沖縄の台風は風が強くて、石垣島では最大瞬間風速70m以上の暴風が吹くことがあります。
台風に慣れている沖縄の方は、どんなに弱い台風に対しても油断せずに必ず台風対策をします。
例えば台風のシーズンに沖縄を訪問すると、「防風ネット」を設置している建物を多く目撃することができます。
この記事では、沖縄の台風対策として窓に設置してある防風ネットについてと、窓に養生テープを貼ると得られる効果について紹介します。
記事の後半では、効果が期待できる窓ガラスの台風対策と手順について紹介します。
台風は地震と違ってネットやニュースの予報をみて対策することが可能です。台風が来る前に防風対策など事前準備をしておくと不安が減りますよ♪
命を守るために非常持ち出し袋は、全てのご家庭に設置してほしいと思っています。
まだ設置していないご家庭は、地震・台風・豪雨などいざというときのために用意しましょう。
HIHの防災セットは、実際の被災経験を生かして考案されている、専門家の方からも「コスパがいい」と評判、おしゃれでリビングに馴染むのでオススメです。

目次
沖縄の台風対策では窓を覆う防風ネットが大活躍!

台風のシーズンに沖縄を訪問すると、「防風ネット」を設置している建物を多く目撃することができます。
竜巻・台風対策には、窓への対策がとても重要だからです。飛来物で窓ガラスが割れてしまったり、風圧で窓や雨戸が外れてしまったりするととても危険なのですよ。
防風ネットとは、窓の外に設置するタイプのネットで、飛来物が窓に直撃しないように防いでくれる台風対策です。
窓ガラスが飛来物で割れると一気に室内に台風の暴風が入ってきて、割れたガラスの破片が風に乗って部屋中を飛び回るのでケガの原因になってしまいます。
バッティングセンターやゴルフの打ちっぱなしにある「緑のネット」と同じ感覚で使用されています。
「防風ネット」とは言っても、「ゴルフネット」「農業用ネット」「防鳥ネット」が台風対策用としてホームセンターでそのまま売られていますよ。

ネットが受け止めてくれる「飛来物」は、窓ガラスまで届くことはありますが、ガラスを突き破ることはめったにないそうです。
ネットの取り付け方はさまざまですが簡単なものもあり、窓ガラス上部のひさしと下部は重しを付けて置くだけの家庭もあります。
また、沖縄には本格的なアメリカのハリケーンにも対応できる「防風ネット」を張ってくれる専門業者も存在します。沖縄在住の場合は検索してみてください。
沖縄の台風対策で窓に養生テープはお手軽でオススメ!

窓に養生テープを貼ることで期待できる効果は窓の強度向上と、飛散防止です。
SNSやyoutubeなどで、台風の時に窓へ養生テープを貼るといいと話題になりましたが、その効果については意見がまちまちですのでこちらでまとめました。
- 窓ガラスの強度を向上させる効果
- 割れた際のガラス飛散防止
養生テープの貼り方は、バッテンか、イギリス国旗のように貼るといいですよ。
沖縄の暴風ネットを開発している企業さんも、すぐ出来る台風対策として推奨しておりました。
本州でも年々上陸する台風が大きくなってきて、沖縄県のように勢力を持ったままのことも増えてきました。
以下の章で詳しく説明しますので読んでみてくださいね♪
窓ガラスの強度を向上させる効果はテープの部分だけ
養生テープを貼ると窓ガラスの強度が向上することは、実験によって確認されています。
しかし強度が上がるのはテーピングされている部分のみなので、テーピングされていない部分に小石や木片などの飛来物が当たると普通の窓ガラスのように割れてしまいます。
窓ガラスの強度を向上させる効果は、養生テープだけだと不十分です。
しかし、すぐにできる台風対策としてはオススメですので、応急処置として使ってみるといいですよ♪
養生テープでは窓が割れた際のガラス飛散防止力は低い
ガラス飛散防止効果についても、実験で飛び散り方が変化することを確認されています。
テーピングしてある部分は破片がある程度まとまって落下するため、飛び散る破片の数を減らすことが出来ます。
大きなガラスは止めてくれますが、細かいガラスは飛び散ります。
3mm程度のガラス片が1つでも落ちていれば怪我をする可能性があるため、養生テープだけでは十分な対策にはなりません。
カーテンを閉めておけば割れたときにガラスを受け止めてくれます。しかし、割れた瞬間だけでその後は風でバタつきます。
沖縄で評価された台風対策なので参考になりますね♪
沖縄の台風対策で窓にテープは無意味ではない!

効果が期待できる窓ガラスの暴風対策は窓ガラスとフレームの間に断水テープなどで目貼りするなどがあります。
- 飛んでいきそうなものを全て屋外に片付けるか固定する
- 窓ガラスとフレームの間に断水テープなどで目貼りする
- 窓ガラスに養生テープをバッテンまたはイギリス国旗のように貼る
- 厚めのプラダンボールを窓枠にはめて補強効果アップ
- カーテンやブラインドなどを下ろす
- ガタついている網戸は外して家の中へ
養生テープは、まったくの無意味だと伝えているサイトも見かけます。しかし、今すぐ出来るという面で無意味ではありません。
カーテンの端と窓枠をはさんだり、ブラインドを閉めたまま床や窓枠などを何か所か養生テープで留めたりしておくと、飛散防止効果UPします。
しかし、スーパー台風などの大型台風だとで雨戸やサッシやシャッターが風圧で外れて人に当たりケガの原因になってしまいます。
確実で有効な対策を複数取り入れて万全に対策をしましょう。
大型台風が来ることは避けられませんが、ニュースなどの予報から備えて対策をとることは可能です。
本州でも年々上陸する台風が大きくなってきているので、沖縄の台風対策を参考に手順を確認してみましょう。
まず初めに屋外で飛んでしまいそうなものを室内に片付けたら次の章の対策を参考にしてみてください。
窓ガラスとフレームの間に断水テープなどで目貼りする
台風の雨水によって、想像以上の雨水が侵入していることがあるので、窓ガラスとフレームの隙間に断水テープなどで目貼りすると効果的です。
引き違い戸はレールの上に窓がのっかっている構造なので、台風の強風で窓があおられてガタガタと揺れて隙間が出来てしまいます。
その隙間に、雨水が侵入し部屋に吹きこんでしまうことがあります。

厚めのプラダンボールを窓枠にはめて補強効果アップ
プラダンボールを窓の外側に張ると、窓ガラスの破損を防ぐ効果があります。
窓の外にプラダンボールを張ることで直接飛来物が窓に当たらなくなるため、補強効果も期待できます。
窓の内側に張ると、万が一窓ガラスが破損したときにも、部屋の内側にガラスが飛び散るのを防いでくれるので効果的です。
プラダンボールを窓に張る方法で一番いいのは、窓ガラスの両側をプラダンボールでカバーする方法ですが、窓の内側に張るときはダンボールでも代用可能です。
プラダンボールだと耐水性があるので繰り返し使える上に、半透明なので部屋の中が暗くならないですよ♪
前章で伝えたような、養生テープを合わせて使うとさらに万全な対策になりますよ。

念のためカーテンやブラインドなどを下ろしておこう!
カーテンやブラインドなどがある窓であれば、しっかりと下ろして置くことで万が一ガラスが割れたときの飛散防止に役立ちます。
防風ネットを設置してあっても、念のためにしっかりと下ろしておくことをオススメします。
カーテンの端と窓枠をはさんだり、ブラインドを閉めたまま床や窓枠などを何か所か養生テープで留めたりすると、飛散防止効果UPします。
養生テープではなくガムテープを使うと粘着力が強すぎるのではがせなくなってしまいますよ。
万全を期してガタついている網戸は外して家の中へ
大丈夫だと思っていても油断せずにガタついている網戸などは外して屋内にしまうことをオススメします。
章の冒頭でもお伝えしましたが、スーパー台風など大型の台風だと雨戸やサッシやシャッターが風圧で外れて人に当たりケガの原因になってしまいます。
沖縄県民のように台風対策を万全にして不安要素をなくしていきましょう。
窓ガラスをはじめできる台風対策はたくさんありますので、災害に備えていきましょう。
「できる台風対策」ではなくて「している台風対策」を増やしていけるといいですね。
非常時の備えは万全ですか?この非常持ち出し袋は非常時に必要なものが揃っています。
重量はそれなりにありますが、肩に当たる部分が広いので背負ってしまえば痛くならないです。
災害時に困る水の確保や、携帯の充電の対策もこの非常持ち出し袋でバッチリです。

まとめ

- 台風のシーズンに沖縄を訪問すると、「防風ネット」を設置することで、台風対策している。
- 竜巻・台風対策には、窓への対策がとても重要で、飛来物で窓ガラスが割れてしまったり、風圧で窓や雨戸が外れてしまったりするととても危険
- 暴風ネットと、養生テープ以外の効果が期待できる窓ガラスの暴風対策は窓ガラスとフレームの間に断水テープなどで目貼りするなどがある
いかがでしたでしょうか?今回は沖縄の台風対策について窓を中心に紹介しました。
窓の台風対策にネットや養生テープなどをうまく役立てましょう。
沖縄在住の方のように事前に対策をすることで少しでも安全に過ごせることを祈っています。
防災グッズの備えは万全ですか?まだの方はぜひこの際に確認しましょう。
この防災グッズは実際に自然災害に被災した企業が開発したものです。
携帯トイレはもちろん、水や食べ物など非常食もしっかりついています。非常時に何が必要かを知るためにも一度チェックしてみるといいですよ♪
