あなたは宅配便が来たらどのような受け取り方をしていますか?
その受け取り方は正しい方法ですか?
もし、間違った受け取り方をしているとトラブルに巻き込まれてしまうことや、損をしてしまうこともあるので要注意です。
自分が普通だと思っていた受け取り方が実は普通ではない可能性も。
また、今まで面倒に思っていた宅配便の受け取りも、少し方法を変えるだけでよりスムーズに受け取れるかもしれません。
これを知っている人と知らない人では手間や時間のかかり方が大分変わってきますよ。
いつ来るかわからない宅配便も、受け取り方一つで効率的になるなら是非知っておきたいですよね。
宅配便の受け取り方も変化している今、もう一度受け取り方について見直してみてはいかがでしょうか。
目次
宅配便の受け取り拒否?不在張り紙って何?

「宅配便の受け取り拒否」「不在張り紙」とはどういったものなのか、あなたは知っていますか?
私はこの二つについてどんな状況なのか、どんな物なのかピンときませんでした。
そもそも自分宛ての荷物を拒否するってどういう事?不在張り紙って初めて聞いたけど、どんな時にどう使うの?
そんな事を思いながら調べてみると、なるほどと思う事ばかり。
受け取りを拒否したことがない私はラッキーだったのかもしれません。
この受け取り拒否についてしっかり知っておかないと詐欺にあう可能性や、損してしまう事も出てきてしまいます。
また、受け取り拒否よりピンとこない不在張り紙。
こちらもきちんと理解しないで使うとトラブルになる事が…この機会に正しい知識を身につけておきましょう。
受け取り拒否とは
そもそも受け取り拒否とは何なのか、どのように行うのか疑問に思う方は多いと思います。
まず、受け取り拒否とは自分宛てに届いた荷物を、何らかの理由で受け取りを拒否する事を言います。
でもどうして自分宛てに届いた荷物を拒否するのでしょうか。
また、拒否をしなければならない場合とはどんな状況なのでしょうか。
理由は色々あるようですが、大抵は下記のような状況が上げられます。
- 頼んでないのに宅配便が来た。
- ネット通販でキャンセルをしたはずなのに届いてしまった。
- 見ず知らずの人から荷物が届いた。
- 着払いではなかったのに着払いで届いてしまった。
このような状況の場合、受け取り側は荷物の受け取りを拒否することができるそうです。
では、どうしたら受け取り拒否ができるのでしょう。
受け取り拒否の方法について調べてみると
- 配達員に受け取り拒否を伝える。
- 不在だった場合は電話で受け取り拒否を伝える。
- 荷物を窓口へ直接持っていく。
などの方法で対応してくれるようです。
怪しい荷物や身に覚えのない荷物は配達員に相談し、対応してもらうと良いでしょう。
ただし受け取り拒否は未開封に限りますので、中身は開けないように気を付けましょう。
もし開けてしまったらしっかり説明し、相談してみて下さいね。

確かに気になりますよね。
代引きや着払いだった際は受け取り側が負担しなければならないのでしょうか。
でも間違えて宅配されたのに料金を払うなんて納得いきませんよね…
これについては、拒否をした荷物は差出人に返送されるそうです。
料金に関しても、基本的には拒否をしても受け取り側が着払い代金や代引き代金を払う必要ないようです。
よほどの理由がない限り、身に覚えのない荷物に料金を払う必要はないそうなので、安心ですね。
受け取り拒否について知りたい方はこちらで詳しく紹介していますので是非ご覧ください。
不在張り紙とは
次に不在張り紙についてですが、不在張り紙とはどういったものなのでしょうか。
不在張り紙とはその名の通り受け取り側が不在の為、配達員がわかるように張り紙をしておく事のようです。
例えば「不在の場合、玄関横に置いてください」など記入した紙をわかる所に貼っておくのです。
不在中に荷物が届いても、配達員が再配達する必要がなく、受け取り側が再配達の依頼をする手間がなくなるということです。
また、ネットショッピングの際、個人情報登録で住所を入力する際にあらかじめ「不在時は〇〇に置いてください」と入力しておく人もいるようです。
これをすることにより、不在時でも荷物を届けてくれているそうなのですがここで疑問が…

確かに通常なら荷物を直接受け取ってサインをします。それを希望する場所にただ置いてもらうだけで大丈夫なのでしょうか?
事前に依頼してお願いしているわけではなく、急な張り紙での対応はやはりデメリットもあるようです。
例えば、不在張り紙自体が剥がれて気づかれなかった、置いてもらったはずの荷物が破損、紛失してしまう等が考えられます。
一見便利そうに思えますが、破損や紛失の場合は結構なリスクを負うことになりますよね。
また、これらは違法ではないようですが、判断はその配達員次第になるようです。
つまり、そのまま希望通り置いて行ってくれる人もいれば、不在扱いで持って帰る人もいるそうです。
いくら希望があってもやはり破損、紛失等のリスクがあるためその配達員の自己判断になるのです。
配達員も希望通りに置いたのにクレームが来たら納得いきませんよね。
事前にその宅配業者に依頼しておけば対応してくれる場合もありますが、急な不在張り紙は対応できない場合もあるようです。
不在張り紙は便利にも思えますが、リスクもありイレギュラーな配達方法のようなのでおすすめはできないかもしれません。
これは知ってた?メルアド宅配便
聞き慣れない宅配便方法について説明してきたのでここでもう一つ。
あなたは「メルアド宅配便」を聞いたことがありますか?
サービス自体は残念なことに2019年12月31日に終了していますが簡単にご紹介を。
メルアド宅配便は宛名がわからなくてもメールアドレスだけで荷物を送ることができる宅配方法です。
ネット上のやり取り等で荷物を送ることになったけど、相手に住所を教えるのは少し抵抗がある…
そんな時、相手に住所を教えなくても荷物を送ることができるのです。
発送の際、一度メルアド宅配便に荷物を送り、メルアド宅配便が相手先へと届けます。
メルアド宅配便が中間に入ることで宛名を知らなくても宅配が出来るのです。
似ているサービスでSNS宅配便もありましたが、そちらも今は終了しています。
ヤマト運輸ではその代替えとなる「スマホで簡単配送」というサービスを実施しているので、気になる方は試してみてはいかがでしょう。
こんなに便利!!宅配BOXを利用しよう

宅配BOXが既に付いているご家庭もあるかとは思いますが、まだまだ未設置の所も多いのが現状。
我が家には宅配BOXが付いていないから荷物を受け取れなかった場合、毎回再配達をしないと…なんて思った方!
宅配BOXは自分で設置することができるのです。
これを見れば宅配が来ても、不在中、出れない、出たくないなんて関係なく宅配便が受け取れます。
宅配BOXがあるだけで、受け取り側も配達員も手間がかからず荷物の受け取りができるのは助かりますよね。
そんな便利な宅配BOXについてご紹介していきます。

宅配BOXとは簡単に言うと宅配された荷物を入れるBOXの事です。
不在時でもこの宅配BOXがあれば、荷物を入れてもらえるので再配達の手間もなくなります。
既に宅配BOXが付いている人は何度かお世話になっているのではないでしょうか。
とても便利なシステムですよね。
宅配BOXがない家でも置く場所や、注意すべき点をしっかり押さえていれば簡単に設置することができます。
どんな荷物でも入れてくれる訳ではありませんが、大抵の荷物なら受け取ることができるそうです。
不在が多い方、急な宅配便に対応できない方はこの機会に試してみてはいかがでしょうか。
宅配BOXついて知りたい方はこちらで詳しく紹介していますので是非ご覧ください。
宅配業者別受け取り方法

宅配BOX以外にも、宅配便を受け取る方法はあります。
なかなか自宅にいない為、直接受け取るのは難しいが、宅配BOXも設置できないので困っている。
そういう方は、その他の受け取り方法も理解しておくと良いでしょう。
自分に合った宅配方法を事前に依頼しておけば自分も配達員もストレスなく受け取れます。
では実際にどのようなサービスがあるのか、宅配業者別に確認していきましょう。
日本郵政
- コンビニや郵便窓口
- 街の宅配ロッカー(PUDOステーション)
- 置き配
- OKIPPA
- はこぽす
ヤマト運輸
- コンビニやヤマト運輸直営店
- 街の宅配ロッカー(PUDOステーション)
(PUDOステーション利用にはクロネコメンバーズサービスの登録が必要です)
佐川急便
- コンビニや営業所
- 街の宅配ロッカー(PUDOステーション)
どの宅配業者もコンビニやその業者での受け取りは行っているようですね。
コンビニでの受け取りは不在が多い人には強い味方。有効的に使うことで面倒な手間もなくなる事でしょう。
しかし、OKIPPAやPUDOステーションなど私には聞き慣れないサービスばかりあるのも気になります。
一体どんなサービスで、どのように利用するのでしょうか。
これを知っていればいざという時に役に立つかもしれない、その他の受け取りサービスについてご紹介いたします。
賢く受け取る宅配サービス

宅配業者の荷物の受け取りは年々バリエーションが増えています。
使ったことのないサービスや聞いたことがないサービスも。
ここではそんな受け取りサービスについてご紹介いたします。
置き配
置き配とは、あらかじめ指定した場所に荷物を届けてくれるサービスです。
例えば…
- いつ届くのかわからないので外出できない
- 仕事で平日や日中は荷物が受け取れない
- 再配達の依頼が面倒
- お風呂に入っている、子供を寝かしつけている等で受け取れない
そのような場合でも、この置き配達を利用することで、
- 荷物の受け取りを気にすることなく外出ができる
- その日になかなか受け取れなかった荷物を受け取ることができる
- 再配達の依頼をする手間がなくなる
- 手が離せない状況でも荷物が受け取れる
このように悩みや手間がなくなりスムーズに荷物を受け取れるのです。
また、非対面で受け取れるので宅配便を直接受け取りたくない人にもおすすめ。
サービスは
- 郵便受けや差入口に入らないゆうメール、ゆうパケット、郵便物
- ゆうパック
- 国際郵便物
の他に、宅配BOXに施錠できる事に加え、受領証発行機能がついたロッカー型の場合とアンカーなどで躯体等に固定されている場合は
- 書留郵便物
- セキュリティサービスゆうパック
もサービス可能になります。
対象外郵便物もある為、上記以外を利用する際は確認をしてから利用してみましょう。
日本郵政にて置き配を希望する場合は「指定場所配達に関する依頼書」という専用の用紙を提出すれば利用することができます。
不在張り紙とは違い、事前に伝えている為きちんと指定の場所に置いてくれるので安心ですね。
ただし、指定場所にも何点か注意点があるのでしっかりと確認してから依頼しましょう。
条件としては
- 住所内であること
- 外からは荷物がわからず、事故の恐れがない場所
- 雨などで汚れる恐れがない場所
以上の条件を満たす場所であれば置き配の利用が可能です。
荷物の受け取りに困っている方は一度試してみてはいかがでしょうか。。
OKIPPA
置き配をする為に作られた置き配バッグです。
聞き慣れない方もいるかもしれませんが、利用者10万人を突破した今注目のサービス。
Yper株式会社が実施しており、宅配BOXと同じように利用することがでるのです。
設置に5分かからなかったとの声もある位、簡単に設置出来て面倒な手間もありません。
宅配BOX程場所を取らないのでアパートやマンションでも周囲に気を遣うことなく設置出来るのも嬉しいですよね。
使用しない時はコンパクトに畳めるのも助かります。
バッグには撥水加工生地と止水ファスナーが使用されていますが、完全防水ではないので注意。
配達員がわかる所に設置すれば、不在でもその中に荷物を入れてくれるのでその日に荷物を受け取ることができます。
日本郵政ではOKKIPAを利用していれば「指定場所配達に関する依頼書」を提出したとみなされ、荷物を置いてくれるのです。
盗難保険もあるため、万が一盗難されても補償を受けることが出来る安心のサービスです。
OKKIPAを利用してストレスのない荷物の受け取りをしてみてはいかがでしょうか。

はこぽす
日本郵政で行っているサービスで、荷物や郵便物を郵便局などに設置されたロッカーで受け取ることができます。
はこぽすでの受け取りが可能な通販サイト等で使用すれば利用可能です。
商品購入時の際にはこぽすを選択すると受け取りに必要な問い合わせ番号とパスワードが届くという仕組み。
届いた問い合わせ番号とパスワードを指定したロッカーに入力すれば受け取れるシステムです。
荷物の大きさや、場合によっては取り扱い不可の荷物もある為事前に確認しておきましょう。
例えば
- 着払いの荷物
- 荷受人等不在の場合の留置期間が指定されているもの
- なまもの、生きた動物
- セキュリティサービス以外のオプションサービスを付加しているもの
など、以上の荷物は取り扱いが出来ないため注意して使用してください。
受け取りだけでなく発送も可能!便利で嬉しいサービスですね。
PUDOステーション
PUDOステーションとは、Packcity Japanが運営するオープン型の宅配便ロッカーです。
簡単に説明すると、誰でも利用可能な宅配便ロッカー。ヤマト運輸、佐川急便はこのサービスを指定することが可能です。
色々な場所に設置されているので、駅、駐車場、スーパーなど自分が希望する場所を指定し、受け取ることができます。
受け取り場所を選択する時に、指定可能な宅配便ロッカーが一覧と地図で見れるので自宅近くのロッカーもすぐに探せます。
指定した宅配便ロッカーに荷物が納品されると通知が届くので取り忘れる心配もありません。
ただし、納品完了日を含む3日以内に荷物を受け取る必要があるので注意してくださいね。
受け取りは、納品完了通知で送られてきた暗証番号の入力か、専用認証バーコードをスキャナーにかざす方法の2通りあります。
タッチパネルが付いていて、指でサインを記入すれば扉が開き受け取り完了!
とても画期的なシステムですね。
自分の希望する場所を選択でき、自分だけの宅配BOXにすることができるとは、夢のようなシステムで驚きです。
宅配便が来たけど出たくない!その理由は

突然ですが、もしも今あなたに荷物が届いたらあなたはどうしますか?
私は今すぐ玄関に出てサインをし、その場で受け取るでしょう。
それがスッピンだろうが、ダサい恰好をしていようが。私は普段からあまり自分の恰好は気にせず出ていきます。
家にいるので、インターフォンが鳴ったらすぐに荷物を受け取る。これが私の普段通りの対応ですが、あなたはどうですか?
調べてみると、家に居るけど宅配には応じたくないという人も多いようです。
私は荷物が来るとワクワクしてすぐに受け取り中身を見るのですが、そうではない人はどういう状況なのでしょうか。
自分で頼んだ荷物が届き、せっかく家に居るのに何故受け取らないのでしょう。
受け取り側の出たくない理由についてまとめてみました。
- 休日なのでゆっくり寝ていたい
- スッピンなので見られたくない
- だらしない服装なので恥ずかしい
- お風呂に入って出れない
- 誰にも会いたくない
女性の方はスッピンで誰かに会うことに抵抗を感じたりすることはありますよね。
私も初めは抵抗があり、少し待たせてしまったこともありました。
しかし、一度スッピンで出ると、抵抗もなくなりどう思われてもいいやと思うようになってしまいました(笑)
また普段忙しく働いている人にとって休日はとても貴重。
誰にも会わず一人でゆっくりしていたい、邪魔されずにぐっすり寝ていたいという人もいるかもしれません。
でも、せっかく来てくれたにに配達員には申し訳ない…再配達も手間だしどうしたらいいのか。
急に来る宅配便は状況次第では受け取りたいのに受け取れない。
そう悩んでいる方にこそ、宅配BOXの設置や各宅配便受け取りサービスの利用はとてもおすすめです。
こんな不在通知には気を付けて!

SNSが普及してから、SNSを利用した不在通知詐欺も急増しています。
私も実際に届いたことがありますが、荷物を頼んだ記憶がなかったので騙されずに済みました。
荷物を頼んでいたら詐欺の被害にあっていたかもしれません。
実際に来たメールは「荷物を届けに来たが不在だった。持ち帰ったのでこのURLから確認してほしい」というような内容でした。
出先だったので一瞬信じてしまいそうでしたが、心当たりがなくモヤモヤしたので帰宅するまで放置することに。
帰宅してからインターフォンを確認すると履歴がない。
不在通知も入っていないので不審に思い、そのまま来た文章を調べてみると詐欺なので注意との情報が。
まったく同じような内容が送られてきた人が多数いたことがわかり、すぐにメールを削除しました。
あの時早まって対応せずに良かったと心底思いました。
どの運送業者もこの詐欺被害について注意を呼び掛けているらしく不審なメールには対応しないよう気を付けましょう。
不安に思うことがあれば調べてみること、そして直接宅配業者に確認してみるのがいいかもしれません。
このように巧妙な手口で連絡が来る為、誤ってURLを押してしまうと一瞬で大事なデータを奪われてしまうことも。
そうならない為にも怪しいメールやメッセージは安易にアクセスしないように気を付けましょう。
まとめ

- 見に覚えのない宅配便など、自分が受け取りたくない宅配便を拒否することができる受け取り拒否という方法がある。
- 不在の際に、荷物を置いてもらいたい旨を書いて貼っておく不在張り紙は、リスクもあり配達員の判断によっては断られる。
- 受け取りが難しい人には宅配便を入れてもらえる宅配BOXがおすすめ。
- 宅配業者によって受け取りサービスが違う。
- 受け取りサービスも増え、自分に合った快適な受け取り方法が選べる。
- 宅配便が来ても出たくない、出られない状況もあり受け取り側も配達員も二度手間になってしまう。
- SNSの普及により配達に関する詐欺も増えているので要注意。
ネットが普及している今、お店に行かなくても欲しい物が手に入るネットショッピングは便利で生活には欠かせません。
だからこそ頼んだ荷物の受け取りもスムーズに出来るよう、自分に合った受け取り方をしてみませんか。
再配達の依頼は地味に面倒。受け取れないことがわかっているのであれば前もって準備することで手間や面倒がなくなります。
この機会に快適なネットショッピングと快適な荷物の受け取りをしてみてはいかがでしょうか