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七五三の知りたい話!!費用は?着物は?どちらの実家が出すの??

七五三。子供の成長を喜ぶお祝いです。私の息子も今3歳で、5歳になったら七五三…お母さんは今からとても楽しみです。

可愛い我が子が少し大きめの袴を身にまとい、慣れない下駄を履いて転ばないように真剣な表情で下を見ながら歩いているのを想像してみる。少し前までは一人ではどこへもいけないキミを私が抱っこして、色んな光景を一緒に見たなぁ…。もう一人で色んなものを見られるんだね、と。目頭が熱くなるどころが気づいたら滝です。号泣です。
七五三は気合が入りますよね。

そんなわくわく大イベントですが、残念ながら良いことだけではありません。頭を悩ませてしまうこともあります。中でも多いのがお金関係ですね。七五三でかかる費用は決して少額とは言えません。
じゃあどれくらいかかるの?着物は高い?双方の実家問題は?

疑問は尽きませんね。一つずつ見ていきましょう。

 

七五三のコレが知りたい!どちらの実家が出すのが常識?

ある友人の話です。
彼女には3歳になったばかりの娘さんがいます。3歳といえば、七五三。着物やお詣りの話、お互いの両親を呼ぶなら食事もするだろうからどこかに場所を借りるべきか…と旦那さんに相談しようとすると

「そういうのはお義母さん(嫁母)がいた時に決めた方が早くないか?支払いのこともあるし」

支払いって何?と聞くと

「七五三の費用は嫁の実家が払うのが常識だろ」

との返事が。友人はキョトン。旦那さんもキョトン。

話を詳しく聞いてみると、この旦那さんの実家では代々、七五三でかかる費用は全て母方の実家が支払う。そういうしきたりなのだとか。友人はモヤモヤしたものを抱えながらも実家の両親に相談すると「元からお祝いするつもりだったし全然良いわよ~」と援助してくれたそうです。

さて、本当に『七五三の費用は嫁の実家が支払うのが常識』なのでしょうか。

七五三とは?

七五三(しちごさん)とは、子供の成長を祝い、この先の健康を願う日本の年中行事です。3歳、7歳の女の子、5歳の男の子(地域によっては3歳の男の子も)の11月15日に晴れ着姿で神社へ行き、七五三詣りをします。

もともとは、生まれた初めの年を1歳とする数え年で行っていました。ですが、最近は生まれた初めの年を0歳とする(誕生日を迎えると1歳)満年齢で行われることが増えているそうです。ややこしいですもんね。

ちなみに、何故11月15日なのかと言いますと。
これは昔々、将軍徳川家光が身体の弱かった息子、徳松(後の将軍、綱吉)の為に健康をお祈りをした日が11月15日。徳松はそのお祈りの後、すくすくと成長し、後に将軍となり様々な活躍をするようになります。そのような出来事にあやかり、七五三の式日として広まったとも伝えられています。

あ、徳川綱吉にピンと来ない人もいますよね。有名なあの人です。『生類憐みの令』の人です。ワンワンおじさん。お祈り効果すごいですよね。

また、旧暦の15日は昔は鬼が出歩かない日とされる二十八宿の鬼宿日に当たり、何事をするにも吉と考えられていました。そして、旧暦の11月は収穫を終えてその実りを感謝する月であり、特に、その月の満月の日である15日に、氏神への収穫の感謝を兼ねたという話もあるとか。

そしてそして…七五三、7+5+3=15になるからとも言われています。
説は色々考えられるそうですが、最後のはちょっととりあえず感が出ていてなんとも言えません(笑)

嫁の実家が払うって本当?

「七五三の費用は母方の実家が支払うのがしきたりであり常識」
このような話を実家の両親が話すならまだしも義両親から話されたらどう思いますか。

「お金を出したくないからそんなこと言ってるんだ」
「嫁側ばかりが負担をしろってこと?」

正直ピンと来ませんし、モヤモヤしてしまいますよね。昔からの風習を大切にされているんですね素敵…!なんて無理やり吐き出したところで、表情筋が全く仕事をしてくれません。

では本当のところどうなのでしょうか。
結論として、『どちらかと言えば嫁の実家が負担するケースが多い』と言えます。そう、どちらかと言えばです。ココ、ポイントですよ(笑)

というのも、関東と関西のおでんが全然違うように、地域によって昔からの風習や考えに違いがあるのです。
『男の子なら父方の実家が費用を出す。女の子なら母方の実家が費用を出す』という地域もあれば
『男の子なら母方の実家が費用を出す。女の子なら父方の実家が費用を出す』という正反対の地域もあります。

着物は母方の実家で用意し、食事については父方の実家が準備をする、なんて分担しているお家も珍しくないとか。

七五三トラブルを防ぐために

現代の七五三では双方の実家から費用を出してもらうのではなく、お祝いする子供の両親が自主的に行い、祖父母を招待する。もしくは両親と子供だけでお詣りや写真撮影を行い、後日、孫の写真を渡すというケースもあるそうです。確かに孫の成長のお祝いを強制するのってなんだか変ですもんね。

相手側から援助をしたい、という申し出があった時は絶対ダメ!と頑なに断る必要はありませんし、全然甘えちゃって良いと思います。ですが、経済状況は家庭によって違います。こっちはしたのになんであっちは何もしてくれないの?と逆切れをかますのだけは恥ずかしいので控えましょう。

お子さんやお孫さんにとっては1度か2度しかない大イベントなんですから、お金のことでギスギスしたりしないで心からお祝いしたいですよね。

 

七五三のコレが知りたい!費用はいくらかかるの?

では七五三でかかるお金はどのくらいでしょうか。
大きく分けると5つになります。

  • 衣装
  • 着付け+ヘアメイク
  • 記念写真
  • ご祈祷料
  • 食事会

私にも子供がいて、しかも少なくともあと3回は七五三を行います。お祝い事が多いのは大歓迎なのですが、懐には大ダメージです。ですので、少しでも節約できるポイントも一緒に調べてみました。

え?旦那がせっかくのお祝いなんだからケチケチするなって?では、本番をど派手にやるためにも旦那さんのお酒やおつまみ代を七五三の費用に充てさせていただきましょうね。ニコニコ。

衣装

まず、衣装を購入するかレンタルするかによって大分変わってきます。衣装は男の子なら袴だけではなく、帯や腰ひも、足袋、草履も。女の子なら髪飾りや巾着など、男の子以上にたくさんの小物が必要です。

購入する場合は大体20,000円~∞です。着物は本当にピンキリなので、布地だ帯だ小物だなんて一つ一つ揃えると恐ろしいことになります。着物関係って本当良いお値段しますよね。

私は幼い頃、祖母の家に行くたびに着物の帯で「よいではないか~」と遊んでいたのですが、最近になってその帯が実は80万の代物だったと知りました。
何故止めなかった母よ…。

レンタルする場合は15,000円~40,000円程度
七五三が終わるとすぐ返却するので、クリーニングもしなくて良いですし、保管場所の心配をしなくて済むのはメリットですね。

  • 節約ポイント

確実に節約したいならお下がり、もしくは親しい友人や親族から借りるのがベターです。場合によってはクリーニング代や、お礼で無駄に費用がかかることもあるので注意しましょう。

着付け+ヘアメイク代

お願いする美容院やセットで依頼するかしないかによって差は出てきますが、3歳の女の子が5,000~8,000円、5歳の男の子は5,000円、7歳の女の子は7,000~12,000円が大体の相場です。男の子はお化粧をしませんし、ヘアメイクも短髪なので手短に終えられますので少しお安めですね。

  • 節約ポイント

撮影するスタジオによっては着付けやヘアメイク込みのお得な七五三プランが組まれていることが多いです。また、思い切って着付けからヘアメイクまで自分でやってしまう方法もあります。

今は初心者でもわかりやすいヘアメイクアレンジ法や着付けの仕方など、ありがたい動画が腐るほど出回っています。

ぜひ検索してみてください♪お母さんにとっては大仕事。ですが、一生の記念になりますし、お子さんも喜んでくれると思います。

 

ご祈祷料

神社でご祈祷してもらう時に納めるお金を初穂料(はつほりょう)や玉串料(たまぐしりょう)と呼びます。聞いたことありませんか。神社によって、料金設定されているところもあれば、こちらで決めるところもあります。正直、お気持ちで…ってやつよりも、はい!○円ちょうだいね!って決めてくれた方が悩む必要ないんですけどね。相場は大体5,000~10,000円です。のし袋に包んで渡しましょう。

ちなみにお賽銭のみで済ますのも可能ではありますが、神主さんにご祈祷してもらうのがほとんどです。

  • 節約ポイント

さすがに神社に納めるものを節約するのはやめておいたほうがいいでしょう。1,000円とか2,000円をポチ袋に入れて渡した強者もいたそうですが、神主さんや親族を悪い意味で驚かせてしまうのでオススメはしません。

 

記念写真

七五三で1番お金を使ってしまうのが記念写真です。多くの撮影スタジオの料金システムはプリントする写真の枚数で価格が決定します。相場は1枚で5,000円前後。自宅用の写真の他に双方の祖父母へ送る写真、など枚数がどんどん増えますよね。

また、写真は時間とともに劣化していくので、それをカバーするためにもデータがあると安心。ですが、買った写真じゃないとデータにしてくれない場合もあるそうです。購入枚数はどんどん増えていきます。商売上手だなぁ。

大手チェーンの写真スタジオでも 30,000円、アルバムやフォトフレームなどのグレードの高いものですと50,000円はかかります。

いくらお祝いだからってそんなにかかる?と疑問に思いますよね。そう考えていた時期が私にもありました…。プロが撮影してくれる我が子の可愛さは破壊力抜群です。なんなんですかね、魔法ですよね。
可愛くポーズを取っちゃう長女、娘の可愛さにくねくね悶える父親、「イイヨー!娘ちゃんイイヨー!!」と怪しげなカメラマンのような声掛けをする母親。スタッフの皆さんから生温い視線をいただきました。恥ずかしかった…(笑)

  • 節約ポイント

家庭で写真を撮るだけなら費用はかかりません。ですが、せっかくの記念ですし、プロにお願いしてみてはいかがですか。間違っても「俺最近カメラに凝ってるんで撮りますよぉ!日給どれくらいっすかー?」なんてほざくなんちゃってカメラマンの親戚(彼女募集中)にお願いしてはいけません。

話を戻しますが、写真スタジオで撮影をする場合にオススメなのが前撮りです。繁忙期である10月、11月を避けることでスタジオによっては同じサービスで20,000円も安くなるとか。さらに衣装レンタル代や着付けが無料になったり、七五三記念のプレゼントがもらえるなどの嬉しい特典があることも大きなメリットですね。恐るべし前撮り。

節約とは違いますが、前撮りはスタジオが混んでいないのも高ポイントです。慣れない環境でグズグズモードに突入したり、緊張で良い表情が取れなくて時間がかかってしまっても、次の人を気にすることなく、お子さんのペースで撮影を進められます。素晴らしい!

 

食事会代

お店や人数、注文内容によって金額は大きく変わります。必ず事前にお店の予約をしておきましょう。
一般的な相場は大人は1,500~3,000円程度、子供1,000~1,500円
割烹や、自宅へ仕出しを注文した場合には大体、平均20,000~30,000円程度かかるそうです。豪勢ですねぇ…。

  • 節約ポイント

外で食べるから出費が増えるのであれば、いっそのこと自分で用意してお家で宴会してしまいましょう。子供のお祝いのために親族が集まるのですからそんなにかしこまった席を用意する必要はありません。

お子さんは着付けから始まってお詣りをして、当日に写真撮影をする場合もあるでしょう。大人でもぐったりするようなハードスケジュールをこなすわけですから、小さな身体にはかなりの負担や疲労がたまっています。

私の上の娘も3歳七五三の時に祖父母に合わせて、和食の美味しいお店を予約しました。記念写真の撮影は前撮りにしたにも関わらず、慣れないことの連続でかなり疲れてしまった娘。食事会の時間にはまぁ、見事にグズグズタイムへ突入です。

それなら住み慣れた我が家でパーティーをするほうが、子供の負担も減りますし、節約もできて楽しそうです。動かない男性陣の「つまみはまだかー?」には申し訳ないですが、祖母ズに対応してもらいましょう。決して旦那のおつまみにわさびやタバスコを仕込んではいけませんよ。

ちなみに両親とお子さんだけで七五三を行う場合はそもそもお食事代なんてかかりません。ケーキを買って家族だけでお祝いするのも良さそうですね。

以上、比較的費用を節約できる七五三は記念写真は写真スタジオで前撮りして、祖父母には後日手渡し。両親と子供だけでお詣りをして、食事は自宅で行う。着物はお下がりで着付けやヘアメイクは根性で頑張る、といったところでしょうか。
全部はかえって疲れてしまいそうですが、1つか2つは取り入れてみても良いかもしれませんよ。

 

 

七五三のコレが知りたい!着物は買うべき?レンタル?

可愛い我が子の晴れ舞台、良いものを着せてあげたい。でもでも、正直なところキツい!と思わず本音が出てしまいます。旦那の安月きゅ…いえ、ささやかなお給金では少々厳しいかもしれません。

お店によっては一式セットで「え、大丈夫なやつ?」って戸惑うレベルで破格の着物が売っている時もあります。ですが、失礼ながら価格相応といいますか…同じ値段でレンタルした方が良いものあるよって教えてあげたいです。

 

七五三の着物にレンタルはどうなの?

好きな着物を選べて、小物も一式付いているのにお手頃価格でお財布にも優しい素晴らしきレンタル。

友人も息子さん好みの着物を選びたくてレンタルを選択したところ、姑さんに「孫が可哀想だ」「着物も用意出来ないのか」「今の若い人は良い物を知らない!」とネチネチネチネチ…。今は特に珍しくもないのですが、七五三の着物レンタルなんて信じられない!と悪いイメージを持つ人ももちろんいらっしゃいます。

しかし、レンタルだと可哀想だなんてそんなことは全くありません。
他の人も借りてるから、といって汚れているわけではありませんし、レンタルは種類も豊富です。

そして、なんといっても管理が楽!着物の管理は思いのほか大変なんです。レンタルなら着用後は送られてきた時のケースにしまって送るだけです。楽!

と言いますか好みでも無い着物を「買っちゃったからもったいない」の一言で着せられる子供の気持ちになってみてください。私も子供の頃に小さな星柄のブラウスが欲しかったのに、母が買ってきたのはまさかの千鳥格子柄のブラウスでした。私はショック過ぎて号泣し続け、熱を出したそうです笑

七五三の着物にお下がりってどうなの?

着物のお下がりってなんとなく縁起悪いんじゃ…と思うかもしれませんが、そんなことはありません。兄弟や、親のお下がりであっても全く問題ないですし、代々受け継がれるってなんか素敵ですよね。

ただし、着物の保管は難しいです。保管方法によっては汚れやシミが付いてしまっていることもあり、そうするとクリーニングに出すことになりますが、着物ですから料金が高額になる場合もあります。クリーニングにかかる金額によってはレンタルや新品を購入した方が安く済ませられるかもしれませんね。

また、お姑さんが自分や誰かのお下がりを着せようとする厄介なケースもあります。せっかくの好意を無下にし辛いかとは思いますが、一生に1度の晴れ舞台です。角が立たないように「寝言は寝て言え」と丁重にお断りしましょう。

そして最後に気にかけていただきたいのはお下がりを着るお子さんの気持ちです。特に上の子が着た衣装を下の子にも回す時は、親は良いかもしれませんが、下の子にとっては「またお下がりなんだ」とせっかくのお祝い事が嫌な思い出になり兼ねません。

事前に「この着物は可愛いね。お姉ちゃんと同じ着物なんて良いなぁ」「これはパパが着ていたんだって。パパとお揃いなんて羨ましいよ」と可能な限り特別感を出してあげてください。

主役はお子さんです。大人の都合で我慢させるのも仕方ないかもしれませんが、一生に一度しか無いのです。
しっかり子供の気持ちを汲み取ってあげたいな、と私は思います。

 

 

まとめ

  • 七五三の費用はどちらかというと嫁の実家が払うケースが多いが、絶対ではない。
  • トラブルを防ぐためにも七五三は両親と子供で行い、祖父母にはお祝いの気持ちをいただく。
  • 費用が一番かかる項目は記念撮影代。我が子可愛すぎトラップに引っかかる。
  • 着物はレンタルでもお下がりでも子供が笑顔で納得して着るなら全然オッケー。

いかがでしたか。少しは七五三についての不安や疑問は解消できたでしょうか。

七五三は実家に甘えるも、両親だけで楽しくやるも、姑を徹底排除するも自由です。決まりはありません。当日は笑顔で、しっかりと子供の成長を祝ってあげてくださいね。

 



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