

みなさん、川越祭りを知っていますか?大きな祭りなので行ったことがある方も多いのではないでしょうか。
川越祭りは毎年10月の第3日曜日とその前日に行われる、華やかな山車が町中を練り歩く埼玉県川越市の祭りです。
川越祭りは伝統文化の保存と継承を目的に開催されています。
祭礼や山車行事など370年以上受け継がれている伝統的な祭りで、多い年で100万人超えの来場者数を誇るようになりました。
祭りの見どころである山車の上部には、徳川家康などの歴史上の人物の人形が乗っています。
笛や太鼓、舞い手の競演もあり、にぎやかなので見ていてとても楽しいですよ!
この記事では、川越祭りはいつ開催されるのか、山車や屋台の情報、歴史についても紹介します。
祭りには浴衣を着て行ってみてはいかがでしょう。
初心者さんでも帯が結べるよう、着物の着方と帯の結び方の説明書がついてくるので安心です。
浴衣を着たあなたはいちだんと美しく見られるでしょう。

目次
川越祭りは2022年はいつ開催?中止や規模縮小の可能性アリ


2022年の川越祭りは10月15日、16日に開催予定です。
新型コロナウイルスが猛威を振るい、2020年と2021年の2年は中止されておりましたが、2022年は開催される予定ですよ!

延期はなく、川越祭り期間中に埼玉県に緊急事態宣言が発令されれば中止となり、まん延防止等重点措置となった場合は、規模を縮小して実施されます。
毎年大いに盛り上がる祭りですが、3年ぶりの開催ということもあり楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
祭りが近づくとついつい羽目を外したくなりますが、状況によって中止や規模縮小の可能性があるので、こまめに開催情報を確認しましょう。
川越祭りがいつ開催かわかったところで、次章では川越祭りの見どころである山車について紹介しますよ!
川越祭りの華やかな山車が2022年はすべてが登場!

川越祭りといえば、華やかな山車(だし)です!川越祭りには山車が必須と言われるほど祭りの中心イベントとなっています。
川越祭りで披露される華やかな山車は、29台保存されています。
毎年山車の数は異なりますが、2022年は市制100周年ということで町内すべての29台の山車が町内を練り歩く予定です。
山車は飾り物をしたり大太鼓を積んだりして引き出す車のことです。
川越祭りの山車は江戸の名人形師によって作られたものも多くあります。
修復等は地元の伝統職人によって行われ、江戸から受け継がれている繊細な作品が川越祭りで見ることができますよ!
山車の上部には、菅原道真や徳川家康など歴史上の人物や、古事記や日本史に登場する神々など様々な人形が乗っています。
それでは、川越祭りの山車はどのようなものがあるのでしょうか。
まずは、県指定有形民俗文化財の山車を紹介します。
- 翁(おきな)の山車(幸町)
- 秀郷(ひでさと)の山車(喜多町)
- 山王(さんのう)の山車(元町二丁目)
- 鈿女(うづめ)の山車(大手町)
- 小狐丸(こぎつねまる)の山車(幸町)
- 羅陵王(らりょうおう)の山車(仲町)
- 浦嶋(うらしま)の山車(松江町二丁目)
- 弁慶(べんけい)の山車(志多町)
- 三番叟(さんばそう)の山車(六軒町)
- 鈿女(うづめ)の山車(今成)
県指定有形民俗文化財の山車は、大正以前に造られた10台で、大江戸天下祭の伝統を受け継ぐ山車として埼玉県に指定されています。
大正以前のものが、令和の時代にも受け継がれているなんて驚きですよね。
次に、市指定有形民俗文化財の山車を紹介します。
- 龍神(りゅうじん)の山車(松江町一丁目)
龍神の山車は、江戸期に造られた一対の龍の彫刻が組み込まれており、唯一川越市から有形民俗文化財の山車として指定されています。
次に、川越市登録歴史文化継承の山車を紹介します。
- 牛若丸(うしわかまる)の山車(元町一丁目)
- 日本武尊(やまとたけるのみこと)の山車(宮下町)
- 髙砂(たかさご)の山車(末広町)
- 道灌(どうかん)の山車(連雀町)
- 河越太郎重賴(かわごえたろうしげより)の山車(中原町)
- 賴光(よりみつ)の山車(三久保町)
- 素戔嗚尊(すさのおのみこと)の山車(西小仙波町)
この7台が川越市登録歴史文化継承山車として登録されています。牛若丸や日本武尊はみなさん、聞いたことがあるのではないでしょうか。
まだまだ、川越祭りで披露される山車はたくさんありますよ!
- 家康(いえやす)の山車(脇田町)
- 鍾馗(しょうき)の山車(通町)
- 鏡獅子(かがみじし)の山車(新富町二丁目)
- 家光(いえみつ)の山車(新富町一丁目)
- 八幡太郎(はちまんたろう)の山車(野田五町)
- 仙波二郎安家(せんばじろうやすいえ)の山車(仙波町)
- 木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の山車(岸町二丁目)
- 菅原道眞(すがわらのみちざね)の山車(菅原町)
- 納曾利(なそり)の山車(南通町)
- 信綱(のぶつな)の山車(旭町三丁目)
- 猩猩(しょうじょう)の山車(川越市)
2022年の川越祭りでは29台すべての山車が披露されるので、存分に楽しむことができますよ!
山車は大きいもので高さ9メートル、重さ3.4トンあり、人形だけでも1.9メートルもあるのでまさに圧巻です!
2022年は、10月15日の14時~14時50分ごろに山車が市役所前に勢ぞろいします。それぞれの山車の特徴も説明され、その後にお囃子の競演も行われますよ。
大きな山車が動き、笛や太鼓、舞い手の競演に驚くこと間違いなしです!
夕方になると、祭りの本部に山車を待機させてお囃子を披露します。ゆっくりお囃子を楽しみたい方はこの時間を狙うと良いですね。
お囃子と一緒に歌ったり踊ったりしているうちに、お腹がすいてきませんか?
次の章では祭りで小腹がすいた時に、食べやすい川越のご当地グルメを紹介します。
祭りには浴衣を着て行ってみてはいかがでしょう。
初心者さんでも帯が結べるよう、着物の着方と帯の結び方の説明書がついてくるので安心です。
浴衣を着たあなたはいちだんと美しく見られるでしょう。

川越祭り2022は屋台がない?川越グルメで腹ごしらえを!

川越祭りの楽しみとして屋台を挙げている人もいるのではないでしょうか。
例年1000以上もの屋台が出店しており、中には川越のご当地グルメの屋台も出店している年もあります。
祭りの楽しみの一つである屋台ですが、2022年の川越祭りでは屋台の出店はないようです。
2022年9月時点で公式からの屋台の出店情報がないので、周辺のグルメをチェックしておく必要があります。
川越祭りが行われる川越祭り会館周辺には、たくさんの飲食店があります。
祭りを楽しんでお腹がすいたら、SNSでも話題の川越のご当地グルメがおすすめです!
川越祭りが開催される川越祭り会館から徒歩で行ける距離に、ご当地グルメを食べられるお店があります。
小腹がすいたらかつお節香るねこまんま焼きおにぎり!
おにぎりに、かつお節と昆布だしを取った自家製のだし醤油を塗り、本枯節、またはいわし削りをまぶしたものが川越グルメ「ねこまんま焼きおにぎり」です。
本枯節の削り節を使用したかつお節か、煮干しの削り節を使用したいわし節の2つから選べます。
1個250円とお値段もサイズも手ごろで食べ歩きにもぴったりです♪
川越一番街商店街の中市本店で購入できますよ!
通常、ねこまんま焼きおにぎりの販売は12時からとなり、なくなり次第終了なのでご注意ください!
川越祭りで食べて、リピートしたいと考えている方!
2022年10月から「ねこまんま焼きおにぎり」販売の定休日が火・水・木曜日(祝祭日以外)に変更となります。
気になるお店に行ってみて、お休みだったなんてことがあったら悲しいですよね。
気になるお店に行く前に、ホームページなどでチェックしてくださいね!
デザートはホクホク焼き芋のおにぎり芋太郎に決まり!
ホクホク焼き芋を三角おにぎりの形にしたものが「芋太郎」です。
皮がついておらず、表面をこんがりと焼いているのでパサつかず食べやすいです。
そのまま食べてももちろんおいしいのですが、アレンジして食べている方も多いようです。
- バターでこんがり焼く
- アイスクリームをトッピングする
SNSでも人気の高い芋太郎ですが、1個180円と手ごろな価格となっているため、お土産にも良いですね。
川越祭りのデザートにそのまま食べて、自宅ではアレンジして食べてみるのも良いですね!
新型コロナウイルスの影響で2022年の川越祭りでは屋台の出店はないようなので、屋台の出店がないときは、川越のご当地グルメを探してみてはいかがでしょう♪
川越祭りで100周年をお祝い!他にもイベント盛りだくさん!

大正11年(1922年)に埼玉県で初めて生まれた市が川越市で、2022年12月1日に川越市は100周年を迎えます。
その川越市が市制施行100周年を記念して、川越祭りでは27カ町29台ある全ての山車が披露されます。大盛り上がり間違いなしの楽しめるイベントもたくさんありますよ!
3年ぶりの開催となる川越祭りがちょうど100周年の年に開催されます。
100周年事業では、29台もの大きな山車が町内を練り歩く光景を見ることができます。
29台もの山車が練り歩く光景は、そうそう見れるものではないので貴重な光景を楽しむことができます。
市制90周年の2012年には、100万人もの来場者が川越祭りを訪れました。
市制100周年となる2022年はより多くの来場者を期待できますね!
他にも様々なイベントを開催するので紹介しますね。
- みんなで話そう!!住みやすい街川越「~今日から明日へ~」(ワールドカフェ&私の振袖物語ショー)(開催日:2022年10月8日)
- 宇宙飛行士 毛利衛氏 講演会「川越市市制施行100周年記念特別講演~宇宙からのおくりもの~」(開催日:2022年10月9日)
10月には川越祭り以外にも、宇宙飛行士の毛利衛氏の講演会など様々なイベントがあります。
毛利衛氏の講演では、宇宙飛行士の経験をもとに、命の尊さや夢に向かって努力を重ねる大切さについてお話を伺えます。
入場・参加は無料ですが、事前申し込みが必要です。
- 紅赤おもいで祭り(開催日:2022年11月1日~2022年12月20日)
- かわごえまるまる igo フェスタ~つながる囲碁、そして未来へ~(開催日:2022年11月3日)
- 人と人とがつながり、みんなで支え合う なんでも無料相談会(開催日:2022年11月13日)
- 記念公演「健康長寿で100周年~目で見る病~」(開催日:2022年11月27日)
- 川越こどもフェスティバル(開催日:2022年11月27日、2022年12月4日)
こういったイベントは、川越市の歴史を振り返るきっかけにもなります。
イベントを通して歴史を知ってもらい、若い方にも川越市の伝統を受け継いで更なる発展を遂げていきたいですね。
11月には紹介した以外にも、たくさんのイベントがあるので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
- 100周年 PV 川越ゆかりの地で奏でる「風になりたい」(2022年12月上旬から配信予定)
- KAWAGOEエンタメフェスタ2022(開催日:2022年12月24日)
12月1日にはいよいよ、川越市は市制100周年を迎えます。
市制90周年の際は、記念式典が開催されていますが、2022年9月時点では市制100周年記念式典の予定が公式からの発表がありません。
開催については公式サイトをこまめにチェックしましょう。
イベントとしては、KAWAGOEエンタメフェスタ2022で、ダンスや音楽などの発表会が開催されます。
屋外会場では飲食店や雑貨店などが出店されるので、子供からお年寄りまで楽しめるイベントですね!
川越祭りの歴史は370年以上!慶安元年が起源

世界からも注目される祭りにまで成長した川越祭りですが、370年以上の歴史があります。
では、どのようなことからはじまったのでしょう。


長い歴史を持つ川越祭りは、平成28年に国指定重要無形民俗文化財でユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
いつしか世界からも注目されるような祭りに成長し、海外からの観光客でにぎわっています。川越祭りで海外の方との交流もできて楽しめますね!
まとめ

- 川越祭りは毎年いつ開催かは決まっていて、毎年10月の第3日曜日とその前日に行われる
- 2019年、2020年の2年は新型コロナウイルスの影響で中止になっていた
- 2022年の川越祭りは10月15日、16日に開催予定
- 2022年の川越祭りは、期間中に緊急事態宣言が発令されれば中止、まん延防止等重点措置となった場合は規模を縮小して実施される
- 2022年の川越祭りでは市制100周年を記念して、町内の29台すべての山車が披露される
- 2022年の川越祭りでは屋台の出店はないようなので、周辺のグルメをチェックする必要がある
- 市制100周年を記念したイベントも毎月盛りだくさん予定されている
- 川越祭りは慶安元年が起源とされており、370年以上続く伝統ある祭り
川越祭りは魅力満載な祭りだということを分かっていただけましたか?
節目の年に行われる川越祭りは、特に盛り上がるでしょう。
ぜひ、川越祭りに足を運んでみてください!
2022年は2年ぶりに開催される予定ですが状況によっては中止や規模縮小の可能性もあります。
いつ、中止や規模を縮小して開催するかの発表がされるかもわかりません。
遠方からの参加を予定している方は特に、いつ中止や延期が発表されても対応できるよう、こまめに情報を確認することをおすすめします。
祭りには浴衣を着て行ってみてはいかがでしょう。
初心者さんでも帯が結べるよう、着物の着方と帯の結び方の説明書がついてくるので安心です。
浴衣を着たあなたはいちだんと美しく見られるでしょう。
