小学生の娘が友達とケンカした!そんな時親がとるべき行動とは?

小学生の子供さんを持つ家庭なら誰もが抱える友達との「ケンカ」に頭を抱えますよね。私は姪っ子が二人(小6と小2)と甥っ子が一人(小1)いるのですがほぼ毎日のように友達とケンカをしています。

三人とも姉の子供で私はほぼ毎日姉の家に入り浸っていますのでケンカの話は日常茶飯事…(笑)

小2の女の子「〇〇ちゃんとケンカした」とか「△△ちゃんが一緒に帰るって約束したのに先に帰ってたからもう遊ばない」とか。ケンカの内容はまだ可愛らしいものです。

低学年の子供のケンカはまだ止めやすいというかなだめやすいですが大きくなるとどうにもうまく行かない…むしろ悪化してる。なんてことはありませんか?

親が知らず知らずの内に子供同士のケンカに首を突っ込んでしまっていることはありませんか?子供のためにそれはしてはいけないことです。じゃあどうしたらいいの…と思った世の中の岡さん方のために子供のケンカで親がとるべき行動を教えます。

 

小学生の自分の子供と友達とのケンカは基本放置

結論から言うと、子供同士のケンカです。首を突っ込みたくなる程心配していることはすごくわかりますがそこは抑えて様子を見ましょう。放置と言ってもケンカしてるのを知らんぷりするのではなく見守る。

自分の娘(息子)とその仲のいい友達がケンカをしてたらついつい「今日○○ちゃんどうしたの」とか「今日遊ばないの」とか聞きますよね。

親ですからそりゃ心配します。そこは優しく聞いてあげましょう。親がすることは「聞く」だけです。

内心は「友達とケンカしたっぽいけど…どっちが悪いのかな」と過保護な程心配してしまいますよね。

小1、小2の時に多かったのが「無視」ですね。その理由のほとんどが相手の女の子の「ヤキモチ」です。「私の△△ちゃんなのに」と思ってしまったりすることもあるみたいで無視してしまうのだそうです。(姪っ子が理由きいた)

小2の姪っ子を見てきて、次の日までケンカが長引いてることなんかほぼありません。それくらい子供のケンカって言うのは単純で、ケンカしやすいけど仲直りしやすいのです。

そしたら「仲直りできてよかったね」と言ってあげる事が大事です。

逆に男の子同士のケンカは言い合いが多いです。甥っ子が近所の友達と遊んでいるのをみて「また言い合いしてる…」と思うことが多々あります。でも女の子に比べると仲良く遊んでいるときの方が多いので心配いらないと思います。

 

小学生は高学年になると友達とのケンカの理由が変わる

これは女の子も男の子も共通していることですが、あんなに可愛いことでケンカをしてた娘が高学年になるにつれてガラッと変わります。

良い方に変われば良いのですがそんな訳もなく、かなり面倒な方に変わります。見た目だけ成長しているのではなく脳も成長しているのですから今までとケンカの内容が違うのは当たり前です。

ただそこでしてはいけないことは3つあります。

してはいけないこと

  • 子供同士のケンカだからといって放置
  • 話を聞いて親が口を出す(自分の子供の味方だけをする)
  • 自分の子供を責める

これだけは必ず守ってください。色々なトラブルの原因になりかねません。

子供のケンカだからといって放置

小学二年生までは特に何も言わなくても仲直りするし、親が口をはさむほどの事まで行くことはほとんどないと思いますが、子供は大きくなるにつれて色々なことを相談してきます。

例えば「○○ちゃんとケンカして謝ったけど許してくれない」とか「○○ちゃんが他の子とは遊ぶのに私は一緒に遊んでくれない」とか段々レベルアップしていきます。

その度にお母さんは相談に乗るのですが次の日に解決したと思ったらまた何日か後に同じようなケンカ…

「この前解決したのにまた…」とため息つきたくなるのは分かります。でもここでキツく当たってしまったり放置してしまったりすると子供は相談してくれなくなります。

そうすると溜め込んでしまう性格になってしまいやすくなるのでそうなってからでは遅いです。

たかが子供のケンカ。とは思わずに最後まで話を聞いてあげて、アドバイスをあげたりとりあえず落ち込んでると優しくしてあげること。

子供の味方はお母さんとお父さんその家族だけです。反対にお母さんの味方になってくれるのはいつも自分の子供ですよね。

私も夫婦ケンカをした時にいつも子供に仲直りさせられ、いつも笑顔にしてくれて助けられました。

自分の子供の話だけをきいて相手に口を出す

一方的に相手が悪いと思ってはいけません。自分の可愛い子供が泣いてるとどうしても「可哀想に。○○ちゃんが悪いのにどうして私の娘だけが悪いの」と思う気待ちもわかりますが、どちらかの話を聞くだけではどっちが悪いかなんてわかりません。

思うだけならまだしも、相手の子供に口を出してしまうと相手の親が出てきて親同士のケンカに発展してしまう。なんてことはよくあるケースです。

誰もが自分の子供が可愛いと思っているのでちょっとしたことでも相手に口をはさむと大きいケンカになってしまいます。なのでそこはぐっと堪えて本人同士で解決させるのが1番です。

変に口を出してしまうことによって「△△(自分の娘)ちゃんのお母さんってうるさいよね」なんて言われてしまい、自分の娘が友達をなくしてしまうというケースもあります。

「きっと○○ちゃんも理由があったんだよ。だから一方的に(泣いたり)(怒ったり)していないで理由を一緒に考えよう」と優しく言ってあげましょう。

自分の子供だからという理由で責める

特にしてはいけないことです。厳しく強く育てたい。これは親なら誰もが思うのではないでしょうか。そう思って当たり前なのですが「強い」の意味をはき違えてはいけません。

例えば話を聞いて、自分の子供が一方的に悪いと分かったとします。

「それはあなたが悪いよね。○○ちゃんに謝ろう」 「なんでそんなこと言ったの。ケンカになるに決まってるでしょ」

という風に責めるのではなく、「○○ちゃん傷ついてるかもしれないよ。泣いているかもしれないけど△△(自分の娘)はどうするの?」と答えを導かせてあげましょう。

まずは決めつける前にケンカになった話を全て聞くこと。決めつけたり、相手の味方にはならないこと。自分の子供が悪いと分かってもお母さんだけは味方でいてあげてください。

小学3年生から上くらいの年齢になれば、酷いこと言ったのなら自分で分かっているはずですし、何が悪かったのかも自分で分かるはずです。理解していないようでしたら「こういう時はこうすれば良かったんじゃないかな」と助けてあげましょう。

悪い事をしても謝らないのが「強い」ではなく悪い事に気付いたらすぐに謝れる子が「強い」と私は思います。謝ったからって全然恥ずかしくないし、むしろかっこいいとすら思います。

たかが小学生のケンカだと思わない!ケンカからいじめに変わる!?

まず最初にケンカといじめは全然違います。子供からきちんと話を聞かないと子供からのSOSを逃してしまうことになります。

子供に喧嘩はつきものであり、子供はけんかによって自己主張し、他者と交わり、集団をつくる。子供の喧嘩というのは、3歳ころには始まり、10歳前後にもっとも激しくなり、13歳くらいまで続く。

子供の喧嘩が多いのは、その <自己中心性> による子供は、その場・そのときの自分を強く主張したり、他の人々のことまで自己本位に解釈して、結果として争いを起こす。子供は喧嘩をすることによって、他者を知り集団を知り、自分自身を理解する中で、自分と他者を対等に扱うことを学び、正しく関係づけることを学び、集団を統制することも学ぶ。つまりは、子供は喧嘩をすることによって自己中心性から抜け出してゆくのであり、その意味では喧嘩は発達の糧なのである。

引用:Wikipedia

相手に身体的または心理的な攻撃を加えること。また相手が苦痛を感じる様子を見て快楽を感じること。特に学校でのいじめについては、文部科学省が「当該児童生徒が、一定の人間関係にある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの」と定義している。いじめの発生場所は、学校の内外を問わない。心理的な「攻撃」とは、仲間はずれや集団での無視など心理的な圧迫を加えられること、物理的な「攻撃」とは、身体的な攻撃に加え、金品をたかられたり、隠されたりすることを指す。ただし、「けんか」は除くとされている。

引用:コトバンク

このようにケンカといじめでは全然違ってきます。いじめは1対1っていうのがなく大抵は集団で嫌がらせや暴力をするものです。ただそうなってくると「見守る」や「子供に言わせる」だけでは済まなくなってきます。自分たちでさせてしまうと解決しないようです。

なのでそういう時こそ両親が学校に連絡します。事情を全て担任の先生に話して先生が子供たちの仲裁に入って、そしてお互いの両親に話しをして相手の友達に謝ってもらって仲直りさせるみたいです。効果があるかどうかはその子たち次第ですが両親の怒り方も気を付けなければいけません。

自分の子供がいじめの主犯であると分かった場合

じめていると分かれば放っておくと大変なことになりかねません。いじめの理由を聞きだして厳しく叱らないと直りません。親として自分の子供に怒らないといけないのはいい気がしませんよね。

でもそれを放っておいてしまうと「いじめをしても叱られない」と間違った認識をするようになるのでいじめの主犯であると分かった場合にはキツく叱らないといけません

日がたつにつれいじめは必ずエスカレートします。相手が何も言ってこないのを良いことに複数で楽しむため悪化します。

じゃあどうすることも出来ないのかというとそうではありません。いじめは早期発見がカギです。初期の段階でいじめをやめさせればいいのです。なかなか簡単なことではありません。自分の子供にきつく叱らなければならないのですから。

初期のいじめ問題は早ければ三日で解決すると言われてます。一週間もかかることがあれば先生が協力的ではない可能性もあるので教育委員会へ相談しましょう。

自分の子供がいじめられる側だった場合

子供のSOSはいち早く気付いてあげましょう。学校から帰ってきたときの「行動」が大事です。

  • 顔色が悪くないか。いつもと様子が同じか。
  • 誰と遊ぶのか把握。

こういうところを気付いてあげましょう。でもしつこく聞きすぎては嫌がられるかもしれないので程よく。そこでいじめられていると相談を受けた場合、詳しく話を聞きましょう。

次にするべきことは学校の担任の先生に報告です。先生抜きで親同士で話をしてしまうと関係がこじれる元ですので、先生に任せましょう。「〇〇ちゃんたちからいじめを受けている。先生から子供たちの事情を聞いて、私が向こうの親に話することも出来ますが一度先生から向こうの両親にいじめの話をしてほしい」と伝えました。

先生が解決に導いてくれるはずです。私の姪っ子も二人の女の子から嫌がらせを受けていたみたいですが何度も相談に乗ってアドバイスしました。

  • その子たちと関わらないようにする
  • その子たちになぜこんなことをするのか聞く

この2つは効果ありませんでした。逃げても必ず近くに来て悪口を言われて、なぜこんなことをするのか聞いたら無視されるようです。結果、子供たちでは解決できないという事が分かりました。

その子たちは向こうの両親にキツく怒られたようで泣きながら謝ってくれたみたいですが、その子たちとは今も関りがないようです。

でもそれでいいと私は思います。無理に関わらなくてもいいし、その子たちの他にも友達はいるみたいなので大事にするように伝えました。

まとめ

供たち同士のケンカは付き物で、避けられないです。ですがケンカすることによってお互い成長します。むやみに仲裁に入らないように、親が前に出すぎないようにしてください。

  • 低学年の小学生同士のケンカは基本放置
  • 高学年のケンカは放置せず話を聞いてアドバイス
  • なるべく自分たちで解決させる
  • 自分の子供を責めすぎない(味方しすぎない)
  • ケンカの程度を把握する(暴力や集団でのいじめがないか)

いじめている側もいじめられている側も初期であればなんとかなるのですが知らないふり・気が付かなかったではすでに深刻になっていることもあるので子供の様子は常に観察して、話を聞いて気が付いてあげましょう

悩んでいる理由がいじめではないならそこまで神経質にならなくたって知らない間に仲直りしているので大丈夫です。あ、でも常に気にかけてあげてくださいね。

もし私の子供(3歳)が小学生になったらなと思うと不安でたまらなくなりますが、友達とケンカをたくさんしながら成長していってほしいと思います。

あたかも自分が親であるような目線になってしまっていましたが私にとっての姪っ子、甥っ子は私の娘や息子みたいな感覚です。

自分たちで解決できそうにない問題は必ず学校の先生を頼りましょう。親同士のトラブルに発展することがまずありませんし、一番安心です。

 

 

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