これから韓国旅行をしようと計画しているあなた、パスポートの期限は大丈夫ですか?
「残り期限少ないけど旅行するのは数日だし大丈夫でしょ」と思ってないですか?
期限を確認しないと、楽しみにしていた韓国旅行が台無しに。
この記事ではそんなことが起きないようパスポートの期限についてわかりやすく教えます。
目次
韓国旅行前のパスポート、「残存期限」は大丈夫?
パスポートに残存期限というものがあることはご存知でしょうか?
韓国が定めている残存期限は3ヶ月以上が望ましいとされています。
残存期限とは、パスポートの有効期限まであとどれくらいの日数が残っているかというもので、入国時から計算されます。
残りの期限が少ない場合、飛行機にのれないこともあるので、韓国旅行を計画するときはパスポートの残存期限をしっかり確認しておきましょう。
韓国旅行する前にパスポート有効期限を確認しよう

パスポートは5年と、10年の2種類の期間がありますね。
いつまで有効なのか記載されてる有効期限満了日はサインと自分の写真の間にこんなふうに↓書かれています。
有効期間満了日 /Date of expiry 05 JUN 2011 |
日、月、年の順番に記載されていますが「月」の部分の英字。
よく読み間違えや勘違いをしてしまう方が多いんです。
例えば「JUN」、「JUL」、「JAN」って似てますよね。
すぐに見分けつきました?私は「えっ、こっちが6月だっけ?それともこっち?」ってちょっと迷ってしまいました。正解は「JUN=6月」です。
飛行機やツアーなどの予約はパスポートの有効期限の確認が必要になりますよね。
後になって読み違えたことに気づくと変更手続きなどが面倒になってくるので間違わないように注意しましょう。
JAN(1月) |
念のため月ごとの英字表記を書いておきました。
もし予約した後に気づいた場合はすぐに旅行会社や航空会社へ連絡しましょう。
韓国旅行当日に残存期限が足りなかった場合は?
残存期限が足りないと上記でも述べましたように飛行機に乗ることができません。
航空チケットは当日キャンセル、韓国旅行のツアーもキャンセルになってしまいます。キャンセル料金って結構しますよね~。

格安航空チケットやツアーなどですと、キャンセル料金どころか、一切返金がないという事もあります。
パスポートの切替、申請を行なわない限り海外へ行くことはできないんです。
もう何年も前なんですが、私は家族で韓国旅行に行くことになっていました。
でも私のパスポートは期限が少なかったので審査で止められ飛行機に乗ることができず。
「はぁ~もうしかたないなぁ、あんたは留守番しておけ」と親に言われ一人置いてけぼりにされ…泣。
格安チケットをとっていたので現金は帰ってこず。
やっと仕事休みの調整してもらって、何日も前から下準備をしてたのにぃ!と痛い思いをしたことがあります。
楽しみにしている韓国旅行が台無しにならないようパスポートの残存期限はしっかりチェックして下さいね。
韓国旅行しながら、他の国へ行く場合も期限に注意!
「アジア圏内だからお隣の中国も旅行する予定だよ~」という場合もパスポートの期限に要注意。
「残存期限は3ヶ月以上あるから韓国行けたし、中国も大丈夫だろ」
と思いきや中国では入国審査が通らない!!という事になります。
なぜなら、お隣の中国の残存期限は6か月以上が望ましいとされているのです。
なので韓国は入国できたから中国も同じということではありません。
国によって残存期限が異なるので注意しましょう。
中国
入国から6か月以上が望ましい
台湾
滞在日数以上
香港
入国時滞在日数+1か月以上
タイ、シンガポール、インドネシア、カンボジア
入国時6か月以上
フィリピン
6か月以上+滞在日数
ベトナム
入国6か月以上
残存期限は予告なしで変更されるので、渡航先の在日本大使館や総領事館などの最新情報を確認して下さいね。
韓国へ行くための乗り継ぎにも残存期間に注意を!
格安ツアーは乗り継ぎする便を利用することで料金を安くしている場合が多いですよね。
韓国に行くため別の空港で飛行機を乗り継ぐことを「トランジット」と言いますが、経由するだけでも、その国の残存期間を見ておく必要があるんです。
空港内から出なければ入国審査は不要ですが、もし経由地で航空会社のストライキや飛行機の運航中止などで空港の外に出る場合は入国審査が必要になります。
そのさい経由地の残存期間が足りないとなると、入国ができない上に帰国させられることも…。
韓国に行くことができないだけでなく予約したツアーも台無しになります。
そんなことにならないためにも、日本が推奨している残存期間6か月以上は見ておいた方がいいですよ。
期限が少なくても韓国旅行に行ける場合がある?
「有効期間まで3か月未満だったけど飛行機乗れたよ~。」
「帰国日が有効期限内なので大丈夫です。と言ってチェックインカウンターのお姉さんが通してくれた」という話を聞いたことがあります。
でも渡航先の国によって残存期限が少ないと、自動チェックゲートから外され有人審査にならばされるという事にもなりかねません。

そこで審査官に怪しまれたり、イチャモンをつけられた場合は自分で交渉しなければなりません。
相手が日本人なら話しも通じますが外国人だと片言では上手く伝わらないでしょう。
(英語や韓国語ができればいいのですが…。)
言葉が上手く伝わらなかったり、交渉が上手くいかなければ入出国は拒否されてしまいます。
入出国の判断は審査官次第、中には適当な判断を下す人もいたりします。
残存期限に余裕があれば審査に引っかかる心配もありませんよね。
日本の場合、旅行会社や航空会社は、予約を受付けるときパスポートの残存期間が6か月以上なければ、注意喚起を行います。
予約自体は6か月以上なくても受付る所が殆どですが、厳しい所は受付けないこともあります。
万が一のことを考えて半年以上の残存期限を推奨しているんですね。
韓国だから3ヶ月以上あれば大丈夫と思わずに、半年以上は見ておくことをお勧めします。
韓国旅行前に期限が足りないと気づいたら申請を!

「あっ期限あんまり残ってない!」と気づいたらすぐに切替、申請をしておきましょう。
期限が切れてからの申請は最初からの手続きとなり必要書類をそろえるのに時間や費用もがかります。面倒くさそ~!
なので期限が切れる前に切替、申請をしておいてください。
申請の手続きはパスポートの有効期間が1年未満になると手続きができるようになっています。
パスポートが交付されるまで1週間~10日はかかるので余裕をもって手続きしてくださいね。
ちなみに残存期間は新しいパスポートへ繰り越すことはできません。
切替申請の方法はこちら→外務省
韓国滞在中にパスポートの期限が切れてしまったら?

もしアクシデントなどで帰国が延びてしまい、パスポートが期限切れになった場合は韓国にある在日本大使館か総領事館でパスポートの切替、申請をすることができます。
作るたびにパスポート番号は変わるので新規で作るという事になります。
新しいパスポートを作成したら、14日以内に韓国の出入管理事務所へ知らせる必要があります。
知らせなかった場合、罰金を課せられることも…。
また「パスポートの期限が切れてもビザがあるから大丈夫」と思われる方もいるかもしれませんが、パスポートがなければビザの期限が切れても申請できなくなってしまいます。
ビザ
渡航先の大使館、領事館が「あなたが入国すること許可しますよ」と発行するもの【入国許可証書】
パスポート
母国の政府が「この人は○○国の人ですよ」と発行するもの【国際的身分証明書】
韓国でビザが必要になる場合はどんな時?
韓国では、日本パスポートの場合スタンプを押すだけで「90日以内は滞在を許可します」という事になり、別途ビザ取得の必要はありません。
ですが90日以上滞在する場合は別途ビザ取得が必要になります。
また90日以内であっても就労活動や営利目的で韓国へ入国する場合はビザの取得が絶対必要になります。
ビザを取得せず90日以上の滞在をした場合は不法滞在となり強制退去!パスポート歴にも傷がつくことに…。
次回も韓国旅行しよう思っても、入国が難しくなるかもしれませんよ~。
韓国の滞在期間が長くなりそうだなと思ったらパスポートだけでなく、ビザも取得しておきましょう。

引用 韓国観光公社公式サイト
韓国を訪問する日本人は、90日間以内の滞在に限りノービザで入国ができます。
滞在期間:90日
滞在活動許容範囲:観光通過、商用、会議参加、親戚訪問など(但し就業または営利活動を目的に入国する場合にはビザが必要です)
引用 韓国観光公社公式サイト
ビザの種類は多く、滞在する目的によって違ってきます。
日本人が主に取得しているビザの種類を紹介しますね。
目 的 | 期 間 | ビザの種類 |
長期留学(大学付属の語学堂、国立教育機関、民間語学学校) | 91日以上 |
Ⅾ-4ビザ |
短期留学(韓国専門学校、大学、大学院留学) | 90日以上 | C-3ビザ |
ワーキングホリデー(韓国で働きながら観光する) | 最長1年間 | H-1ビザ |
一般就業(日本企業からの転勤など) | ー | 駐在Ⅾ-7 企業投資D-8 会話指導E-2 特定活動E-7 |
結婚移民(韓国人と結婚し韓国に住む人) | ー | F-6ビザ |
もっと種類はあるんですが、こんな感じという事で一部だけ抜粋しました。
余談ですが、日本パスポートは旅行などの短期間であれば、ノービザで滞在できる国が約190国もあります。
「日本人は大丈夫」と認めてくれる国が多いんですね。
日本人は厳しい審査を通ることなく旅行ができる優秀なパスポートを持ってるんですよ。
他の国の人はノービザで入国できる国がもっと少ないそうです。
海外で出会った外国人からも「日本人はどこでも簡単に行けていいね」と言われるんですって。なんかちょっと嬉しい気がしますよね。
韓国ビザの期間延長するには?
ソウル入国管理事務所で延長申請ができます。申請には日数がかかることもあるので、ビザの有効期限満了日の2か月前には行っておいてくださいね。
もし切れてから申請をすると罰金になるので注意ですよ。
申請書類
- パスポート
- 外国人登録証
- 延長申請書
- 手数料(6万ウォン)
- 立証書類(在留期間満了通知郵便物、公共料金納付領収書、寮費領収書など)
- ビザの種類によって必要な書類
韓国旅行で注意した方がいい点は?
ここまではビザやパスポートについて書いてきましたが、韓国と日本では勝手が違う点が結構あります。
「げっ、どうしよ」とならないよう注意しておく点をまとめましたので参考にしてくださいね。
- 変換器
日本のコンセントプラグはAタイプですが韓国のプラグはCタイプです。
(まれにSEタイプの場合もありますがCタイプのプラグで応用可能)
- 電圧変圧器
スマホやカメラ、PCなどは100V~240Vの電圧対応となっているので大丈夫だと思います。
が、日本のドライヤーなど電化製品(100V対応の製品)を持ち込んで利用する場合は電圧変圧器が必要です(韓国の電圧は200V)
- モバイルwifi
wifiエリアは日本より多くありますが、場所によって速度が安定しなかったり接続できなかったりするところも結構ありますので、モバイルwifiをレンタルしておきましょう。
空港や地下鉄などはスムーズに繋がるようですが、ソウル市内は繋がらない所が多いようです。
- トイレ
トイレットペーパーが流せないトイレが多い。見た目は普通のトイレと変わりません。
見分け方は「流せます」と張り紙がされていること、横にゴミ箱が設置されてることです。
なんか流せないなんて、ごみ箱から匂いがしてきそうです。
- タバコ
韓国では日本以上にタバコの喫煙マナーが厳しくなっています。
地下鉄入り口、保育園、幼稚園施設、は10m以内禁煙。
大型ショッピングセンターホテルのロビー公共施設管理の公園は禁煙。
飲食店は電子タバコもダメ(店側も、違反者も罰金が課せられます)おぉ~これは厳しい!
テレビやタバコの広告には規制があります。
などなど、これはほんの一部ですので喫煙エリア以外のタバコには注意した方がよさそうですね。
しばらく韓国に滞在してたらタバコ辞められるかもしれませんね。
- 焼肉屋
初回注文は2人前からがルールとなっています。追加は1人前からOKです。ってことは一人焼き肉しづらそうですね~。
- 水
韓国の水質はアルカリ性で、硬水。日本とは水質が違います。
シャンプーの泡も立ちにくく、髪の毛もパサパサ。お風呂上りは肌の乾燥が強く感じるようです。
水道水は直接飲めませんので市販のミネラルウォーターなどで水分補給しましょう。
空港や駅には飲料水のブースが設置されているのでそこで汲んで持ち歩くのもありです。
- タクシー
ドアの開閉は手動、運転が荒い、細かいお金を用意しておく、まれにぼったくられる。
速度制限以上のスピードで走るのは当たり前、スピード出しすぎの音「ピピピピ」が社内でずっと鳴っているそうです。スリリングなアトラクション。
お釣りが出ないように支払わないと嫌な顔されたり、怒られることもあるようです。
韓国のタクシーはお客様は神様ではないようですね。
- 車
日本では歩行者優先ですので人が歩いていれば車は止まってくれるか、よけて通ったりしてくれます。
でも韓国では車が優先と言わんばかりに突っ込んでくるので、人が車を避けるという感覚です。
恐ろしい~、足の遅い年寄りや小さい子供は車が走ってるところで歩くの怖いでしょうね。
日本は交通事故が多いと言われていますが、韓国の交通事故死亡率はなんと日本の3倍。道を渡るときなどは注意ですよ!
- くすり
韓国で薬を購入することはできますが成分は日本より強めです。
かぜ薬や胃腸薬など常備薬があれば日本から持っていくことをお勧めします。
- 支払い
支払い後に「お釣り少なくない?」と気づいても払ってしまったら最後です。
言い合いになっても戻ってこない確率が高い。韓国の商売人は強気で返金を拒否してくるそうです!
こういうことを知ると日本はとても治安がいい国なんだという事が解りますね。
まとめ
- パスポートの有効期限を確認する
- 残存期限が少ないと入出国ができない
- 残存期限をしっかり確認し旅行計画を立てる
- 国ごとに残存期限が規定されている
- 有効期限は余裕をもって旅行をする
- 期限が切れる前に申請をしておく
- 韓国滞在中は韓国にある在日本大使館、総領事館での切替申請ができる
- 90日以上の滞在はビザ取得が必要
- 日本と韓国は勝手が異なり注意する点が結構ある
以上を知っておけば大丈夫、あとは韓国旅行を楽しむだけです。
日本では飛行機に乗れたのに韓国では飛行機に乗れなくなった!!
なんてことにならないようパスポートの期限はしっかり確認して下さいね。
では楽しい韓国旅行の計画を♪
最後まで読んでいただき有難うございました。
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