。
友達の呼び名を、相手を不快にさせずに変える方法を紹介してきました。
いくら仲良くなったといえど、相手は他人であり自分とは異なる1人の人間であることを忘れないようにしましょう。
つまり、親しき仲にも礼儀ありということです。
相手と自分、似ているところは共有し合い、異なるところはそれぞれ認めてお互いの関係を深めていきたいですよね。
特に国籍が異なれば、育ってきた環境や信じるものが異なるので苦労することもあるでしょう。
それでもどんな相手でもその人を思いやる気持ちがあれば、いつかその壁を乗り越えられるはずです。
良い人間関係は、あなたの人生を更に良いものにしてくれることでしょう。