沖縄の台風対策には、耐久性が高いコンクリート造の家が多いことや、風を受け流すことができる伝統的な赤瓦の屋根など、さまざまな家の工夫がされています。

沖縄ではかなり大型な台風が来るにもかかわらず、家の工夫がしっかりされているので、住宅の被害は少ないのです。
本記事では、沖縄で台風対策のためにされている家の工夫についてや、窓回りと車でやるべき台風対策はどんなものがあるかを紹介していきます!
沖縄の気になる家のつくりについてや、窓回りと車の台風への備え方がわかり、台風が襲来したときに不安が減ること間違いありませんよ♪
台風だけでなくさまざまな災害に食料を備蓄している方はけっこういらっしゃいますよね。
それらと合わせて準備しておきたいのは、アイリスオーヤマの防災グッズです。懐中電灯や衛生用品など33点もセットになっていますよ!
一時避難するとき、なにをどのくらい準備したらいいのか迷うと思いますが、このリュックに食材などをプラスして入れておけば安心ですね♪

目次
沖縄の台風対策で家の工夫はコンクリート造など4つある

沖縄では台風対策のために、災害に強いコンクリート造住宅の建設や、屋上に水タンクを設置するなどさまざまな家の工夫がされています。
沖縄の住宅は、第二次世界大戦まで木造が主流でしたが、現在は台風対策のためコンクリート造(RC造)住宅がほとんどです。
沖縄で台風対策のためにされた家の工夫は以下の3つあります。
- コンクリート造の住宅が多いのは台風に強いから
- 木造住宅でも耐久性に問題はなくメリットもある
- 伝統的な赤瓦の屋根は風の影響を受けにくい
- 断水に備えた水タンクの代わりにエコキュートが普及
上記で紹介した特徴の他にも、近隣の住宅と高さを合わせたり、サンゴの岩でできた塀で住宅を囲ったりして強風から守る家の工夫がされています。

ではひとつずつ特徴について詳しく紹介していきますね♪
コンクリート造の住宅が多いのは台風に強いから
沖縄ではほとんどの住宅がコンクリート造で、耐久性が高く台風に強いことが特徴です。
戦前に建てられていた木造からコンクリート造に変わった理由は、やはり台風の影響が大きいといえます。
1956年の甚大な被害があった台風エマでは、木造住宅は壊滅的でしたが、コンクリート造の住宅は被害が少なかったのです。
沖縄付近は台風のスピードはとても遅くて停滞している時間が長いので、長時間台風の強風に耐えることができるコンクリート造の住宅が増えました。
コンクリート造住宅は頑丈で耐久性が高く、台風だけでなく地震にも強いので、安心感がありますね♪
木造住宅でも耐久性に問題はなくメリットもある
沖縄の木造住宅は、材料が強化されているので耐久性も心配なく、温度調節機能によって快適に過ごせるなどのメリットがあります。
台風が多い沖縄では、耐久性の心配などから木造住宅を建てることに不安を感じる人も多いですよね。
ですが、耐久性も心配いりませんし、木造住宅ならではのメリットもありますよ。
- 湿度調節機能により快適に過ごせる
- 増改築やリフォームがしやすい
- 耐久性が高い
沖縄の住宅はコンクリート造がほとんどを占めますが、2015年頃以降は木造住宅の建築が増加傾向にあります。
ではメリットをひとつずつ紹介していきますね♪
〈湿度調節機能により快適に過ごせる〉
木造住宅は、湿度が高いときは木材が水分を吸収し、乾燥しているときは吸い込んでいた水分を吐き出す温度調節機能があるので、快適に過ごすことができます。
沖縄は一年通して湿度が高く、海も近いので潮風でベタつくことも多いですよね。
暑さと湿度で体がベタつくとストレスを感じやすいですが、木造住宅では温度調節機能により快適な空間で過ごすことができますよ♪
〈増改築やリフォームがしやすい〉
木造住宅では、増改築やリフォームをしやすいこともメリットと言えるでしょう。
家族が増えて手狭になったり、二世帯住宅が必要になったりなど、暮らしかたによって増改築が必要になることもありますよね。
コンクリート造では、材料を変えたり加工をしたりするのが難しいと言われていますが、木造ではそういった心配がありません。
〈耐久性が高い〉
現在の木造住宅は、強度のある材料を使っており耐久性はかなり高いので、台風の多い沖縄でも心配ありません。
沖縄県に木造住宅建てたいけれど、「木造は弱いイメージがあり、台風のときは耐久性が心配…」と感じている人も多いでしょう。

耐久性に問題はないのですが、海沿いや丘の上などの吹き上げる風が強い場所に木造住宅を建てるのは、おすすめできません。
なぜなら、木造住宅の屋根は吹き上げる風に弱いところがあり、大きな台風では建物にダメージを受ける可能性があるからです。
木造住宅を建てるときには、場所や耐久性を業者に確認しながら行うといいですね。
伝統的な赤瓦の屋根は風の影響を受けにくい
沖縄で見かける赤瓦の屋根は、高さが低く4方向に傾斜があるため、風の影響を受けにくい構造になっています。
沖縄を歩いていると、赤い瓦の特徴的な家を見かけたことがある人もいらっしゃいますよね。
この赤い瓦は、「沖縄赤瓦」や「琉球赤瓦」と呼ばれ、沖縄産の粘土瓦を使用しています。
沖縄の赤瓦は、台風で発生した暴風をどこからでも受け流せるよう、頂上から4方向に傾斜がある特徴的な屋根です。
赤瓦は吸水性に優れ、雨が降ると水分を含んで重くなるため、飛んでいくリスクが少ない造りになっています。
さらに赤瓦は通気性が良く、水分が蒸発するときに気化熱で室内を涼しくする効果もありますよ。

断水に備えた水タンクの代わりにエコキュートが普及
沖縄では以前、断水に備えて屋根の上に大きな水のタンクを設置している家が多くありましたが、現在ではエコキュートを設置する家庭が増えています。
沖縄の住宅で、屋根の上に大きなタンクが載っているのを見て不思議に感じたことはありませんか。
沖縄では、台風によって断水したときに備えて、屋根の上に水をためることができる大きなタンクを設置するという家庭が多くありました。
しかし近年では断水することが少なくなったので、再生可能エネルギーを活用した給湯器のエコキュートを設置する家庭が増えています。
エコキュートを設置しておくと、タンクの中に180~550リットルの水を蓄えられるので、台風で停電しても水は使用できるので安心感がありますよ♪

沖縄の台風対策で窓はテープを貼るなど4つ行うと安心!

台風時に窓ガラスの飛散や雨水の吹き込みを抑えるために大切なポイントは、窓ガラスにテープを貼ることや、雨戸を閉めるなど4つあります。
沖縄の大型な台風で怖いことは、暴風とともに外から石やゴミが飛んでくることですよね。
窓の台風対策を行うときのポイントをまとめてみました♪
- 窓ガラスにテープを貼るときは養生テープがおすすめ
- 雨戸やカーテンを閉めてガラスの飛散を防ぐ
- サッシに新聞紙やタオルを敷いて雨の吹き込みを防ぐ
- 植木鉢など飛ばされそうなものは室内にしまう
ひとつずつ解説していきますので、窓まわりで行う台風対策を知りたいというあなたは、このまま読み進めてくださいね♪
窓ガラスにテープを貼るときは養生テープがおすすめ
台風のときは、窓ガラスが飛び散るリスクを減らすためにガムテープや養生テープを「米」の字に貼ることがポイントです。
ガムテープを窓に貼るとはがすときに大変ですが、養生テープならガラスに跡が残りにくいのでおすすめですよ。
また、テープを貼る際は窓の内側から貼ることで、雨ではがれるのを防ぐことができます。
飛散防止フィルムを窓ガラスに貼る方法もありますが、すべての窓に貼ると意外とお金がかかってしまいますよ。

雨戸やカーテンを閉めてガラスの飛散を防ぐ
沖縄に台風が来る前に雨戸があれば閉めて鍵をかけておき、さらにカーテンを閉めることで、窓ガラスが割れたときに飛散を防ぐことができます。
注意するポイントは、雨戸が古くなり外れやすくなっていたら飛んでいってしまう可能性があるので、台風が来る前に確認しておきましょうね。
窓に雨戸がない場合は、網戸を閉めるだけでも物が飛んできたときの衝撃を減らすことができますよ。
もしあなたが雨戸のついていないアパートなどにお住まいでしたら、カーテンだけでなく網戸も忘れずにしっかり閉めておきましょう。
サッシに新聞紙やタオルを敷いて雨の吹き込みを防ぐ
台風のときは、窓のサッシ部分から水が入り込んでくる可能性があるので、新聞紙やタオルなどを敷きつめておくことがポイントです。
台風は風の向きが常に変化しているので、窓の向きによってはサッシの下から雨水が入ってきてしまいます。

新聞紙やタオルではなくても、水分が吸収されるキッチンペーパーやペットシーツなどでも対応できますよ。
植木鉢など飛ばされそうなものは室内にしまう
沖縄の台風対策では、ベランダに置いてある植木鉢などの飛ばされそうなものは室内にしまうことが大切です。
屋外においてある植木鉢やゴミ箱、サンダルなど、台風のたびにしまうのはけっこう手間がかかりますよね。
しかし、台風のとき屋外に物を置いたままにしておくと、強風で飛んでいってしまい他人にケガをさせたり、窓ガラスが割れてしまったりするおそれがあります。
ほかにも、エアコンの室外機やエコキュートは部品が外れたり転倒したりしないよう、ワイヤーなどで固定しておきましょう。
室内にしまうことが難しい自転車は、倒してひもで結んでおくと安心ですね。
いつ起きるかわからない災害に備えておくべきものはけっこうありますが、すべて一つずつ揃えるのは面倒ですよね。
そんなときは、懐中電灯や衛生用品が揃ったアイリスオーヤマの防災33点セットがおすすめです。
台風の中、重たくて大きなリュックを背負って歩くのは大変だと思いますが、このリュックはコンパクトサイズで軽量なので持ち運びラクラクですよ。

沖縄の台風対策を車で行う3つのポイントを紹介♪

沖縄で車の台風対策をするときは、立体駐車場に停めてガソリンは満タンにしておくなど3つあります。
自宅では台風対策を行っていても、車はどう管理したらよいか迷ってしまいますよね。
車でできる台風対策にはどんなものがあるのかをまとめてみました。
- 立体駐車場に停める
- ガソリンは満タンにしておく
- 車両保険に入っておく
ではひとつずつ詳しく紹介していきますね♪
〈立体駐車場に停める〉
台風のときは、浸水や傷がつくのを防ぐために車を立体駐車場に停めておくいいでしょう。
沖縄の大型な台風では、葉っぱや砂などの小さいものでも車に傷ができてしまい、直すときに修理費がかかってしまいます。
汚れや傷が気になるというあなたは、専用のシートや大きなゴミ袋などで覆い、養生シートで固定しておきましょう。
車が傷ついて修理に出すと駐車料金よりも高くつきますので、心配なときは迷わず立体駐車場に車を移動しておくといいですよ。

〈ガソリンは満タンにしておく〉
車が転倒するリスクを減らすためには、ガソリンを満タンにして車体を重くしておきましょう。
台風のときはガソリンスタンドが混雑しますので、台風が来るとわかっていた場合はあらかじめ満タンにしておくといいですよ。
車のガソリンを満タンにしておくことで、車体が重くなり転倒するのを防げますし、停電した際もエアコンで温度管理ができるので快適に過ごすことができます♪
〈車両保険に入っておく〉
車両保険に入っていると、台風などの災害によって車に損傷があったときに保険金が支払われる場合があるので、できれば入っておきましょう。
どれだけ台風対策を行っていても、大型の台風で車が水没したり、物が飛んできて損傷してしまったりすることもあると思います。

まとめ

- 沖縄では台風対策のために、災害に強いコンクリート造住宅の建設や、屋上に水タンクを設置するなど家の工夫がされている
- 台風時に窓ガラスの飛散や雨水の吹き込みを抑えるために大切なポイントは、窓ガラスにテープを貼ることや、雨戸を閉めるなど4つある
- 車の台風対策をするときは、立体駐車場に停めてガソリンは満タンにしておくなど3つある
昔から行われてきた家の工夫や、どんな台風対策が必要かなどを詳しく紹介してきました。
沖縄では台風対策のためにさまざまな家の工夫がされていることがわかりましたね。
台風対策をしっかりして、自然豊かで魅力あふれる沖縄での生活をお楽しみください♪
いつ起きるかわからない災害のために、防災グッズを準備しようと考えてはいても、ひとつずつそろえるのはけっこう手間がかかりますよね。
アイリスオーヤマの防災グッズは、LED懐中電灯などの避難用品から、枕や歯ブラシなどの寝具や衛生用品がリュックひとつに33点も入っています。
このリュックの中に非常食や薬を入れて玄関などに置いておくと安心ですね。
