あなたはセキュリティワイヤーを使用していますか?
セキュリティワイヤーとはPCを簡単に盗難できないよう、机や柱に固定するものです。
私は職場でノートPCを使用しており、会議や出張などで社外へ持ち出す機会も多いです。
ノートPCは軽量で持ち運びが容易ですが、常に盗難のリスクと隣り合わせですよね。
新幹線や飛行機の中でも仕事ができるのは良いけれど、途中でトイレに行きたくなったり席を立たなければならなかったりする場合はどうしたら良いのか。
その心配はセキュリティワイヤーを使うことで解決できます。
今回、私は何でも揃う100均でセキュリティワイヤーを探しました。しかし、100均には売っていませんでした。
そこで、100均のコスパには及びませんが、安くて良いものを探してきましたのでご紹介します。
目次
セキュリティワイヤーは100均に売っていない!

私は何でも揃う100均が大好きで、何か必要なものができると、まず100均へ探しに行きます。今回も職場近くの100均へ行って探すことにしました。
しかし、パソコン用品コーナーを中心に探してみましたが、セキュリティワイヤーはどこにも見当たりませんでした。
唯一見つけられたのは「セキュリティワイヤーバンド」という商品。
商品名はまさにセキュリティワイヤーですが、倉庫などの施錠や植木鉢の吊り下げに使うもので、ノートPCの盗難防止に使うための商品ではない様子です。
また、この商品は一度結束するとゆるめることができないので、セキュリティワイヤーとしては使えないでしょう。
店員さんと一緒に探してみましたが見つからず、取り扱い自体がないようでした。
セキュリティワイヤーのおすすめはこちら!

100均でセキュリティーワイヤーを買うことはできません。
100均で見つけたいと思っていたあなたには、とても残念なお話ですみませんでした。しかし、よく考えると盗難防止商品が100均だと不安になりませんか?
100均以外で見つけたおすすめ商品を紹介しますのでご安心ください!100均ほどのコスパは望めませんが、安くて良いものがたくさんあります。
まずはあなたのノートPCに、セキュリティワイヤーを取り付けることができるキュリティスロットがあるかどうかを確認しましょう。
セキュリティスロットとは、ノートPCや液晶ディスプレイなどの小型機器に盗難対策としてはじめから用意されている小さな穴のことです。
セキュリティワイヤーについている固定金具を、この穴に差し込んで使用します。
固定金具の先は、T字型のバーや開閉する羽のような形をしています。
鍵をかけるとバーの先端が回転したり、羽が開いたりして金具が機器に引っかかり、固定することができるのです。
一度鍵をかけて固定してしまえば、鍵を開けるかワイヤーを切断しなければ取り外すことはできません。
セキュリティスロットがないとセキュリティワイヤーが使えないじゃないか!と思ったあなた。大丈夫ですよ。
セキュリティスロットがない場合の対処法も紹介します。
セキュリティスロットがある場合
【①コンパクトかつスマートなシリンダー錠タイプ】
シリンダー錠とは、鍵を差し込む部分が円筒状をしているものをいいます。専用の鍵でしか開けることができず、破損しにくいのが特徴です。
薄型のノートPCやタブレットにも適しています。スマートな見た目なので、見た目を重視したいあなたにおすすめです。
しかし鍵を無くしてしまうともう取り外せないのが難点。おっちょこちょいな私には向いていない気がします。
価格は約1,500円~です。3,000円ほどの高価格な商品もあります。
【②楽に脱着ができるダイヤル錠タイプ】
自転車のセキュリティロックなどでおなじみのダイヤル錠タイプ。あらかじめ決めた暗証番号に合わせて開錠するタイプです。
よく物を無くしてしまうあなた、毎回鍵を持ち歩くのが面倒だというあなたにおすすめです。
また、暗証番号の共有をすれば鍵を別に管理する必要がないことから、会社内で使用するのに向いています。
私は物をなくしてしまうタイプであること、鍵を開けるのが面倒であることからダイヤル式を使用しています。
価格は約900円~とお安いのが特徴です。この価格なので、とりあえず使ってみよう!というあなたにもおすすめですよ。
【③見た目が頑丈そうな南京錠タイプ】
見た目から盗難対策をしたいあなたにおすすめなのが、南京錠タイプ。見た目が頑丈そうです。
ディンプルキーという安全性に優れたものを選ぶと、さらに盗難防止性能を発揮します。
ディンプルキーは鍵の内部が複雑な構造になっていて、ピッキングにも強く複製しにくいのが特徴です。
こちらも専用の鍵を使って開錠しますので、鍵を無くさないように注意が必要です。ディンプルキーを採用していても価格は約1,000円~とお手頃です。
セキュリティスロットがない場合
セキュリティスロットがない場合には2つの方法で盗難防止対策を行いましょう。
その2つとは、自分でセキュリティスロットを装着する方法と、ノートPCに搭載されているコネクタを使って取り付ける方法です。
【①セキュリティスロットを自分で装着する】
強力な両面テープや吸盤式の部品を直接機器に貼り付け、そこにセキュリティスロット対応のセキュリティワイヤーを取り付ける方法です。
部品自体が丸みを帯びて作られていて掴みづらく、簡単には取り外すことができません。
目立ちにくい薄型タイプや小型タイプもあり、邪魔になりにくいのも特徴です。
ただし凹凸面には貼り付けができないので、お使いの機器によっては注意が必要です。
価格は約900円~とお手頃ですが、セキュリティワイヤーが別売りのためトータルコストは約1,800円~となります。
【②ノートPCに搭載されているコネクタを使う】
ノートPCに最初から搭載されているUSBポートや、余っているコネクタに差し込んで使用することができる商品もあります。
特にD-sub25ピンというコネクタは、プロジェクターなどの外部モニターを使う時以外、だいたい余っているのではないでしょうか。
未使用のコネクタを使用するので、ノートPCに限らずデスクトップPCにも使えるのが良いところ。
価格は約1,700円~で、自分でセキュリティスロットを装着する場合とあまり変わりません。
セキュリティワイヤーを使用することは、ノートPCの盗難防止対策としてとても有効です。しかし固定する場所や方法を間違えては効果が発揮できません。
机の脚にくるっと1周だけ巻き付けて固定されている方をよく見かけますが、これでは机を持ち上げられ盗まれてしまいます。
以下のような場所や条件だとさらに盗難防止効果が高まりますので、覚えておきましょう。
- 重いもの、持ち運びがしにくいものに固定する
- 机の脚に固定する場合は、床と机が直接接着されているものにする
たった2点ですが、窃盗犯に「盗むのに時間がかかりそう」と思わせることが重要です。
ワイヤーを使用しない場合
ここまで物理的に盗難を防止するセキュリティワイヤーを紹介してきましたが、ワイヤーを使用せず盗難されたことをアラームで知らせる商品もあります。
両面テープで簡単に取り付けることができ、機器に貼り付けてある部分が外れたり、繋がれている配線が切れたりするとアラームが鳴ります。
大きな音を出して周囲の注目を集めることができ、盗難防止対策として有効です。
物理的に盗難を防止することはできませんが、アラームが鳴らずに設置している状態だと約10年も使用することができます。
時と場合によってはこのようなアラームでも良いかもしれませんね。
今回紹介したセキュリティワイヤーはほんの一部です。鍵の種類について主にご紹介しましたが、他にも選ぶ基準はたくさんあります。
ワイヤーの太さや長さ、機器を傷つけないようビニールコーティング加工がされたワイヤーかどうかなど、まだまだセキュリティワイヤーの世界は奥深いですね。
価格も安いものから高いものまでたくさんの種類があり、選びきれないほどです。
あなたが使っているPCがどんなものであるか、鍵を開け閉めする頻度がどれくらいあるか、また使用する場所やシーンによっても選ぶタイプが変わってくると思います。
あなたにぴったりのセキュリティワイヤーをぜひ探してみてくださいね。
セキュリティワイヤーのスロットは規格が1つでない

たくさんの種類を見てきたPC用セキュリティワイヤーですが、ここで注意したいことがあります。
実はセキュリティスロットの規格が1つでないようです。
セキュリティスロットの標準規格は【3×7mm】サイズで、デスクトップや厚みのあるノートPCで使われています。
写真のノートPCは会社から支給されているものです。確認してみると、厚みのあるノートPCだからでしょうか、標準規格でした。
一方DELLやhpなどが販売しているノートPCの中には、セキュリティスロットが小さな規格になっているものもあります。
この小さな規格はNoble Wedgeと呼ばれる【3.2×4.5mm】サイズ、もしくはNano Saverと呼ばれる【2.5×6mm】サイズになります。
あなたのノートPCのセキュリティスロットがこの小さな規格であった場合、標準規格とは異なる専用設計のセキュリティワイヤーが必要です。
セキュリティワイヤーを購入する際には、セキュリティスロットの規格も確認しましょう。
100均でセキュリティワイヤーの取り扱いがないのは、スロットの規格や様々な鍵の種類に対応することが難しいからかもしれません。
セキュリティワイヤーを100均で見つけることはできませんでしたが、やはり盗難防止用の商品。
全てを100均ですませようとするのは無理があると痛感しました。
まとめ

- セキュリティワイヤーは100均に売っていない
- セキュリティスロットがない場合もセキュリティワイヤーの取り付けは可能
- シリンダー錠は薄型のノートPCやタブレットにも適している
- ダイヤル錠は鍵が必要ないため会社内の共有使用に便利
- 南京錠は見た目、構造ともに盗難防止力が高い
- セキュリティスロットがない場合は、スロットを貼り付けてセキュリティワイヤーを取り付けられる
- セキュリティスロットがない場合は、空きの端子を使ってセキュリティワイヤーを取り付けられる
- セキュリティワイヤーを固定する場所や方法も大事
- セキュリティワイヤーだけでなく、盗難されたことをアラームで知らせる商品が良い場合もある
- セキュリティワイヤーのスロットは規格が1つでない
- DELLやhpのノートPCのスロットは、小さな規格になっているものがあるので特に注意
いかがでしたでしょうか?セキュリティワイヤーが100均にないのはショックでしたが、100均でないからこその安心感もあると思います。
今回ご紹介したセキュリティーワイヤーで、ぜひPCの盗難対策を行ってみてくださいね。
ただしセキュリティワイヤーは盗難防止商品であり、盗難されないとは言い切れません。
また、盗まれてしまった場合の情報漏洩は阻止できませんので、情報漏洩対策も一緒にしっかりと行いましょう。
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