布を染めるスプレーは100均で買えない!おすすめ布染め法はコレ!

布を染めるスプレーが100均で買えたらとても便利ですよね。

布を手軽に染めたいな。自分のオリジナルのハンカチやTシャツを作りたい!そんな時に安く手軽に購入出来たら言うことなしです。

最近では100均に色んなカラーのスプレーが販売されていますが、布を染めるスプレーは100均で購入出来るのでしょうか。

結論を言うと布を染めるスプレーは100均では買えません!

厳密に言うと、スプレー自体は買えなくはないが、おすすめ出来ません。

とても普段使いできるような出来栄えにはならないからです。

今まで仮装やコスプレの小道具を作るときに色んなスプレーを使ってきた私が、布を綺麗に染めるならどれがいいか、100均アイテムで布を染める方法はあるかをご紹介します。

また、スプレーなどでものを染めるときに汚れないようにエプロンをつけて作業しましょう。

布を染めるスプレーは100均では買えない!スプレーの特徴も

布を染めるスプレーは100均では購入できません。

色んな100均がありますが、今回は私がよく利用するダイソーで販売されているスプレーで説明していきましょう。

ダイソーで何色か展開されているスプレー。主にDYIコーナーに置いてあります。

補修用ラッカースプレーと大きく描かれているスプレーが販売されているかと思います。

残念ながら布を染めるスプレーを100均で購入するのはあまりおすすめ出来ません。

100均に売られているスプレーの名前に注目しましょう。

ラッカースプレーと記載されているのがほとんどだと思います。

こちらのラッカースプレーと呼ばれるタイプのスプレーは、布を染めようとすると実はあまり良い仕上がりにはなりません。

なので、布を染めるためのスプレーを100均で購入するのはおすすめ出来ません。

例えば、触り心地などを全く気にしない・染めた布の使用目的が身に着けるものでないなどの理由であれば、布を染めるためにスプレーを100均で購入するのはよいと思います。

ですが、日常使いしたいアイテム、ハンカチやTシャツを染めたいとあれば、スプレーよりは別のアイテムを使って染めることをおすすめします。

では、もう少しスプレーについてご説明していきましょう。

ラッカースプレーとアクリルスプレーの違いを紹介

初心者に使いやすいスプレーはアクリルスプレーです。

では何故、100均スプレーであるラッカースプレーは布を染めるのに向いていないのか。

そもそもスプレーにはたくさんの種類があります。用途によって使い分けをする必要があり、合う素材に使えば綺麗に染められます。

ここでは、よく扱われるラッカースプレー、アクリルスプレーについて解説していきましょう。

ラッカースプレーとは

  • 品名:ラッカー
  • 成分:ニトロセルロースと記載されているのが一般的です。
  • 長所:発色が良く、乾燥が早い。塗膜が強く、劣化がしにくい。
  • 短所:独特なシンナー臭がする。塗装を溶かすためには専用の溶剤が必要。重ね塗りが出来ない。

木工品や鉄製品、プラスチックに塗装が可能。DYIなどで作った家具など色を塗りたいという方にはこちらのスプレーがおススメです。

屋外に設置するものですと雨風に耐えられる耐久性に優れたラッカースプレーがベストでしょう。

ですが、薄めるためは専用の溶剤が必要なので初心者には少し扱いにくいスプレーです。

アクリルスプレーとは

  • 品名:合成樹脂塗料
  • 成分:合成樹脂(アクリル)、顔料、有機溶剤と記載されているのが一般的です。
  • 長所:安価で手に入りやすい。水に溶けるので薄められる、重ね塗りが出来る。
  • 短所:独特なシンナー臭がする。ラッカーに比べて耐久性は低い。

こちらも木工品や鉄製品、プラスチックと幅広く色んなものに塗装が可能です。

ですが、ラッカースプレーに比べて耐久性がない為、年数が経つと色褪せてしまう、ひび割れがしやすいなどといったデメリットがあります。

一方で水で薄めることが出来たりするのでラッカースプレーに比べて初心者の方は扱いやすいスプレーとなります。

布を染めるスプレーはアクリルスプレーがおすすめ!

布を染めるスプレーでおすすめなのはアクリルスプレーになります。

ラッカースプレーが布を染めるのに向いていない理由は、布の繊維に浸透して定着する成分を含んでいないからです。

また、塗膜という表面を保護してくれる膜を張る成分がある為、布を染めた時にごわごわとした感触になってしまいます。

なので、100均スプレーはラッカータイプのスプレーであるので布を染めるのには向いていません。

一方でアクリルスプレーは水に溶ける成分を含んでいるため、ラッカースプレーに比べたら布を染めるスプレーとしておすすめ出来ます。

私も、衣装を制作する際に、色んな方法で染めたことがあります。

ラッカースプレーを使った際には表面がテカテカとした感じになり、布感がなくなりました。

また洗濯ができないのでその1回でその服の役割を終えてしまいました。

アクリルスプレーはその中でも、布用と表記されているものを使ったことがあります。

何回か塗り重ねないと色が均等にならないのと、大きい面積を塗る場合はかなりコスパがよくないイメージがあります。

ワンポイントだけなら手軽なので使い勝手も良かったです。

なので布を染める場合スプレーを使うならおすすめはアクリルスプレーになります。

またスプレーを使ってもの染める場合は、いくつか気を付ける必要があります。

火気の近くで使用しない。

高圧ガスが含まれているので引火する恐れがあります。室内で塗装はやめましょう。

天候によって乾く時間が左右される。

一般的に夏の時期ですと乾くのに40から50分かかります。

冬の場合ですと1時間から2時間かかりますので、その時の気温で乾燥時間が変わりますので注意しましょう。

スプレー専用のマスクをする、ゴーグルをつけること。

刺激物になりますので、直接ガスを吸わないように専用のマスクをしましょう。

また噴射したスプレーが目に入らないようにゴーグルもつけることをおススメします。

布をスプレー以外で染めるおすすめ方法3選紹介!

布を染める場合スプレー以外におすすめなのは液体染料やプリンターインクにアクリル絵の具の3つ。

  • 専用の液体染料
  • プリンターインク
  • アクリル絵の具

以上3つが布をスプレー以外で染色するおすすめできるものになります。

どれもスプレーと違って臭いなどの刺激物を含んでいないので安心して染物が出来ますね。

ですが液体染料はなかなか手軽に買えないという欠点があります。

また、染めるときに温度調節が必要なので火にかけていないといけないのでお子さんと一緒には少しハードルが高いかもしれません。

一方でプリンターインクは専用の液体染料に比べて購入する機会がありますし、綺麗に色が付きます。

ですがプリンターインクは手につくと落ちにくいという欠点があります。

小さなお子さんと一緒だと汚れる心配が出てきてしまいますね。

手軽に買える、手間がそこまで大変ではない、お子さんも一緒に安全に出来る。

という点では布をスプレー以外で染めるおすすめアイテムはアクリル絵の具といえるでしょう。

次の項目では布をアクリル絵の具を使った染め方をご紹介いたします。

布をスプレー以外で染めるのにおすすめなものを3選紹介致しました。

また液体染料やプリンターインクで染めるとき、衣服につくと落ちない場合がありますので、エプロンなどをつけて汚れないように気を付けてくださいね。

布をスプレー以外で染めるにはアクリル絵の具を使おう!染め方解説

布をスプレー以外で染める場合アクリル絵の具が1番手軽でおすすめです。

何故なら、100均で必要な道具がほとんど買えるということ。

液体染料に比べてずっと火をつけておく必要がないということ。

プリンターインクに比べて手や衣服についても洗えば落ちやすいというところです。

では100均のアクリル絵の具で布を染める方法を紹介します。

【必要なもの】

  • アクリル絵の具
  • 染めた布(染めやすいように綿、麻、レーヨンといった素材がいいでしょう)
  • ミョウバン
  • ゴム手袋(なくても問題はないですが、汚れるのであったら便利)
  • バケツ

布をスプレー以外で染めるにはアクリル絵の具を使おう!染め方手順について。

1.バケツに水を用意します。

まずは少なめに用意しましょう。水が多すぎると絵の具を足していかないといけませんので様子を見ながらにしましょう。

2.次に絵の具を水に溶かします。

自分が染めたい色よりも濃く作りましょう。薄い色だとうまく染められない場合があります。

色の濃さが決まったら布が浸かるぐらいの量の水と絵の具を足していきます。

3.出来た染液に布を浸します。

3時間ぐらいは浸けておきましょう。色ムラが出ないように全体が浸かるようにしましょう。

4.ミョウバンで媒染液を作ります。

沸騰させたお湯にミョウバンを入れて媒染液を作ります。

熱湯なので火傷をしないように気を付けてくださいね。

5.染液に浸けていた布を媒染液に入れます。

10から20分程浸けておきましょう。

媒染液に浸けることで、発色を良くしてくれるのと色止め効果が期待できます。

6.水ですすいだら陰干しします。

水に色がつかなくなるまですすぎましょう。

この時に色が落ちないように力強く洗わないように注意してください。

天日干しだと布が日焼けしてしまうことがあるので陰干しにしましょう。

乾いたら通常通り洗濯をして大丈夫です。

色移りしないように色物と分けて洗濯するようにしてくださいね。

もし、5の時点で色が薄いと感じたらもう1度、3から5の工程を繰り返してみてください。

ここで注意していただきたいことですが、絵の具は必ずアクリル絵の具を使用してください!

水性絵の具や油絵具だと色が移らないなど問題が起きてしまいます。

なので、布をスプレー以外で染めるにはアクリル絵の具を必ず選んでくださいね。

まとめ

  • 布を染めるスプレーは100均では購入できない
  • 布をスプレー以外で染める場合おすすめ3選は液体染料やプリンターインクやアクリル絵の具である
  • 布をスプレー以外で染める場合アクリル絵の具が一番手軽でおすすめである

今回、布を染める際に使える色んなアイテムも併せて紹介いたしました。

100均でもスプレーは多くの色が何色も展開されていますが、布を染めるスプレーは100均では現在では購入できません。

しかし今後アクリルタイプのスプレーが販売されるかもしれませんし、そうしたら布を染めるスプレーを100均で購入できて気軽に染物もしやすくなりますね。

染めるものによっては向き、不向きは様々です。是非、自分が好きな色で染め直してみてください。

また、布を染める場合にスプレーや100均アイテムを使うときには服が汚れないように機能性ばっちりのエプロンをつけて素敵な染物ライフをお過ごしください。

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