iphoneを使っていると定期的にiOSのバージョンアップがありますが、あなたはすぐにアップデートしていますか?
2020年9月のiOS14リリース以降、アップデートするとエラー4000が出てしまい、アップデートできない人が多いようです。
私もアップデートできない原因が分からず試行錯誤を繰り返し、iphoneのアップデート完了まで1週間もかかりました。
その時にアップデートができない事例を調べたところ、エラー4000の対処法を6つ見つけたので、それぞれ詳しく解説します。
またエラー4000は回避できたはずなのに、時間がかかったり、画面が停止したりしてアップデートが終わらないこともありますよね。そんな時の対処法もお伝えしてます。
この記事を読んで、効率よくiphoneを最新のiOSにアップデートして、快適なスマホライフを楽しみましょう。
iphoneアップデートができない時の4000に対処する方法
iphoneをアップデートしようとしてもエラー4000が出てしまい、アップデートできないケースが多発しているようです。
Appleはエラー4000の詳細を公表していませんが、次のような状況でエラーが発生しています。
- iOS14以降へアップデートする時
- PCからiTunes経由でiOSをアップデートする時
- iphoneのアップデート中や復元中にiphoneの接続が途切れた時
- iTunesでiphoneを復元できなかった時
Appleサポートコミュニティや口コミを調べたところ、エラー4000の解決方法を6つ見つけたのでまとめてみました。
成功事例が多い対処法から順番にご紹介します。
- iphoneのパスコードと画面ロックをオフにする
- 別のネットワークやケーブルに接続する
- PCのセキュリティソフトウェアを停止する
- iTunesを最新の状態にアップデートしサインインし直す
- iphone単体でアップデートする
- iphoneを強制再起動する

色々試したけどパスコードをオフにしただけで解決した、というケースが多いようですので、①から順番に対処法を試してみましょう。
その際に注意して頂きたいのですが、iphoneのアップデート中にデータが消失する可能性があります。
事前にデータのバックアップを取ってから操作を行ってください。では対処法を詳しくお伝えしていきます。
iphoneのパスコードと画面ロックをオフにする
Appleサポートコミュニティの回答を見てみると、iphoneのパスコードをオフにした状態でアップデートすると、エラー4000を回避できることが多いようです。
「ホーム画面」→「設定」→「Face IDとパスコード」または「Touch IDとパスコード」→「パスコードを入力」→「パスコードをオフにする」をタップ
操作は簡単ですがパスコードをオフにすると、ApplePayに設定したカード情報が削除されてしまいます。

しかしエラー4000の対処法としては、パスコードをオフにする方法が一番有効で、成功事例も多いので、是非試してみましょう。
パスコードをオフにしてもアップデートできない時は、iphoneの画面ロックをオフにしてみましょう。
「ホーム画面」→「設定」→「画面表示と明るさ」→「自動ロック」→「なし」をタップ
画面ロックをオフにすると、充電が早く減ってしまいます。
そのためiphoneを電源に接続し、アップデートの処理中にバッテリーが切れないようにしましょう。
別のネットワークやケーブルに接続する
iphoneをアップデートするには、安定した通信環境が必要です。
Wi-FiのON/OFFを切り替えて、接続を一旦リセットしてください。そして同じネットワークを使って、もう一度アップデートしてみましょう。
それでもエラー4000が表示される場合は、別のネットワークからiphoneをアップデートしてみましょう。

その場合はより通信環境が安定している自宅Wi-Fiに接続してみましょう。
このようにWi-Fi環境を代えて、複数のネットワークでアップデートしても解決しない場合は、一旦アップデートを削除してください。
通信環境も安定しているのにアップデートできないのであれば、ケーブルに問題があるのかもしれません。
もし別のケーブルをお持ちであれば、ケーブルを代えてアップデートしてみましょう。
特にApple以外のUSBケーブルを使っている場合は、Apple純正のライトニングケーブルを使用することをおすすめします。
またiphoneのケーブルを、PCに接続されている外付けのキーボードやUSBハブに接続していると、エラーが出ることがあるようです。
iphoneをPCのUSBポートに直接接続してみましょう。
PCのセキュリティソフトウェアを停止する
エラー4000が表示される場合には、PCからiTunesへの接続にセキュリティソフトウェアが干渉している可能性もあります。
ウイルスバスターなどのセキュリティソフトウェアや、ファイアウォールを使っているあなたは、動作を停止させた状態でアップデートを試してみましょう。
場合によっては、セキュリティソフトウェアをアップデートや変更、アンインストールする必要があります。

ここまで様々な対処法を試されたあなたは、相当な時間がかかっていますよね。
アップデートすることを諦めようかと思ってしまいますよね。
困った時には、後ほど紹介する強制再起動という方法もあります。
しかしエラーの原因はiTunesであることも考えられますので、他にもまだ方法はあります。もう少し続けてやってみましょう!
iTunesを最新の状態にアップデートしサインインし直す
iTunesのバージョンが古い場合は、iphoneとの連携がスムーズに取れない可能性がありますのでアップデートが必要です。
WindowsでiTunesを最新の状態にアップデートするには、以下の手順で行います。
- iTunes を開く
- iTunes ウインドウの上部にあるメニューバーから「ヘルプ」→「更新プログラムを確認」をクリック
- 画面の指示に従って最新バージョンをインストール
MacでiTunesをアップデートするには、以下の手順で行います。
- MacでAppStoreを開く
- AppStoreのウインドウの上部で「アップデート」をクリック
- iTunes のアップデートが提供されている場合は「インストール」をクリック
iTunesにサインインしていないことが原因で、アップデートのエラー4000が表示されることもあるようです。
iTunesにサインインするには以下の手順で行います。
- Appleメニューから「システム環境設定」をクリック
- 「サインイン」をクリック
- AppleIDとパスワードを入力
- 信頼済みのデバイスに送信された6桁の確認コードを入力
iTunesにサインインしていたあなたも、何らかの原因でサインアウトしている可能性もあります。
サインインし直すことでエラー4000を回避できる可能性がありますので、是非試してみてください。
iphone単体でアップデートする
PCのiTunes経由でアップデートしているあなたは、iphone単体でアップデートしてみましょう。
Wi-Fiとiphoneを充電できる環境があれば、iphone単体でiOSをアップデートすることが可能です。
「ホーム画面」→「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」→「ダウンロードしてインストール」をタップ→ダウンロード完了後「今すぐインストール」をタップ
PCからiTunes経由でiOSをアップデートする時にエラー4000がよく発生していますので、iphone単体でアップデートするとエラー回避できるかもしれません。
iphoneを強制再起動する
様々な対処法を試したのにアップデートできなかったという場合でも、強制再起動することでエラー4000が回避できた事例もあります。
強制再起動すると、データが削除されてしまいますので、事前にバックアップを取っておきましょう。強制再起動する方法は、機種によって異なります。
機種 | 強制再起動の方法 |
iPhone 8 以降 |
|
iPhone 7/7 Plus |
|
iPhone 6s 以前 |
|
エラー4000が表示されてもiphone自体には問題はありませんので、深刻なエラーではありません。
そのためこれまでご紹介してきたいずれかの対処法で、エラー4000は解決するはずです。
しかしエラーを解決したと思っても、また別のエラーが出た場合にはどうしたらいいのでしょうか。
続けてその場合の対処法をお伝えしていきます。
iphoneアップデートが終わらないのはエラー?

iphoneのアップデートエラー4000を回避して、せっかくアップデートが始まったのに、なかなか終わらないなんてことはありませんか?

iOSをアップデートした後は、iphoneにAppleのロゴと進行状況バーが表示されます。
しかし進行状況バーの進みが遅かったり、全く動いていないように見えたりすることがあります。
そうするとアップデートが終わるまでそのまま待てばいいのか、また何か新たなエラーが起きているのか分からずに困ってしまいますよね。
iphoneやiTunesの状態によって必要な対処法をお伝えしていきます。
iphoneのアップデートが進行している場合
アップデートが完了し起動するまでにかかる時間は、iphone上のファイル数によって異なります。
iphoneのデータが少ないと1分もかかりませんが、データが多い場合には1時間程度かかることもあります。
時間がかかってしまい、アップデートが終わらないように見えても、iTunesが起動している場合や、iphoneにメッセージが表示される場合はアップデート進行中です。
<PCにiphoneのデバイスが表示されている場合>
PCにiphoneのデバイスが表示されていて、同期のオプションを設定したりコンテンツを同期したりできる場合、アップデートのプロセスは完了しています。
iphoneをPCに接続したまま、移行が終わるまで待ちましょう。
<アップデートが途中で止まっていると思う場合>
画面表示が途中で止まって、アップデートが終わらない場合には、サイドボタンやボリュームボタンなど、いずれかのボタンを押してみましょう。
アップデート中というメッセージが表示される場合は、アップデートがまだ進行中です。
進行状況バーが最後まで進んでも、また最初に戻ることもありますので、そのまま待ってみましょう。
iphoneのアップデート中にエラーが起きた場合
iphoneのアップデート中に、エラー4000以外に新たなエラーが表示された場合はどうすればいいのでしょうか。
2つの対処法がありますので、試してみましょう。
- PCをアップデートする
- PCとiphoneを再起動する
私はMacのバージョンが古かったため、iphoneをアップデートすることができませんでした。
PCも最新のバージョンがリリースされたら、すぐにアップデートするべきだと学びました。
PCのアップデートが完了したのにエラーが出る場合は、PCとiphoneそれぞれ再起動してみましょう。
iphoneの再起動とは先ほどお伝えした強制再起動とは異なり、iphoneの電源を一旦切る方法です。機種によって再起動の方法が異なります。
機種 | 再起動の方法 |
iPhoneX/11/12 |
|
iPhoneSE(第2世代)/8/7/6 |
|
iPhoneSE(第1世代)/5以前 |
|
残念ながらiphoneの再起動を行なってもアップデートができない場合は、Appleサポートに問い合わせましょう。
電話番号:0120-277-535
受付時間:午前9時~午後9時
アップデートができないと、セキリュティトラブルに繋がる可能性もありますので困りますよね。
また最新の機能や一部のアプリが使えなくなってしまいます。
これまでご紹介してきたいずれかの対処法やAppleに問い合わせをすることで、アップデートエラーが少しでも早く解決することを願っています。
iphoneアップデートにかかる時間は短縮できる!

iphoneアップデートのダウンロードにかかる時間は、アップデートのサイズやiphone上のファイル数、インターネットの速度によって異なります。
長い時には1時間程かかることもありますが、アップデートのダウンロード中でも通常通りにiphoneを使用することができます。
しかし外出する予定があるような時は、アップデートが終わらないと困ってしまいますよね。
そんな時にアップデートにかかる時間を短縮する方法をお伝えします。
空き容量を増やす
iphone内のデータ数が多いと、アップデートに時間がかかってしまいます。
まずはストレージの使用状況を確認してみましょう。
「ホーム画面」→「設定」→「一般」→「iphoneストレージ」をタップ
iphoneストレージを確認して容量がいっぱいになっている場合は、不要なアプリやデータは極力削除しましょう。
私は写真や動画が多いため、iCloudにデータを移行しました。
その他GoogleフォトやAmazonPhotosも容量制限はありますが、無料で利用できるのでおすすめですよ。
Wi-Fiの通信環境を確認する
アップデートのダウンロードに時間がかかる場合には、まずは安定した Wi-Fiに接続されているか確認してみましょう。
「アップデートを検証中」というメッセージが表示されてからアップデートが終わらないこともあります。
安定したWi-Fiに接続されていれば、何度かON/OFFを繰り返すか、一度Wi-Fiの情報を削除してから接続し直してみてください。
またアップデート中は他のコンテンツのダウンロードを控えてください。

それでもアップデートに時間がかかり終わらないのであれば、サーバー側の問題かもしれません。
新しいアップデートが発表されると、他のiphoneユーザーもアップデートをしています。
特にiOS13からiOS14にバージョンが上がるようなメジャーアップデートの場合には、サーバーが混みあっている場合があります。
日を改めることで、比較的スムーズにアップデートができるようになるはずです。
まとめ

- アップデートができない時のエラー4000に対処する方法は6つある
- エラー4000が出てアップデートできない場合、iphoneのパスコードと画面ロックをオフにすることでエラーを解消できるケースが多い
- エラー4000以外にも新たなエラーが出てアップデートできない場合は、PCをアップデートして、PCとiphoneを再起動する
- アップデート中に画面が止まってしまっても、いずれかのボタンを押して、メッセージが表示される場合はアップデート進行中
- アップデートにかかる時間を短縮するには、iphoneの空き容量を増やして、通信環境が安定しているWi-Fiに接続する
- 新しいバージョンのiOSがリリースされた当日は、サーバーが混雑しているため、日を改めるとアップデートにかかる時間を短縮できる
iphoneのアップデートができると、早く新機能を使ってみたいと思いますよね。
最新のバージョンにiphoneをアップデートして、快適なスマホライフを楽しみましょう!