憧れの一軒家を手に入れて、家庭菜園でも始めてみようかな、と思って庭の土を見てみたら…
とても作物が育つとは思えない悲惨な土。固くてシャベルが全然刺さらない。やっと刺さったと思ったら掘っても掘っても石だらけ!!
ショックですよね。同じような庭のせいで家庭菜園をできないと思っている方はたくさんいます。
しかしやりたい気持ちがあって、庭もある!!諦めるなんて悔しくないですか?!
『固い石だらけの土でも、頑張れば作物の育つフカフカの土に改良できるんですよ!!』
自宅で家庭菜園ができれば、家族に安全で新鮮な野菜を食べさせてあげられるし、子どもの食育にも良く、友達やご近所さんにあげればとっても喜ばれます。
そこで今回は、初心者でもできる【固くて石だらけの土を作物が育てられる土にする方法】をご紹介します。
土壌改良は土を耕した後にたい肥などの有機質を入れて、酸度調節のために石灰を撒いて、数週間寝かせて…という工程が必要です。
ところがこの商品なら、庭の土に2~3割よく混ぜるだけで終了!!しかも混ぜたらすぐに植え付けできて、待つ必要もありません。
特別なこだわりがない場合は、この商品で十分です。手を抜けるところは便利なアイテムを活用して、賢く畑を完成させましょう♪

目次

そもそもなぜこんな質の悪い土なんだろう、と考えたことはありますか?
理由の一つは、前の所有者がその土地を売却する際に、良質な土だとそれを他所へ売却して、質の悪い安価な土を入れる場合があるからなんだそうです。
うちって残土処分の受け入れでもしたかしら、と思うほど庭の土が悲惨な状態だった方もいるようで、酷い話ですね。
それでもなんとかそんな庭でも家庭菜園ができないか、徹底調査してきました。
そうは言っても何十万円も業者に払ってやってもらうのはなんだか違う気がしますよね。
撒くだけで土が柔らかくなる魔法の薬は無いの?!と思うのは当然です。私もそう思って探しました(笑)
しかし残念ですが近道は無く、大変でもとにかく地道にやるしかありません。
手持ちのスコップでは歯が立たなかったからと諦めないでください。クワやツルハシを使ってやってみると、少しずつ掘れますよ。
おすすめは備中鍬(3本鍬等)。もしくは先の幅が短い、細長いスコップだと比較的掘りやすいと思います。
時間も労力も掛かりますが、多くの人がその苦労を乗り越えて、憧れの家庭菜園を実現しているのです。
「固すぎて掘るのはちょっと頑張れなそう、うちの土はそんなレベルではなく不可能…。
いっそのことその上にブロックでも積んで囲って、園芸用の土を入れれば畑ができるのでは?」と考える人もいます。
結論から言うと、できなくはないです。葉物くらいの背の低い野菜なら育てられます。
畑にこだわらなければ、プランターを置いて栽培するのも立派な家庭菜園です。
しかし一般的には背丈に等しい土の深さが必要と言われているため、トマトやキュウリ等だと畑に比べ多くの収穫は期待できません。
やはり長い目で見て家庭菜園を本当に楽しむためには、庭の土壌改良が必要です。
今すぐ良い土にはできなくても、数年後の未来の為にほんの少しずつでも掘り起こして土壌改良することをおすすめします。

土壌改良と言われるとなんだか難しそうですよね。やってくれる業者さんはいないかなー、なんて思うかもしれません。
しかし業者に頼むと高い上に、ほとんどの場合、家庭菜園に適した土にはしてもらえません。
先ほども少し触れましたが、業者に頼むと思った以上にお高くなります。
家庭菜園がしたく、花壇を作りました。
石が多いため、土を入れ替えようと工事を外構工事屋に見積りを出してもらいました。
4.5m3で出してもらいましたが、約18万円でした。
高額だと思いましたが、相場はこの辺りなのでしょうか?
引用 ヤフー知恵袋
4.3㎥で18万円という料金を、高いと思うかどうかはその人の価値観次第です。
土の状態を見て、業者の料金と自分の労力を天秤に掛けて考えるしかありません。
その金額を払ってでも自分ではできない、ラクしたいから業者に頼みたい、という人もいるでしょう。
反対に、そんなに高いなら数か月かかっても自力でやる、という人もいます。私は完全に高いと思うので後者のタイプです。
気を付けたいポイントですが、ほとんどの業者は家庭菜園に適した土を入れてくれるわけではありません。(土壌改良ではない)
石やゴミの無い土に入れ替えるだけなので、家庭菜園に適した土作りはその後必要になります。高いのになんだか損した気分ですよね。
業者に頼めばすぐ畑ができると思ったら大間違い!!作物が作れる質の良い土への道は遠いのです。
業者に頼まず自分でやってみよう
さっそくですが、家庭菜園に必要な土の深さは20センチ以上です。30センチもあれば最高です。
耕運機でも掘り起こせるのは20~30センチ程度なので、それで十分にほとんどの野菜は育てられますよ。
ダイコンやゴボウなど長さのある根菜類の場合は、もう少し深いと良いです。
しかし深過ぎても、石を取り除く作業も大変で全体的に土を良い状態に保つのが難しくなります。
逆に失敗の原因にもなるので、初心者の方はいきなり30センチ越えを目指さず様子を見ましょう。
また、毎年耕すたびに少しずつ深くする方法もあります。元々深さ20センチだった畑を、数年かけて深さ40センチにした人もいるようです。
最終的に地面からの深さ+畝高で植える作物の背丈と同じくらいの深さがあると良いですよ。
土壌改良に必要な道具

庭を畑にするにはかなりの労力だけではなく、道具の用意も必要です。
何時間も作業することになるので暑さ対策はしっかりして臨みましょう!!
- 鍬やスコップ、シャベル
- ふるい
※大量の土を一度に、楽に処理したいという方は角型ローラーのふるいや電動式もある。
範囲が広い場合作業時間を短縮したい人におすすめ。普通は普通ステンレス土ふるいで十分。 - 軍手などの手袋、軽作業用手袋
※絶対専用の厚手軽作業用手袋の方がおすすめ。軍手でもできますが手の痛さが違う。 - 農作業用長靴
- 日よけの帽子
土壌改良の手順
ときどき岩!?と思うような石を掘り出すことになるかもしれませんが、挫けず頑張りましょう。
数日かかることを覚悟して、気持ちが整ってから始めることをおすすめします。
- 畑の大きさを決める
- 1日でできる範囲に分ける(1~2畳がおすすめ)
※「土を掘る」までで1日、「ふるって戻し除去した石を移動する」で1日みた方が良い - 草刈り、草むしりをする
- 土を掘る
- 掘った土を移動させる
※3歩以内に行ける場所でないと戻すときに地獄を見る… - ふるいにかけて土を戻す
- ふるいで残った石や根、ゴミなどを、畑以外の空き場所に移動させる
※量としては掘る土の2割ほどになるので置く場所を確保しておく
1畳分の草刈り~土を掘るまでで1日、掘った土を移動させてふるいにかけて戻し、ふるいに残った石やゴミは空き場所に移動させる作業で1日。
あなたの畑は何畳分でしょうか?気が遠くなるかもしれませんが、少しずつやれば必ず終わりがきます。
石に見えるものも土の塊だったり、石の周りに土が固まったものだったりするので除去し過ぎには注意です。
そんなときは手で強く揉めばふるいに残った状態よりは除去する分が減ります。
ですが、残念ながらすごく疲れるわりに生産性はとても低いです。
捨て過ぎるのももったいないですが、労力と時間と残る土を天秤にかけて、どこで妥協するか考えて作業を行いましょう。

耕運機で掘り起こしてもらえれば、1日がかりでやっとの作業も1~2時間で終わります。
土壌改良で出てきた石の処分方法は?
石をどの程度のサイズまで除去するかは好みですが、2センチ程度までは取るのがおすすめです。
この取った石、どうやって処分するか迷いますよね。自然の物だからと山や川に捨ててはいけません。
山にも川にも所有者がいるので、不法投棄になり処罰の対象となってしまうのです。
- 自治体…砂利や10センチ程度の石であれば、家庭ごみとして処分できる自治体もあります。まずは問い合わせてみましょう。
- 造園業者や石材店…こちらは回収してくれるところもあります。リサイクルしてくれる可能性もあるので相談してみましょう。
- 解体業者…どうしても処分したい場合の最終手段です。庭石の処分に解体業者は大げさですが、大きめの石も粉砕し回収してくれる業者がほとんどです。
処分にもお金が掛かるのは痛いので、実際には庭の目立たないところに積んだままの人も多くいます。
確かに、自治体でダメだったら見えない裏庭にでも積んでおくのが一番楽ですよね。

石やゴミを取り除いただけの土では、作物は育ちません。栄養も足りないですし、酸性度の調整も必要です。
土壌は雨の影響で酸性が強かったり、石灰を撒き過ぎてアルカリ性になったりします。
見た目ではわからないこんな調整も必要なのですから、野菜作りって本当に繊細ですよね。
水も肥料もちゃんとあげているのに育たないのはなんで!?と思ったら酸度が合っていないせいかもしれません。
その、酸・アルカリの強さを表す記号がPh=ペーハーです。
Ph7が中性で、値が小さくなるほど酸性が強く、大きくなるほどアルカリ性が強いということになります。
作物には育成に適したPh値(好適土壌酸度)があり、日本の土壌は雨が多いこともあり酸性に傾いている場合がほとんどなので、調整が必要なのです。
最適Ph値別の野菜はこちらの表で確認してみてください。
ph値 | 野菜 |
6.5~7.0 | ホウレンソウ、エンドウ |
6.0~6.5 | インゲン、エダマメ、オクラ、カボチャ、カリフラワー キュウリ、サトイモ、シュンギク、スイカ スイートコーン、セロリ、ソラマメ、トウガラシ トマト、ナス、ニラ、ネギ、ハクサイ、ピーマン ブロッコリー、ミツバ、ミョウガ、メロン、レタス |
5.5~6.5 | イチゴ、カブ、ゴボウ、コマツナ、ダイコン、タマネギ、チンゲンサイ、ニンジン |
5.5~6.0 | サツマイモ、ジャガイモ、ニンニク |
酸性度を調べるなんて難しそうに聞こえますが、市販品で簡単に確認できます。
- Ph(酸度)測定器…土に直接刺すだけでPh値を測定してくれて便利。高性能なものほど高いが、3000円程度の安いもので十分。
- Ph(酸度)測定液…土に直接かけて色の変化でPh値を判断する。精度が高く早くて安いが、測定器より少し面倒くさい。
小さな家庭菜園レベルでしたら、おすすめはお手頃価格なPh測定液です。
酸度調整をしない人もいますが、ひと手間かけて野菜の生育に合った酸度にしてあげましょう。
作物を育てるのに必要なのは、酸性度の調整だけではありません。有機微生物を増やしてあげて、保肥力の高いフカフカで栄養たっぷりな土が必要です。
石だらけの庭から何日も頑張って、やっと野菜が育てられる!!と思ったのに、また難しい話…もう心が折れそうになりますよね。
そこで、初心者の方におすすめの簡単土壌改良剤を紹介します。これを使えば先ほどの酸性度調整も不要!!
ずばり「野菜畑に混ぜるだけ!25L」がおすすめです。一般的に、土壌改良は本来ものすごく時間も労力もかかる作業なんですよ。
土を耕した後にたい肥などの有機質を入れて、酸度調節のために石灰を撒いて、数週間寝かせて…という工程が必要です。
ところがこの商品なら、庭の土に2~3割よく混ぜるだけで終了!!しかも混ぜたらすぐに植え付けできて、待つ必要もありません。
特別なこだわりがない場合は、この商品で十分です。手を抜けるところは便利なアイテムを活用して、賢く畑を完成させましょう♪
石だらけだった固い土の庭が、これで家庭菜園に最適な畑になりますよ!!
まとめ

- 家庭菜園をしたいのに庭の土が石だらけだったら、地道に掘ってふるうしかない。
- お金も労力も掛けずに家庭菜園のできる土を手に入れる方法はない。
- 業者は高い。業者に土の交換を頼んでも、その後土壌改良が必要。
- 自分で土壌改良するにはまず道具を揃える。
- 1~2畳ほどの範囲に分けて、一連の工程を2日掛けて少しずつ進めるのがおすすめ。
- 出てきた石を山や川に捨てるのはNG。自治体に相談するか裏庭に置いておこう。
- 石やゴミを取り除いた後の土は、そのままでは作物が育たない。
- 酸性度調整が必要。Ph(ペーハー)とは酸の強さを表す記号。
- 酸性度は市販の測定器や測定液で簡単に測れる。
- 初心者には簡単土壌改良剤「野菜畑に混ぜるだけ!25L」がおすすめ。
石だらけで土が固くて、とても家庭菜園なんて無理かも…と思われるような庭でも、この手順で土壌改良できた方がたくさんいます。
時間も労力も掛かりますが、この先ずっと住んでいくのであれば、やっぱり家庭菜園したいですよね。
『畑や作物は、手を掛けた分だけ答えてくれます。』最初は大変ですが、少しずつ進めればきっとできます。地道に頑張って理想の畑を手に入れましょう♪
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