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お墓へのお供え物は飲み物もいいの?マナーや理由を紹介!

お盆の時期になるとお墓参りをする人が多いですよね。

私も子どもの頃、夏休みに家族でお墓参りに行っていました。

お花を買って、お供えして、お墓を綺麗に拭いたりしたのを覚えています。

母が缶コーヒーを買ってお供えしていたので「おじいちゃん、甘いコーヒーが好きでよく飲んでいたよね。」と話していました。

大人になってからはなかなか行けなくなってしまい最後に行ったのは4年前。

久しぶりにお墓参りに行きたいなと思い、必要な物を調べてみると、お墓参りのマナーや理由などがたくさんありました。

飲み物をお供えする時にもマナーがあり、知らないと恥ずかしい思いをするかもしれません。

マナーを知ることであなたは故人との心地よい時間を過ごすことができるでしょう。

お墓参りをする時期とお供え物の飲み物について

お墓参りの時にお花やお供え物を用意しますよね。飲み物や食べ物をお供えする人も多いでしょう。

お墓参りは、お彼岸やお盆、命日、近況報告するときにしますよね。中でもお彼岸とお盆の時期は大切でお墓参りをする人が多い時期です。

お彼岸…春分の日(3月21日ごろ)、秋分の日(9月23日ごろ)を中日とした1週間

お盆…8月13日~16日(一部地域では7月13日~16日)

命日…故人が亡くなった日

近況報告…進学、就職、結婚、出産など

お墓参りする時のお供え物に飲み物などを選ぶ意味

お墓参りのお供え物に飲み物を選ぶ人がいます。

故人が好きだった物でよく挙げられるのが「お酒」です。

お供え物は「自分がいま、現世で生きているのはご先祖様の存在があったから、尊い命を与えていただき感謝します。」

と仏様や故人への感謝を示すことやご先祖様や故人に対して、「現世で元気に過ごしていますよ」と伝える意味があります。

また、故人を偲ぶために生前好きだったものをお供えする人が多いです。

お墓参りの基本のお供え物と飲み物のマナーとは?

お墓参りにはマナーがあり、飲み物をお供えするのにも基本的なことを知っておく必要があります。

基本的なお供え物のことを五供(ごく)と言います。香、花、灯燭(とうしょく)、浄水、飲食(おんじき)の5つです。

  1. 香香は、香りがするものでお線香があげられます。故人とって食べ物や場を清めるという意味があるのです。

    仏壇などにもお線香をお供えしますよね。お線香の火は手のひらで仰いで消し、線香が消えるまで見届けた方がいいです。

    できない場合は、風が弱ければ周りに燃え移るものがないかを確認してから帰りましょう。

  2. 花花は、故人が宿る依代と考えられています。菊の花のイメージがありますが、故人の好きな花をお供えする人が増えています。

    ただ、バラのようにトゲのあるお花は、ケガしてしまうことや攻撃性を表しているので避けた方がよいでしょう。

    他にも散りやすい花や香りの強いものも周囲のお墓に迷惑をかけてしまうことがあるのでお勧めできません。

  3. 灯燭灯燭は、火を灯した蝋燭のことを言います。お線香に火をつける役目があります。

    昔はお墓の前に灯籠があって、お供え物の灯りとなっていたのです。

    この時注意してほしいことは、お墓にロウが垂れないようにキャンドルホルダーや灰皿などを使うことです。

    そしてお墓参りが終わったら手で仰いで火を消して持ち帰りましょう。

    灯燭と香は基本のお供えに含まれているので清浄なものだと言われています。

    線香とろうそくを吹き消そうとする人がいますが、人間の口は身口意と呼ばれ、悪いものを生み出す原因となっているのです。

    このことから吹き消してはいけないと言われています。

  4. 浄水浄水は清らかな水をお供えすることで「心を清める」意味が込められていて、仏様の鉱物とも言われています。

    ペットボトルや水筒で持っていき、掃除をする用のバケツとは分けてきれいな水をお供えしてください。

  5. 飲食飲食は飲んだり食べたりするものを言います。

    日持ちするお菓子や果物、ジュースやお酒などが一般的で、故人の好きだったものをお供えしてもよいでしょう。

    お墓にお供えするときにそのまま置かず、下に半紙などを敷いてから置いてください。

お墓へお参りする時お供え物の飲み物はお酒も大丈夫?

故人が、お酒が好きだったという場合はお酒をお供えしても大丈夫です。

中にはお酒をお供えすることができない霊園や寺院があるので事前に問合せしてみることをお勧めします。

小さい缶ビールやワンカップの焼酎などをお供えしている人が多いです。

故人の好きなお酒が一升瓶の物や缶酎ハイなどの場合は、コップに注いでお供えしましょう。

お墓へのお参りでお供え物の飲み物に関する注意点!

お墓参りでのお供え物の飲み物は持ち帰った方がいい?

お供え物はその場で飲食するか、持ち帰る人が多いです。

お墓参りをしたときにお供え物をどうすればいいか迷う人はいませんか。

その場で飲食することをマナー違反だと思う人もいるでしょう。

しかし、お墓参りは故人の霊を慰める供養とされているので故人が困らないようにすることも大切です。

お供え物をそのままにして荒らされたり、腐らせてしまったら故人は悲しみますよ。

飲み物も封を開けてお供えした場合、その場で飲み干してしまいます。ご先祖様からお裾分けしていただくので縁起がいいと言われています。

ジュースやお水はその場で飲めても、お酒は飲めない場合があるので蓋がついているもの選ぶか、持ち帰るときに水筒や空のペットボトルに入れ替えることをお勧めします。

持ち帰って飲もうとしたときに、お酒の風味が抜けてしまっていることもありますよね。そんな時は料理酒として使うといいですよ。

持ち帰えることができない場合は、霊園の方に相談してみてください。お供え物をする時は、お墓がある霊園のマナーに従いましょう。

お墓へのお供え物の飲み物はかけてもいいの?

お墓参りをする時に墓石に水をかけていませんか。実は、水をかける派とかけない派に分かれているのです。

仏教には六道輪廻(ろくどうりんね)という6つの世界(天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道)があり

その中の一つの飢餓道に落ちてしまうと水が与えられずにのどが渇いた状態になるという解釈があります。

ご先祖様が餓鬼道に落ちて行ってしまったらのどが渇いているので墓石にお水をかけてのどを潤してもらうということで行うそうです。

また、墓石にお水をかけることは、お墓を清めるという意味があり、大切なお墓を汚れたままにしておくのはよくないので綺麗にするために行うという人もいます。

そのほかにもご先祖様に「お墓参りに来ました」と挨拶しているということにもなるのです。

しかし、魂が宿っているお墓に水をかけることは仏様に対して頭から水をかけることと同じで無礼だと考える人もいるのです。

中には、墓石への悪影響を心配する人もいます。

墓石は雨にあたることもあるので、すぐにボロボロになってしまいそうですが、何十年も形を保っているので墓石に水をかけても悪影響があるとは言えなさそうですね。

さて、あなたは墓石にくぼみがあるのを見たことはありませんか。

実はこのくぼみには役割があって、水鉢と言います、これはご先祖様や故人、仏様にお水をお供えするためにあるのです。

そのくぼみは数センチ程度でお墓によっては水受けの近くに花立てがついているものもあります。

水受けには柄杓を使ってお水をなみなみに入れるのが正しい作法で、桶から直接入れたり手ですくって入れるなどははしたないと言われるので入れ方には気をつけましょう。

もし水受けがついていない場合は、湯飲みでお水をお供えしてもいいと思います。

湯飲みでお供えするときも柄杓を使ってください。そして湯飲みの水は片づけましょう。

また、ドラマや漫画などでお酒を墓石にかけているシーンを見ると思いますが、水とは違い、墓石が傷む原因となるので絶対にしないでください。

なぜかというとお酒には糖分が含ませていて、墓石が酸化してシミがついたり変色して汚れてしまうのです。それは困りますよね。

故人の好きだったお酒やジュースを飲ませてあげたいという気持ちはわかりますが、お墓をきれいな状態にするためにもかけないことが大切です。

じゃあ水鉢にお酒を入れてもいいのでしょうか。

答えはNOです。仏様は五供の通り水が好物なのでお酒を供えるのは無礼となる場合があります。

お墓参りのお供え物で飲み物の未開封はとても危険!

お供えするときは開封し、お供えをした飲み物は必ず持ち帰えるように書きました。

理由は、強い風や動物、いたずらなどで容器が倒れ、中身がこぼれてしまうからです。

お墓参りをした人が帰った後にカラスなどが容器を倒して入れ物を割ってしまうと寺院や霊園の人が後片付けをしなければなりません。

お酒やジュースをこぼしてしまうと墓石を傷めてしまいますし、動物や虫などが来て汚れてしまいます。

特にお酒は腐食するので嫌な臭いを放つのです。

じゃあ、開封しなければいいという問題ではありません。

お酒の中でもビールが好きな人が多く、お供えする人もいますよね。ビールの缶は未開封でも危険なのです。

缶に入ったお酒は炭酸が入っていますよね。炭酸に含まれる二酸化炭素が熱で膨張するので、暑い外に置いたままにしておくと破裂します。

また、缶が劣化し、傷やヒビが入っていたらそこから中身が出てきてしまうので、未開封のままお供えしないでください。

お墓参りでNGなお供え物は未開封の飲み物以外に何?

故人が好きだったものでもお供え物としてふさわしくないものがあります。

それは五辛(ニラ、ニンニク、ネギ、らっきょ、はじかみ)と肉や魚です。

五辛がふさわしくない理由は、においや辛みの強い野菜は古くから仏教で食べることを禁じられていたからです。

その名残で現在も避けられています。他にも玉ねぎなどもお供えしない方がいいと言われています。

肉や魚がふさわしくない理由は動物や魚の命を奪って食べるという意味の「殺生」をイメージさせるからです。

亡くなってからそれを食べてしまうと仏教の戒律を破ってしまうので成仏して極楽に行けません。

また、傷みやすく、日持ちしませんし、カラスがお肉や魚を狙って襲ってくる恐れもあるのです。

故人が好きだったからとはいえ、お墓へのお参りのお供え物には選ばない方がいいと思います。

また、故人が好きだった食べ物や飲み物の他にタバコをお供えする人もいるでしょう。

仏教上の作法では、タバコなどの嗜好品を供えるのはよくないと考えられています。

においがきついですし、仏となった故人には苦手に感じると言われているのです。

故人を偲ぶということでタバコをお供えしたい人は、吸い殻など片づけてから帰りましょう。

お墓へのお供え物に飲み物が置けない時の便利なアイテム

お墓参りの時にお供えした飲み物や食べ物はその場で食べるか、持って帰って食べるというのが常識ですが、寺院や霊園によってお供えできないことがありますよね。

そこでおすすめなのが「好物キャンドル」です。

神仏用のローソクや線香で有名な「カメヤマ」から好物キャンドル(個人の鉱物シリーズ)販売されています。

「家族の好きだった好物をお供えして、想いをつなぐキャンドル」というのをコンセプトにしています。

見た目は本物にそっくりで食べ物の香りがするものや火を灯すと中から何かが出てくるというものまでたくさんあります。

仏壇に飾るのはもちろんのこと、お墓へのお供えにも適しているのです。

食べ物は腐ってしまったり、動物に荒らされてしまうこともあるので禁止している所も増えてきました。

また、お酒やジュースは容器をこぼしてしまったときにお墓参りを傷めてしまいます。

お墓参りをしに来たのに何もお供えできないのは悲しいですよね。

好物キャンドルは、火を灯すとどんどん小さくなるのでご先祖様や故人が食べてくれたような気分になります。

2015年度のグッドデザイン賞を受賞し、ローソクをただ灯すのではなく、故人やご先祖様に対し、「あの人は○○が好きだったな」と思い出しながら時間を過ごすことができるので

新しい供養の方法として高く評価されました。

お墓へのお供え物で飲み物にそっくりなローソクとは?

故人が好きだった飲み物で挙げられるのはお酒ですが、お供えできないところもあります。

でも大丈夫、お酒によく似た形のローソクがあることを知っていますか。

種類が豊富でビール、日本酒、焼酎、ワイン、ウィスキーなどがあります。

  1. ビール(ミニジョッキ)ミニジョッキは、ビールの炭酸や泡まで再現されていてグラスには取っ手がついています。燃焼時間は約20時間です。
  2. 日本酒日本酒はワンカップ大関のロゴがついています。思わず蓋を開けて飲みたくなりますね。燃焼時間は約27時間です。
  3. 焼酎焼酎は麦と芋があり、それぞれ入れ物にもこだわっているように見えます。燃焼時間は約8時間です。
  4. ワインワインは、赤ワインで色やグラスも再現されていて、ワインの香りがついています。

    香りがついていると飲んだ気分になりそうですね。燃焼時間は約8時間です。

  5. ウィスキーウィスキーは、ロックで箱には年数が書かれていて工夫がされています。

    ウィスキーの香り付きなのでお酒特有の香りを楽しむことができます。燃焼時間は約8時間です。

  6. その他の飲み物お酒以外にもホットコーヒーやアイスコーヒー、クリームソーダ、冷茶、緑茶、桜茶などがあります。

    グラスや中身にもこだわりがあって、桜茶には桜の絵が書かれていて、緑茶には魚偏の漢字が書かれています。

    クリームソーダはアイスクリームやサクランボがのっていてやアイスコーヒーは氷の形にこだわっていて、コーヒーはブラック。

    喫茶店で出てきそうな物をイメージして作られているので本格的。

    こちらもそれぞれ香りがついていて、火を灯すと香りが広がります。

    香りがすると故人がそれを飲んでいる姿を思い出して懐かしくなりますね。

    亡くなった祖父はコーヒーが好きで毎日飲んでいました。

    インスタントコーヒーにお砂糖を入れて甘めにしたのが好きです。

    私がコーヒーを入れると「ありがとう」と言ってくれたことを思い出します。

    缶コーヒーも微糖や加糖の物を飲んでいて家にもたくさん置いてあったのを覚えています。

    子どもの頃はコーヒーの美味しさはわかりませんでしたが、今では毎日飲むくらい好きになりました。

    コーヒーにはミルクとお砂糖を入れていますけどね(笑)

お墓へのお供え物は飲み物以外にもたくさんある!

好物キャンドルは飲み物以外にも食べ物もあります。

カレーライスやざるそば、おにぎり、牛丼、お寿司、ラーメン、ステーキの他に和菓子や洋菓子、カキ氷や果物などおいしそうなものばかりです。

中でもお寿司は種類が豊富で2個ずつ違う種類のお寿司(サーモン、いくら、ウニ、大トロ、エビ、ハマチ、マグロ、玉子など)が入っています。

火を灯すと中からわさびが出てくると言ったサプライズ付き。

ガリもついているので本格的ですね。緑茶キャンドルと合わせてもいいと思います。

キャンドルがとけてだんだん小さくなっていくと本当に食べてくれているみたいですよね。

カレーライスは、具材と福神漬けまで再現されています。ほのかなスパイスの香りがついているのでリアルです。

器や付け合わせなど細かい所まで作りこまれているので火を灯さずにそのままにしたくなりますよね。

おにぎりはもちろん具が入っています。蝋燭がとけたら梅干しが出てくるので面白いです。

和菓子や洋菓子も香りがついていたり中から何かが出てくるなど工夫がされているので最初から最後まで使うことができます。

他にはご飯やみそ汁、枝豆、カップラーメン、お供え菓子や精霊馬もありました。

私がいいなと思ったのは柿ピーのキャンドルです。瓶の中に柿の種とピーナツが入っていてとてもリアルです。

思わず食べたくなりました。ビールのキャンドルと一緒に合わせてもいいかもしれません。

線香に火をつけるための物ではなく、お供え物としても使えるこのキャンドルはとてもいいですね。

カメヤマは好物キャンドルの他にもワンカップ大関やサクマドロップス、カレーやコーヒー牛乳などのミニ寸線香が販売されています。

線香の香りもおいしそうな香りがたくさんありますね。

お花の香りが多かったお線香のイメージも変わり故人の事を思いながら選ぶことができるのでいいですよね。

まとめ

  • 基本のお供え物は五供(香、花、灯燭、浄水、飲食)
  • お墓参りでのお供え物の飲み物は故人が好きだった物を
  • 飲み物は開封してからお供えする
  • お供えしたものは持ち帰る
  • 墓石にお酒やジュースをかけてはいけない
  • 飲み物の代わりに好物キャンドルをお供えする

お墓参りをする時に飲み物はお供えしてもいいことがわかりました。

ただ、寺院や霊園によっては禁止している所もあるので問い合わせして確認した方が良いかもしれません。

飲み物をお供えする時は蓋を開けること。一升瓶などの大きい物はコップに入れること。

お水は水鉢かコップに入れることがマナーとされています。

また、飲み物がお供えできない時は、飲み物の形をしたキャンドルを使うと便利です。

お墓へお参りをする時のお供え物について調べてみて、初めて知ることが多かったです。

この前、スーパーに買い物に行ったときに蝋燭や線香のコーナーに食べ物やお酒の形をしたキャンドルがたくさん並んでいました。

お寿司の蝋燭を見つけた時に、亡くなった祖父のことを思い出しました。

これをお供えしたら喜んでもらえるかなと思いながら選ぶのもいいですよね。他にもたくさんあって可愛いなと思いました。

仏壇用として使うものですが、蝋燭立てを用意する必要がなさそうなのでお墓参りでも使うことができて便利です。

お墓へお参りに行くときにもう一度、必要なものやマナーなどを確認し、故人やご先祖様との時間を大切にしたいですね。



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