車やバイクのエンジンオイル、定期的に交換しなければならない事は知っていますよね。
オイル交換をお店でお願いする人も多いと思います。
お店にオイル交換をお願いする時に必要なものって知っていますか?また、オイル交換の目安やタイミングは知っていますか?
オイル交換に必要なものはお店にそろっています。手ぶらでお店に行っても大丈夫ですよ。
車やバイクのメンテナンスに欠かす事の出来ないエンジンオイル、交換時期のタイミングをまとめました。
またエンジンオイルの交換を自分で挑戦するために必要なものや手順もご紹介します。
お店にオイル交換をお願いするあなた、自分でオイル交換にチャレンジしたいというあなたも必見です!
オイル交換に必要なものや時期を確認して、安心して車に乗りましょう。
目次
オイル交換に必要なものはお店にある!

車のメンテナンスの中で重要なオイル交換、お店でお願いする場合に必要なものって知っていますか?
オイル交換をお店にお願いする場合は、必要なものは基本的にお店にあります。
新しく入れてもらうエンジンオイルは、お願いするお店で購入しますし、必要なものは揃っているので安心です。
初めて利用するお店では、必要な情報として車種や使っているエンジンオイルの種類は分かっていた方が良いですね。車検証があると尚良いですよ。
大切な車のオイル交換、どんなお店にお願いすれば良いのか、交換時期はいつなのか分かりませんよね。
そこでオイル交換のお店選び、オイル交換時期の目安、オイルの選び方等もご紹介します。
しっかり確認して、車のメンテナンスに役立てましょう!
お店を選ぶ
お店でオイル交換をお願いする場合は、どこのお店でお願いするか決めましょう。
お願いする主な業者は3種類ありますが、特徴が異なるのでご紹介します。
〈カー用品店〉
大手のカー用品店は整備士が常駐している可能性が高く、オイルの品揃えが豊富です。
事前予約をしていけば、待ち時間もなくお願いできます。
カー用品店の会員であれば、作業料金が無料になるサービスもあるため、上手に活用するとお得にオイル交換できるでしょう。
〈カーディーラー〉
資格を持った整備士が作業を担当するので、安心してお願いする事ができます。
また純正オイルを使用しているので交換費用が高めな傾向でありますが、サービスと信頼感があります。
新車の場合などは、割安もしくは無料でオイル交換してくれるケースもあります。
〈ガソリンスタンド〉
日本全国にあり、営業時間も長く気軽に交換をお願いできます。
給油する時にオイル点検をお願いし、その場でオイル交換をしてもらう事も可能です。
オイル交換は整備士資格がなくても出来ます。そのため必ずしも整備士がいつもいるとは限りませんので、担当者をきちんと確認しましょう。
運転中に急にオイル漏れ等があった場合に、すぐにお願いする事もできるので、緊急時や時間がない時に頼りになるお店ですね。
交換時期の目安
車の使用方法や使用頻度により交換時期も変わってきます。基本的には走行距離と期間で目安を決めるようにしましょう。
車種 | 距離 | 期間 |
ガソリン車(軽自動車含む) | 5,000km~10,000km | 6ヶ月~1年 |
ガソリンターボ車(軽自動車含む) | 3,000km~5,000km | 6ヶ月 |
ディーゼル車(ターボ車含む) | 5,000km~10,000km | 6ヶ月~1年 |
エンジンオイルは、車を走らせるにつれて汚れていきますが、それ以外にも汚れる原因はあります。
短い距離しか乗らない場合、エンジンが温まらないうちにエンジンを切ってしまう事になり、オイルにとっては良くない状況です。
また車を使っていなくても酸化により、徐々に劣化していきます。
最終的には運転席にあるオイルランプ(油圧警告灯)が点灯しますが、とてもひどい状態にならないと点灯しません。
オイルランプが点灯した時は、エンジンの故障等がすでに起こっていることもあります。
オイルランプが点灯する前に定期的にオイル交換をしましょう。
日々が忙しくて走行距離や期間は忘れてしまうというあなたには「オイル交換シール」をおすすめします。

交換時期の距離目安が書いてあり、分かり易いですね。
この「オイル交換シール」を車のどこかに貼って忘れない様にしておきましょう。
また最近ではナビに目安の距離等を入力すれば、音声で知らせてくれます。とても便利ですね。
エンジンオイルの種類
エンジンオイルを選ぶ上で重要なのはベースオイルの種類、品質規格、粘度になります。
ですが、それ以上に大事なのは「自動車メーカーが推奨しているオイル」です。
高性能なエンジンオイルでも、あなたの持っている車に適していないと不具合が生じる可能性があります。
車やバイクを購入した際に貰った取扱説明書に推奨のエンジンオイルの規格が記載してあります。
エンジンオイルの規格を確認して、ベースオイルの種類、品質規格、粘度を決めましょう。
〈ベースオイルの種類〉
オイルの性能面で一番大切なのがベースオイルの種類で、4種類あります。
化学合成油(フル合成油) |
精製過程で不純物を可能な限り排除した高純度ベースオイル。劣化がしにくく、潤滑性能が高くなっています。 |
価格は高めで、レースに参加される方や車好きにおすすめです。 |
部分合成油(セミ合成油) | 鉱物油と化学合成油(20%以上)を混ぜたベールオイル。機能性が高くなっています。 | 価格はそこまで高くなく、毎日車に乗る方や、高速道路をよく使う方におすすめです。 |
高VI鉱油(HVI) |
鉱物油をさらに精製して不純物を取り除いたベースオイル。鉱物油の弱点を補っていて、ベースオイルの主流になってきている。 |
コスパが良く、日常に車を使う人におすすめです。 |
鉱物油 | 原油から不純物を取り除くことで精製されたベースオイル。劣化が早く酸化もしやすい。 |
価格は一番安価で、街乗りなどに使う方におすすめ。古くから使われてきたので、年式の古い車では、鉱物油しか使用できない場合もある。 |
〈品質規格〉
品質規格はエンジンオイル自体の品質の事を言い、主に2種類あります。
API規格 |
米国石油協会(API)、アメリカ自動車技術者協会(SAE)、アメリカ材料試験協会(ASTM)が定める規格です。 |
ILSAC規格 | 日米の自動車工業会(ILSAC)が定める規格で、API規格に省燃費性能を加えている規格です。 |
〈粘度〉
粘度はエンジンオイルの硬さの事を言い、車種によって推奨粘度が決まっています。
新車でも中古車でも、車の取扱説明書で確認ができるので、必ず確認するようにしましょう。
低粘度の特徴 |
寒冷地での始動に優れています。また粘性による抵抗が少ないので、燃費が良くなる傾向にあります。燃費を重視するエコカーに採用されるケースもありますが、指定された車のみでの使用になっています。 |
高粘度の特徴 | 高温下においても気密性や潤滑性が保てるのでエンジンの保護性能が高いです。粘性による抵抗が大きくなるので、低粘度と比べると燃費が低下します。 |
オイル交換が必要な理由
エンジンは始動すると、燃料が燃えることによって高温になり、金属パーツ同士が高速でこすれ合います。
こすれ合う金属を守るために、金属同士の摩擦を軽減する潤滑(じゅんかつ)を行うのがエンジンオイルなのです。
さらにエンジンオイルは燃料の燃えカスにより汚れ、空気に触れ酸化してしまいます。
これは新しいものに交換しないと、改善することはありません。放っておくと金属の腐食や摩擦が進む原因となり、最終的にはエンジンが動かなくなる可能性もあります。
大事な車のエンジンが動かなくなるなんて、絶対に避けたいですよね。そのため重要なメンテナンスになります。
もうひとつ重要なのは、オイルフィルターの交換です。オイル交換をする際にオイルフィルターの交換も忘れずにしましょう。
オイルの汚れをろ過するのがフィルターです。オイルに混ざった鉄粉などをフィルターが取り除いてくれます。
フィルターが汚れていると、エンジンオイルを汚れたまま循環させる事になり、エンジンを傷めてしまいます。
オイル交換の2回に1度、オイルフィルターの交換もしましょう。
オイル交換で必要なものはバイクも車と同じ?

バイクのメンテナンスで一番最初に思い出すのがオイル交換だと思います。安心して長く乗る為の重要なメンテナンスです。
バイクの場合、必要なものは車と違うのか?お願いするお店はどこが良いのか?気になりますよね。
オイル交換に必要なものは車と同様、バイクの場合もお店にそろっています。
お店にお願いする場合、事前予約が必要な所もありますが、必要なものはお店で購入できます。
そこでバイクのオイル交換が出来るお店選び、オイル交換時期の目安等をまとめました。
バイクのオイル交換を初めてするあなた、これからバイクを購入する予定のあなたも必見です!
大切なバイクのメンテンナンスに役立てましょう。
お店を選ぶ
バイクのオイル交換をどこでやるか考えた時、購入したお店が近くにあれば良いですよね。
ですが、購入したお店が遠方の場合や、友人や知人から購入した場合、どのお店にお願いするか迷いますよね。
そこでオイル交換が出来るお店をご紹介します。ぜひ参考にして下さい‼
〈バイク用品店〉
大手のバイク用品店ではメンテナンスや車検も対応してくれる所が増えています。
専門のピットやスタッフも常駐しているので、バイク用品店にお願いするのもおすすめです。
またオイルの種類も豊富で、店舗によっては量り売りをしてくれる所もあるそうです。
ただ週末は混んでいる事が多く、待ち時間が長くかかる場合もありますので、事前に確認し、時間に余裕を持っていきましょう。
〈バイクショップ〉
専門的な知識と技術を持っているスタッフがいるので安心してお任せ出来るのがバイクショップです。
対応できるメーカーや車種が決まっているお店もあるそうです。
せっかくお店に出向いたのに、メーカーが対応しておらぶ、オイル交換出来なかったなんて、とても残念ですよね。
週末は特に待ち時間を減らす為にも、事前にお店に確認するようにしましょう。
またオイルの銘柄や工賃もショップによって違いますので、合わせて確認しましょう。
〈ガソリンスタンド〉
ガソリンスタンドの中には、バイクのオイル交換をしてくれるお店もあります。
ですが、全てのお店がバイクのオイル交換をしてくれるわけではないので、事前確認が必須になります。
営業時間も長く、近所にあるガソリンスタンドがオイル交換をしてくれたら、とても助かりますよね。
近くにバイクショップやバイク用品店が無いあなた、近所のガソリンスタンドを調べてみましょう。
〈車の整備工場〉
車の整備工場でもバイクのオイル交換をしてくれる所もあります。
ただガソリンスタンド同様に、全ての整備工場がオイル交換をしてくれるわけではないので、事前に確認するようにしましょう。
オイル交換時期の目安
車とは違い、適切な時期はバイクの車種や乗り方によって違い「一概に言えない」そうです。
一番の目安は取扱説明書に記載のある「メーカー推奨交換時期」になります。
きちんと確認して定期的にオイル交換しましょう。
もし手元に取扱説明書がない場合は「3,000km~5,000kmに1度」もしくは「半年に1度」が目安と言われています。
車と同様、エンジンオイルを交換しないと、オイルの劣化や、適切なオイル量ではなくなり、エンジンの壊れる原因となります。
そのため、普段あまりバイクに乗らなくても定期的にオイル交換をするようにしましょう。
またエレメント(フィルター)の交換も忘れずにしましょう。
車と同様、エレメント(フィルター)が、汚れたオイルをろ過してくれるので、オイル交換の2回に1度の割合で交換しましょう。
バイクと車は同じエンジンオイルが使える?
バイクも車もエンジンオイルは使います。車のオイルの方が大容量で安く手に入るので「車のエンジンオイルを使いたい」と思うでしょう。
車用のエンジンオイルはバイクに使用することはできますが、中には使用出来ない物もあるので条件を満たしたオイルを使用しましょう。
- オイル粘度がバイク用と同じものを選ぶ
- APIグレードがSGかSJかSLのオイルを選ぶ
- GF-1~GF-5の表示があるオイルは使わない
- スターバーストマークのあるオイルは使わない
車用のエンジンオイルは使えますが、できればバイク用を使った方が安心で安全です。
バイクの特性にあったエンジンオイルを使って、大切なバイクに長く乗りましょう。
オイル交換で必要なものがあれば自分で出来る?

車のオイル交換「自分でやった方が費用も時間も節約できるのでは!?」と思った事ありませんか?
最近はDIYも流行っていて「オイル交換を自分でやってみよう!」と思う事もありますよね。
そこでオイル交換は必要なものがあれば自分で出来るのか調べてみました。
車のオイル交換は、必要なものさえあれば、自分でできます。
オイル交換を自分でする場合のメリット・デメリット、必要なもの、手順をまとめました。
車に詳しく自分の車の状態を知っておきたいあなた、工具類を揃えたり作業を楽しめるあなた、オイル交換にチャレンジしてみて下さい。
しっかり確認して、自分に合った交換方法を見つけましょう。
自分でやるメリット・デメリット
様々なお店で出来るオイル交換、自分でやった場合のメリット・デメリットをご紹介します。
メリット | デメリット |
|
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必要なもの
オイル交換をする際、「上抜き」と「下抜き」2種類の交換方法があり、必要なものも違います。
どちらの交換方法でやるのか確認してから、必要なものを準備しましょう。
一般的でどちらかというと簡単な方法なのは「上抜き」です。ボンネットを開けてオイルを抜き出す方法です。
- 交換用エンジンオイル
- オイルジョッキ
- 廃油処理箱
- オイルチェンジャー
- パーツクリーナー
- 汚れてもいい布
- 耐油手袋
「下抜き」はフロアジャッキを使い、車を持ち上げる必要がありますので、事故に気を付けましょう。
- 交換用エンジンオイル
- オイルジョッキ
- 廃油処理箱
- パーツクリーナー
- 汚れてもいい布
- 耐油手袋
- 車用ジャッキ
- リジットラック(ウマ)
- スパナやレンチ
- ドレントボルトの交換用ワッシャー
「上抜き」か「下抜き」か、車種によっても方法が違うので、きちんと確認してから準備するようにしましょう。
上抜きの手順
エンジンオイル上抜きは、エンジンの上側からホースを入れて、古いエンジンオイルをポンプで抜き出す方法です。
上抜きできない車種もありますので、必ず確認しましょう。
- エンジンオイルを暖める為に5分ほど暖気運転をする
- オイルフィラキャップを開け、オイルレベルゲージを抜く
- オイルレベルゲージにオイルチェンジャーノズルを入れる
- オイルチェンジャーで古いエンジンオイルを吸い出す
- 新しいエンジンオイルを入れて、オイルフィルキャップを閉める
- エンジンを作動させて、1分ほど暖気運転をする
- オイルレベルゲージで適量入っているか確認する
下抜きの手順
エンジンオイル下抜きは、車体の底部にあるオイルパンから古いオイルを抜き出す方法です。
フロアジャッキを使って車体の一部を浮かせる必要があります。
- エンジンオイルを暖める為に5分ほど暖気運転をする
- ボンネットを開けてオイルフィラキャップを開ける
- 車輪止めなどを利用し、車を停める
- 車体をジャッキアップしリジットラック等ではさみ、固定する
- 車の底面にあるオイルパン直下に廃油処理箱を置く
- オイルパンのドレンボルトをレンチを使って外す
- ドレンボルトのワッシャーを新たらしいものに交換する
- レンチを使ってオイルパン部分のドレンボルトを新しいワッシャーと共に締める
- ジャッキアップを解除する
- 新しいエンジンオイルを入れて、オイルフィラキャップを締める
- エンジンを作動させて、1分ほど暖気運転をする
- オイルレベルゲージで適量入っているか確認する
古いエンジンオイルの処理
交換した古いエンジンオイルは回収してもらう事ができる所もあるそうです。
- 廃油処理箱に入れてオイルを固形化してからごみとして出す
- オイル状態のままであれば、ガソリンスタンドに持っていく
オイルを固形化してごみに出す場合、自治体によってルールがありますので、確認してから出すようにしましょう。
まとめ

- オイル交換に必要なものはお店に揃っている
- オイル交換できるお店は、ガソリンスタンド・カー用品店・カーディーラーの3種類で特色がある
- オイル交換時期の目安は、走行距離と期間で決め、新しいオイルは、自動車メーカーが推奨しているオイルを選ぶ
- バイクのオイル交換に必要なものもお店に揃っている
- バイクのオイル交換できるお店は、バイクショップ・バイク用品店・ガソリンスタンド・車の整備工場の4種類で特色がある
- バイクのオイル交換時期の目安は、取扱説明書のメーカー推奨交換時期になる
- オイル交換は必要なものがあれば、自分で出来る
- オイル交換を自分でやる場合、メリットもデメリットもある
- オイル交換方法は上抜きと下抜きの2種類ある
車やバイクにとってエンジンオイルは、人間の血液の様に大事なものです。
交換時期の目安を確認し、定期的にオイル交換しましょう。
あなたの愛車を安心して安全に乗れる様にメンテナンスしましょう。
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