在宅ワークやオンライン授業が増えてきて、ビデオ通話ツールを利用することが当たり前になってきましたね。
teamsはマイクロソフト社が提供しているツールで、webで使えるブラウザ版とインストールして使うデスクトップ版があります。

「画面共有」という機能はパソコンの画面を共有することができて、文字や会話だけではうまく伝えることができない画面操作や資料を説明するときに大活躍な機能です。
ただしブラウザ版のteamsではチャット時に画面共有はできない仕様となっていて、ビデオ通話でのみ画面共有ができます。
今回はブラウザ版teamsのビデオ通話で画面共有できないときの対処法をご説明していきますよ。
teamsで画面共有ができない時のブラウザ版対処法

ブラウザ版teamsのビデオ通話で画面共有ができない時は3つの原因が考えられます。
- ウイルス対策ソフトの設定が邪魔をしている
- デバイスのスペックが不足している
- インターネット環境の不具合
ブラウザ版teamsではチャット時の画面共有ができないため、デスクトップ版をインストールしてください。
それでは早速、それぞれの対処法を説明していきましょう。
ウイルス対策ソフトの設定が邪魔をしている場合
ウイルス対策ソフトの設定が原因である場合は、ソフトの設定を変更することで対処可能です。
ビジネス用に使用している場合、ウイルス対策ソフトをインストールしてセキュリティ対策をしているのではないでしょうか。
そのウイルス対策ソフトが原因で、通信速度が遅くなってしまい、画面共有が出来なかったり遅くなったりする可能性があります。
私もよくウイルス対策ソフトのせいでパソコンが重くなってしまいイライラしていました…。
実はこれ、必要のない機能のセキュリティを無効にすることで、セキュリティを損なわずに通信速度を速くすることができますよ。
ウイルス対策ソフトをインストールしてから設定を1度も確認していなかった私。見直してみると必要のない機能がわんさかありました。
1度設定を見直してみて、必要のある機能と必要のない機能を確認してみることをオススメします。

まずは、ウイルス対策ソフトを使用している状態での通信速度を調べるために、スピードテストを行いましょう。

次に、使っているウイルス対策ソフトを「一時的に無効」にした状態で、もう一度スピードテストをしてみましょう。
ウイルス対策ソフトを無効にする前よりも通信速度が良くなっていれば、ウイルス対策ソフトが原因の可能性が高いですよ。
デバイスのスペックが不足している場合
デバイスのスペックが不足しているかもと感じたら、まずはOSを最新バージョンにアップデートしましょう。
使っているデバイスのスペックが不足していることが原因で画面共有ができない場合があります。
WindowsとMacそれぞれで必要なスペックをまとめたので参考にしてみてください。
Windows | Mac | |
コンピューターとプロセッサ | 最小速度 1.1 GHz 以上、2コア | インテル Core Duo プロセッサ |
メモリ | 4.0 GB RAM | 4.0 GB RAM |
ハードディスクの空き容量 | 3.0 GB | 1.5 GB |
オペレーティング システム | Windows 10 (Windows 10 LTSCを除く)、ARM 上の Windows 10、Windows 8.1、Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2 |
MacOSで3つの最新バージョンのいずれか |

基本的には、最新のOSにしていれば問題なく使用できるはずです。
OSの更新通知がきたらほったらかしにせずに、きちんとアップデートするようにしておきましょう♪
インターネット環境の不具合の場合
電波の届きにくい場所や、ルーターの設定場所によっては画面共有ができないことがあります。
その場合は、以下の方法を試してみると電波環境がよくなり画面共有ができるようになるかもしれません。
- 窓や扉をあける
- 場所を移動してみる
- ルーターの設置場所を窓際などに変えてみる
ポケットWi-Fiやテザリングモードで接続している場合、速度制限がかかってしまい、画面共有ができなくなることも考えられます。
大事なオンライン会議などの際には、インターネット環境をあらかじめ整えておくようにしましょう。
Macで画面共有ができない場合
Macで画面共有ができない場合は、端末の設定を変更すると解消されることがあります。
- 画面の左上のアップルマーク→「システム環境設定」をクリック
- 「セキュリティとプライバシー」を選択
- プライバシータブ→「アクセシビリティ」→鍵のアイコンをクリック
- teamsの制御を許可する
この方法で不具合が解消されることがあるので、Macを使っているあなたは一度試してみてください。
その他に考えられる対処法
teamsには、Chromeなどのブラウザでアクセスするブラウザ版と、アプリをコンピューターにインストールして使用するデスクトップ版とがあります。
ブラウザ版の特徴は、アプリをインストールせずにサインインするだけで、どこでもteamsを使用できる点です。
しかし、ブラウザ版のteamsで画面共有ができるのは、Google ChromeとMicrosoft Edgeを用いてのビデオ通話のみです。
Google ChromeとMicrosoft Edge以外のブラウザを使っていると、画面共有はできません。
他のブラウザを使用している場合は、Google ChromeかMicrosoft Edgeに変更して再度試してみてください。
また、ブラウザ版のteamsはチャット時に画面共有ができない仕様になっています。
チャットをしながらに画面共有をしたいあなたは、デスクトップ版のteamsをダウンロードしましょう。
teamsで画面共有を使いこなす方法!音声共有も

teamsの画面共有機能では自分のパソコンで表示されている画面全体の共有だけではなく、指定したウィンドウのみの画面表示を共有することも可能です。
teamsで画面共有ができるコンテンツは以下の4つです。
ウィンドウ |
|
デスクトップ |
|
パワーポイント |
|
参照 |
|
あなたの使用目的にあった共有方法をうまく使いわけて、teamsを使いこなしてみてください。
ビジネスで使用する場合、全ての情報を画面共有すると業務上見られては困るものもあるので、指定ウィンドウのみ共有できるのは便利ですよね。
今回はデスクトップ版での画面共有の方法をご説明していきます。
ビデオ通話中に画面共有する方法
ビデオ通話中に画面共有する方法を紹介していきます。ブラウザ版を使う場合は、Google ChromeかMicrosoft Edgeを使用します。
ビデオ会議中に共有できるコンテンツは、「デスクトップ」「ウィンドウ」「パワーポイント」「参照」です。
- 画面下部にある「画面共有」アイコンをクリック
- 共有したいコンテンツを選択する
- 共有した人の画面に「画面共有中の表示」がでていれば画面共有完了
「デスクトップ」で共有できるのは、自分のPCで表示されている画面全体となります。複数の画面を共有したい場合は、デスクトップを選択しましょう。
デスクトップを共有する際は、事前に見られたくない情報の画面は閉じておくように気をつけましょう。

特に、ビジネスで使用しているときは、思わぬ情報漏えいなどのトラブルが起きてしまうこともあるので、通知はしっかり確認しましょう。
「ウィンドウ」で共有できるのは、ブラウザやエクセルなど対象のアプリケーションのみです。
デスクトップとウィンドウで共有される内容の違いをしっかりと把握して、うまく使いわけていきましょう♪
チャット中に画面共有する方法
チャット中に画面共有する方法を紹介していきます。ブラウザ版ではチャット中の画面共有はできません。
チャット中に画面共有できるコンテンツは、「デスクトップ」か「ウィンドウ」です。
- チャット画面右上にある「画面共有」アイコンをクリック
- 共有可能なデスクトップ、またはウィンドウが表示されるので選択する
- 画面共有されたユーザーへ通知が届く
- 共有されたユーザーは、通知をクリックすると共有画面が表示される
- 共有した人の画面に「画面共有中の表示」がでていれば画面共有完了
チャット中に共有できるコンテンツは、ビデオ通話より少なくなっています。
パワーポイントなどの画面共有をしたいあなたは、チャットではなくビデオ通話を使用しましょう。
画面共有で音声も共有する方法

teamsの画面共有時に「システムオーディオを含めます」にチェックを入れることで、 パソコンから出る音声を相手に共有できます。
teamsで画面共有をしているときは、デフォルト設定ではシステムオーディオを含めますがオフになっています。
オンにするとパソコンの通知音などが相手に届いてしまうため、通常時はオフにしておくことをオススメします。
音声共有したいシーンのみ設定オンに変更して、シチュエーションに合わせて使い分けるといいでしょう♪
teamsの画面共有でポインター機能を使う方法

パワーポイントで画面共有を使用する際にポインターを表示したいあなたは、ctrlキーを押しながら左クリックを押してください。
パワーポイントを使う場合、レーザーポインターを使いながら説明するとよりわかりやすく相手に伝えることができます。
しかし、対面で発表できないオンライン会議では、ただただパワーポイントのスライドを表示させ説明するだけだと、情報が伝わりにくくなってしまいます。
こんな時にteamsのポインター機能をうまく使用することで、対面と同じような感覚で発表することができますよ。
レーザーポインターの表示方法はいくつかありますので、詳しくご紹介していきますね♪
一時的にマウスカーソルをレーザーポインターにさせる
teamsで画面共有時、一時的にマウスカーソルをレーザーポインターに変化させる方法は、ctrlキーを押しながら左クリックです。
この方法では、左クリックを押し続けている間マウスカーソルがレーザーポインターに変化します。
マウスの左クリックを離すと通常のマウスカーソルに戻すことができます。
デメリットとして、レーザーポインターにさせている間は左クリックを押し続ける必要があるので、長時間には向きません。
レーザーポインターを使用する頻度が多くない場合は、ポイントでこの方法を使用すると良いでしょう。
長時間マウスカーソルをレーザーポインターにさせる
teamsでマウスカーソルをレーザーポインターにしたままにする方法は、ctrlキーと「L」を同時に押します。
これでマウスカーソルが常時レーザーポインターに変化します。解除したい場合は、同じくctrl+「L」でマウスカーソルに戻せます。
この方法は長時間レーザーポインターを使用したいあなたにオススメですよ。
注意していただきたい点は、レーザーポインターに変化している状態では、クリックでスライドを移動することができなくなります。
スライドを移動させる際にはレーザーポインターからマウスカーソルに戻す必要がありますよ。
マウスカーソルを蛍光ペンにさせる
teamsで画面共有時にctrlキーと「I」を同時に押すと、マウスカーソルを蛍光ペンに変化させることができます。
この状態でマウスを右クリックしている間は、蛍光ペン機能で線をひくことが可能です。
蛍光ペン機能を使うことで、スライド内の主張したい部分をピンポイントで目立たせることができ、情報が伝わりやすくなります。
スライドを移動させる際には、ctrlキーと「I」を同時に押して蛍光ペン機能を解除する必要があるので注意です。


ctrlキーと「E」を同時に押すと、マウスカーソルを消しゴムに変化させることができ、この状態でかいた蛍光ペンをクリックすると消すことができます。
マウスカーソルを消しゴムから元の状態に戻したいときは、ctrlキーと「E」を同時に押すと戻せます。
蛍光ペン機能でマーカーをすることで、パワーポイントの資料がより伝わりやすくなりますね。
まとめ

- teamsブラウザ版ではチャット時の画面共有はできない
- teamsブラウザ版の画面共有ができないときはネット環境、権限、スペックを見直してみる
- ブラウザ版のteamsで画面共有ができるのはGoogle ChromeとMicrosoft Edgeでのビデオ通話のみ
- ビデオ通話で画面共有できるコンテンツは4つ、チャットは2つ
- 画面共有で音声の共有ができないときは「システムオーディオを含めます」をオンにする
- パワーポイントの画面共有でレーザーポインターモードにできる
- パワーポイントの画面共有でポインターを蛍光ペンモードにすることができる
ビデオ通話に慣れていないあなたは、画面共有ができないときは落ちついて対処法を試してみてください。
teamsの画面共有機能はとても便利なので、使いこなすことができればこれから役にたつ機会があるかもしれませんよ♪