「ところざわサクラタウン」は、埼玉県所沢市の所沢浄化センター跡地に建設中の文化複合施設。
出版会社であり、メディア産業でもある株式会社KADOKAWAと所沢市との一大プロジェクトです!
みどり・文化・産業が調和したまちづくりの拠点として誕生。
KADOKAWAのアニメやゲーム、書籍などのコンテンツを様々な形で体験、楽しめる施設として今注目を集めています。
今年の6月6日に一部プレオープン、7月1日に開業予定です。
ところざわサクラタウンはショッピングモールとは違うの?学童施設もあるって本当?
子供も大きくなってきたし、働きたいけど子供だけで家に残しておくのは不安、という方もいますよね。
こちらでは興味をお持ちのアナタのために、色々ご紹介しちゃいます!
目次
ところざわサクラタウンのテナントは一味違う!

こちらがところざわサクラタウンの全体図。約4万㎡という広さです!
構成する施設をご紹介すると、大まかに10つあります。
- 角川武蔵野ミュージアム
- EJアニメミュージアム
- ダ・ヴィンチストア(書店)
- ジャパンパビリオン(イベントホール)
- 千人テラス&中央広場
- EJアニメホテル
- 武蔵野坐令和神社(むさしのにますうるわしきやまとのみやしろ)
- 所沢キャンパス(オフィス)
- 書籍製造・物流工場
- ショップ&レストラン
どんな施設なのか、名前を聞いただけでも気になりませんか?ミュージアムにホテル、神社までありますよ!
特に注目すべきは角川武蔵野ミュージアム!こちらは美術館や図書館、博物館がミックスした施設になっています。
設計は、新国立競技場の設計に携わった建築家の隈研吾さんが手がけていて、地上5階建てです。
新国立競技場が「木」に対して、角川武蔵野ミュージアムは「石」を建築素材の中心にしているのだそうです。
確かに外観は大きな岩のようになっていて、存在感たっぷり。
ショップ&レストランも充実。現在決まっている店舗だけでもこのようになっています。
JOY SOUND |
JOY SOUND直営店舗。様々なメディアとのコラボ企画を実施予定 |
武蔵野うどんとクラフトビール |
武蔵のうどんとクラフトビールを醸造・提供 |
J:COM |
埼玉のPRやイベントに合わせたコンテンツの放送・配信 |
タリーズコーヒー |
タリーズコーヒー店舗 |
武蔵利休 |
和カフェ |
角川食堂 |
地元の新鮮な食材を使ったレストラン |
これから新しい店舗がどんどん決まっていくようですので、楽しみですね!
ところざわサクラタウンの図書館はポップカルチャー満載

図書館と聞くと、児童書、文芸書、洋書、雑誌など、様々なジャンルが置かれているイメージ。
ですが、ところざわサクラタウンの図書館はKADOKAWAならではの品揃え!
角川武蔵野ミュージアムの1階と2階には、漫画・ライトノベルの図書館ができるんです。
KADOKAWAと他出版社刊行のものも含めて、約5万冊を収蔵。
1階には絵本や児童書、2階には漫画やライトノベルの作品が並びます。
私はすごく行ってみたいです!なんなら宿泊先はここのホテルでいいんじゃないでしょうか?
好きな漫画を全巻読破!とかしてみたいかも。
ちなみにEJアニメホテルは33室あるようです。
イベントへの参加目的で宿泊する人もいるんじゃないかと考えると、部屋数が若干少ないのかもしれませんね。
アニメのみならず、映画や特撮、アイドルなどを演出する部屋作りになっています。
EJ=Entertainment Japan(エンターテインメントジャパン)の名前を冠したとおり、宿泊すれば他では味わえない体験が出来そう。
壁一面の本棚が出現!これも図書館?
角川武蔵野ミュージアムには、他にも象徴となる場所があります。
4階&5階は吹き抜けになっていて、壁一面が高さ8mもある本棚で囲まれているんです。
これは実際に見たら圧巻でしょうね~!
ここは「本棚劇場」と名付けられていて、KADOKAWAの刊行本の他に文芸書や個人の蔵書がぎっしりと収められています。
本好きなら1日中ここにいても飽きないくらいの品揃えですが、なぜ図書館ではなく「劇場」?
それは、この本棚をスクリーンにしてプロジェクションマッピングを投影させるからなのです。
本棚に投影させるってそんなのアリ?バーチャル技術が訳わからない次元になってます。
実際にどんな映像を投影させるかはまだ分かりませんが、こちらも驚きと感動の体験が出来そうですね。
ところざわサクラタウンに映画館ってあるの?

ところざわサクラタウンはKADOKAWAが手がけているアニメやゲームなどを楽しめるコンテンツがたくさん用意されています。
だったら「映画館とかもあるんじゃない?」と思ったのですが、私の想像をさらに超えていました。
それは「ジャパンパビリオン」!全体図の真ん中あたりにある施設ですね。
こちらは映画上映だけでなく、ライブコンサートや2.5次元ミュージカル、eスポーツ大会まで開催できるイベントホールなんです。
ホールは1800人収容の「ホールA」と、シアター形式で座席のある200名収容の「ホールB」で構成されています。
ちなみにジャパンパビリオンでのイベントに応じたグッズはダ・ヴィンチストアにて販売されます。
イベントの高揚感そのままにパンフレットやグッズ選びに行けますね!
なお、ところざわサクラタウン周辺にも映画館はいくつかあるので、そちらで映画を楽しんでも良いかも。
サクラタウンには学童保育も開設

学童施設も2020年7月1日にオープン予定です。児童クラブとも言いますね。
開設場所は1階南西部の見通しの良いスペースで冷暖房完備。快適に過ごせそう!
お子さんが小学生の方には嬉しい内容ですね。
対象児童
|
和田小学校(所沢市東所沢和田1-39) |
定員数 |
約40名(状況により変動あり) |
料金 |
保育料・障害保険料の他、随時HPにて掲載 |
入退室をお知らせするメールサービスもあるので、お迎えの際などにちょうどいいですよね。
申し込みと問い合わせについて
入所の申し込みを現在受付中ですが、申し込みは郵送のみとなっています。申し込みに必要な書類はこちら。
- 所沢市立児童館生活クラブ入所申込書
- 児童状況書
- 自宅案内図
- 勤労等を証明する書類
勤労等を証明する書類以外のものは所沢市のホームページからダウンロード出来るので、探してみてくださいね。
お問い合わせはメールでも対応可能ですので、申し込みや問い合わせは下記へどうぞ。
〒102-8177
千代田区富士見2-13-3 株式会社KADOKAWA
ダイバーシティ推進課 サクラタウン児童クラブ係
メールアドレス:sakuratown-kids@ml.kadokawa.jp
申し込み期間は終了していますが、受付は可能です。
若干人数に余裕があるようですので、検討されている方はまず問い合わせしてみましょう!
ところざわサクラタウンについて2Chでの反応は…

今年の7月1日にオープン予定のところざわサクラタウン。
ですが2ch(現在は5ch)のコメントを覗いてみると様々な懸念もあるようです。
KADOKAWAの本社移転計画について
まず言われているのがKADOKAWAの移転計画について。
ところざわサクラタウンは株式会社KADOKAWAと埼玉県所沢市との共同プロジェクトです。
もともとKADOKAWAの倉庫を老朽化のために建て替える必要があり、その際にこの所沢の土地を見つけたそうです。
先の全体図を見てもらうと分かるのですが、所沢キャンパス(オフィスタウン)と書籍製造・物流工場が併設されています。
KADOKAWAの構想としては、このオフィスに本社機能の半分くらいを移動させるとのこと。
埼玉県所沢市というと西武線が通り、街中にも西武グループのお店が多いというイメージがあります。
ですが建設地の東所沢は西武線沿線ではなく、JR武蔵野線の東所沢駅が最寄になります。
西武線所沢駅からでもバスに乗れば可能ですが、20分ほどかかってしまうのです。
これが都心から通うには交通の便が悪いという声が上がっています。
確かに、今まで東京都千代田区にあった本社へ通勤していた方で困ってしまう方も出てくるのではないでしょうか?
それを見越してか、編集者への在宅勤務も推奨されていますがこちらにも疑問の声が上がっています。
確かに社内スペースも取らなくても良くなるし、作業はリラックスした環境でできます。
けれど編集者は作家さんや関係者と直接会って話すからこそ感応しあい、良いアイデアも生まれるのではないか?という意見があるのです。
私はこの意見を読んだときに、書籍に携わる方々のアツい情熱を感じましたよ!
こういった様々な意見も取り入れて、より良く発展していってほしいですね。
消費者には嬉しいPOD(プリントオンデマンド)
製造、物流工場が併設されていることで生まれるメリットもあるんですよ。
POD(プリントオンデマンド)とは少数の印刷物を必要に応じて印刷するサービスのこと。
プリンターのような要領でデータを出力することによって、リーズナブルに早く印刷できるんです。
製造・物流工場においてはそのデジタル印刷機を投入。1冊からでも印刷・製本を可能にできるんですって。
直接出荷できるような体制を作って、スピーディに注文者の自宅に届けることができるとのことです。
日本では約4割の書籍が売れ残って返品されてしまうんですって。知ってましたか?
最近では電子書籍も多く出ていますが、やっぱり「書物」としての需要もまだまだありますよね。
私もwebサイトで読んで面白かったものは紙書籍で購入したりします。
この方法により、そのロスを軽減できるという狙いがあるんです。確かに良い方法かも!
まとめ

- ところざわサクラタウンはKADOKAWAと所沢市が共同で手掛けたプロジェクト。様々な施設が目白押し!
- 角川武蔵野ミュージアムには漫画・ライトノベル図書館と「本棚劇場」という壁一面の本棚が知的好奇心を刺激してくれる
- ジャパンパビリオンでは映画を含めたポップカルチャー&サブカルチャーのイベントを開催できる。
- ところざわサクラタウンには学童施設もオープン。興味がある方は問い合わせてみるべし。
- ところざわサクラタウンについて2chではKADOKAWA本社の移転問題、社員の働き方改革についての疑問などが上がっている。
- POD(プリントオンデマンド)で消費者からの注文をスピーディに届けることができる、というメリットもある。
ところざわサクラタウンは「虚実入り混じり、まずワンダー(驚き)を提供する」というのがテーマの一つにあります。
アニメやゲーム、映画、特撮ヒーローやアートまで幅広いジャンルとともに、宿泊やショッピングも楽しめる。
さらに神社でのお参りやレストランでのウェディングパーティなども可能!
ところざわサクラタウンはポップカルチャーの新しい発信源となりそう。
そこで働く方々へもまた違った刺激を与えることができるのではないでしょうか?
オープンはもうすぐ!今まで見たこともない施設となりそうで楽しみですね。
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