家庭菜園をしていた祖父母。暑い日も、雨の日も庭で作業するときは、必ず長袖・長ズボン。
私も、夏休みに祖母のブカブカの服を借りてお手伝い。夏なのになんで長袖?子どもの頃、こんな風に思っていました。
しかし、この長袖、長ズボンで日焼けや、虫対策にもなるのです!また、家庭菜園の天敵と言えば、雨と虫ですよね。
祖父母の畑にも蚊、蜂、アブ、毛虫…。まさに、虫のオンパレードでした。虫が大の苦手な私。
今、想像するだけでもぞっとします。恐怖でしかありませんよね。しかし、ここで朗報です!
なんと虫対策には、ネットを張ることが効果的であることが分かりました!さらに、雨の日対策にぴったりのアイテムがあるようですよ。
では、家庭菜園をするための服装と、雨や虫よけ対策のネットの張り方を詳しくご紹介します!
目次
家庭菜園でのおすすめの服装は?

家庭菜園では、どんな服装が好ましいのでしょうか?まずは基本となる服装や必須アイテムを確認しましょう。
家庭菜園の基本の服装は?
ずばり、長袖、長ズボンです。ほかにも手袋・長靴が必須アイテムであることがわかりました。早速、詳しく見ていきましょう。
②手袋
③長靴
【①長袖・長ズボン】
肌が出ないので、日焼けを防ぎます。長袖の服は、シャツタイプで襟がある方が、さらに首元の日焼けに効果的ですよ。
祖父母も必ず襟付きのシャツを着ていました。また、虫から身を守ることができますね。
私が子どもの頃、くるぶしから虫が入ってきて、泣き叫んだことが…。裾がすぼまっている長ズボンもおすすめです。
【②手袋】

家庭菜園では、土を触る機会が多いですよね。土のふわふわした感じが気持ちよくて、癒されます♪
しかし、爪の間に土が入ってなかなかとれない!肥料で手が荒れた!手袋をしていれば、作業中の怪我や手荒れを予防します。
また、素手で作業するよりも衛生的ですね。ホームセンターや100円ショップの家庭菜園コーナーにもありますよ。一度、探しに行ってみましょう。
【③長靴】
家庭菜園は、足元に注意が必要です。畑は乾いている時もあれば、前日の雨で湿っている時、ぬかるんでいる時もあります。
このように、どのような状態の時にでも一役買ってくれるのが長靴なのです。
ベランダでの家庭菜園では、スニーカーで十分かもしれませんね。
しかし、庭や畑の場合、雨上がりの日にスニーカーで作業をしていると、水が染みて靴の中がベッチョと。
不快感MAX!水を通さない長靴なら心配ご無用です。また、スニーカーにつく汚れ。
汚れを落とすのに手間も時間もかかるので、なかなか洗おうという気になれないんです。しかし、長靴なら水で洗い流すだけ。
一瞬できれいに♪足元の汚れを気にせず、庭に入っていけると、作業に集中できそうです。
さて、次は夏の作業を快適にしてくれる便利アイテムをご紹介しましょう!
夏におすすめの服装は?
太陽が照り付ける暑い夏。暑いと外に出ることが少し億劫に…。しかし、夏でも野菜のお世話をお休みするわけにはいきませんよね。
このような、暑い日におすすめの服装や便利アイテムをご紹介しましょう。
【アームカバー】
ベランダでの家庭菜園。ちょっと、お水を上げるだけ。ちょっと間引きをしよう。この「ちょっと」が落とし穴なのです。

このちょっとした時間でも日焼けをしてしまうのです。紫外線、恐るべし…。
こんなあなたにおすすめなのがアームカーバーです。半袖のお洋服に簡単に付け足すだけで腕の日焼けに効果抜群。
私も1つ持っていますが、家庭菜園だけでなく、夏に自転車でお買い物。車の運転中に。
普段の生活にも使えるので、とても便利ですね。主婦の味方!100均でも購入することができますよ。
【クールタオル】
昨今、問題になっているのが熱中症。庭で作業をしていて、熱中症で運ばれた。というニュースを耳にすることも…。他人ごとではないですよね。
熱中症対策におすすめなアイテムがクールタオルです。水に濡らさずに使えるタイプと、水に濡らして使うタイプがあります。
手首・足首・首。3つの首を冷やすと体が冷えやすいと言われています。首元がひんやりとしたら、とっても気持ちいいですよ。
水に濡らすタイプはしっかりと絞らないと首元がびしょびしょに。注意が必要です。
首元を冷やして、熱中症対策をして、暑い夏を乗り切りましょう!
【UVカットパーカー】
紫外線が気になる季節。ベランダで少し作業するときに気軽に羽織ることができるて便利ですよね。
最近は、カラフルでいろんなおしゃれなパーカーがたくさん。これで日焼け対策もバッチリ。かわいいパーカーで気分も上がって、作業がどんどんはかどりそうです。
はかどりすぎて、長時間に及ぶ炎天下の作業にならないように注意しましょう!
【帽子】


楽天ではこれが一番人気みたいです。
でもこっちの方がUVケアもされていて、男女兼用ですし、ちょっとお洒落です笑。
夏に欠かせないのがそう、帽子です!私の祖父母もつばのとても広い麦わら帽子を使っていました。
私も祖母の麦わら帽子をかぶってお手伝いして、顔の日焼けをしなくて済みましたよ。
また、首から肩までカバーが付いているタイプの帽子も人気がありますよ。さらに、あごひもが付いているものは風がある日も、とても安心ですよ。
冬におすすめの服装は?
空気がひんやり。風が冷たくて、乾燥している冬の作業。頑固な冷え性の私。ベランダで洗濯物を干すだけでも、寒くて指先までカチコチ。
外での作業は、手足が冷たくなりますよね。こんな寒い冬を乗り切れる!防寒アイテムをご紹介しましょう。
【腹巻】
私、実は、腹巻愛好家♪仕事中、腹巻をしています。友人からすすめられて始めました。
最初は半信半疑でしたが、騙されたと思って試してみるとあら、びっくり!
お腹がぽかぽか。体の芯から温まる感じがして、とても温かいのです。
庭で作業するあなたにもベランダで作業するあなたにも。腹巻効果は抜群です。
とても、かわいいデザインのアイテムやカイロを入れるポケットがついているタイプもありますよ!ぜひ、使ってみてくださいね!
【ニット帽子】
夏は麦わら帽子、冬はニット帽子がおすすめです。寒いと耳が冷たくなりますよね。ニット帽子で頭や耳を覆うだけで、とても暖かいのです。
私と祖父は、祖母の手編みのニット帽子で作業していました。私は祖母の編んだ帽子が大好きすぎて、穴があくまで使っていました…。
あなたのお気に入りの帽子を選んで、寒さに負けないようにしましょう!
【防寒インソール】

防寒インソールってご存じですか?寒がりな私の愛用品です。毎冬、ブーツやスニーカーの中に入れるだけで温かいのです。
もちろん、長靴の中に入れて、指先までポカポカに。足元も温かいと嬉しいですよね。
なんとこのような高性能なアイテムが、100均で購入することができます。
最近ではクッション性に優れたもの、防臭加工が施されたものが販売されていますよ。自分のニーズにあったものを探してみましょう。

なんと、虫を寄せつけにくい色があることが分かりました。服を選ぶとき、色に気をつけるだけ。なんて簡単な虫対策!
いったい何色なのでしょうか?虫が苦手な私にとっては嬉しい限りです。早速、ご紹介しましょう。
家庭菜園の服装は何色がおすすめ?
ズバリ、黄色です。

白色は、太陽が出ている時間帯では、安全とされています。しかし、夜になると暗闇の中で最も目立つ白が虫に刺されやすい色に変化します!
夜、電灯に虫が群がっているあの光景。まさにあの光景と同じようなことなのです。
このような理由から所説ありますが、日中は明るく目立ち、夜は白ほど目立たない黄色が1日を通して虫除けに向いている色と言われています。
ビタミンカラーの黄色。着てみると気分もテンションも上がりますよ♪一方、黒や紺や焦げ茶・ダークグレーなどの暗い色は蚊や蜂に狙われやすいと言われています。
虫の代表選手の蚊。蚊は白と黒しか識別できないと言われています。
また、蜂が黒色を狙う理由は、蜂の天敵である「熊の色に近いため」という理由が有名です。
帽子や日焼け防止の手袋・日傘などは黒が多いので気をつけたいですね。
家庭菜園を雨から守ろう!

雨が続くと髪がまとまらない!私は頭痛がすることもしばしば…。雨の日は憂鬱なことがいろいろありますよね。
このように、雨は人間にもいろんな影響を与えます。実は、雨は野菜にも大きな影響を与えてしまうのです。
では、雨の時、作物はいったいどのような状態になっているのでしょうか?確認していきましょう!
根腐れに注意しよう
雨が降った後、野菜がぐったりしている…。こんな姿を見たことはありませんか?
長雨に打たれてしまい元気がない。少し弱っただけであれば、数日でむくむくと自力で復活!
しかし、数日でもとに戻らなければ、根が傷んでいる可能性があります。
雨が続き、太陽に当たらないと土の表面が乾かないのです。そのうえ、土の中に水分が残りやすいのです。
そして、土の中に水分が溜まってしまうと、酸素や養分が不足し、雑菌が繁殖してしまいます。
その結果、根腐れを起こし、野菜も枯れてしまうことがあります。せっかく育てている野菜が枯れてしまうほど、悲しいことはないですよね。
新鮮な水には、野菜の成長に必要な酸素や養分が豊富に含まれています。常に野菜に新鮮な水を与えるために、水はけのよい環境を整えるようにしましょう。
泥はねに注意しよう
野菜が病気になる原因の1つは「泥はね」と言われています。野菜に限らず、ほとんどの植物が病気になる原因ともいわれています。怖いですよね。
土の中には、ウイルスや細菌がいっぱい!そして、泥が茎や葉の裏についてしまうと、そこから病原菌が野菜に感染し、病気になってしまうのです。
病原菌の大好物は高温多湿。この条件が雨によってこの大好物を作ってしまい、病原菌は一気に増えてしまうのです。
このことから、雨の日や梅雨に病気になりやすくなってしまうのです。
もし、泥がはねても、野菜に届かなければ、病気になるリスクは低くなります。日々のお手入れから、野菜が病気にならないような工夫が必要ですね。


では、一緒にお勉強しましょう。
家庭菜園での雨の対策方法は?

雨に負けない野菜作りをしたい!どのような対策をすれば、良いのでしょうか?
きちんとした対策で野菜にすくすく元気に育ってもらいたいですね。では、庭・畑の場合とベランダの場合に分けてご紹介しましょう!
①マルチを使う
②畝を高くする
【①マルチを利用しよう】
泥はねを防ぐには、マルチングというシートを野菜の根元に敷くとよいと言われています。
マルチとは、作物を育てている畝を覆うアイテムです。 このマルチとても優れたアイテムなのです。下記に効果をまとめてみました。
①病原菌の感染を防ぐ
②土の温度調節ができる
③土の乾燥を防ぐ雑草を生えにくくする
④雨で肥料が流れることを防ぐ
マルチを使うと、雨が直接当たらなくなるので、先ほど出てきた「泥はね」を防ぐことができます。
また、いろんな用途があるのでとても効率的ですよね。病気から野菜を守ることができるスーパーアイテム。ぜひ使ってみて下さいね。
【②畝を高くする】
畝を高くすることで、水はけが改善されます。畝を高くし、水が溜まりやすい状態を改善し、排水をコントロールしましょう。

畝を高くする方法。それは畝の間を深く掘ことです!畝を低くして植えてしまっても、あとから溝を深くすることで畝高にできるので、ぜひやってみてくださいね。
①プランターの移動
②鉢底石を使う
【①プランターを軒下に避難させよう】
ベランダでプランターを使っての家庭菜園では、できるだけ雨に当たらないような場所に移動させてあげましょう。
ポイントは、なるべく風通しの良い場所に置くことです。湿気がこもてしまうと、じめじめが大好物。ナメクジの住処となってしまいます。
ナメクジと一緒に暮らすことを考えただけでぞっとしますよね…。いいお天気になれば、日当たりの良い場所に移動させてあげましょうね。
【②鉢底石を多めに入れる】
鉢底石とは、漢字が示すとおり鉢の底に入れる石のことです。この鉢底石を使うことで、先ほどご紹介した「根腐れ」の対策になるのです。
鉢に入りすぎた水を効率よく排出し、鉢底から空気を取り入れる通気性を確保する効果があります。
通気性をよくすることで、土の中の病原菌を防いだり、根腐れのリスクを減らすことができます。
ホームセンターなどで購入できます。一度探しにいってみましょう。
これで、雨の日対策もバッチリ。しかし、家庭菜園の最強のダークホース対策がまだ残っています。それは、虫です。


なるほど!では、ネットについて詳しく見ていきましょう。
家庭菜園の防虫対策!ネットの種類や張り方をご紹介!


家庭菜園で逃れられない問題。それは虫対策です。虫には悪いのですが、この世で苦手なものランキングベスト3に入っているくらい私は虫が大の苦手です…。
この虫対策には、ネットが効果大であることが分かりました。では、どのような効果や種類があるのでしょうか?さっそく、確認していきましょう。
防虫ネットの効果は?
防虫ネットは作物に飛来する虫を防ぐために、作物の周りに使うネットです。
農薬とは違い、薬品を使用しないので、安全性も高いのです。また、何回も使用できるので、農薬よりも経済的ですね。
また最近では、虫が嫌う色素を使用した商品や、通気性や遮光性が備わった商品も増えているようです。
さらに、防虫ネットは、虫だけではなく、鳥やアライグマから作物を守ることもできるのです。まさにスーパーアイテム!試してみてはいかがでしょうか。
網目のサイズでネットを選ぼう
防虫ネットは網状になっており、虫はこの網を通り抜けることができないために、行動が制限され、防虫ができる仕組みとなっています。
この防虫ネットは、育てている野菜につきやすい虫にあわせて使い分けることで、本領発揮です!
網目のサイズ | 虫の種類 |
網目0.6ミリ | ハモグリバエ類・ハムシ類 |
網目0.8ミリ | アブラムシ |
網目1.0ミリ | コナガ・アオムシ・カブラナバチ |
網目2~4ミリ | メイガ・モンシロチョウ・バッタ |
実際、ホームセンターに行ってみました。網目が大きなものから、細かいものまでたくさんありましたよ。育てている野菜に応じて、ネットを選びましょう!
ネットを張ろう
ネットにはプランターに使うものや、庭で使うもの、いろんな種類がありますよ。では、プランター・庭でのネットの張り方をご紹介しましょう。
①プランターに支柱を取り付ける
②防虫ネットを被せる
③裾を麻ひもなどで縛る
①支柱の下穴をあける
②支柱を差す
③防虫ネットを支柱にかぶせる
④ 土を寄せる
⑤ 支柱で押さえる
⑥ 固定具で止める
張り方はわかりましたが、どんなことに注意して張れば良いのでしょうか?ポイントをしっかり押さえて、虫から野菜を守りましょう!
ネットを張る時の注意点は?
では、どのようなことに注意してネットを張ったらよいのでしょうか?
【裾に隙間を作らないようにしよう】
ネットの裾に隙間があると、虫が侵入してきてしまいます。虫が入らないように、しっかり土をのせておきましょう。ネットの両端は隙間ができやすいので特に注意です。
【作物に消毒をしておこう】
作物に虫がついた状態で防虫ネットをかけてしまうと、ネットの中で敵もなく、虫が逆に増えてしまう快適空間になってしまいます。
これは大惨事です。考えるだけで恐ろしいです…。消毒をしっかりとしてから、ネットをかけましょう!
楽天で一番人気のやつがこれでした。
まとめ

- 家庭菜園で作業するときは、基本の服装を用意しよう
- 暑さ、寒さ、雨に応じて服装を工夫しよう
- 雨は作物に悪い影響をあたえてしまう
- 雨が原因で作物が根腐れや病気になってしまう
- 雨で作物が枯れないように対策しよう
- 防虫ネットを正しく張り虫から作物を守ろう
いかがでしょうか。
家庭菜園ファッション。あなたどんな帽子や長靴、手袋で家庭菜園を楽しみたいですか?
家庭菜園ファッションを楽しみながら、家庭菜園も楽しむ。モチベーションが上がって作業もはかどりそうですね♪
また、家庭菜園では、切手も切れないのが雨と虫。しかし、きちんとした対策をすることで、おいしい野菜に育つはずです!
手間暇かけた野菜。野菜を育てることで、育てる喜び、収穫する喜びを感じ、自然の恵みに感謝したいですね♪