さあ、長い長い夏休み!いっぱい遊んで、思い出作るぞー!…のはずだったのに、蓋を開けてみたら、「そういえば遊ぶ友達がいない」、そんなことないですか?
小学校、中学校、高校、大学と、学生の間に何回もの夏休みを過ごします。夏休みって、家族旅行、海、山、花火大会にバーベキュー…いろんなイベントがありますよね~。
私の子どものころの夏休みの楽しみは、学校のプール開放と、子供会行事の肝試しや合宿でした。今はあまりそういった行事はないかもしれませんねぇ。
夏休みに入って、宿題をして、ふと時間が空いた時に、友達と遊びたいなあと思っても相手がいない、誘えない、何をしていいかわからないなんてことが、ないようで実はあるんですよね。
普段学校で会ってるんだから、いくらでも遊べるでしょ~というのが親や家族の見解。でも、そううまくいかないことってあるもんなんです。
夏休み。遊ぶ友達が一人もいなくて家にずっといます。小4の女の子です。~中略~親はまたイキイキした娘の笑顔が見たいのですが…。何か出来ることないですかね?仕方ないですか?
引用 知恵袋
高校2年、女です。クラスで話す人はいるけど。
休みの日に遊ぶ友達がいません、だから夏休みも楽しくありません。~中略~どうしたらたくさん友達ができますか?
引用 知恵袋
大学生で夏休みですが、友達がいないので、することがありません。
引用 知恵袋
一人ぼっちの夏休みを過ごすのは本当に辛いことなのか、その過ごし方や状況を確認してみましょう。
目次
夏休みに遊ぶ友達がいない時どうしてる?
小学生の夏休みは家族が応援
近年、猛暑の夏が続いていますよね。熱中症のこともあるから、親も子供が遊びに出る時間帯なんかを考えてしまうし、子供も暑けりゃ外に出るのがおっくうになるでしょうね。
家の中にいれば「宿題やったの?」の声は飛んでくる、でも宿題ばかりもしていられません。
家の中でのぼっち休みに出来ることは
意外と出来ることって限られていたりしますよね。特に今はスマホやパソコン、タブレットでどこでもゲームができますから、下手すると家の中で一日中ゲームしてる、なんてこともあったりします。
これって大丈夫なの?!と心配になるのもわかります。
さあ、そこでパパママ、おじいちゃんおばあちゃん家族の出番です。
長いお休みですから、この機会に出来ること、教えてあげられることはたくさんあります。後で子どもにとって役に立つこと、思い出深いことになるんですよ。
特に、低学年の場合は「パパと一緒に」「ママと一緒に」の気持ちがまだまだ強いので、小学校のうちは家族がどんどん子どもと過ごしてあげることが必要なのかもしれません。
長い人生、小学校の6年間はほんのわずか。一緒に何かをして過ごしてくれるのもこの時だけかもしれません。あ、なんか切ない…。
家族で何が出来るか、たわいもないことを含めれば、実はたっくさんあるんです。
お料理が好きな子供は、この夏休みの間にお母さんにいろんなレシピを習って料理上手になるかもしれないし、買い物に付き合いながらお会計の時に暗算で計算してるうちに、
レジより先におつりがわかるようになったり、自由研究で工作をしているうちに、もの作りが楽しくなったり…。
普段の生活の中にも「学び」があり「遊び」があります。親が「子供がお友達と遊びに行かない」と心配する気持ちはわかります。
でも、それで子どもがふさぎ込んでいるとか、毎日友達と遊びたいと泣いているってことありませんよね。
それは、それなりにその時を満足しているということ、不満ではないということ。本当にお友達と遊びたかったら、とっくに子供自身が何らかのSOSを出しているか、自分でどうにかしているはずです。
ぼっち休みも捨てたもんじゃありません。
中高生の夏休みは部活VSぼっち
中学、高校と言えば、部活動。練習や試合、合宿など、夏休みは勝負の時になりますから、部活の仲間たちと過ごすのがほとんどになる子もいます。
でも、部活動に入っていない子は、ぼっち休みをどう過ごしているのか、また、どう過ごせるか。
中高生の場合、進級・進学を考えて、まずは生活のリズムを整えながら日々スケジュールを考えて勉強することが第一になってきます。
長い休みの間に夏期講習に参加することもあります。部活動ではありませんが、塾の参加者と過ごすことが多いので、いわゆる「塾」という部活に入っているようなものですね。
普段しない読書をするのも国語力のUP、活字離れを防ぐのに役立ちますし、勉強を重視している学生にすれば、一人の時間を確保していたいと思うことの方が多いかもしれません。
<将来設計>
中高では「職業体験」があります。夏休みは将来の自分の仕事について考える時間もあり、様々な職業を調べることも可能です。
実際に高校の夏休みの課題の中に「職業調べ」的なものもあったりするんですよ。自分の将来を考えることに早すぎるということはありません。
夢を持たない子どもが増えている今、自分と向き合う時間を持つという点では、夏休みは貴重な時間かもしれません。
<一人旅>
小学校の時と違い、行動範囲が広くなり、自分で出来ることが増えると、何かにチャレンジしたくなる気持ちも出てきますね。「一人で何かをやり遂げる」気持ちから、一人旅を考える子もいるでしょう。
青春18キップはそんな学生にうってつけ。18キップっていうくらいですから、学生の長期休暇に合わせて発売されています。年齢制限はありません。
購入単位は5人または5日分、5回で1枚分となっていて、1回で1日普通列車が回数制限なく乗り放題。ですから5日間は一人で旅行を楽しめる形になっています。
時間があれば出来ること、この夏休みはぼっちでも十分楽しめることはありますね。
<ゲーム・動画>
スマホ、パソコン、タブレット、今や小さい子から大人まで誰でもどこでも楽しめるゲームや動画配信。
昔懐かしいボードゲームまでが、画面の中で出来るようになっていたり、見たかった映画やドラマが家に居ながらにして見られるようになっています。
中高生になれば、情報量もいっぱい。休み中ずっとゲームをしている、スマホにかじりついているという学生もたくさんいるのでは。
何時間もゲームをし続けているというのは、言い換えれば一つのことへの集中力が高いということ。
これも個人の能力かもしれませんね。ゲームを極める中で、ゲームのクリエイターになりたいとか、プロゲーマーになりたいとか、もしかするとそこから将来の夢が決まる可能性だってあります。
最近では、YouTubeをきっかけにYouTuberになりたいという夢を持つ学生までいます。
ただ、時間のある夏休みだからと言ってゲームや動画鑑賞だけで過ごしていいものかどうか。
中高生になれば、自分が今何をしなければならないか考える力もあるわけで、本人の責任というのも問われるようになります。
勉強しなければならないということは、みんなちゃんとわかっているんです。一日中ゲームをしていていいか悪いかは、本人が判断し、本人が対処していかなければならなくなるでしょう。
「親子でルールを決めて、それを守る」というのは、ゲームを持たせた小学生くらいの段階で習慣づけないと、中高生になってからじゃあ、まずできませんよね。
<短期バイト>
高校生になると「やってみたい!」と思うことの一つがアルバイトだったりしませんか?中学生のアルバイトというのはまだ難しいですからね。
成績によるなどの条件から、アルバイトをするにも高校によっては申請を出すところがあります。でも、夏休みは短期バイトが豊富にあるんですよね。
- お中元などデパートの受付や配送
- 工場内での検品やシール貼り
- イベントスタッフ
- 観光地の販売スタッフ
- 飲食店スタッフ etc…
私の知り合いの息子は、高校生で飲食店のアルバイトをし、大学に進んでもそのままそこのアルバイトを続けていましたね。お金が入れば、買い物、食事、旅行と、若くて好奇心旺盛な高校生なんて動くものです。
また、アルバイトは有効な社会勉強。アルバイトでお金を稼ぐことの大変さ、面白さ、人との関わりを学んでいきます。学校では教わらないこと、こういうことも大切な「学び」ですよね。
大学生の夏休みは大人ぼっちの仲間入り
大学生ともなると、ほぼ大人の仲間入り。このまま社会人になっても、ぼっち休みを過ごす可能性は高いわけです。中高生と比べて、過ごし方はどう変わってくるのか、どんなことが出来るのか。
家ですることは、中高生の時とそんなに変わりはなかったりします(笑)。ただ、アルバイトができる職種がぐんと広がりますよね。中高生の時に出来るバイトには限りがありますから。
夏休みとなれば長期で時間がとれるので、集中的にバイトで稼ぐことができます。そこで得たお金を使って、海外旅行や一人飲みなど、中高生ではできなかったことができるようになるわけです。
また、自分の将来への投資として資格を取得したり、今後必要となりうる自動車の普通免許の取得に取り組むことも、夏休みだからこそできることかもしれませんね。
大学生ともなれば学部学科から専門的な勉強をしていることも多いでしょう。大学生に大量の夏休みの課題があるって聞いたことはありません(笑)。
それならば、興味のあることを深堀して勉強するのもいいかもしれませんよね。そうすることで、大学院へ進む道というのも開けるかもしれません。
夏休みに遊ぶ友達がいないのはどうして?

小学生は夏休みに友達とうまく関われない?
学級連絡網、以前小学校ではクラスごとに各家庭の住所や電話番号の入ったお便りがあったものでしたね。今は個人情報保護法があり、個人の連絡先は学校では教えられないことになってしまいました。
お友達の家に忘れ物した、お友達とトラブルがあったなど、連絡先が分かった時は電話で連絡が取れて助かったものですが、今ではお友達の名前すらよくわからない、電話番号なんて全く分からないという状況ですよね。
お母さんがお友達のお母さんとママ友だとすれば、LINEなどで繋がっている可能性は高いのですが、その場合は幼稚園や保育園からの関わりがほとんどだと思います。
それがなければ、連絡を取ることは不可能に近いと言えます。
なかなかお友達と一緒に遊べない理由には、こういった「連絡が取れないことで、約束がしにくい」ということが大きく関係していると思われます。
また、前述にもあったように近年の猛暑から、子供同士で外で遊ばせることにかなりのリスクがあるというのも原因の1つにあげられるでしょう。
中高生は夏休みのぼっちが少ない?
中高生時代の青春となると、やはり部活動が大きいところ。3年間は同じ仲間と切磋琢磨して過ごしますし、「同じ釜の飯を食う」ことから、関係性も深いものになります。
遊ぶときもこの仲間内で遊ぶことが必然的に多くなるでしょう。部活動をしている子が多いとすれば、ぼっちの子は少ないということ。
となれば、ぼっちの子は遊べる相手も限られてきちゃいますよね。小学生と違って、中高生になればスマホを持つようになります。連絡を取ることは問題なし。
でも、友達と時間を合わせることは小学校の時以上に難しくなるかもしれません。また、自分のしたいことが出来るようになりますので、ぼっちで過ごすことが苦痛でたまらないということは少ないかもしれません。
大学生の夏休みは社会へ出る準備期間
大学生は小学生、中高生と比べたら時間があるし、自分で出来ることの幅はグーンと広くなります。友達との関わりも、広く浅くから、狭く深くになっていることも多いかと。
大学生って意外と普段と夏休みの友達関係の差はあまりないかもしれません。夏休みになれば、地元へ帰省する学生もいるでしょう、留学するような学生もいるかもしれません。
バイトに集中したり、自動車学校へ通ったりと、ぼっちでもやること、やれることがいっぱいあるんですよね。
社会人として独り立ちしていく準備期間として、まずは自分のことを考える学生が多くいることから、ぼっちをぼっちと思わない学生が多いということが、遊ぶ友達がいないことに繋がっているのでは?
夏休みに遊ぶ友達がいないをなんとかしたい!
小学生はまず夏休みで友達と遊ぶ約束をするところから
普段学校ではたっくさんの友達がいて、休み時間にはいろんなことをして遊ぶのに、夏休みになったらトーンと静か。それが嫌だ!と思う子もいるでしょう。毎日毎日「友達と遊びたい、暇」と言う子どもの愚痴を聞くお母さんも大変です。
夏休みが始まってから、友達と会えるところってどこでしょう。
- ラジオ体操
- プール開放
- 図書館
- 児童館
- 塾 etc…
まずそこで遊ぶ約束を取り付けましょう。また、お互いの連絡先(自宅の電話番号)を交換しておくと、次の約束がしやすくなります。
お母さんも出来れば自分の連絡網を使って、子供の約束に協力してあげましょう。それを機にママ友が増えることもありますよ。
夏休みに入ってから慌てることがないよう、夏休みに入る前に遊ぶ約束をしておいてもいいですね。約束があると、それが楽しみで毎日を過ごせるっていうメリットもありますね。
中高生は夏休みのぼっちを避けたければ部活に入ろう
中学高校時代は心身の大きな成長期。運動からたくましい健康な体を作ったり、団体行動から規律を守る、協力することを学んだり、自分の得意分野のスキルを磨いたり…。
部活動で経験したことは大人になっても必ず役に立ちます。
一緒に目標に向かう仲間は、遊ぶ友達にもなります。仲間となら時間も合いやすいですからね。部活に入るのが難しい時は、習い事でも塾でも集団の中に身を置いておくと、ぼっちは避けられるかもしれません。
今はスマホという便利なツールがあります。繋がっているという安心感、便利感はあるかもしれませんが、それがうまく使われているかどうかが問題。
ぼっちがつまらない、暇というときは、まず自分から動くことです。学校の友達以外にも趣味友を持ったり、友達の友達を紹介してもらうなど、まだまだ広く浅い友達関係は持っておきましょう。
大学生は夏休みに友達がいなくても乗り切れる
社会人になれば、今までの学生同士の人間関係から上司・部下の関係や同僚という関係に変わっていきます。学生のように、時間があれば遊ぶなどといった生活は変わることになります。
一人がつまらないと思う前に、自分のしたいこと、将来のことに目を向けることが必要。社会人になっても、自分磨き、スキルUPは必要不可欠。今から出来ることをコツコツ積み上げていくことも大事なんですよ。
ここまで来たら、さらに友達を増やそう広げようというのは難しくなってきます。狭くてもいい、気心知れた数少ない友達を大事にして、この先長く付き合っていけると、きっと大きな支えになります。
そんな友達もいないという学生は、同窓会やちょっとした集まりごとに積極的に参加するようにしましょう。
夏休みは帰省したり、同窓会の機会があったりと、人と関われる場に縁があるので、交流を深めるきっかけになります。食事の席ではお酒も入りますからね。
まとめ
ぼっち夏休みの傾向と対策は
●夏休みに遊ぶ友達がいない時の過ごし方
小学生 | いろんなことをして家族と過ごす |
中高生 | ゲーム、旅、勉強、読書、映画、勉強、バイトなど |
大学生 | バイト、資格取得、旅行、映画、勉強、一人飲みなど |
●夏休みに遊ぶ友達がいない理由
小学生 | 連絡手段がなく、約束を取り付けにくい |
中高生 | 部活動をしている子が多く、時間の都合がつく子が少ない |
大学生 | ぼっちでもやれることが多く、小中高生より自立している |
●夏休みに遊ぶ友達を作るには
小学生 | 遊ぶ約束を取り付ける |
中高生 | 部活に入ろう |
大学生 | ちょっとした集まりごとに積極的に参加してみよう |
普段は何も気にせず生活していますが、人は生まれてから今まで集団の中で生活しています。家族に始まり、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、そして社会。常に多くの人の中に身を投じているわけです。
そう考えたら一人の時間って貴重な時間とも思えますよね。自分と向き合い考える力は、一人の時間の時に養われます。
友達がいないからと暇にするかしないか、友達がいないことをマイナスに思いながら行動を起こすか起こさないか、結局は本人の考え方次第かもしれません。
遊ぶ友達がいないということは、夏休みだけに限ったことではないかもしれません。
友達がいないという環境が苦痛だと思うのであれば自分からアクションを起こす必要がありますし、交友関係が狭くても一人の時間が苦ではないのであれば、その時間をもっと有効に使うことを考えたらいいわけです。
夏休みっていう時間が、何となく「暇」という感覚を生み出しているだけかもしれません。ぼっち夏休みだって、十分楽しめるはずですよ!
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