戸建ての固定資産税を計算する方法についてご紹介します。
固定資産税について、こんなお悩みはありませんか?
- 固定資産税の計算方法がわからない
- どんな減税制度があるのかわからない
- 数年後の固定資産税はどのくらいかかるのかわからないから不安
確かに固定資産税の計算方法はややこしいですよね。
そこで、私のような専門用語がわからない人でも簡単に計算できる方法などを調べてみました。
- 戸建てを買ったときの価格から固定資産税を簡単に計算する方法
- 新築やリフォームなどをした戸建てに使える減税制度
- 新築から10年後や27年後の固定資産税の推移
それでは固定資産税を計算する方法から、くわしくご紹介していきますね。
こちらの家計管理ケースがあればお金の管理がしやすくなるので、固定資産税の支払いに備えられますよ。
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目次
戸建ての固定資産税を計算する方法!わかりやすく解説

戸建ての固定資産税を計算する方法を教えてください!


土地と建物の評価額に税率1.4%をかけて計算しますよ。
戸建ての固定資産税を計算する方法は【土地と建物の評価額×税率1.4%】です。
「土地と建物の評価額って?」と初めて聞く言葉にあせりましたよね。
私も初めて聞いたときはわからなかったので、調べてみました。
「固定資産税評価額」といわれるもので、土地と建物はそれぞれ以下が目安です。
- 土地…価格の約70%
- 建物…建設費の約50~60%
この土地と建物の評価額に、税率1.4%をかけると固定資産税がわかるということですね。
計算が苦手なあなたでも、戸建てを買ったときの金額を式に当てはめるだけで、固定資産税を計算できますよ!
固定資産税の計算方法はざっくりとはわかりましたが、これだけでは実際に金額を出すのが少し難しいと思います。
築年数によって割引率を入れて計算するからです。
土地と建物の計算方法を1つずつ解説しますので、あなたの固定資産税も一緒に計算してみてください♪
土地にかかる固定資産税の計算方法
土地にかかる固定資産税の計算方法は【土地の価格の70%×税率1.4%】です。
戸建ての場合、土地と建物それぞれに固定資産税がかかります。
土地の固定資産税は、評価額を”土地の価格の70%”として計算し、そこに税率1.4%をかけるということですね。
<例:土地の価格2500万円の場合>
【2500万円×70%×1.4%=24.5万円】
土地の固定資産税は24.5万円ということです。
土地の価格は3年に1度のタイミングで見直されますが、周りの道路の状況に変化がなければ、土地の価格も大きく変わることはありません。
そのため購入したときの価格を基準にするとよいでしょう。
土地の固定資産税は広さではなく購入額が基準になるので、狭い土地でも価格が高い都会の場合は、固定資産税も高くなってしまいます。
都会は家を建てるのも、固定資産税も、いろいろと高いですね。
土地の固定資産税は、毎年同じくらいかかることを覚えておきましょう。
新築戸建ての建物にかかる固定資産税の計算方法

新築戸建ての建物にかかる固定資産税の計算方法は【建築費の60%×1/2×税率1.4%】です。
建物の評価額は建築費の50~60%なので、ここでは60%で計算しますね。
家を新しく建ててから3年間は減税制度を使えるので、1/2をかける計算式です。(2024年3月31日までに建てられた家が対象)
<例:新築の建築費3000万円の場合>
【3000万円×60%×1/2×1.4%=12.6万円】
新築の建物にかかる固定資産税は12.6万円ということです。
新築の減税制度がない場合25.2万円になってしまうので、10万円超えのブランドバッグを買えちゃいます!
家を建てるにはお金がかかるため、築3年まで固定資産税の負担が半分になる制度があるのはありがたいですね。
中古戸建ての建物にかかる固定資産税の計算方法
中古戸建ての建物にかかる固定資産税の計算方法は【建築費の60%×価値の減少×税率1.4%】です。
“価値の減少”とは「経年減価補正率」といわれ、建物自体の劣化によるものです。
自治体によって多少異なることはありますが、だいたいの数字は決まっています。
<価値の減少(経年減価補正率)>(2023年7月時点)
築年数(年) | 価値の減少(木造) |
1 | 0.8 |
2 | 0.75 |
3 | 0.7 |
4 | 0.67 |
5 | 0.64 |
︙ | ︙ |
10 | 0.5 |
20 | 0.26 |
27以降 | 0.2 |
新築から築27年まで1年単位でどんどんと価値が減っていきますが、今回はいくつかを抜粋してまとめてみました。
築27年以降の”価値の減少”は0.2のままずっと変わらないので、固定資産税がゼロになることはありません。
<例:築20年中古戸建ての建築費3000万円の場合>
【3000万円×60%×0.26×1.4%=約6.55万円】
築20年中古戸建ての建物にかかる固定資産税は約6.55万円ということです。
戸建ての固定資産税は、築年数を重ねるごとに安くなりますよ。
価値の減少(経年減価補正率)についてくわしく知りたい場合は、納税する自治体に確認してくださいね。
次は、新築やリフォームした場合などに使える減税制度について解説します♪
固定資産税がどのくらいかかるのかわかったところで、コツコツ貯めなきゃとあせっていませんか?
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戸建ての固定資産税を減税する制度は主に4つ!

戸建ての固定資産税を減税する方法はありますか?


新築を建てたときや、耐震のリフォームをしたときなどに使える減税制度がありますよ!
戸建ての固定資産税を減税する制度は、新築を建てたときや耐震のためリフォームしたときに使えるものなど主に4つあります。
- 新築戸建ては1/2に減税できる(2024年3月31日までの完成)
- 長期優良住宅への新築やリフォームで5年間を1/2に減税できる
- 耐震やバリアフリー、省エネ住宅へのリフォームで最低1/3に減税できる
- 家を建てていれば土地の固定資産税を200㎡まで1/6に減税できる
新築戸建てに使える減税制度には期限がありますが、そのほかの制度には期限がありません。
固定資産税の減税制度は自分で申告しないと納付書に反映されないので、何もしなければ引いてもらえるものも支払うことになります。
1つずつ解説しますので、あなたの住む戸建てに当てはまるか確認してみましょう!
新築戸建ての固定資産税は3年間減税できる
新築戸建てが2024年3月31日までに完成していれば、固定資産税を3年間1/2に減税できます。
新築戸建ての固定資産税を1/2に減税する条件はこちらです。
<新築戸建ての固定資産税を減税する条件>
- 2024年3月31日までに建てたこと
- 居住部分の床面積が土地の1/2以上であること
- 床面積が50㎡以上280㎡以下であること
新築を建てると固定資産税が1/2になる制度を使えますが、あなたご自身で自治体へ申告しないと減税できません。
期限があるので、当てはまる場合はタイミングを逃さないよう注意してくださいね!
長期優良住宅への新築や改築で5年間減税できる
長期優良住宅へ新築や改築をすると、固定資産税を5年間1/2に減税できます。
劣化対策や耐震性、省エネ性など国が定めた基準を満たしている家のこと。
長く住みやすいための工夫がされている。
長期優良住宅を建てて固定資産税を減税する条件はこちらです。
<長期優良住宅の固定資産税を減税する条件>
- 劣化対策や耐震性、省エネ性など国が定めた基準を満たしていること
- 居住部分の床面積が土地の1/2以上であること
- 床面積が50㎡以上280㎡以下であること
新築戸建てに使える減税制度は2024年3月に終了してしまいますが、長期優良住宅の減税制度には期限がありません。
長期優良住宅の減税期間は基本5年間ですが、耐震性などに加え「3階建て以上、耐火性のあるつくり」という条件も満たしていれば7年間に延びますよ。
建てるときにはお金がかかっても、住みやすい家で暮らせて固定資産税を減らせるのであれば、実質プラスになるのではないでしょうか。
耐震やバリアフリー住宅などへのリフォームで減税できる

戸建てを耐震や省エネ、バリアフリーを目的とした住宅へリフォームをすると、固定資産税を減税できます。
制度の名前や減税の割合などをまとめてみました。
<耐震住宅へのリフォーム>
- 「耐震改修促進税制」という制度
- 固定資産税を最大2年間、1/2に減税できる
<バリアフリー住宅へのリフォーム>
- 「バリアフリー改修促進税制」という制度
- 100㎡相当の広さまで1/3に減税できる
- リフォームを行った翌年に1年間適用できる
<省エネ住宅へのリフォーム>
- 「省エネ改修促進税制」という制度
- 120㎡相当の広さまで1/3に減税できる
- リフォームを行った翌年に1年間適用できる
私の実家は階段や段差が多いので、バリアフリー住宅へリフォームしたときにはこの減税制度を使おうと思いました!
家を壊して改築までしなくても、一部をリフォームするだけで固定資産税を減税できますよ。
家を建てていれば土地の固定資産税を減税できる
家を建てている土地の固定資産税は、「住宅用地の特例」として減税できます。
住宅用地の特例で減税できるポイントはこちらです。
<住宅用地の特例で土地の固定資産税を減税するポイント>
- 200㎡以下までは1/6になる
- 200㎡を超える部分は1/3になる
住宅用地の特例には期限がないので、戸建てをもっている限りずっと減税できます!
田舎に土地と戸建てをもっている場合、「誰ひとり住んでいなくても、固定資産税を払い続けないといけない」という友人の親せきの話を聞きました。
空き家になってしまうと、固定資産税を減税できる”住宅用地の特例”は使えない可能性があるので注意してくださいね。
戸建てを建てたときや築10年以上でもらえるお金については、こちらの記事でくわしく紹介しています♪
次は、築年数によって固定資産税がどのように推移していくのかをシミュレーションしてみましょう!
戸建ての固定資産税は推移する!シミュレーションしよう

10年後やその先の固定資産税はどのように推移していきますか?


戸建ての固定資産税は、新築の場合築4年に一旦上がりますが、築27年までは年々下がりますよ!
新築戸建ての固定資産税は、減税制度の終了により築4年に一旦上がり、築27年まで年々下がりながら推移します。
新築を建てた場合、はじめの3年間は固定資産税が1/2になる制度があります。(2024年3月31日までに建てることが条件)
新築に使える減税制度は築3年で終了するため、築4年のときに固定資産税が一旦上がってしまいます。
減税していることを忘れていたら、思わぬ出費になり驚きますよね。
土地の固定資産税は大きく変わることがほとんどありませんが、建物である戸建ては年数がたつと価値が下がるため、固定資産税も下がる仕組みになっていますよ。
それでは、戸建ての固定資産税がどのように推移するのかシミュレーションしてみましょう!(※2023年7月時点の情報)
- 建物の評価額…2500万円
- 土地の評価額…2000万円
- 土地面積は200㎡以下であり、建物は土地の1/2を超える
建物や土地の価格から、先に評価額を計算しています。
それでは新築、築4年、築10年、築27年の固定資産税を計算してみましょう!
<新築の固定資産税>
2,500万円×1/2×1.4%=17.5万円
新築の固定資産税は、2024年3月31日までに建てていれば築3年までは1/2に減税されるのでしたね。
<築4年の固定資産税>
2,500万円×0.67×1.4%=23.45万円
築4年の戸建ては、価値の減少を”0.67”として計算するのでしたね。
築4年になった戸建ての固定資産税は、減税制度のある新築のときに比べて高くなってしまいます。
<築10年の固定資産税>
2,500万円×0.5×1.4%=17.5万円
築10年になると価値の減少は0.5で計算し、新築のときと同じ固定資産税額になりました。
<築27年の固定資産税>
2,500万円×0.2×1.4%=7万円
築27年以降の価値の減少は0.2で固定されます。
将来どのくらい固定資産税がかかるのかをシミュレーションしておくと、かしこくお金を備えておけるので安心ですね!
固定資産税は建物だけでなく土地にもかかってくるので、土地の固定資産税も計算しておきましょう。
<土地の固定資産税>
2,000万円×1/6×1.4%=4.67万円
土地が200㎡以下の場合は1/6になるのでしたね!
土地の固定資産税は年数によって大幅に変わることはなく、毎年かかってきます。
建物と土地の固定資産税を表にまとめてみました!
戸建ての築年数 | 建物と土地の固定資産税 |
新築 | 22.17万円 |
築4年 | 28.12万円 |
築10年 | 22.17万円 |
築27年以降 | 11.67万円 |
築4年での固定資産税は減税制度の終了により一旦上がりますが、そのあとは築27まで年々下がります。
固定資産税が高い間は辛抱しなければなりません。
固定資産税の支払い額が減ってきたら、外壁の塗り替えや屋根の修理にかかる費用の足しにできますね!
戸建ての修繕費(しゅうぜんひ)がどのくらいかかるのかについては、こちらの記事でくわしく紹介しています♪
まとめ

- 戸建ての固定資産税を計算する方法は【土地と建物の評価額×税率1.4%】である
- 戸建ての固定資産税を減税する制度は、新築を建てたときや耐震のためリフォームしたときに使えるものなど主に4つある
- 新築戸建ての固定資産税は、減税制度の終了により築4年に一旦上がり、築27年まで年々下がりながら推移する
戸建ての固定資産税は、買ったときの価格で簡単に計算できることがわかりましたね。
減税制度の対象であれば、固定資産税の負担を減らすことができます。
あなたも戸建ての固定資産税を計算して、支払いに備えておきましょう!
固定資産税の支払いに備えておこうというあなたには、こちらの家計管理ケースをおすすめします。
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