ノートパソコンのssd容量128gbを購入しようとしているあなた。

ノートパソコンの使用目的が明確でないままssd容量が128gbのものを購入してしまうと、後々容量が足りないために後悔してしまうかもしれませんよ。
私も新しくノートパソコンを購入したのですが、何も考えずにssd容量128gbにした結果1年程で容量が足りない事態に陥ってしまいました。
外付けhddでカバーしていますが、ssd容量をきちんと調べて納得した上で買うか、最初からssd容量の大きいものを買えばよかったと後悔しています。
今回はノートパソコンの容量が128gbでは足りない理由とおすすめ容量を徹底的に解説しますので、是非参考にしてくださいね!
ノートパソコンは128gbでは足りない理由を解説!

ノートパソコン購入時にスペック表で表示されているssd容量は、実際にWindowsで自由に使える容量ではありません。
ですので、ノートパソコンをあまり使わないあなたも、ssd容量が最も小さい128gbにすると容量が足りないことがありますよ。
ssd容量についてよくわからないあなたへノートパソコンのssd容量が128gbでは足りない理由を説明しますね。
スペック表のssd容量は実際に使える容量ではない
ssdメーカーが記載するスペック表の容量と、Windowsの容量ではgbの測り方が異なります。
ですので、スペック表のssd容量が128gbの場合、Windowsで実際の容量は119gb程度となります。
なぜ測り方が異なるかを説明すると、ssdメーカーは1gb=1000mbとしているのに対し、Windowsは2進数計算で1gb=1024mbとしているからです。
Windowsの1gbの定義はストレージメーカーの1.0737gbということになります。このような理由から正確な容量を知りたいときはこの変換が必要になります。

ssd容量が大きくなるほど、誤差も大きくなるので注意が必要ですね。
また、ssdは残りの容量が少なくなればなるほど、空き容量を探すのに時間を取られて速度が低下してしまいます。
そのため寿命も早めてしまうので、容量を全部使えると思わずに20gb程度の余裕を残しておきたいですね。
OSとアプリケーションを合わせて25gbは使われる
ノートパソコンはOSとアプリケーションでマイナス25gbしてから自由に使える容量を考えることが必要です。
OS(Operating System)とは、システム全体の管理をし、様々なアプリケーションソフトを動かすために必要な最も基本的なソフトウェアのことです。
ノートパソコンには必ずOSが入っていて、OSがなければパソコンを動かすことができません。このOSに15gb必要になります。
そしてさらに、ノートパソコンに搭載されているWordやExcel、ブラウザなどのアプリケーションで別途10gb程度使用されています。

128gbあれば余裕だと思っていても、実際に使用できるssd容量は意外と少ないので注意が必要ですね。
アップデートや不要ファイルで実際使える容量は50gb
スマートフォンでいらない写真を消さなかったり、使っていないゲームやアプリをそのままにしたりすることで容量が足りなくなった経験はないでしょうか?
ノートパソコンも同じで、ファイルの削除をしていなかったり、ブラウザのキャッシュが溜まったりすることで容量が足りなくなることがありますよ。
また、Windowsのアップデート時にバックアップ用のファイルが蓄積することによっても容量を圧迫します。
これらを合わせるとだいたい1年で5gbの容量を使ってしまいます。パソコンを5年ごとに買い替えるとしても、5年で25gb使ってしまうことになりますね。

そのため自由に使える74gbからいらないファイルやアップデートに25gb使用すると考えると残り容量は49gbになります。
これらの理由から、ノートパソコンのssd容量が128gbだと実際に自由に使える容量は約50gbです。
あまりノートパソコンを使わないあなたも128gbだと容量が足りないことになってしまうことがあるので、自信をもっておすすめはできません。
低価格のノートパソコンや、持ち運びに便利なモバイルノートパソコンは何も考えずに買ってしまうとssdが128gbのことがあるので納得の上で購入してくださいね。
ssd容量は途中で変更することができず、128gbの場合は途中で容量が足りない事態に陥る可能性が高いので注意が必要ですね!
ノートパソコン購入時に気を付けたいssdとhddの違い
そもそもssd容量やhdd容量がわからないあなたへ、ノートパソコンを購入するときに気をつけたいストレージの種類を紹介します。
〈ssdとは〉
ssd(Solid State Drive)とはhddと同様のパソコンの記憶装置で、メモリを使用して記憶します。
ssdは消費電力が少なく、衝撃に強い構造となっています。
また読み書きの速度が非常に速く、作動音がないのがメリットですね。
しかし、容量単価としての価格はhddより高く、故障時にデータの救出が困難なことがありますが、ssdはノートパソコンに多く採用されています。
〈hddとは〉
hdd(Hard Disk Drive)はデータやプログラム等を書き込んだり、読み出したりする記憶装置です。
中にデータを記録するプラッタと呼ばれる円盤が複数入っていて、磁気ヘッドで書き込みや読み出しをしています。
ssdよりも1ドライブで保存できるデータ量が大きく低価格ではありますが、衝撃に弱い・消費電力が大きいなどのデメリットがありますよ。
ノートパソコンが128gbで足りる場合の理由はこれ!

ノートパソコンは128gbだと足りない理由を紹介しましたが、インターネットのみでの使用や外付けhddを検討しているあなたは128gbで足りる場合もありますよ。
使用頻度が低く、使用目的がはっきりとしている場合は安く購入できる128gbのノートパソコンもおすすめできます。
ノートパソコンが128gbで足りる場合の理由を紹介しますので、該当するか確認してから128gbのノートパソコンを購入してくださいね。
ファイルの保存をせずインターネットのみ使用の場合
ノートパソコンの使用目的がインターネットを主に楽しみたいあなたには128gbのノートパソコンがおすすめです。
128gbだと実際使用できる容量は約50gbだと前述しました。50gbはどのくらいかというと、ビデオならば4時間、音楽ならば1万曲、写真が1万枚程度です。
ゲームの容量は様々ですが、3Dゲームなどでは1つダウンロードするだけで100gb近く容量を消費してしまうこともあります。

また、別にメインのパソコンを持っている場合、サブのノートパソコンとして128gbの購入は良いかもしれませんね。
最初から外付けhddなども視野に入れている場合
最初から外付けhddなどの使用を視野に入れている場合も128gbはおすすめできます。容量不足時の解消方法をまとめましたので参考にしてくださいね。
- SDカードを使用する
- 外付けhddの活用をする
- クラウドストレージサービスの利用をする
- 使用頻度の低いファイルをまとめて圧縮しておく
4つの方法について解説しますので、あなたに合う方法を見つけて容量不足を解消しましょう。
〈SDカードを使用する〉
SDカードをノートパソコンに接続すれば、新しいプログラムをインストールした場合でもパソコン本体の容量を節約できますよ。
SDカードの容量というと数gb~数十gbと思われるかもしれませんが、hddのような数百gb~数TBの容量があるものも登場しています。
SDカードの価格は128gbで2000円、512gbで5000円程度で売られています。
〈外付けhddの活用をする〉
普段あまり使わないデータは外付けhddに入れておけば、ノートパソコンの容量不足を解消できますよ。
外付けhddは持ち運びに不向きなイメージですが、ポータブルhddと呼ばれる持ち運びにも便利なサイズのものが増えていますよ。
そのため、外出先でもノートパソコンのデータを外付けhddにバックアップしておくこともできます。
〈クラウドストレージサービスの利用をする〉
クラウドストレージサービスは、パソコン本体ではなくインターネット上の場所にデータを保存できるサービスです。
インターネットに接続できる環境ならば、いつでもデータにアクセスすることができますよ。
クラウドストレージサービスならインターネット上にデータを保存するため、万が一ノートパソコンが故障してもデータが消える心配がありません。
おすすめのクラウドストレージサービスは、Microsoftの「OneDrive」やGoogleの「GoogleDrive」です。
他にもAmazonやYahoo!にも同様なサービスがありますので、使いやすいクラウドストレージサービスを見つけてくださいね。
〈使用頻度の低いファイルをまとめて圧縮しておく〉
使用頻度が少ないファイルは圧縮しておくことも容量不足解消方法の1つです。
Word、PDFファイルなどのまだ削除できない書類は圧縮することでサイズを軽くすることができますよ。
ノートパソコンで128gbと256gb迷ったときの選び方

容量128gb~256gbは、プレゼン資料の作成・レポート作成・表計算業務・会計ソフトの入力などの軽いデスクワークにおすすめです。
低価格でパソコンを購入したい場合や、パソコンの使用目的が少ない場合も128gbと256gbどちらが良いか迷いますよね。
ノートパソコンの容量を128gbと256gbどちらにするか迷っているあなたへ容量選びのポイントを紹介します。
128gbと256gb容量選びのポイントを4つ紹介!
- 画像を扱うソフトを使用するか
- スマホやデジカメの写真や動画データを一時保管するか
- アプリのインストールをするか
- 価格は適切か
4つのポイントを詳しく紹介しますので128gbか256gbどちらが良いか総合的に判断してあなたに合うノートパソコンを選んでくださいね。
〈画像を扱うソフトを使用するか〉
画像を扱うソフトの使用をする場合には256gbを選びましょう。
特にデザイン作業を行う場合は1つのファイルサイズが大きくなるので最低でも256GBの容量は必要です。

よく使用するソフトの1つであるPowerPointでのプレゼン資料作成は128gbでも足りますよ。
しかし、ビジネスで使用する場合はプレゼン時に容量不足が原因でフリーズしてしまうことを避けるためにも256gbがおすすめです。
〈スマホやデジカメの写真や動画データを一時保管するか〉
写真や動画データをノートパソコンに保存しておきたいあなたは256gbあると安心ですね。
128gbにスマホやデジカメの写真や動画データを保存するとノートパソコンの容量がすぐにいっぱいになってしまいますよ。
写真だけなら128gbでも1万枚程度は保存が可能ですが、他のファイル等はほとんど入れられないと思っておいた方がよいでしょう。
〈アプリのインストールをするか〉
アプリの大きさにもよりますが、たくさんインストールする予定があるのならば256gbを選びましょう。
ゲームをする場合も128gbでは難しいので最低でも256gbは必要ですよ。
容量の小さいアプリを少しだけインストールする場合には128gbでも足りますが、この場合も他のファイル等はあまり入らないと思っておくとよいでしょう。
〈価格は適切か〉
パソコンは安くても数万円する大きな買い物のため、容量の大きさを重視しすぎて予算を大幅に超えると後々後悔してしまうかもしれません。
この場合はクラウドサービスなどの利用を視野に入れてノートパソコンの購入を検討しても良いですね!

動画編集やゲームをしたい場合は256gb以上がおすすめ
256gbと512gbはノートパソコンの定番容量で、動画編集やゲームをしたい場合には512gbがおすすめです。
256gbは基本的にアプリケーションをたくさんインストールでき、さらに動画や写真をある程度保存しても余裕がある容量になります。
簡単な動画や写真の編集をしたい場合などにも対応でき、幅広い層にとって十分な容量といえます。
しかし、ノートパソコンのデータで最も容量が大きい動画・音声データなどを主に扱う場合は、512gb以上の容量があれば余裕があるので安心して作業できます。
また、ノートパソコンで3Dゲームをする場合もゲームの容量が大きいので、512gbあると安心して楽しめますよ。
まとめ

- スペック表は使える容量ではなく、OSとアプリケーションで25gb、アップデート等で25gb使ってしまうことで容量が足りない原因となる
- ノートパソコンのssd容量128gbでは実際に自由に使える容量は50gb程度
- ノートパソコンのssd容量は途中で変更することができず、128gbの場合は途中で容量が足りない事態に陥る可能性が高い
- インターネットのみでの使用や外付けhddを検討しているあなたは128gbもおすすめできる
- 容量不足時はSDカードや外付けhddを活用することで解消できる
- クラウドストレージサービスの利用や、使用頻度の低いファイルを圧縮することでも容量を解消できる
- 画像を扱うソフトの使用や写真・動画データを一時保管する場合、アプリをインストールしたい場合には基本的には256gbがおすすめ
- 動画編集やゲームをしたい場合は512gbあると安心して楽しめる
容量が128gbあれば大丈夫となんとなく考えていたあなたも、実際は50gbしか使えないと思うと足りないと感じたかもしれません。
しかし、128gbであれば比較的低価格で購入できるので、ノートパソコンの使用目的が少ない場合にはおすすめですよ。
使用目的を明確にし、今回紹介したポイントも参考にしながらあなたに合った容量を見つけてくださいね。