国内最大規模のSNS「リアルアカウント」の世界に人間が吸い込まれたことから、デスゲームがスタート!
リアルアカウントに登場するキャラクターは個性豊かです。その中でも「箱」について詳しく紹介します♪
「箱」は人間サイコロとしてカジノで働き、飛行機事故に遭います。
この飛行機がきっかけで外の世界へ出ることができました。
飛行機事故によって「箱」は運を重視するようになります。
この漫画の主人公は柏木アタルと向井ユウマ。
実は2人は双子だったことがゲーム中に発覚します。
双子の兄アタルは双子の弟は死んだと思っていました。
双子に隠された秘密と「箱」についても詳しく紹介します♪本文中はネタバレを多く含みます。
私もリアルアカウントにはまってしまい、一気に最終巻まで読みました♪
目次
リアルアカウントに登場する箱の過去は人間サイコロ

リアルアカウントの第2部から登場するプレーヤーの「箱」の過去について紹介します。
「箱」の過去については、漫画リアルアカウントの20巻、156話に描かれています。
「箱」は頭に段ボール箱を被り、「世界に必要な人間は、運に必ず選ばれる!!」と力強く言うほど、運を信じています。
しかし、元々「箱」は人間サイコロでした。9年間もサイコロの中で暮らしていたという過去があります。
闇カジノオーナーの女性に買われて、ギャンブルのひとつである人間サイコロになってしまった「箱」。
サイコロの中は、食事や排泄のために小さな小窓があるだけで、外に出る事は一切許されていませんでした。
食事も排泄もサイコロの中で済ませていたとは、監禁状態ですよね。
しかも食事の量は、その日のショーで最後に出たサイコロの目によって決まるので、1が出たときは少ししか与えられず最悪です。
そんな「箱」はどうやって、外の世界に出てリアルアカウントに参加することができたのでしょうか?!次の項で紹介しますね。
リアルアカウントの箱は飛行機墜落事故で外の世界へ

ある時、闇カジノのオーナーと人間サイコロで勝負することになります。
偶数の目がでたら自由、外の世界に出ることができます。
奇数の目がでたら死、これこそ運が試されるときです。

この9年間誰よりも良い目がでる事を祈ってきた「箱」ですが、出た目は1の奇数!?死が確定!?
その直後、闇カジノに飛行機が墜落し、頑丈なサイコロの中にいた「箱」以外全員亡くなりました。
飛行機墜落の衝撃で、初めて開いたサイコロから出られることができ、本当は2の偶数が出ていたことを知ります。
飛行機墜落事故のお陰で、晴れて外の世界に出られ、自由になった「箱」は、この事件をきっかけに運を超重要視することになります。

リアルアカウントのゲーム参加中も、基本的には段ボール箱を被ったままです。
長年サイコロの中にいたので暗いところが落ち着くのでしょうか?
「箱」の被っている箱の中には、くじが入っていてユウマやあやめ、ミズキなどリアルアカウントのプレーヤー達にも引かせ、選別をしていきます。
ユウマはハズレくじを引いてしまいましたが、ミズキは当たりくじを引き当てます。
ハズレを引いたものは運がない。死ぬべきという思想を持っています。
その強い思い込みの思想から、リアルアカウントのゲーム中、ミズキを洗脳しユウマを殺させようとします。
段ボール箱を被っている時は、おとなしく弱気な「箱」ですが、被っていない時は陽気なキャラなのでギャップがあり過ぎて、同一人物か?と疑いたくなる時があります…。
さすが強運の持ち主だけあって、「箱」は最終ゲームまで見事生き残っています。全クリしたか漫画内ではっきりと書かれていませんが、恐らく全クリしたと思われます。
リアルアカウント双子誕生の秘密?ゲームの結末は!?

ゲームは第1部から第3部まであり、第1部に登場する柏木アタルと第2部に登場する向井ユウマが、実は双子だったことが第3部でわかります。
しかし、向井ユウマは過去の記憶がないので、自分が双子だったということは知りませんでした。
柏木アタルと向井ユウマの過去
第1部のゲーム黒歴史裁判で、柏木アタルの正体は、ユウマだったことが世間に知られます。
幼い頃、双子の兄アタルが交通事故に遭った時、双子の弟ユウマは自分が生きているよりアタルが生きている方がみんな喜ぶと思い、アタルになりすましました。

そして向井ユウマの正体は、事故後まだ息のあるうちにCAP(コピーアンドペースト)技術で作られた、アタルの複製人間だったのです。
ユウマはゲーム中に自分の過去について、徐々に知っていき少しだけ記憶も取り戻します。
2人はそれぞれゲームを引っ張っていくリーダー的存在でしたが、柏木アタルは途中からこのゲームの主催者側につきます。
向井ユウマはこの時、複製人間の副作用として脳にトラウマなどの刺激がフラッシュバックすると人格が豹変し、人殺しを犯すという症状が出始めます。
リアルアカウントのプレーヤー達もリーダーと慕っていた、ユウマに対し「自分たちも殺されるかもしれない。」と疑いの目を向けるようになります。
それでもミズキやあやめなど信じ続けてくれる、仲間もいました。
そして、第3部で2人は対面し、アタルが作ったゲームで直接対決が行われます。
ゲームは幼い頃2人でよく遊んだサッカーです。結果はユウマの勝利。
ゲーム終了後、アタルがゲームの主催者リアアカ社の仲間になったのは、内部に潜り込みリアアカ社を壊滅させるという目的だったことがわかります。
それを知ったプレーヤー達はアタルを仲間に入れ、一緒に戦う決意をしました。
しかし、全員ゲームは終わったかと思っていましたが、実はまだ続いていたのです。
アタルは自分で仕掛けた罠にかかり、亡くなってしまいました。
もう1組の双子?最終相手の正体とゲームの目的とは?
最終決戦の相手は真マーブルです。真マーブルはアタルとユウマの亡くなったはずの父親柏木シンだったのです。
柏木シンはCAP技術の開発者でもあります。好奇心がとても強く、見た事のないものを創りたい、知りたいという感情が全てでした。
アタルとユウマの妹ユリが産まれた時もCAP技術で双子にし、新しい治験の為に、里子に出してしまいます。
その子が第1部でアタルと共にゲームで勝ち抜いた神田コヨリです。
シンが日常に退屈を覚え始めた頃、リアアカ社から業務提携の話がありました。
リアアカ社は、SNS「リアルアカウント」を作り出した会社で、このデスゲームの主催者でもあります。
このゲームの目的は「ネットのない世界を創造すること」でした。
登録者数5,000万人の国民的SNSを作って、何を言う!?ととても矛盾に感じてしまいます。
しかしこのリアルアカウントに参加し、生き残ったプレーヤー全員の願いも同じ、「この世界からネットがなくなればいい」でした。

柏木シンはリアアカ社社長の語る、ネット不要論に興味は持てませんでした。
しかし、知らない事がどうなるのかみたい、という好奇心をくすぐりました。
シンは天才である科学者のチトセに惚れ込んで結婚しましたが、子供を産んだ母親のチトセを、つまらなく感じていました。
そこで「もう飽きた」と実験中の事故に見せかけ、チトセを殺してしまいます。
CAP技術で自分の死体も作っておき、柏木夫妻が死亡したとみせかけ、シンはリアアカ社に雲隠れしていたのです。
全てはリアアカ社の行うデスゲームを一番近くで見る為に。

リアアカ社の社長はユウマに「俺たちの仲間になれば、全クリだ」と伝えます。
しかし、ユウマやその仲間たちは戦い、リアアカ社を壊滅させる道を選びました。
最終ゲームを全クリした後の世界
最終決戦で、真マーブルを倒したユウマ達ですが、その後ネットがない世界になったのでしょうか?
最終決戦から10ヵ月後、ネットはなくなっていません。
ユウマはスマホからガラケーに変えましたが、世間は再びSNSに没頭していました。
現在はユウマの中にアタルの意志が入り、2人は運命共同体になりました。
1つの体で、ユウマとアタルが自由に入れ替わることができるようになり、妹ユリを含め3人で暮らしています。
まとめ

- リアルアカウントに登場する「箱」は人間サイコロだった
- 「箱」は飛行機墜落事故により、頑丈なサイコロの中にいたお陰で助かった
- この飛行機墜落事故により、「箱」は外の世界に出られた
- 飛行機墜落事故をきっかけに、「箱」は運を超重要視するようになった
- リアルアカウントに登場する柏木アタルと向井ユウマは双子だった
- アタルとユウマの妹柏木ユリと神田コヨリも双子だった
- 2組の双子はCAP技術によって作られたものだった
- リアルアカウントのゲーム目的は「ネットのない世界を創造すること」だった
- ゲーム終了後、ネットのない世界にはならなかった
SNSやネット依存など現実とリンクする部分も多く、とても他人事とは思えませんでした。
リアルアカウントが気になるというあなた、是非読んでみてくださいね♪