巻き爪とは、爪が内側に向いて変形してしまい、爪が皮膚に食い込むことで痛みを感じる状態です。
「これは巻き爪かな?」と思ったり、「いつの間にか爪のあたりが痛む…。」と感じたりする事は結構多いのではないかと思います。
重度の巻き爪の場合は病院で治療することが一番ですが、軽度から中度の巻き爪なら、自分で巻き爪グッズを使って改善することができます!
そこであなたの巻き爪を改善するための色々なグッズをご紹介します。
あなたに合った改善グッズの選び方のポイントや、予防にもなる歩き方や爪の切り方まで詳しく説明します。
この記事を読めば、自分でできる範囲の巻き爪改善はバッチリです!
早速グッズを購入して、巻き爪の改善に取り組んでみましょう。
目次
巻き爪改善グッズの選び方とオススメを紹介!
巻き爪の改善グッズは、あなたの爪がどの程度の巻き爪かを確認してからテープタイプとワイヤー·クリップタイプから選びましょう。
タイプ別のオススメグッズもたっぷりご紹介します。
爪の状態に合わせてグッズを選ぼう!
あなたの巻き爪がどの段階のものなのかを確認して、テープタイプかワイヤー・クリップタイプのどちらかを選びましょう。
巻き爪の進行度を簡単に分けると以下のようになります。
軽度…爪が軽く内側に曲がっているかな?と目で何となくわかる状態
中度…爪が内側に曲がって、皮膚に食い込んでしまっている状態
重度…完全に爪が皮膚の中に入ってしまっている状態
グッズで改善が期待できるのは中度の巻き爪までです!重度の巻き爪の場合は、病院に行って治療を受けてください。
軽度と中度の巻き爪の場合は、グッズでの改善が期待できます。
まず軽度の巻き爪の場合、テープタイプのグッズがオススメです。
テープタイプにもいくつか種類があります。ひとつは、爪が皮膚に触れないようにテープを貼り引っ張って固定するもの。
他にも爪が触れている部分にテープを挟むようにして、爪と皮膚が触れないようにするものなどがあります。
商品がリーズナブルな事と、基本使い捨てなので衛生的に使える点が良いですね。
注意点としては、テープの粘着力が弱いと靴や靴下を履いたときに剥がれてしまうので、粘着力が強いものを選んでください。
次に中度の巻き爪の場合、ワイヤー・クリップタイプがオススメです。
形状記憶ワイヤーなどを爪の両端に取り付け、形を平らに固定することで、内側に曲がった爪を元の形に戻すグッズです。
少々お値段は高いですが、繰り返し使えるので長期間使うことができます。
ワイヤー・クリップタイプのグッズを使う場合、爪に器具を取り付けるので爪の長さが必要になります。
できれば、爪より少し小さめのサイズのものを購入してください。
爪の幅より器具が大きいと、はみ出た部分が邪魔になることがありますので、自分の爪のサイズを測ってから購入しましょう。
そしてこのグッズには凹凸があるため、靴下を履いたときに器具が引っかかって靴下が破れてしまうことがあります。
凹凸の小さいものや、引っかからないように工夫がされているものを選んでください。
オススメグッズをタイプ別に紹介!
テープタイプとワイヤー·クリップタイプに分けて特にオススメのグッズを紹介します!
<テープタイプ>
- 「簡単貼るだけDr.巻き爪テープ」
メーカー | サンファミリー |
値段 | 約960円 |
テープが爪を傷つけにくい粘着テープ・弾力プレート・肌色の保護テープの3層構造になっています。
爪を傷つけにくく、肌色のテープなので目立ちにくいです。
ポリエステル製弾力プレートの反発力で爪を持ち上げて固定し、爪をサポートします。
ワンタッチでつけられて、とても簡単です。
たっぷり60枚入っているので、毎日交換して衛生的に使えます。
簡単に付けられて、テープを目立つのが嫌だな、というあなたにオススメです。
- 「巻爪直子」
メーカー | アルファックス |
値段 | 約3000円 |
食い込みを防ぐ薄い1.5mmの衝撃吸収ゲルでできており、爪と皮膚の間に貼って爪の食い込みを防ぎます。
貼る向きを変えることで、爪を軽く押し上げるのか、しっかり押し上げるのかを使い分けられるようになっています。
指が曲げ伸ばしやすいように、カーブ状の形になっているのがポイントです。
巻き爪の程度によって、グッズを使い分けたいあなたにオススメです。
- 「巻き爪ケアテープ」
メーカー | アイメディア |
値段 | 約1100円 |
巻き爪が食い込んだ部分にテープを差し込み、ぐいっと押し下げるように貼ることで、皮膚を押し下げて爪の食い込みを防ぎます。
抗菌防臭加工がされており、使い捨てタイプなので衛生的に使えます。
肌の色に近い薄手素材のため、貼っているのが目立ちにくいのも良いですね。
痛みを感じた時にサッと使いたいあなたにオススメです。
<ワイヤー・クリップタイプ>
- 「ネイル・エイド」
メーカー | アクトメント |
値段 | 約4800円 |
高い耐久性と形状記憶性能を持ったニッケルチタン合金を使用して、巻き爪の両端を持ち上げます。
爪に穴を開ける・器具を加工するなどの必要がなく、変形が強い爪や厚い爪にも装着可能なグッズです。
安定感があって、外れにくいのも嬉しいですね。
グッズに安定性と耐久性を求めているあなたにオススメです。
- 「ドクターショール 巻き爪用クリップ」
メーカー | レキットベンキーザー・ジャパン |
値段 | 約3900円 |
超弾性形状の記憶合金を使用し、金属が元の形に戻ろうとする力で爪を持ち上げます。
クリップの両端にあるフックで爪の先を挟むだけなので、着脱はとっても簡単です。
S・M・Lの3つのサイズがあり、自分の爪の幅に合わせて選んでくださいね。
自分の爪のサイズにぴったり合ったグッズが欲しい、というあなたにオススメです。
- 「巻き爪ワイヤーガード」
メーカー | サイプラス |
値段 | 約1100円 |
爪に引っかける2つのフックの間を、弾力性の高い形状記憶合金ワイヤーでつないでいるワイヤータイプのグッズです。
1mm以下の一般的な厚みの爪に対応できるように作られていますよ。
毎日貼り替えられるように、ワイヤーを保護するテープが60枚付属しており、装着したまま靴下や靴を履くことが可能です。
爪が薄い、長時間付けていたい、そんなグッズを探しているあなたにオススメです。
- 「巻き爪ブロック」
メーカー | 鹿浜製作所 |
値段 | 約3200円 |
工業用バネを応用したフックの両端を爪の端に掛けて持ち上げます。
サイズ・バネの反発力ともに4種類ずつ、計16種類用意されているので、爪の大きさや状態に合わせて選べるのが魅力です。
粘着力の強い付属の保護シートを上から貼ることで、靴下などへの引っかかりも防げます。
ワイヤータイプで自分の爪にぴったり合うグッズを探しているあなたにオススメです。
- 「NEW 巻き爪ガイドストッパー」
値段 | 約1900円 |
特殊な弾力性のあるバネのパネルを爪の表面にテープで貼ることで、爪の形を正しくするグッズです。
上から貼るタイプなので、ワイヤー·クリップタイプに重要な爪の長さを気にせず使うことができます。
ストッパーを止める保護シールは通気性が良く、爪の色と近く作られているのであまりストッパーが目立ちません。
10枚セットで1回貼ると、約1週間使うことができます。
爪が短い、パネルが目立つのは嫌だな、というあなたにオススメです。
<その他>
- 「巻き爪 リフトアップ ツール」
メーカー | トラストコンタクト |
値段 | 約2900円 |
テープタイプでもワイヤー·クリップタイプでもない新しいタイプの改善グッズです。
入浴中の爪が柔らかくなるタイミングを利用して、皮膚に食い込んだ爪を引き上げます。
入浴後は器具を取り外すため、長時間つけっぱなしにしておく必要がありません。
さらに、専用ケースが付属しているので、保管や持ち運びに便利です。
改善器具を長時間つけているのが苦手というあなたにオススメのグッズです。
- 「巻き爪ロボ」
値段 | 約20000円 |
こちらも今までの2つのタイプとは違う新しいタイプの改善グッズです。
入浴前に器具を爪に付けて、38℃~42℃のお湯に20~30分ほど付けます。
お湯につかり、爪が柔らかくなっているところで付けていた器具を使い、正しい爪の形まで持ち上げます。
正しい位置まで持ち上げられたら、ドライヤーで約10分間しっかりと爪を乾燥させます。
その後は器具を爪から外してOKなので、長時間付けている必要がありません。
このグッズにはAタイプとBタイプがあり、爪の状態によって使い分けられます。
Aタイプは爪の左右がほぼ同じ厚さ、左右均等に巻いている、そして爪が90℃以上丸まってしまっている場合に適しています。
また、手の爪や足の親指以外の爪に使用したい場合もAタイプを選んでください。
Bタイプは左右の爪の厚さが大きく違ったり、爪の片側だけが変形している場合に適しています。
BタイプはAタイプと違い、爪の片側を2倍の力で持ち上げるような構造になっているので、片側だけ巻いているという場合はBタイプを選んでください。
器具を長時間付けていたくない、爪の状態にあったものを選びたいというあなたにオススメです。
巻き爪の改善には歩き方の見直しをすることも重要!

あなたの歩き方にも巻き爪の原因が隠れているかもしれません。
背を伸ばした姿勢と重心がスムーズに移動する歩き方で、巻き爪の改善をしましょう。
巻き爪改善のために正しい歩き方をしよう
巻き爪の原因の一つに、爪におかしな方向から重みがかかってしまったから、というものがあります。
これは爪に負担がかからない正しい歩き方をすることで、改善する場合があります。
-
- つま先が正面に向くように、まっすぐ足を出す
- かかとから着地して、重心は足の裏全体にかける
- 上半身が前に出たら小指に重心をのせ、反対側の足が地面につくときには、重心は親指側に移動する
- 最後は親指をしっかり押し出す
正しい歩き方をすると、重心は足の裏をスムーズに移動することになります。
まずかかとで着地した時、重心は前方へ移動します。
その後小指の付け根から親指の付け根へと移動し、最後に親指という流れが理想的ですね。
背筋を伸ばして、腕を前後に大きく振って歩くようにすると、歩き方が自然に良くなります。
歩き方で巻き爪を改善しようと思うのなら、履いている靴も見直した方が良いかもしれません。
サイズの合わない靴や、つま先が狭くなっている靴は巻き爪の原因になります。
つま先が狭くなっている靴とは、とがっている靴とも言い換えられるので、レディースに多い印象ですね。
私も巻き爪なのでは?と疑惑を感じているのですが、気に入っている靴がこのつま先が狭くなっているタイプなので、この機に変えるべきかな?と思いました。
靴を選ぶ時は、つま先に1~1.5㎝ほど余裕があるものを選ぶようにしましょう。
足の幅を圧迫するような靴もできるだけ避けてください。
靴も歩き方も正しいものにすることで、巻き爪を改善しましょう!
巻き爪の改善には爪の切り方を正しくすること!

あなたが普段何気なくやっている爪の切り方、実は巻き爪の原因になっているかもしれません。
丸く切らない、深爪をしないなど、巻き爪の改善につながる正しい爪の切り方を説明します。
正しい爪の切り方のコツは
毎日爪は少しずつ伸びていますので、爪の切り方を正しいものにすることは、巻き爪の改善にとても重要な事です。
そのためにまずは、深爪をしないということが大切です。
深爪をしていると、足の指に力が加わった時、爪の先の皮膚が力を受けて浮き上がります。
その結果、爪はまっすぐに伸びられず、両端が巻いたり厚くなったりします。
ついやってしまいがちですが、決して爪を皮膚が見えるまで切ってはいけません。
さらに指の形に沿って、丸く爪を切るのも実はNGです。
爪の長さを指先より少し長いくらいで切り、形は角に少し丸みのある四角形に整えるのが理想的です。
このような丸みのある四角形を「スクエアオフカット」といいます。
切り方は、爪切りで端から端までまっすぐに切ったあとに、両端の角だけを少し落とすようにします。
爪の先の白い部分は残っていても大丈夫なので、気にしないでください。
仕上げに軽く爪やすりをかけて、切った所をなめらかにするとより良いですね。
巻き爪かな?と思うと中に入っている爪をパチンと切ってしまいがちですが、これも実はNGです。
私は今思い当たるところがありすぎて、頭を抱えています。
中に入りかけている?と思うと、思いっきり入っている部分を切っていました…。
そして爪を切るタイミングは、お風呂上がりの爪が柔らかくなっている時がベストです。
爪を上手に切るためのポイントは3つあります。
1.周りの皮膚を切らないように、爪と刃の位置関係をしっかり確認しながら切る。
2.一度に大きく切ろうとせず、爪切りの刃先を使って少しずつ切るようにする。
3.切り残しがないように、最後まできちんと切る。
単純なようですが、このポイントを頭の中に入れておくことで上手な爪の切り方が出来ますよ。
爪切り選びのポイント
ここまで説明した爪の切り方をするのには、一般的な家庭にある通常の爪切りでは少々難しいと思います。
爪の丸まった部分を切ることが難しく、ついパチンと勢いよく切ってしまい、その気はなくても深爪になってしまった経験がありませんか?
爪切りを選ぶときに大切なポイントは2つあります。
1つ目は「よく切れること」、2つ目は「直刃であること」です。
1つ目は当たり前のことだと思うかもしれませんが、意外と切れ味の悪い爪切りを使っている人は多いんですよ。
切れ味が悪い爪切りを使っていると、切ったときに爪が割れてしまったり、ひびが入ってしまいやすいです。
安いものが全て悪いとは言いませんが、値段が安いものはその分切れ味はイマイチです。
できれば日本製のしっかりとした爪切りを使ってください。
2つ目は爪切りの刃が直刃(まっすぐ)であることです。
家庭で一般的に使われている爪切りは、爪を丸く切りやすいように、軽くカーブしている物が多いです。
手の爪を切るときには、このカーブが使いやすいのですが、足の爪は上で説明したように「スクエアオフカット」が基本となるので、まっすぐに切れる直刃が使いやすいと思います。
あると便利な爪切りグッズ
上記のポイントをふまえておすすめしたいのが、ハサミ・ニッパータイプの爪切りです。
一般的な爪切りより刃を大きく開くことができるので、手の爪より厚い足の爪を切るには非常に適しています。
紙を切るように少しずつ切っていくことができるので、うっかり深爪にしてしまう心配はありません。
さらに爪の丸まった部分を切るのも、普通の爪切りよりずっと簡単です。
私も家にありましたので、実際にハサミ・ニッパー型の爪切りで足の爪を切ってみました。
結論としては、一般的な爪切りより断然切りやすいです!
我が家にあったのはニッパー型の爪切りだったのですが、少々厚めな足の爪をきちんと挟んで切ることが出来ました。
さらに少しずつ切っていくことができたので、イメージ通りの形に爪を切ることが非常に簡単でした。
爪を切った後に爪やすりをかけることを上でオススメしましたが、どんな爪やすりが良いかも説明します。
爪切りに爪やすりが付いているものも多いかと思いますが、正直使いにくくありませんか?
爪切りと一体になっているものではなく、爪やすり単体で独立しているものがオススメです。
さらに言えば、金属製やガラス製のものが良いですね。
100均ショップなどでも売っていますので、見つけるのは簡単だと思います。
爪やすりをかける時のポイントは、一方向に動かすという事です。
上に向かってやすりをかけたらそのまま爪から離して、また下から上へやすりをかけてください。
決して上にやすりをかけた後に、やすりをそのまま下に下げてはいけません。
上方向と下方向の二方向にやすりをかけてしまうことになり、爪がもろくなってしまいます。
必ず爪やすりをかける時には一方向にかける、という事を意識してくださいね。
人間必ず爪は切らなければいけませんので、正しい切り方をして巻き爪の予防と改善を行いましょう!
まとめ

- 巻き爪改善グッズにはテープタイプとクリップタイプがある
- 巻き爪が軽度の場合はテープタイプ、中度の場合はワイヤー・クリップタイプを選ぶ
- 巻き爪を改善するためには、背筋を伸ばした姿勢と重心がスムーズに移動する歩き方が重要
- サイズの合わない靴や、つま先が狭くなっている靴は巻き爪の原因になる
- 正しい爪の切り方は、深爪をしないこと
- 爪の形は角に丸みのある四角形に整え、爪やすりを使って仕上げをする
- 爪切りを選ぶときのポイントは「よく切れること」と「直刃であること」
- ハサミ・ニッパータイプの爪切りがオススメ
- 爪やすりは金属製かガラス製で、必ず一方向にかけるようにする
巻き爪は誰もが簡単になってしまうものです。
そのような場合でも巻き爪グッズを使えば改善することができます。
あなたの巻き爪が、この記事で紹介したグッズなどで改善しますように。
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