「早いものでうちの子も七五三かぁ。」何だか心がザワザワしてくるママはいませんか?
「お祝いいくらかもらえるかなー、あんまり期待しない方がいいかな。」なんて。
そして、晴れて七五三当日。
「えー!嘘でしょ?お祝いなしってそんなのアリ!?」
と戸惑いを覚えたかた。
せっかく子どもの成長を祝うハレの日なのだから、子どもが無事に七五三を迎えられて、パパやママがお祝いの言葉をかけてあげる。
それが、子どもだって一番幸せだと肌で感じているはずなんです。幼いながらに。
ただ、やたらと気になるんですよね。義両親のお祝いがあっただのなかっただの、あーだこーだ。イライラモヤモヤのループ。
不平不満を言いたくなるのは、痛いほど分かりますって。私だって気になります。仕方ないですよね、昔から特に嫁姑は戦ってきましたから。
しかし、冷静に考えてみたら本来のお祝いの趣旨とは外れたこと。雑念は横におき、これを読んで気持ちもハレにしちゃいましょう。
目次
七五三で義両親からお祝いなしは、割とある!?

周囲のママ友などから盛大にお祝いしてもらった話を聞いてしまうと、七五三の時に義両親からお祝いをいただけないのはうちだけ!?と悲しくなると思いますが、
結構あるみたいですよ。そんなに悲観したり、モンモンとしないでくださいね。
七五三のお祝い
長男の嫁
2011年12月20日 12:51こんにちは!
初めて投稿します。
私は長男の嫁です。今年私の息子が5歳の七五三を迎えました。
私の実家からは現金(5万円)でお祝いを頂きましたが義実家からはお祝いの言葉すら頂けませんでした。正直ガッカリです。みなさんのご家庭ではどのような感じでお祝いしましたか?
祖父母はどのような対応をしてくれましたか?親戚は?
地域的にもお祝いの仕方は色々あると思います。気になるので教えて下さい。私の実家は関東地区。義実家は東海地区です。ちなみに長男の七五三の写真を写真館で撮り、神社でお参り&お食事を家族のみで行いました。
この投稿に対し、様々な意見が寄せられました。
- お祝いに対する考え方は、家庭によりけり。
- うちは実家と義両親から頂いたが、お祝いのしかたが地域によってが異なることを実感。
- お祝いする立場からの投稿としては、「七五三をうっかり忘れていた!」という声も。
- 食事会などお祝いの席に招待すれば、ご祝儀を包んでくれるのでは?
- うちも同じ。義両親からはお祝いの言葉すらなく、がっかり…。
- 東海地方では、「嫁の実家がやらないといけない」という考え方も。
割とよく言われているのは「七五三は、嫁ぎ先の行事」ということです。
つまり、妻の実家が着物やお雛様などを用意するという説が、古い世代のかた,または地方によって割と浸透しているようです。
ですので、七五三行事となると義両親が干渉しないということはあるにはあるようですね。
こちらの記事もどうぞ:七五三の知りたい話!!費用は?着物は?どちらの実家が出すの??
義両親からしたら当たり前の考え方として認識しているので、特に取り立てて話さないということもあり得ます。
私は、子どもの両親が「おめでとう!」とお祝いしてあげたら、それで十分と思いますが。
七五三で義両親からお祝いなし、モヤモヤする原因は?
「当然、お祝い金とかごちそうしてくれたりとか、プレゼントを買ってくれたりとかあると思ってたのに!!」
七五三ですものね。義両親は、子育ての先輩ですからかわいい自分の子どもをお祝いしてきたはず。
孫がかわいくないはずがないのに、「なぜ何もないの?なぜだー!!」と、理解に苦しむあなた。
そんな心の声を義両親に直接ぶつけられればいいのですが、いい大人ですからそんなことできませんよね。
いくつか考えられる原因を見ていきましょう。
お祝いに対する考え方や感覚の違い
義両親にとってはお祝いしたつもりでも、こちらとしてはお祝いとして解釈できない。
つまり、受け取り方や価値観の違いで同じ「お祝い」という言葉でも、違ってきたりもするのです。
特に、七五三の一番最初は、3歳もしくは5歳。結婚して数年経ち、また長年経っていても、
子どもが生まれると義両親の接し方に新たな発見をすることは珍しくありません。
お宮参りから数年経ち、義両親の価値観を実感値として理解できるかどうかの最初の行事だったりもするので、
よけいこのようなトピが寄せられやすいのではないかと考えられます。
さらに、七五三は日本の伝統行事なので、地方によってしきたりが異なりますし、世代間ギャップも生まれやすいです。
先ほど言ったように、「七五三は嫁ぎ先の行事」と考えられていることも一因です。
普段からの義両親との関係性
みんながみんなではありませんが、普段から何かと義両親(特に姑)からチクチク嫌味を言われたり、
お互いに不満や不信感を持っていたりする経緯があると、こういう節目の行事で不満爆発!となるのが自然かもしれませんね。
大人になってから聞いた母の話ですが、一番上の兄が生まれて一歳の誕生日会をした時のこと。
明らかに顔は私に似ているのに、「本当に、〇〇(旦那の名前)にそっくりな顔になってきたわよね~、よかったよかった。」
と言われて、ショックだったようです。
部屋の家具の配置や食器の置き場などにも、口をはさんできて、「ほら、こっちの方が広く見えるわよ。もうちょっとよく考えたら分かることなのに。」
と言ってきたり。
また、義父は亭主関白で無口な人でしたが、母の気に入らない言動があると、義母に愚痴って義母経由で母の耳にはいる、ということ繰り返されていたそうです。
ささいなことですが、そういうプチストレスが積み重なっていて、あまりよく思っていないと、大事な局面を迎えたときに
批判精神が生まれやすく不満が爆発するようです。
七五三で義両親からお祝いなしって…でも、そもそも何をもってお祝いとするの?
これは、七五三に限らず誕生日でもクリスマスでもお正月でも言えることですが、
「おめでとう!」と心を込めて笑顔で直接言ってもらえとか、手紙やはがきやスマホでメッセージを送ってくれたりする。
そういうのも「お祝い」ですよね。個人的にはそれでも人間味があって良いなと思います。
お食事会などに顔を出してにこやかにお祝いの時間を共有する、というのが本来の趣旨です。
逆に、金一封で5万包んできたとしても、終始仏頂面でろくに話もしなかった場合と、
お祝いの内容がしょぼかったとしても、笑顔でたくさん楽しい時間を共有出来た場合だったら、後者の方が良い思い出として残りますよね。
そういった楽しい雰囲気は、何より子どもが一番嬉しいと思いますよ。
七五三におけるお祝いの種類
もしかしたら、お祝いをする側の義両親のかたもこのサイトをのぞきにいらっしゃるかもしれないですね。
もちろんお嫁さんの立場のかたが多そうなので、ここではお嫁さんの立場から見ての書き方になりますが。
お祝いって一口に言ってもどんなバリエーションのお祝いがあるのかな~、
なんて思っているかた、ついでですからざっとこんなのがあるよくらい見てみましょうか。
1.金一封
これは、私が言わなくてもお分かりかと思います。
例えば、着物レンタルと前撮りがセットになっているプランでどんなにケチっても、大手の写真スタジオで2万円を超えるか超えないかくらいです。
なので、半分の額くらいお祝いとしていただけたら、かなり嬉しいですよね。
2.食事会にお持たせ
特に自宅でお食事会を行う場合、お赤飯や食後のデザートやケーキをいただくのも、主催者側は助かるものですよね。
レストランなどで食事会を行う場合なら、その食事代にかかるであろう適当な費用を予測して、
「七五三祝い」としてご祝儀袋に包んでもらったり、子どもが喜びそうなおもちゃをいただいたり…。
気がつけばそれなりに色々なお祝いのしるしとして、もらえそうです。
3.呼ばない場合は、お返しなしを条件にささやかなギフトが送られてくることも
両親だけで七五三祝いを済ませる家庭も多いと思います。
かわいい孫のお祝いにさりげない気持ちということで、
デパ地下の七五三向けのお菓子と大人向けのお菓子とか、洋服を1着送るかたもいるようです。
まあ、洋服の場合は好みがありますので、絵本なんかでも嬉しいですよね。
ただ、その人たちなりのお財布事情もありますし、こちらが「このくらいして当然」と考えていることでも、
他人からしたら「このくらい」が全く違っていたりするのは、良くあることです。
だって、育ってきた環境が違うから~(って歌もありましたよね!?)です。
まぁ、さすがにお祝いのお食事会で何もプレゼントを持ってこない人なんていないと思います。
少なくとも、私は〇十年生きてきて、そのようなかたとお目にかかったことはございません。
気持ちは大事です。だからこそ、お祝いしたい気持ちの表れとして、品物なり金一封なり持参する、と考えるのが自然ですよね。
しかし、先ほどのトピ主さんに寄せられた投稿のように『お祝いの言葉すら頂けませんでした』となると、
悲しくなるのも当然ですね。人としてどうなのよ(嘆き)。
そういう人に対しては、「忘れちゃっただけかな」「心が貧しいのかしら」「可哀そうな人なのね」とやり過ごしましょう。
お祝いをもらわないメリットもある
なぜお祝いをもらえないの?と嘆くかたが多いと思いますが、こんなメリットもありますよ。
職場の同僚から、よく姑の愚痴を聞かされますが、七五三のモヤっとエピソードもまた然り。
実家からは3万円いただきましたが、義両親からはなんと5,000円。
その上、「お返しは商品券とか図書券でいいからね。」と義母に軽く言われたそうです。
ちなみに、実家よりも義両親の方がお金に余裕があるそうで。
金持ちはケチってよく言いますもんね。
心優しい彼女は、百歩譲って「お返しはいらないけど、気を遣うだろうから、
もししてもらえるなら、商品券程度でいいのよ。」と解釈しようと努めたようです。
しかし、普段のケチでがめつい義両親を見ていると、そんな解釈も受け入れられず…。
同僚は、5,000円のお返しって何をどーすりゃいいのさ!と困り果てた挙句、今後の付き合いも長いし…と思い、
1,000円のクオカードにしたそうです。
一般的には「七五三のお返しは不要」と言われているのに、この義両親は常識がなかったのでしょうか。
このように、お祝いをいただいたらいただいたで、お返しのことを考えなくてはならず、
やることも増えるし、またモンモンとしなくてはならないこともあるので、
一概にお祝いをもらえないことにクヨクヨしなくても良さそうですよ。
七五三でお祝いなしの不意打ちを防ぎたい人は、事前に夫の協力を得るという手も
お祝いの金銭的な援助を受けたいとか、七五三は多くの家族にお祝いしてもらいたい、と思っているかたへ。
結婚して少なくとも3年以上は経っているので、こういうお祝い事で何となく義両親がどういうタイプにカテゴライズされるか、
女の勘は働きやすいですが、根回しできそうな夫なら試しに夫を使…いや夫に協力してもらいましょう。
「ちょっと七五三のことで困ってて…。お義父さんやお義母さんは七五三お祝いしてくれるかな。
どんな考えを持ってるんだろう。何かのついでに聞けたら聞いてもらってもいい?」などとお願いしてみては。
他の用件で夫と義両親のどちらかが会話している時、チャンス到来です。
あくまでも自然に七五三の話題に持っていける旦那さんのさりげない演技力があれば良いのですが…。
さあ、あなたの夫はいかがでしょうか。
「もうすぐ七五三なんだよな。何か集まったりした方がいいかな。初めてだからよく分かんなくてさ。」
とお母さんを頼る感じで相談する格好で切り出してみたり、
「そういえば、七五三のお祝いで食事会しようかなと思ってるんだけど来る?」とか、
「今度、スタジオで前撮りするのもいいかと思ってるんだけど、一緒に撮る?」とお誘いしてみたり。
誘われると基本嬉しいものです、ましてや孫のお祝い事ですからね。
特に義母と息子が話せると良いですよね。
着物のこととか写真とかって、義母の方がこだわって口出ししてくるものじゃありません?
(口だけだったりする)
それに母と息子って妙に仲が良かったりして、マザコンなの?って思ってしまうことがあるのは、
うちだけかな…。
夫に頑張ってもらってもつれない返事が来たら、潔くあきらめましょう。
所詮、夫は他人だしその親も他人です。考え方が違って当然。
割り切ってドライに付き合うしかないです。
間違っても、しつこく「お祝いくれ」オーラを出してはNGですよ!
人としての品位が下がりますから。
そういう親の姿を、子どもは見て育つことにもなりますし。
も、もしも「スタジオで写真撮るなら、お金出すわよ。」なんて言ってくれたら、おっしゃー!
頑張った夫に家事を分担してもらうのを休んでもらったり、夫をたててあげてくださいね(笑)
普段から夫をたてておくと、あなたへの義両親の好感度UPです。
ただ、ここがポイント!
本来は義両親や実家の手厚い援助がないと、前撮りしたり兜やひな段を揃えたり、食事会ができないのであれば、
自分たちが捻出できる金額までにとどめておくべきです。つまり、お祝いだから盛大にやってみたいという気持ちも分かりますが、
ある程度身の丈に合わせないとね、というところですかね。
七五三で義両親はお祝いなしなら逆にプレゼントしてみるのもあり!?
今や、七五三の前撮りをスタジオで行う家庭も増え、主流になりつつあります。
スタジオでは、写真だけではなくスマホにつけられるキーホルダーや、写真をノートのようにコレクションできたりと、様々なタイプの商品があります。
下の写真は「携帯ストラップ」と「マグネットシート」です。(¥1,000~2,000ほど)
大きな写真をいただいてもちょっと困ってしまいますが、グッズ化されたものなら実用的で保管場所にも困らずgoodですね。
七五三報告をかねて、こういったものをプレゼントしたら喜ばれそうです。「気が利く奥さんだわ。」と義両親からの評価もUPしそう。
まとめ
- 「七五三は嫁ぎ先の行事」という説も割と多いので、義両親が関わろうとしないケースがある
- 世代や地方によって異なる考え方もある、決めつけの枠を外すとモヤモヤしなくなる
- 「お祝い」=「気持ち」、気持ちがこもっていれば、形式的なお祝いが少なくても良しとする
- お祝いなしのメリットもあり
- 夫に仲介役になってもらい、義両親の七五三に対する考え方をリサーチしておく
- しかし基本は、自分たち両親が捻出できる範囲のお祝いにとどめておくこと
- こちらから、写真や写真グッズなどをプレゼントするのもあり
わが子の晴れ舞台、一番大事なのは子どもが元気に笑顔で過ごせることです。
義両親とは、今後も長いお付き合いが続くので、モヤモヤすることもあるかと思います。
どうか、自分の価値観を押し付けず欲張らず、程よい距離感を保ちましょう。

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