あなたのオフィスはすっきり綺麗に掃除されていますか?
中には清掃業者が入らないので、自分たちで掃除をしていますという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
仕事をこなしながらの掃除は、なかなか手間がかかるものですよね。
おまけに掃除に協力的じゃない人も出てきて、仕事だけでも十分ストレスが溜まるのに、さらにストレスが溜まる毎日…。
朝早くから出社して、せっせと掃除に励む負担を軽減したい!と思っているそこのあなた。
そのためには、職場の人に協力してもらうのが一番です。
この記事では、掃除に協力的でない人への対処法や掃除で得られるメリットについてご紹介しますよ!
目次
職場で掃除しない・デスクが汚い人への対処法!

学校時代の放課後の掃除の時間。懐かしいですよね。
私は家の掃除は頑張らなかったのに、学校の掃除は一生懸命頑張っていた小学生時代を過ごしました。(笑)
さらに掃除だけでなく、学校の机の中も綺麗に整理整頓していたことを覚えています。
一方で家の机の家の上は、教科書が山積み状態。
母親にはいつも、学校の掃除はやるくせに家の掃除はやらないんだから~とプリプリ怒られたものです。
家の掃除はサボり魔だった私が、なぜ学校の掃除や机の中の整頓はきちんとやっていたのか。
この理由を活かせば、職場で掃除に協力的でない人を巻き込んで、みんなで掃除することができるようになるはずです。
ここからは、掃除に協力的ではない人への対処法を3つ紹介していきます!ぜひ実践しやすいものから、試してみてくださいね。
職場の掃除を習慣化!曜日と時間を決めてみよう!

私が家の掃除のサボり魔だった理由。それは、急に「掃除せよ」という命令が母親から降ってくるからです。
急に言われたってゲームしたいし、今日は友達と遊ぶ予定だってあるんだから!
このように言い訳をしながらぐずぐずしていた私は、結果掃除をサボり続けたというわけです。(笑)
大人になってもそれは同じ。不定期に急に発生する掃除というめんどくさい行事。
こんなもの誰もやりたいと思えないんですよね。ではどうすればいいのか?
それは習慣化してしまうということです。私は学校の掃除はきちんとやっていたのですが、なぜかというと習慣化されていたから。
- 掃除を始めるタイミング
- 掃除にかける時間
この2つがきっちり決まっていたからこそ、学校の掃除に取り組むことができたんです。
これを職場に置き換えてみましょう。例えば金曜日の15時から30分間は、全員で掃除に取り組むということを習慣化してしまいます。
その習慣が浸透して、みんなが掃除をするようになれば、もうしめたものです。(笑)
掃除している時間と決めてしまえば、みんなが掃除を始めます。
周囲に影響されて掃除をせざるを得ない状況を作り出してしまうんです。そうすれば、サボり魔は消えていくことでしょう。
デスク周りも同じで、例えば毎朝出社したら5分間はデスクの整理をしましょう!と習慣化してしまえばいいのです。
周りが一斉にデスクの整理整頓をすると、普段デスクが汚いあの人もきっと綺麗に整頓してくれることでしょう。
ぜひあなたの職場でも、この習慣化に挑戦してみてください。
職場の掃除は当番制で代わりばんこで取り組もう!

業務が滞ってしまうので、職場全員が同じタイミングで掃除に取り組むことが難しい…。
そんな職場で働いている場合は、当番制にするのがおすすめです。
ここでも小学生時代に思いをはせてみましょう。懐かしい給食当番。
マスクをつけてせっせと配給したことは、誰しもが体験していると思います。
あの給食当番って結構めんどうな係です。しかも給食当番の服は暑苦しいし、装着必須のマスクは息苦しい。
しかし、そんな給食当番はだいたい数週間に1回程度で回ってくる係ですよね?
1週間に1回やれと言われたら嫌になりますが、数週間に1回だったので、特に難なく給食当番を務められたのではないでしょうか。
この数週間に1回程度回ってくるという給食当番の原理を、職場にも応用してしまうんです。
どのようにするのかというと、グループと掃除する場所を決めてしまいます。
そして、グループごとに当番制で掃除するという仕組み作りをしてしまうんですね。
この時注意するべきポイントは、見える化させるということ。
例えば、今週はAグループでトイレの掃除、来週はBグループで給湯室の掃除などというように、スケジュールを決めます。
そのあと、職場の全員がそれを把握できるような予定表を作ってしまうんです。
掃除が終わったグループには、その予定表にチェックをしてもらいましょう。
こうすれば、掃除のリマインドにもなりますし、予定表にチェックすることで掃除を終わらせたという達成感も生まれます。
私の職場でも倉庫の整理などはグループで取り組んでいますが、意外と楽しいものですよ。
自分がこれまでやったことがないテクニカルな収納方法を伝授してもらえることもあり、その収納方法を家でも試すこともあります。
職場が綺麗になる上に、新しい発見もあるので、グループ単位での当番制の掃除もおすすめです。
職場の掃除を成功させるには!?下準備がポイント!

さて、ここまでは掃除をする仕組み作りのお話をしてきました。
しかし掃除の仕組みを作って習慣化するためには、まだまだ準備が必要となります。
例えば、いざ掃除をしよう!と意気込んでも、肝心の掃除用具がなかったらどうでしょう?
そこで一気に掃除への熱は冷めてしまいますよね…。
そんなことにならないように、予め用意しておくとスムーズに掃除を始められるアレコレを、ここではご紹介していきます。
職場の掃除用具を準備しておく

掃除するためには、掃除用具を準備しておくのは当たり前と思ったそこのあなた。
職場用の掃除道具は、家の掃除道具とは使い、意外といろんな道具が必要なんです。
例えば、トイレ用の掃除道具はあるけれど、給湯室用の掃除道具がないなんてこともありますよね。
そんなことが起こらないように、まずは掃除場所をリストアップしてみましょう。
そして掃除場所内をさらに細かく分けていきます。給湯室であれば、シンクと湯沸かし器では掃除道具が違いますよね。
こんなふうに細かいところまで、予めリストアップしておきます。
リストアップが完了したら、各掃除場所に何が必要なのかを書き出しましょう。
このように手順を踏むことで、掃除道具を漏れなく準備することができるはずです。
これで、掃除直前になってあれがない!と慌てることなく、スムーズに掃除に取り組むことができます。
職場の掃除場所を分担しておく

道具が準備できたら、リストアップした掃除場所を誰が掃除をするのかを分担していきます。
この分担はグループ単位でも良いですし、個人でも良いと思います。
私の個人的な意見ですが、少数のグループ単位をおすすめします。
グループ単位にすると、他のグループに負けじと協力して効率よく掃除に取り組むことができるということがメリットです!
また、掃除が苦手な人でも、グループ単位で掃除することで、苦手を軽減できるというメリットもあります。
このあたりは、あなたの職場の人数や掃除場所の数によって検討してみてください。
そして期限を決めることも、非常に大切です。人というのは期限が決まっていないとダラダラと取り組んでしまう生き物です。
ただでさえ面倒な掃除を先が見えない中、何時間もやり続けるなんて考えるだけでうんざりしてしまいますよね。
ところが、1週間のうち30分だけと決められていたらどうでしょうか?
たった30分だけなら、よし!集中して終わらせるぞ!とやる気が出てきませんか?
このように掃除場所と時間をきっちり仕切って、スムーズに掃除できるように予め整備しておきましょう。
職場のどこに物を置くのか決めておく

いざ掃除を開始してみると、不要な書類や使用していない文房具が大量に出てきたという経験はありませんか?
家の掃除なら、それらを簡単に分けることができますが、職場の規模になるとそう簡単にはいきません。
不要なもの、まだ使えるものなどの置き場所を事前に決めておかないと、どんなことが起こるのか?
置き場が分からない物が溢れかえって、掃除が終了しても掃除できたのかよくわからないなんてことにもなりかねません。
職場環境に合わせて、事前に何をどこに集めるのかをしっかり決めておきましょう。
この下準備も職場で行う掃除には、非常に大切な役目を果たしてくれます。
職場の掃除は5Sに繋がる!得られるメリットは?

掃除をすると職場が綺麗になって気分がすっきりするのはもちろんですが、「5S」にも繋がっていくんです。
この「5S」という言葉、聞きなれない方もいるかもしれませんが、「5S」を実行するとメリットがたくさんあるんです。
ここからは掃除によって実行できる「5S」の詳細と、得られるメリットを見ていきましょう!
掃除に協力的ではないあの人に、このメリットを伝えたら、目の色を変えて掃除に取り組んでもらえるようになるかもしれませんよ!
職場の掃除がカギとなる!?5Sって何?目的は?

まずは5Sとは何なのかを確認しておきましょう。
- 整理
- 整頓
- 清掃
- 清潔
- 躾
こちらの5つの単語の頭につく「S」をとって、「5S」と言われています。
実はこの5つの単語の中には「清掃」が入っているのはもちろんですが、他の単語も掃除をきっかけに実践できることばかりなんです。
「躾」が掃除に関係するの?と疑問に思いますが、躾は決められたルールを実行できるように習慣づけること」を指しています。
つまり、掃除をルール化して習慣化すれば、躾も実現することができるんです。
この5Sという言葉の起源は諸説ありますが、世界的な自動車メーカーとなったトヨタ自動車だという説がもっとも有力です。
この説は、本が出ているくらい有名なのでご存知の方も多いかもしれません。
そしてこの5Sで目的とされているのは、単に掃除することで、整理整頓をするということだけではありません。
職場環境を綺麗に保つことで、無駄をなくし、職場の課題解決を行っていくことが5Sの最大の目的となります。
職場の掃除から始まる5S!メリットは?

単に5Sで無駄をなくすことができると言われても、どんなメリットがあるのかいまいち分かりませんよね。
ここからは5Sで得られるメリットをご紹介していきますよ!
5Sは作業の効率化に繋がる
想像してみてください。書類が規則なくごちゃごちゃに積まれている職場と、ファイルごとで整頓されている職場。
必要な書類を見つけやすいのはどちらでしょう?考えるまでもなく、後者ですよね。
当たり前のことなのですが、意外と整理整頓ができていない職場は多いです。
物が溢れかえっていると、必要な物を探すための無駄な時間がかかってしまいますよね。
さらに注意力が散漫になりやすいのでミスが増えるなど仕事にも影響が出てくるんです。
5Sを実行すると、整理整頓ができるので職場のありとあらゆる作業の効率化に繋がります。
細かいことですが、掃除を行うことで整理整頓し、職場を清潔に保つということは、非常に大切なんです。
5Sは社員の意識改革にも繋がる
5Sにはもう1つメリットがあります。それは社員の意識改革に繋がるということです。
掃除が社員の意識改革に繋がるとは、どういうことでしょうか?
普段から5Sをルール化して行っていると、いつの間にか整理するという癖がつくようになります。
この整理するという癖が社員意識の改革に繋がっていくんです。
普段から整理する癖がつけば、それは職場環境だけでなく業務の中でも無駄を省いて整理するように頭が働くようになるんです。
このような意識改革ができれば、業務上で発生する無駄を省くことに繋がっていきます。
そしてそれを社員全員が実践できるようになると、会社全体で大きなコスト削減を行うことができるようになるんです。
掃除がきっかけで、5Sに繋がり、ひいては会社全体のコスト削減という大きなメリットに繋がっていく。
実際にこの5Sで、業務の効率化が図れたことで、人件費のコストが大幅に削減することができたという例もあるようです。
たかが掃除といえども、習慣化してしまえば、こんなに大きなメリットを得ることができるんです。
今掃除を続けているあなた。このメリットを周りに伝えて、職場での掃除を習慣化させてしまいましょう!
継続していけば、会社へ大きく貢献することができるかもしれません。
まとめ

- 職場で掃除しない人・デスクが汚い人への対処法は、掃除を習慣化させること
- 掃除は曜日と時間を決めて習慣化させる
- 職場の掃除は当番制にすると作業効率が上がる
- 職場の掃除を成功させるには下準備が大切
- 職場の掃除の前には掃除道具を漏れなく準備しておく
- 職場の掃除場所を分担しておく
- 職場のどこに物を置くのかを決めておく
- 職場の掃除は5Sに繋がる
- 5Sの実施は、コスト削減など会社にメリットをもたらすことができる
- 職場の掃除は継続していくことが大切
いかがでしたか?職場の掃除を習慣化することが、社員の意識を変えることに繋がります。
その意識が続いていけば、会社全体にも大きなメリットをもたらすことにも繋がるんです。
たかが掃除といえども、されど掃除。掃除や整理整頓への意識を変えて、全体で職場の掃除を行える環境作りを行うことが大切です。
思うように職場の掃除に取り組めていないあなたも、この記事でご紹介した対処法をぜひ実践してみてください。
コメントを残す