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国際宅配便を比較!!速く安く安心して届けるにはどこを使えばいいの??

海外で活躍する機会も増え、忙しくてなかなか日本に帰ってこれない……

グローバル化が進み、家族が海外で働いているという人も多いのではないでしょうか。

帰ってこれない家族のために何か必要なものを送ってあげたい! 

ですがいざ送るとなると下記のように悩むことありませんか。

「海外に荷物を送るとどのくらいお金かかるの?」
「国をまたいで送るとどのくらい時間かかるの?」
「海外へ送るのって安全?」

海外へ荷物を送る機会は少なかったのではなかったのではないでしょうか。

私の知人のご家族が海外へ単身赴任し、必要な荷物を送ることがあると聞いて手続きは大変なんだろうな、と思ったことがあります。

そこで今回は海外への宅配便サービスを比較してみました。速く、そしてできれば安く届けませんか?

 

 

国際宅配便の値段やスピードを比較!

いざ海外へ荷物を送るとなるとどこの配送会社を使えばいいのか悩みます。

値段はもちろん、到着までの日数も違えば送れる荷物の種類や大きさ、重さ、手続きも違います。

今回比較しながら紹介するのはヤマト運輸、佐川急便、日本郵便(EMS)の三つです。

慣れ親しんだ配送業者だと利用するハードルも少し下がりますね。

具体的にアメリカへ配達する場合と、中国へ配達する場合を例に比較していきます。

海を渡る荷物は一体どのくらいの値段で、どのくらいの速さで届くのでしょうか。

 

値段を比較!

日本からアメリカへ配達する場合は下記の表になります。

  ~1キロ ~5キロ ~10キロ ~15キロ ~20キロ ~25キロ
ヤマト運輸 1,200円 4,650円 8,850円 15,050円 20,550円 26,050円
佐川急便 5,900円 15,300円 21,200円 27,200円 33,000円 39,000円
日本郵便(EMS) 2,900円 8,700円 14,500円 20,000円 25,500円 31,000円

 

日本から中国へ配達する場合は下記の表になります。

  ~1キロ ~5キロ ~10キロ ~15キロ ~20キロ ~25キロ
ヤマト運輸 950円 3,450円 6,450円 10,950円 14,950円 18,950円
佐川急便 5,300円 13,700円 17,900円 21,800円 25,700円 29,800円
日本郵便(EMS) 2,100円 6,300円 10,500円 14,500円 18,500円 22,500円

 

値段を比較するとヤマト運輸がお得になっています。

ですがヤマト運輸では発送者か受取人のどちらかが個人の場合、利用はできません。

海外の支社へ出張している友人と話をする機会があり、必要な荷物は日本の本社から支社宛てにヤマト運輸で送ってもらっていると聞きました。

「なんで家族に直接送ってもらわないで回りくどいことをしているんだろう」

ですが、会社から会社宛てだとヤマト運輸が一番安いのだと知って納得しました。

 

スピードを比較!

日本からアメリカへ配達する場合は下記の表になります。

  到着までの日数
ヤマト運輸 約4~6日
佐川急便 約3日
日本郵便(EMS) 約3日

 

日本から中国へ配達する場合は下記の表になります。

  到着までの日数
ヤマト運輸 約3~5日
佐川急便 約3~4日
日本郵便(EMS) 約2~3日

比較すると日本郵便が最速で到着します。

父が単身赴任の時、母がよく荷物を送っていましたが、父が母へお願いする時は大体急ぎ。

母は慌てて必要なものを買い出して箱につめ、そのままの足で郵便局の窓口へ駆け込んでいました。

ヤマト運輸や佐川急便を利用しないのはなぜだろうと私は疑問に思っていましたが、日本郵便が最速だったんだと初めて知りました。

 

安心を比較!

最安も最速も比較したら次は安心を比較します。荷物の現在地や、万が一に備えての保険などです。

あるのとないのでは、いくら安くてもいくら速くても安心感が違います。

私も国内ではありますが、通販で購入した荷物の現在地がわかると届くのが遅くても安心します。

  荷物の追跡 紛失や破損した際の補償
ヤマト運輸 可能 最大補償限度額税込200,000円
佐川急便 可能 1キロ当たり20アメリカドル(日本円で約2,000円前後)
日本郵便(EMS) 可能 最大補償限度額税込2,000,000円

 

どこも荷物の追跡は可能ですし、紛失や破損時の補償もあります。

補償額に注目すると日本郵便のEMSが高額で補償してくれますので、大切な荷物はEMSを使ったほうがいいかもしれません。

追跡について、日本郵便はホームページから可能ですが、ヤマト運輸と佐川急便はホームページが異なります。

ヤマト運輸は国際宅配便のトラッキングサイトから。

佐川急便は国内の荷物追跡ページではなく、SGHグローバルジャパン株式会社のホームページから可能です。

友人がど万が一なくしたり壊れたら困るものはなるべく日本郵便を使って荷物を送っていると言っていました。

例えばプレゼントだったり思い出の品だったり……

なんでこだわるのか不思議でしたが、補償額が一番高くて安心感があったからなのだと知って目からウロコでした。

 

 

国際宅配便を行う会社の特徴を比較!

次に会社ごとに特徴を比較していきます。配送会社も多くありますので、それぞれ特徴がありますね。

 

ヤマト運輸

ヤマト運輸で海外への宅配便を行うサービスは「国際宅急便」となっております。

上海、香港、タイ(バンコク)などではヤマトグループの海外事業所が、それ以外の国や地域では協力会社が荷物を届けてくれます。

その国数はなんと200越え。利用できる荷物の大きさは三辺の合計160センチ以内で重さ25キロ以内です。

書類だけを送る場合、お得な書類パックも用意されています。

荷物の発送は営業所に持ち込むか、自宅に集荷しに来てもらうかの二択です。

少々手間かもしれませんが、営業所に持ち込むと配送料が100円割引になります。

 

佐川急便

佐川急便で海外への宅配便を行うサービスは飛脚国際宅配便です。

スモールパーセル(ビジネス小荷物)とドキュメントクーリエ(ビジネス書類)に分かれており、それぞれ値段も異なります。

小型の荷物を送るならスモールパーセル、書類を送るならドキュメントクーリエを選択すると便利です。

各国や地域を8つに分け、220以上の国へ荷物を届けてくれます。

利用できる荷物の大きさは三辺の合計260センチ以内重さ50キロ以内と、大きいの荷物を取り扱ってくれます。

大きい荷物の配送料は他より安いです。営業所に電話すると、担当のセールスドライバーが集荷しに来てくれます。

 

日本郵便

日本郵便が運営している国際郵便のサービスです。

海外への宅配便を行うサービスは3種類あります。

  • 小型包装物 三辺の合計90センチ以内重さ2キロ以内
  • 国際小包  三辺の合計200~300センチ以内重さ30キロ以内
  • 国際スピード郵便(EMS) 三辺の合計300センチ以内30キロ以内

国際スピード郵便は国際小包より速く安く荷物が送れるので利用される人数が多く、そのため国際小包はあまり使われないのだとか。

特に使われているのは国際スピード郵便(EMS)と、小さい荷物ならEMSより安い小型包装物が使われています。

国際スピード郵便の取り扱っている国は120以上です。郵便局に持ち込んで、発送手続きをする形になります。

EMSには無料の集荷サービスもあるので一度確認するとお得です。

 

何が違うの?

ヤマト運輸や佐川急便は民間配送会社で、日本郵便は公的配送会社です。

民間配送会社は配送料が高いですが配達のスピードは速く、短期間で到着します。

ですが、災害時や何か不測の事態が発生すると配送が停止されたり、会社の経営状態によって金額の変動することもあるのです。

利益を目的とした会社がほとんどなので、会社によって金額に差があります。

公的配送会社は民間配送会社と比較すると配達のスピードは遅いです。

しかし、民間配送会社と違い利益目的ではありません。

いつでもどこでも、つまり災害時や緊急時でも配達を行うことを優先としています。

時間がかかっても必ず届けたい荷物があるなら公的配送会社である日本郵便の国際郵便を使うといいかもしれません。

 

 

国際宅配便の税関手続きは?

税関を通る際には民間配送会社も国際郵便も審査があります。

そもそも税関とは荷物を配送先の国へ輸入したときにかかる税金です。

基本的に国際宅配便の料金の中に運賃、集荷料、書類作成代行と作業料、通関手続き料、配送料が含まれています。

輸入者、つまりは受取人が手続きは行う必要はありません。

ですが関税などの税金が発生し、配送会社が立替払いをした場合は受取人へ荷物の配送時に請求されます。

発送者は「インボイス」という貨物内容証明書を3枚記入して用意しなくてはいけません。

X線審査の際に内容物と証明書の内容が違ってしまうと「虚偽申告」とみなされ荷物が返品される可能性があります。

発送者は書類は正しく書きましょう。

 

国際宅配便で取り扱えない荷物

国際宅配便は便利ですが、取り扱いのできない荷物もあるのです。

関税法や条例で禁止されているのもの、国や地域ごとに禁止されているものがあります。

万が一、禁止されているものを送ろうとした場合、返品されるか税関で没収されることも。

法律で禁止されているものは処罰されるので気を付けましょう。

「好意で送ろうとしたのに……」そうなる前に確認を。

 

関税法で禁止されているもの

麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚せい剤
児童ポルノ
特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、育成者権を侵害する物品
不正競争防止法第2条第1項第1号から第3号まで又は第10号から第12号までに掲げる行為を組成する物品

引用 税関公式HP

関税法で輸出、つまりは海外への発送が禁止になっています。

どんな国へも送ることはできません。送った場合、関税法等で処罰されます。知らなかったでは済まないのです。

 

ワシントン条約で禁止されているもの

ワシントン条約とは「絶滅の恐れがある野生動植物の国際取引に関する条約」です。

種類も多く、野生動物約5000種類、野生植物約2万8000種類、それらを用いた衣服、食品、薬などの製品の国際取引について定めた条約です。

生きている動物はもちろんですが、はく製なども対象に入ります。

種類や目的によっては申請する必要もありますので、確認しましょう。

こちらも送ろうとした場合、条約違反となり処罰されます。

 

国ごとに禁止されているもの

条約で禁止されているものもあれば、国ごとに禁止されているものもあります。

アメリカへは食品や特定の国の製品は送れません。

中国へは食品全般、中古の電子機器や機械、活性炭を使用する空気清浄機やマスクが送れません。

必ず国ごとに送れるもの、送れないものを確認しましょう。

 

民間配送会社で送れないもの

民間配送会社ごとに送れないものもありますが、ほとんどの民間配送会社に共通して送れないものを紹介していきます。

温度管理が必要な生菓子や生鮮食品、肉製品、酒類、未加工の豆類、健康食品、乳製品などの食品関連のもの。

日本ならではですが、生米も送れません。切り花や種、土、動物や毛皮など、ワシントン条約に触れるもの。

当たり前ですが、飛行機に乗せると危険な火薬類や薬品類、リチウム電池や乾電池、刃物なども送れないので気を付けましょう。

また、化粧品類は確認しなくてはならないことが多いです。

ワシントン条約に触れる植物(アロエなど)を使用していないか成分表を添付すること。

飛行機に乗せると危険な薬品などを使用していないかMSDS(化学物質等安全性データシート)を添付することです。

リチウム電池や乾電池は品物に取り付けていても、外していても送れません。

 

国際郵便で送れないもの

国際郵便では「万国郵便条約」「郵便法」で禁止されているものを取り扱うことはできません。

X線での荷物審査もあり、その審査の際に国際郵便として送れないものがあると返品されます。

危険物や関税法、条約で禁止されているものの他に硬貨や紙幣、旅行小切手や宝石などの貴重品も取り扱えません。

ですが、貴重品などは書留や保険付きにすると最高200万円まで送ることができます。

国によっては送れない可能性もあるので必ず確認しましょう。

 

 

まとめ

  • 最安はヤマト運輸、だけど個人では利用できない
  • 最速は日本郵便のEMS
  • 追跡や補償もそれぞれついている
  • 税関手続きは必要ない
  • 荷物と必要書類の内容が違っていると返品されるか没収される
  • 取り扱えない荷物もある
  • 禁止されているものを送ろうとすると処罰される

いかがでしたでしょうか。日本から海外へ荷物を送る際に配送会社ごとに違いがあります。

もちろん、安いし速いし安心するには目的にあった会社を選ぶことも大切ですが、海外へ送れる荷物を把握しておくことも大事です。

海外で家族や友人、もしくは自分自身が活躍するような時代になってきました。

様々なサービスが多い分、選択肢も多いので適したサービスが必ず見つかります。

国を越えるのは人だけではないので正しく国際宅配便を使って気持ちよく荷物を送りましょう。



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