10代の息子が、最近そばかすに悩んでいるようです。
私から見ると、気にするほどではないように思えますが、本人にとっては大きな悩みなのですよね。
検索してみたところ、そばかすを完全に消す方法は、「レーザー治療」しかないようです。
しかし、思春期の頃は肌がとても敏感であるため、思春期を超えてからの治療がよいとされています。

そう思い、さらにリサーチしてみたところ、自力でそばかすを薄くする方法が見つかりました。
10代のあなたには、正しくケアをすることが、とても重要です!
気になるレーザー治療についても、もちろんお話しますね。
そばかすを消す方法が知りたい10代のあなたに、ぜひ見ていただきたい内容です♪
目次
そばかすを消す方法は10代でできない!!

そばかすを完全に消す方法は、皮膚科や美容クリニックでレーザー治療をすることです。
しかし、思春期(11歳~18歳頃)を過ぎる前は、肌がとても敏感です。
敏感な肌にレーザー治療を受けると、治療自体が肌への負担になってしまうこともあります。
10代のあなたにあるそばかすは、成長すると薄くなっていく可能性があるため、思春期を超えるまでレーザー治療はおすすめできません。
思春期を超えてもそばかすが薄くならず、あなたの悩みとなっているならば、完全に消す方法「レーザー治療」を検討してみてください。

気持ちはすごくわかります。でも、焦らないでくださいね。
無理な治療や、スキンケアをやりすぎてしまうと、肌の状態が悪化することもあるのです。
思春期ニキビに悩んでいた10代の頃、私はスキンケアをやりすぎてしまいました。その結果、大人になってもニキビ跡が消えません。
10代の肌はとても敏感です。そして、肌を新しく作る周期がもっとも短いのも10代の頃。
今は、もともとあなたの肌が持っている力を、最大限引き出してあげましょう!
今以上にそばかすが広がったり、濃くなったりしないよう、正しいケアをしてみてください。
正しいケアとは、肌のターンオーバーを整えることです。
10代のうちからターンオーバーを整えておけば、大人になったとき、「やっておいてよかった!」と思える日がかならず来ます。
10代の間違ったスキンケアが原因で、痛い目にあった私が言っているのですから、間違いありません!
まずは、そばかすやターンオーバーについて知るところから、はじめていきましょう。
そばかすの原因はメラニン色素
そばかすは、シミの一種で、遺伝が大きく関係しているといわれています。
生まれつきのものと、後からできるものがありますが、あなたはいつ頃から気になり始めましたか?
皮膚の中には、「メラニン」という黒い色素があります。私たちの肌が刺激を受けたときに、生まれてくる物質です。

このメラニンが、あまりにも多く生まれてしまうと、シミやそばかすの原因となってしまうのです。
メラニンが生まれる主な原因は、紫外線。また、スキンケアのやりすぎも、原因の1つです。
肌が「刺激を受けた!」と思うと、メラニンが肌を守るために、たくさん生まれてしまいます。
そばかすをこれ以上増やさないためには、正しいケアがとても必要なのです。
そばかすはターンオーバーを整えて薄くしよう
「ターンオーバー」という言葉を、聞いたことがありますか?
人間の肌は、一定の周期で、新しく生まれ変わっています。
皮膚の中で、新しい細胞が生まれ、古くなった細胞は、アカになってはがれ落ちます。

10代のターンオーバー周期は、約20~30日。この周期は、年齢によって変わります。
【あなたの年齢×1.5~2=ターンオーバーの周期(日)】で、おおよその周期が計算できますよ。
10代は、ターンオーバーの周期が1ヵ月以内。そばかすが薄くなりやすい時期です。
歳をとるとともに、新陳代謝が落ちていきます。40歳になると、周期は約60~80日まで遅くなるのですよ。
シミやそばかすの原因である「メラニン」も、通常は、ターンオーバーによって、古くなったらはがれ落ちます。
しかし、ターンオーバーが乱れると、メラニンは皮膚の中にとどまり、シミやそばかすの原因となるのです。
そのため、ターンオーバーを整えることは、とても重要です。
ターンオーバーが行われるのは、夜10時から2時までの4時間。この時間帯は、しっかり睡眠をとるようにしましょうね。
そばかすを消す方法がないのなら自力で対策!!

10代のうちは、そばかすを消す方法がないと、わかりました。
それならば、そばかすがこれ以上増えないように、そして、濃くならないように、自力で対策をしていきましょう!
あなた自身で、消す方法をいろいろと探ってみてください。自力で対策する方法は、この4点です。
- 正しいスキンケアを行う
- 紫外線対策を行う
- そばかすに効く食べ物を食べる
- そばかすに効く薬を使ってみる
正しいスキンケアを行う
肌のタイプは4種類あり、あなたの肌タイプに合ったスキンケアをする必要があります。
ネット上で簡単に肌タイプをチェックすることもできるため、一度試してみてくださいね♪
タイプ | うるおい | ベタつき | 特徴 |
普通肌 | 〇 | × | 健康的な肌で、肌の状態が変化しやすい |
オイリー肌 | 〇 | 〇 | 全体的にベタついていて、毛穴が開きやすい |
乾燥肌 | × | × | 洗顔後につっぱり、カサカサして荒れやすい |
混合肌 | × | 〇 | 部分的にカサカサだが、おでこや鼻あたりはベタつく |
ちなみに、私はTゾーン(おでこや鼻)あたりが油っぽく、フェイスライン(頬やあご)がカサカサな「混合肌」タイプです。
これから、正しいスキンケア方法を、お伝えします!肌タイプによっては注意点もあるのでご紹介しますね。スキンケア手順は、どの肌タイプでも共通です。
10代のうちから、正しいスキンケアが習慣になっていれば、歳をとってターンオーバー周期が長くなってきたとき、役立ちますよ。
はじめは面倒に感じるかもしれませんが、肌の調子がよくなってくると、楽しく感じます♪
- 洗顔
- タオルで優しく抑えるように拭く
- 保湿
ニキビがある場合は、保湿のあとに薬を塗ってくださいね。
10代の方は、スキンケアをやりすぎてしまう傾向があるようです。あなたはどうですか?
10代の肌は敏感で、スキンケアをやりすぎてしまうと、そばかすが濃くなる原因になります。
【洗顔のルール】
- 1日に2度まで
- 水温は32度前後
- スクラブ入り洗顔料は避ける
- ゴシゴシこすらない
- 最低でも30回すすぐ
【洗顔の順序】
- 手をキレイに洗う
- 顔をすすぐ
- 洗顔料を、しっかり泡立てる(レモン大くらい)
- あごに泡をそっとおいて洗う
- Tゾーン(おでこや鼻まわり)を洗う
- フェイスライン(顔まわり)を洗う
- 頬を洗う
- しっかりすすぐ
- 清潔なタオルで、そっと水分をとる
ニキビやベタつきが気になっても、何度も洗顔してはいけません。1日2回までにしましょう。
洗顔するときは、32度前後のぬるま湯が適温です。泡を肌にクルクルと転がすイメージで、優しく洗いましょう。

私は、冬など寒いとき、どうしても温かいお湯で洗ってしまいますが、これは肌への負担になってしまうのですね…。
また、スクラブ入りの洗顔料は、サッパリして気持ちがよいのですが、できるだけ控えましょう。

こすりすぎるのはNGです。タオルで拭き取るときも、優しく抑えるようにしましょう。
毛穴に汚れが入ってしまうため、髪が顔にかからないよう気をつけてくださいね。
また、乾燥肌のあなたは、ベタつくことがあまりないと思います。そのため、朝はぬるま湯のみにしても大丈夫です。
ぬるま湯のみの場合も、保湿はかならずしてくださいね。
【保湿のルール】
- なるべくシンプルな化粧水や乳液を使う
- 強く肌に叩き込まない
- コスパのよいものを選ぶ
【保湿の手順】
- 化粧水を塗る
- 乳液を塗る
化粧水は、手に肌がはりつき、モチモチしてくるまで、たっぷりなじませましょう。
1度にたくさんつけるのではなく、少しずつなじませていきます。
化粧水を塗ったら、乳液でフタをします。オイリー肌や混合肌の場合は、ベタつくところに塗りすぎないよう注意しましょう。
10代の肌は、うるおいを維持する力があるため、スキンケアは最低限でOKです。
たくさん塗りすぎたり、たくさん成分が入っている高級なものを使ってしまったりすると、肌本来の力を弱めてしまいます。
あなたの肌状態に合わせた、できるだけシンプルな保湿を行いましょう。
化粧水と乳液が一緒になっている、「オールインワンタイプ」なら、手軽に保湿できておすすめですよ♪
紫外線対策を行う
そばかすの大敵は、紫外線です。紫外線対策をしないと、そばかすが増えてしまったり、濃くなってしまったりする可能性があります。
10代のあなたには、SPF20~30くらいの日焼け止めを、こまめに塗ることをおすすめします!
アウトドアなどで、長時間外にいるときは、SPF50の日焼け止めを使いましょう。
日焼け止めには、「紫外線吸収剤(ケミカル)」と「紫外線散乱剤(ノンケミカル)」の2つがあります。
10代のあなたには、紫外線散乱剤(ノンケミカル)をおすすめします!石けんで落とせるものも多く、刺激が少ないためです。
安いものなら、1000円程度で購入でき、保湿成分や虫よけ成分が入っている日焼け止めもありますよ♪

しかし、汗などで落ちてしまいやすいため、こまめに塗りなおすようにしてくださいね。
帰宅後は、なるべく早く洗い流すようにしましょう。
そばかすに効く食べ物を食べる
正しいスキンケアで肌を守りつつ、肌によい食べ物を食べるようにしましょう。
そうすることで、身体の内面からも、肌を守ることができます!
- ビタミンC
- ビタミンA(βカロテン)
- ビタミンE
- ビタミンB2
- L-システイン
- ポリフェノール
【ビタミンCを含む食材】
- ブロッコリー
- キウイフルーツ
- イチゴ
- レモン
- キャベツ
- ジャガイモ
ビタミンCは、肌荒れを防いだり、メラニンが作られるのを抑えたりしてくれます。
水に溶けやすいため、煮汁も飲めるようなレシピが効果的ですよ。
【ビタミンA(βカロテン)を含む食材】
- うなぎ
- 玉子
- 豚や鳥のレバー
- ニンジン
- ゆでほうれんそう
- 小松菜

ビタミンA(βカロテン)は、メラニンが作られるのを抑え、濃くなったメラニンを元に戻すはたらきがあります。さらに、肌のうるおいまで高めてくれるのです。
ビタミンA(βカロテン)は、油で調理すると、効果的にとることができます。
または、ニンジンベースの野菜ジュースなどを、日常的に飲むとよいですよ。
【ビタミンEが含まれている食材】
- ナッツ類
- アボカド
- コーン油
- うなぎ
- たらこ
- ほうれんそう
ビタミンEは、血行をよくしてくれるはたらきがあり、「若返りのビタミン」ともいわれています。ビタミンCと一緒にとると、効果的ですよ。
【ビタミンB2が含まれている食材】
- 魚肉ソーセージ
- みりん干し
- ワカメ
- ひじき
- 納豆
- 玉子
ビタミンB2は、ターンオーバーをスムーズにしてくれるはたらきがあります。肌や髪などの細胞を再生し、「発育のビタミン」ともいわれていますよ。
【L-システインが含まれている食材】
- 小麦
- 大豆
- かつお節
- にんにく
- 玉ねぎ
- ブロッコリー
L-システインも、ターンオーバーをスムーズにしてくれるはたらきがあります。また、肌荒れを防いでくれます。
【ポリフェノールが含まれている食材】
- なす
- ぶどう
- 緑茶
- チョコレート
- そば
- しょうが
肌をダメージから守ってくれるはたらきがあります。特にコーヒーは、ポリフェノールが多く含まれています。
1日2杯のコーヒーで、シミやそばかすを防ぐことができるという研究結果も出ていますよ。
これらの食材を、毎日大量にとればいいというわけではありません。
バランスのとれた食事が、そばかすを無くすためにはとても重要です。

こんなことをしたら、虫歯になってしまったり、太ってしまったり、 別のトラブルが起きてしまいそうです。
そばかすを消す方法についての話から、食べ物の話になるとは、思ってもいなかったですよね(笑)
自力でそばかすを消すには、毎日の努力が必要なのです!私も、あなたと一緒にがんばります。
そばかすに効く薬を使ってみる
そばかすに効く市販薬もあります。薬でそばかすを薄くしましょう。
食品である「サプリメント」と違って、薬品は、さまざまな審査に合格してからでないと、販売することができません。
シミやそばかすを予防する効果が、きちんと認められたうえで、販売されているということです。
- トランシーノホワイトCクリア
- チョコラBBルーセントC
- ハイチオールCホワイティア
そばかすに効く薬は、L-システインやビタミンなどが含まれていて、今あるそばかすを薄くする効果や、新たにそばかすができないよう、予防する効果があります。
【トランシーノホワイトCクリア/第一三共ヘルスケア】
- 2000~3000円程度
- 1日2回
- 7歳以上15歳未満:1錠
- 15歳以上:2錠
【チョコラBBルーセントC/エーザイ】
- 3000~4000円程度
- 1日3回
- 7歳以上15歳未満:1錠
- 15歳以上:2錠
【ハイチオールCホワイティア/エスエス製薬】
- 2500円程度
- 1日2回
- 7歳以上15歳未満:1錠
- 15歳以上:2錠
ただし、1ヵ月経っても効果が見られない場合は、服用を中止してください。
いつでも好きなときに摂取できるサプリメントと違って、薬品は1日に飲む量と回数が決まっています。かならず、飲む量や回数を守りましょう。
そばかすを消す方法は皮膚科で相談!!20歳前後で検討

最初にお話したとおり、そばかすを完全に消す方法は、皮膚科での「レーザー治療」のみです。

思春期を超えても、そばかすがあなたを悩ませているならば、完全に消す方法を試したいですよね。
そんなときは、皮膚科や美容クリニックに相談してみましょう。20歳前後での受診をおすすめします。
皮膚科でのレーザー治療には、そばかすのあったところ全てがかさぶたになったり、赤く腫れたりする「ダウンタイム」があるものもあります。
ダウンタイムは、1~2週間程度続くため、その間のスキンケアが、とても重要です。
ダウンタイム中はとても肌が敏感になります。この時期、肌に刺激を与えてしまうと、そばかすが濃くなってしまう可能性もあります。
また、日焼けも厳禁です。できれば、11月~1月の比較的紫外線が弱い時期を選んで治療を受けましょう。
レーザー治療は、レーザーで肌の中にあるメラニンを少しずつ壊す、という治療法です。
直接、肌の中にあるメラニンを消すため、すぐ効果が感じられる場合もあります。
しかし、保険適用外のため、1回の治療に1~4万円ほどかかります。また、何回か通院しなければいけません。
もちろん、悪いことばかりではありませんよ。
そばかすを消すことで、自分に自信がつき、メイクの幅も広がります。
皮膚科や美容クリニックでは、ダウンタイムのない美肌点滴などもありますよ。
皮膚科や美容クリニックで治療するときの料金は、そばかすの程度によって決まります。
思春期を超えてもそばかすが薄くならなかった場合、一度カウンセリングに行ってみてくださいね。
詳しい料金や、通わなければいけない回数をわかっているほうが、計画を立てやすいでしょう。

そばかすを消す方法について悩んでいるあなたへ、こんな言葉をかけてくれる友人が、もしかするといるかもしれません。
嬉しい言葉ですが、そばかすを消すのは誰かのためではなく、あなた自身のため。だから、あなた自身が選んでいいのです。
あなたがこの先、そばかすに悩むことなく、明るく生きていけるよう、応援していますよ!
まとめ

- そばかすを完全に消す方法は、皮膚科や美容クリニックでの治療のみ
- 10代のそばかすは、成長とともに薄くなっていく可能性がある
- そばかすをこれ以上増やさないためには、ターンオーバーを整えることが重要
- 10代のうちは、自力でそばかす対策をして、正しいスキンケアや紫外線対策を習慣づける
- そばかすに効く食材や薬で、体の内側からも肌を守る
- 思春期を超えたら、皮膚科や美容クリニックに相談してみよう
10代のあなたへ、今すぐそばかすを消す方法をお伝えできないのは、とても残念に思います。
しかし、10代の肌は、本来ある力を発揮できれば、そばかすを自然に薄くできる可能性があります。
ぜひ、あなた自身で、消す方法を探ってみてくださいね。少しでも薄くなるよう、願っています。
日々のケアが必要になるため、手間はかかります。しかし、その分、もう少し歳をとったとき、かならず報われます!
私も、あなたと一緒に、毎日の正しいケアに励みます。
そばかすが薄くなったり、肌の調子がよくなったりしたら、ぜひ教えてくださいね。