みんな大好き冷凍食品!大人から子供まで嫌いな人はいないんじゃないでしょうか?
お弁当のおかずや晩御飯の1品、朝ご飯、スイーツにいたるまで今は冷凍食品が欠かせないですよね。まさに食卓の救世主です!
冷凍食品の良いところは賞味期限を気にせず買いだめが出来て、温めるだけですぐ食べられるということです。
生鮮食品のように早く食べないと腐っちゃうなんて気にしなくて良いですもんね。
そんな冷凍食品にも賞味期限があるって知っていましたか?実は、袋にもちゃんと記載してあるんです!
いつ買ったのかも分からない冷凍食品が冷凍庫に眠っているあなた!
知らないうちに賞味期限切れのものを食べているかもしれません。この記事を読んで冷凍庫の中を見直してみてはいかがでしょうか?
目次
知っておきたい冷凍食品の賞味期限切れの時期

冷凍食品って生鮮食品のように賞味期限を気にしなくて良いので、ついつい買いだめしがちなんですよね。
お弁当のおかず、朝ご飯や晩御飯の一品にもなりますし、スーパーで安売りしていたらついつい買っておこうと手が伸びてしまうんですよね。
買って帰ると、同じものが2個あった…。常に餃子と焼き飯だけはストックしておきたい。カット野菜の冷凍食品大好き!
そう思っているのは、私だけでは無いと思います。(笑)
今やグラタンやパスタなども冷凍食品で温めるだけで食べられますし、味も自分で作るより美味しいから人気の理由が分かります。
「休日のお昼は冷凍食品!」って家庭も多いと思います。そんな食卓を賑やかにしてくれる冷凍食品も実は賞味期限があるんです。
知らず知らずの内に賞味期限切れの食品を食べているかもしれません。ずっと眠っている冷凍庫のこやしを見直してみませんか?
知っておきたい冷凍食品の賞味期限の決まり
実際に冷凍食品の袋をよく見ると賞味期限が表示されています。私は普段加熱時間しか見ないので、見つけた時は驚きました。
その賞味期限は冷凍食品の製造者によって決められているため、食材の種類や製造業者によって若干異なるんです。
そして気を付けたいのは、商品の袋に記載されている賞味期限は、未開封のまま「-18℃以下」に保たれている場合という条件があることです。
家庭の冷凍庫は開け閉めすることによって温度が上がってしまいますし、ドアポケットなどは温度が安定しません。
なので、家庭の冷凍庫では「-18℃」を保つことは難しいです。
そのため、記載されている賞味期限よりも早く食べてしまうことをオススメします!
家庭の冷凍庫で保存するなら未開封で購入後3~4ヵ月、とくに冷凍庫のドアポケットで保存するなら1~2ヵ月を目安として下さい。
意外と短いと思った方も多いのではないでしょうか?まだ大丈夫と思っていても実は傷んでしまっているんです。
つまりは、賞味期限は書いてあるけど信用するな!早く食べるに越したことはないということです。
これを機に、冷凍庫のこやしにしてしまっている食材は早めに美味しく食べてあげてくださいね!
冷凍食品の賞味期限が切れたら食べちゃダメ?
では、「賞味期限が切れてしまった冷凍食品は捨てた方が良いの?」と疑問に思いませんか?
あくまで賞味期限は『美味しく食べるための期限』として記載されているものです。
なので、食べられない訳ではありません!風味や味が変わってしまう恐れがあるだけです。
賞味期限切れの食品を食べるかどうかは、あとは個人の感覚の差です。
ひと昔前までは、「賞味期限は絶対!1日過ぎただけでも、捨ててしまう!」という方も多かったかもしれません。
しかし、最近では『食品ロス』を減らすという活動も普及してきて、むやみやたらに食品を捨ててしまうことは良くないとされています。
私は、さすがに変な臭いや見た目が変わっている場合は食べませんが、基本的に賞味期限が切れていても気にせず食べます。(笑)
日本の基準は海外に比べても非常に厳しく定められているので、少し基準オーバーしていても大丈夫かと思います。
私の感覚としては、「賞味期限が切れてから半年はOK!あとは見た目やニオイで判断する」という決まりを作っています!
食品ロスを亡くすためにも、出来るだけ捨てる食材は減らしていきたいですね!
冷凍食品でも消費期限はあるの?

冷凍食品に賞味期限があることは説明しましたが、消費期限もあるのか気になりますよね。
まず、賞味期限と消費期限ってどう違うの?と疑問に思う方もいらっしゃいますよね。まずは賞味期限と消費期限の違いから見てみましょう。
賞味期限は、袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。スナック菓子、カップめん、チーズ、かんづめ、ペットボトル飲料など、消費期限に比べ、いたみにくい食品に表示されています(作ってから3ヶ月以上もつものは「年月」で表示することもあります)。この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。もし、賞味期限が過ぎた食品があったら、大人の方とそうだんしてから食べましょう。
食品は表示されている保存方法を守って保存しておくことが大切です。ただし、一度開けてしまった食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。
引用:農林水産省
消費期限は、袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のこと。お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品に表示されています。
引用:農林水産省
つまり、賞味期限は傷みにくい商品に記載されており、美味しく食べられる期限のことなので過ぎたとしても食べられる。
消費期限は傷みやすい商品に記載されており、消費期限が切れてしまった食品を食べてしまうのは安全ではないのでやめておいた方が良い。
ということになります。そして、賞味期限・消費期限に関わらず、開封してしまった場合は早めに食べないといけません。
消費期限が切れても食べている方もいると思います。私も3日程度なら気にせず食べます。
しかし、お腹を壊しても誰も補償してくれませんので、出来るだけ期限が切れる前に食べるようにしましょう。
では、冷凍食品に消費期限はあるのでしょうか?答えは、『冷凍食品は傷みにくい食品なので消費期限はありません』です。
賞味期限を気にしておけば大丈夫ということですね!
開封後の冷凍食品に注意!こんな冷凍食品は食べるな!

冷凍食品を開封しても一度で食べきれないことも多いですよね。
私も冷凍の焼き飯をよく食べますが、だいたい2人前入っているので2回に分けて使います。
先ほど、開封したら賞味期限関係なく早く食べることをオススメしましたが、開封後しばらく食べなかった冷凍食品は食べても良いのでしょうか?
次回、食べる時に食べない方が良い冷凍食品の状態についてチェックしてみましょう。
次に当てはまる冷凍食品はもしかしたら食べない方が良いかもしれません。
一度解凍したものを再冷凍したもの
一度にたくさん食べようと思って全部解凍しちゃったけど、思ったより食べなかった。
そんな時に、「もう一度冷凍しておけば良いか」と思うかもしれませんが、辞めてください!
冷凍食品は高度な技術で急速冷凍して作られています。そのため、食品の細胞が壊れることなく冷凍できるんです。
しかし、家庭の冷蔵庫では急速冷凍ができません。なので、家庭で冷凍しても、ただ食品を傷めてしまうだけになるのです。
なので一度解凍したものを、再冷凍するのはやめておきましょう。
食べられなかったものは冷蔵庫で保存して、次の日には食べるようにしましょう。
冷凍食品に霜が付いているもの
冷凍庫は開け閉めしすぎると、冷凍庫内の温度変化が大きくなってしまい霜が付いてしまうことがあります。
冷凍庫の袋に霜が付いているだけなら大丈夫ですが、食材に霜が付いてしまうこともあります。
特に、冷凍食品を買ってから持ち帰るまでにある程度の時間が経ってしまった場合、冷凍食品に霜が付きやすくなります。
なので、冷凍食品を買ったらすぐ持ち帰る。持ち帰ったらすぐに冷凍庫に入れる。ということにも気を付けましょう。
家に帰るまで少し時間がかかる場合は、ドライアイスなどで冷やしながら帰るなどの工夫をするのもオススメです!
冷凍食品の温度変化を少なくする工夫で霜を防ぎましょう!
冷凍食品が冷凍焼けしたもの
『冷凍焼け』っていう言葉を聞いたことがありますか?
冷凍焼けとは、長期間冷凍庫で保存すると、だんだん食品内の水分が抜けてしまい、油脂が酸化して食感や風味が落ちてしまうことです。
冷凍焼けしてしまうと、食品がパサパサしたり、変色してしまいます。
少し変色している分には食べられますが、あまりにもひどい時は食べない方が良いです。
冷凍焼けを防ぐには、長期間保存しないこと、温度変化させないこと、空気に触れないことが重要です。
開封していないものは密封されているので大丈夫ですが、一度開封したものは出来るだけ早く食べることです!
また、冷凍庫内の温度を出来るだけ変えないために、冷凍庫の開け閉めは最小限にすることが大事です。
冷凍食品の袋が膨張したもの
温度変化が大きい冷凍庫で冷凍食品を保存しすぎると、袋が膨張してくるのをご存じでしょうか?
『昇華現象』という温度変化によって氷が水にならず、直接水蒸気になることで、袋の中に気体が充満することで膨張してしまうんです。
ですが、水蒸気ですので商品には問題ありません。
しかし問題なのは、冷凍食品が溶けてしまい、長期間放置したことで腐敗してしまい、ガスが発生している場合です。
この場合の袋の膨張は冷凍食品が腐敗しているため、食べてはいけません。
袋が膨張した場合は、冷凍食品のニオイを確認して、腐敗臭がしないことを確認してから食べるようにしましょう!
つまり、温度変化によって、ガスが発生してしまうため、袋の膨張を防ぐのは温度変化を少なくすることが大事です。
賞味期限が切れても美味しく食べるための保存方法!

お弁当のおかずなんかで使う冷凍食品はだいたい4~8個入りのものが多いですよね。その場合、1個使うと残りは置いておきます。
その時、どう保存していますか?恥ずかしいことに私は、輪ゴムで留めることもなく袋を開いたまま冷凍庫に戻してしまっていました。
出来るだけ早く使えばいいやって思っていたんですが、しばらく使わなかったものにある日霜が…。
その時はもういいやと思って食べたのですが、やはり最初の美味しさはどこへやらって感じでした。せっかくなら美味しく食べたいですよね。
お弁当に入れるものは特に解凍してから食べるまで時間が経つので腐りやすそうですし、出来るだけちゃんと保存しておくことをオススメします。
そのためにはどう保存するのが良いのでしょうか?冷凍食品の保存方法についてまとめてみましょう。
買ったらすぐ家の冷凍庫へ入れる
冷凍食品の保存が上手に出来るかは買った直後から始まります。
スーパーで買う時に冷凍食品から買っていたりしませんか?すると、他の商品を選んでいる間も冷凍食品は傷んでいっているのです。
夏にアイスクリームを買って帰ってきたら、ちょっと溶けていた。なんて経験ありませんか?それは、持ち帰るまでに傷んでいる証拠なんです。
アイスクリームは分かりやすいですが冷凍食品は分かりにくいので安心しがちですが、実は傷んでいるんです。
傷ませないためにも、買う時は冷凍食品を最後に選ぶこと、そして持ち帰る時もドライアイスで冷やしながら持ち帰るなど工夫をしましょう!
開封後は出来るだけ空気に触れないようにする
一度開封して、使わなかった分を冷凍庫に戻すこともあると思います。そんな時に、どうやって保存していますか?
出来れば、密封袋などに入れて2重で保存することが望ましいです。そうすることで、空気に触れることを防げます。
空気に触れてしまうと、霜や冷凍焼けの原因にもなりますので、出来るだけ密封しましょう。
ですが、そんなことは面倒くさい…。と思われる方も多いと思います。そんな方は輪ゴムや袋止めクリップなどで留めておきましょう!
冷凍庫は出来るだけいっぱいにしておく
実は、冷蔵庫と違い冷凍庫は出来るだけ物をたくさん入れて、いっぱいにしておいた方が良いんです。
物がたくさん入っていた方が良い理由は、食品同士で冷やしあえるからなんです。隙間があるとなかなか冷えないんですね。
だいたい7割~8割くらい満たしておかないと冷凍庫本来の力が発揮されないので、冷凍食品を出来るだけ詰めておきましょう!
そうすると、冷凍庫の中がだいたい「-18℃」くらいまで温度が下がります。冷凍食品は「-18℃」で保存することが理想なので、ばっちりですよね!
なので、冷凍庫のためにもある程度買い置きをして7割くらい満たしておきましょう!
もし、入れるものが無ければ水を入れたペットボトルなどを凍らせておくのも一つの手です。
冷凍庫の開け閉めは出来るだけ少なくする
冷凍庫を開けたままにしたり、何度も開閉すると冷凍庫の温度が上がってしまい食材の霜や冷凍焼けの原因となります。
なので、冷凍庫や冷蔵庫は何度も開けない、開けっ放しにしないことが大切です。
最近の冷蔵庫は、製氷室や、冷凍庫が大小で2室に分けられているものも多いですよね。
頻繁に出し入れする食品は、小さい冷凍庫に移しておいて、大きい方の冷凍庫はなるべく開けないようにするなどの工夫をしましょう!
我が家では、子供に冷凍庫を早く閉めなさいって言うのが面倒なので、子供が食べるアイスなんかは小さい冷凍室に入れています。
小さい冷凍庫なんて家の冷蔵庫に付いてない…。という方は、頻繁に出し入れするものは取り出しやすい所に置いておくなどで工夫しましょう!
賞味期限のない冷凍食品もある!

冷凍して売ってあるけど冷凍食品とは呼べない商品もあります。代表的なのが、アイスクリームです。
アイスクリームのように、凍らせることで調理が完成するようなものは冷凍食品とは呼べず、賞味期限もないんです。
冷凍している限り、いつまでも食べることが出来ます!
他には、スーパーなどで売っている『冷凍魚』や『冷凍肉』です!これらも冷凍食品とは呼べません。なので、賞味期限が記載していないんです。
では、いつまでも食べることが出来るのでしょうか?答えは、『長期間放置するのは良くありません』です。
もともと、腐りやすいものですし、冷凍しているとは言え、長期間保存するのはよくありません。
購入して1か月以内、長くても2か月以内には食べた方が良いでしょう!
まとめ
- 冷凍食品には賞味期限がある!
- 冷凍食品の賞味期限は製造会社や食品の種類によってことなる。
- 買った後の冷凍食品の賞味期限は3~4か月、ドアポケットで保存する場合は1~2か月。
- 賞味期限が切れていても、ニオイや味に変化が無ければ食べても大丈夫。
- 冷凍食品に消費期限はない。
- 一度解凍したものを再冷凍したものは食べてはいけない。
- 冷凍食品に霜が付いているものや、冷凍焼けしているものは食べてはいけない。
- 冷凍食品の袋が膨張していたら、ニオイや見た目が問題ないか確認してから食べる。
- 冷凍食品を買ったらすぐ家の冷凍庫へ入れる。
- 冷凍食品を一度開封したら、密閉袋に入れるか、輪ゴムや袋止めクリップなどで留める。
- 冷凍庫は出来るだけいっぱいにして冷気を逃がさないようにする。
- 冷凍庫の開閉は最小限にする。
- 賞味期限の記載していない冷凍品もあるが、生ものはできるだけ1か月以内に食べる。
いかがだったでしょうか?
冷凍食品の賞味期限についてまとめてみましたが、冷凍食品だからといっていつまでも食べずに放置しておくのは危険ということです。
生鮮食品のようにすぐ食べないといけないわけではないですが、3~4か月以内には食べるようにしましょう。
そして、出来るだけ長く美味しく食べられるようにきちんと保存しましょう!
最近の冷凍食品は本当に優秀で自分で作るよりも美味しいです。冷凍食品を上手に活用して食卓を賑やかに楽しくしていきましょう!
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