どこからともなく猫がやってきて、家の畑やプランターに糞をしていって大変困っている……このような経験はありませんか。
私もかつて住んでいた家に、野良猫が寄りついていたことがあります。どんなに驚かしても、やっぱり毎日訪れるんですよね。
糞のひどい臭いはするわ、育てていた草花が大変なことになっているわで悲惨な状況に。そんな時に知ったのが100均の猫よけネットでした。
これさえあれば猫とおさらばできると思い、その効果を調べてみると、なんと驚くべきことが分かったのです。
現在あなたは、一つの方法で、猫を寄せつけなくさせようと考えていませんか。実はそれだけでは猫はいなくならないのです。
しかし、ちょっとした対策の組み合わせで猫をいなくすることはできます。本記事では、その対策方法についてご紹介していきます。
目次
猫よけネットは100均で買える?上手に使うコツとは
引用:インスタグラム
こちらが猫よけネットになります。
家庭菜園などを猫から守ってくれるんです。これなら猫も入りたくても入れません!
調べてみた結果、猫よけネットは100均ではあまり取り揃えが無いようです。残念です…。
しかし、大型のホームセンターなどにいけば、種類豊富に取り揃えがあるようです。
ホームセンターが近くに無い人のために、簡易的に100均の材料で作れる猫よけネットを、ご紹介します。
猫よけネットを100均の材料で作る!
猫よけネットを100均で作成 pic.twitter.com/QI1AeibFsr
— らんちゆ垢 (@chp11921) May 29, 2016
引用:Twitter
こちらは、外の金魚を守るための猫よけネットですね。作り方を確認してみましょう。
【作り方】
- ワイヤーネットと防風ネットを用意します。
- ワイヤーネットの周りを防風ネットで包むように取り付けます。
- 猫に入って欲しくない場所に設置し、結束バンドなどで動かないように固定します。
これなら、あっという間に出来そうですね!材料もすべて100均で揃うので、安価に済みます!
ホームセンターに行く時までのつなぎにはなるのではないでしょうか。
猫よけネットの効果
畑やプランター、水槽など、猫に入ってきてほしくない場所に設置するととても有効です。
せっかく綺麗にした花壇をトイレにされたり、外にいる魚を餌にされたりすること防ぐことができます。
広範囲で設置すると、ちょっとの刺激でネットがズレて猫が侵入してしまう可能性があります。
出来るだけ小範囲のものに使うとよいでしょう。
猫よけネットと猫よけマットで効果倍増!?
100均でよく見かける「猫よけマット」は効果があるの?という疑問にお答えします。


こちらが、100均猫よけマットで最も名の知られている「どんとキャット(Don’t Cat)」という商品です。
色は黒。大きさは、正方形のものが幅39.2cm×奥行39.2cm×高さ2.7cm。長方形のものが幅49㎝×奥行14.2㎝×高さ2.7cmです。
正方形の方は一枚、長方形の方は二枚セットになっています。後者の方は、プランターの上に敷くサイズとしてはぴったりのようです。
100均なので、勿論お値段は100円(税抜き)です。とげとげの部分は触ると固く、結構痛い印象でした。
確かに、安価で、ホームセンターまで行かずに手に入る猫よけグッズであり、設置しやすいことは間違いありません。
使い方としては、畑やプランターの周囲など、猫に侵入してほしくない場所や猫の通り道に敷き詰めます。
長方形の方は、プランターの土の上に直接敷いて使う方法もあるようです。
大きさや形についてはハサミなどで自在に変更でき、複数枚を連結することもできます。
また「どんとキャット(Don’t Cat)」の他にも、より面積の広いマットや、とげの部分が長いものもあり、かなりバラエティに富んでいました。
いずれも100均で入手できるので、比較的多めに購入もできるでしょう。
短期的な視野で考えると猫よけ効果は少なからず発揮されると思います。
猫よけネットと猫よけマットの両方を使うことで、確実に被害は少なくなります。
猫よけマットだけでは効果がない?
結論から言うと、「気休め程度に置く」ぐらいの気持ちで購入した方が良さそうです。
一体なぜでしょうか。
それは、この猫がこのマットに慣れてしまったためです。最初のうちは、得体の知れないとげとげに、恐れをなしていたかもしれません。
しかし、それが動かず、自分に危害のないものだと分かれば、とげの間に足を伸ばして踏むようになってしまうのです。
これはかなりショックですよね。ですから、100均の猫よけマットを単にずっと設置しているだけでは、そのうち見破られます。
それだけでは永久的に続く効果ではないということを、使う側は頭に入れておかなくてはいけません。
とにかく即効で猫よけ対策を打ち立てたい人は、まずは「気休め程度に」100均の猫よけネットから試してみてはいかがでしょうか。
猫よけネットがダメだったときは猫が嫌がるものを

さて、猫は学習し、「慣れてしまう」動物だとお伝えしました。さらに言えば、猫の嫌がるものは、その猫により違うのです。
猫よけの対策は様々あるようですが、猫によっては大して嫌がられないということもあるとか……なんてこった。
したがって、こちらも猫の反応を見ながら手を変え品を変え、対策していく必要があるということです。
撃退したい猫をよく観察して、何が嫌いか、何なら嫌がるかを見つけることで、適切に猫を遠ざけていきましょう。
ということで、猫よけネットで対策しながらも同時並行で他にも行えそうなグッズや対策についていくつかご紹介します。
嫌がるニオイを発するものを置く
忌避剤、お酢、コーヒー豆かす、木酢液、クレゾール、ハーブ
特殊なニオイで寄せ付けないようにします。忌避剤は100均でも手に入ります。粒状タイプと固形タイプとありました。
これらは雨にも強いタイプのようでしたが、その他のものでニオイよけを考える時は、天候の影響も考慮するといいでしょう。
ハーブ(植物)を植える
ニラ、レモングラス、ミント、ルー
ハーブ類の栽培は、雨の日でもニオイが消えなさそうな点が特長的です。
地面を濡らしておく
猫は濡れている場所でトイレするのを嫌がるため基本的に猫は濡れることを嫌います。
猫の毛は特殊で、濡れてしまうとすぐに乾きにくいためです。
水やお風呂を極度に嫌がる猫を見たことはないでしょうか。トイレのときも同様のようです。
また、猫の糞被害で、土に蛆がわいてしまうなど土壌の汚染が明らかに酷い場合は土の入れ替えも必要になってきます。
それをそのまま放っておく、ハエがたかってしまうからです。土の上に洗剤を撒いておくと、猫がトイレをしに来なくなった例もあるようです。
地面に砂利を敷く(コンクリートに変える)
猫のトイレは砂や土の上が多いため
いっそ土がなくなれば、猫も来なくなるのではないかという考えのものです。しかし、これはかなりの労力を要する対策だと思います。
あまつさえ、コンクリートの上で糞をされていたという例も無きにしもあらずですから、慎重な判断が必要です。
今まで紹介してきたグッズの使い方の工夫次第では、猫がいなくなることもあるようです。
ネットやとげとげしたものの他に、100均で試せそうなものがあれば使ってみる価値はあります。
また、猫よけとしてだけではなく、カラスなど猫以外の動物にも有効な場合があります。
慣れられてしまったら「動き」で対策

猫よけネットに猫の嫌がるものを設置したからと、まだまだ油断はできません。
猫も動物ですから、新しいものに「慣れてしまう」と全く効果を発揮しなくなります。すると、また振り出しに戻ることに…。
猫に慣れられてしまう前に、次の手をしっかり考えておきましょう。
ここまでくると、猫との闘いです。多少荒っぽい手段に出るのもこの際仕方がありません。
猫は「動かないもの」は「自分に危害を加えない」と学習するので、今度は「動くもの」を使っていくことで、猫をしっかり驚かしましょう。
猫よけスプリンクラー
くるくると回って動き、土を濡らします。自動で定期的に動かす方法や、猫が来たときに動かす方法で驚かしましょう。
花壇の水やりも一緒に済ませられるので、一石二鳥ですね。
猫よけ超音波
猫が近づくと、反応して超音波を飛ばします。
よく、スーパーなどの食料品を扱うお店では、ネズミよけ超音波が置かれていますが、猫用もあるんですね。
対イノシシ用の高電圧柵
高電圧柵が放つびりびりで近づけません。
これは、なかなか一般的なご家庭では難しいかもしれません。こんなにするほどではない…。と思いますよね。
高電圧柵は、猫以外にも野生動物の畑荒らしに困っている人におすすめです。
地面に針やガラスなど踏むと痛いものを敷き詰める
踏むと痛いので、猫は立ち入ることができません。
しかし、もちろん人の足も傷つくので、敷き詰めた場所は、家族全員歩かないように注意しましょう。
ここで紹介したものは、ほとんどが猫の動きに反応して動くものです。今までとは異なる反応をする物体に、猫は近寄れなくなるでしょう。
こちらも一定期間の効果は期待できます。ただ、猫以外の他の動物や人間への影響もあるので、やりすぎには注意してください。
最終手段は「捕獲」

ここまでいろいろな方法を試してみたけれど、やっぱり猫が寄りついてしまう。そうなると、最終手段です。
猫を「捕獲」するしかありません。悩みの元凶をとっ捕まえて、保健所に持ち込み、引き取ってもらうのです。
こうすることで、確実に猫はいなくなります。「何をやっても猫がいなくならない」という人たちにとってはこれで一発解決です。
野良猫はいなくなり、庭やプランターに糞をされない快適な日々が戻ってくるでしょう。
ちょっと可哀そうだと感じるかもしれません。しかし、ここまでくると背に腹は代えられないですよね。
猫とのバトルは思いのほか想像を絶します。一筋縄ではいかないことを頭に入れた上で、対策を練っていくことをおすすめします。
まとめ

- 猫よけネットは100均にあるもので対応できる
- 猫よけネットと猫よけマットの組み合わせでバッチリ対策できる
- 猫よけマットを100均で購入しても効果は「気休め程度」
- 猫の「嫌がるもの」で二重対策を
- 慣れられないよう「動くもの」で驚かす
- 最終手段は「捕獲」すること
さて、100均の猫よけネットから始まった猫撃退術には様々なものがありました。
猫の習性として、一度決めたトイレの場所には固執するのだそうです。
複数のやり方を試してみながら、それで目当ての猫が寄りつかなくなるよう仕向けていくほかありません。
途中で諦めてしまうと、ずっと猫のトイレ管理人になってしまいます。そんなの絶対嫌ですよね。
繰り返し言いますが、猫は賢く、学習していく生き物です。ですので、一つの対策で終わりにせず次の手段も考えておくようにしましょう。
最終手段は「捕獲」することです。何をしても効果がない場合は、元凶を無くしてしまうのが、一番早いです。
まずは猫よけマットでも100均の手ごろなグッズでも何でもいいです。困った猫をよく観察して、適切な方法で猫よけを実践してみてください。
それでは、みなさんの猫撃退劇が一日でも早く終わりを迎えるように応援しております。
コメントを残す