子供が一人で犬の散歩をしていて心配になった事や、ヒヤッとする光景を目撃したことはありませんか?
犬の散歩中、子供が急に触ろうとしたので怖かった、いたずらされそうになった…と思った経験はありませんか?
私は犬を飼っていましたが、散歩中に子供が何も言わずに急に尻尾を掴もうとしてきてドキッとした事があります。
一声かけてくれれば良いのですが、あまりにも突然すぎて警戒してしまいました。
このような事が起こらない為にも、子供が散歩中の犬に遭遇した時、子供に犬を散歩させる時のマナーを教えることは大切です。
どんなことを教えればいいのかわからない…そんな方でも大丈夫!
何をどのようにして教えれば良いのかをしっかりご紹介いたします。
目次
犬の散歩で子供に教えるべき事とは?

接し方やマナーをしっかり教えなければ子供が思わぬ事故やトラブルに巻き込まれてしまうことも。
実際に起こった事故やトラブルとして、
- 急に手を出した為咬まれた。
- 飼い主の許可なくお菓子をあげる。
- 突然犬を叩く、蹴る。
- 子供に散歩を任せたら迷子になってしまった。
- 散歩中、犬の排泄物を持ち帰らない。
- リードが伸び放題で危険。
- 首輪が抜けて逃げてしまった。
など子供に限った事ではありませんが、上げるとキリがない位出てきます。
我が家はきっと大丈夫。なんて思っている方は要注意!トラブルや事故に遭ってからでは遅いのです。
未然に防ぐ為にも、犬の散歩に遭遇した時や犬の散歩を任せる時にどんな事を教えれば良いのか詳しくご説明いたします。
犬の散歩に遭遇した時
犬の散歩に遭遇した時に絶対やってはいけないことがあります。
それは何かわかりますか?
答えは「飼い主の許可なく犬に触る」です。
可愛いから撫でたい。ふわふわな毛に触れてみたい。
そう思っても落ち着いて!我慢です、我慢。

その気持ちはわかります。でも、まずは飼い主に許可を取らなくてはなりません。
飼い主の気分を害すという理由もありますが、どの犬も人が好きとは限らないからです。
また、大人は大丈夫でも子供は苦手という犬もいます。
急に大きな声を出す、予想が出来ない行動をとる等の理由から、子供が苦手な犬は少なくないのです。
そんな犬に急に触ろうとしたら?
犬は驚き、自分の身を守るために咬みついてくる恐れがあります。
そうならない為にも、散歩中の犬を見つけても急に触るのは良くないという事を教えなければなりません。
飼い主に確認すれば、大丈夫なのか、触ってはいけないのかがわかるのでそれまではグッとこらえるよう教えてあげましょう。
私も散歩中沢山の方に声をかけられました。
触って良いですか?という一言があるだけで、こちらも気分よく対応することができます。
また、子供に聞かれた際は「ビックリしちゃうからしゃがんでゆっくり触ってあげてね。」
と触る前にアドバイスもできるのでより安心です。
急に触られた時、犬もビックリして「ヴッーー」と唸って警戒し、私も嫌な気持ちになってしまったのが本音。
こうならない為にも、「犬に触りたいときは黙って触ろうとせず、必ず触って良いのか聞いてみようね。」と子供に教えてあげましょう。
他にも勝手に食べ物をあげてはいけません。
食事制限、アレルギー、犬が食べてはいけないものだった等あっては大変です。
いじめるのは論外です。石を投げる、棒で突く等絶対辞めさせましょう。
そんなことするわけない!と思っても、必ず教えてあげる事が必要なのです。
子供が犬の散歩をする時
子供に犬の散歩を任せる前に、一人で本当に大丈夫なのかをよく話し合い、考えてから行いましょう。
うちは小型犬だから力もないし大丈夫!と思っていても、子供にとっては力が強くコントロールできない可能性もあります。
特に、大型犬でなくても元気で活発な犬は力が強いので注意が必要です。
油断していると急に引っ張られた際にリードを離してしまい逃げてしまった。
引きずられて転んでしまったなんて事も考えられます。
また、犬がどんな行動を取るかわかりません。
子供がとっさの判断や行動が取れるのかはとても重要になります。
それでも大丈夫という事であれば任せてみるのも良いかもしれません。
任せる、任せないは親の判断!ここはしっかり考えて下さいね。
では、仮に子供に任せる事になったとしましょう。
子供に犬の散歩を任せる時、しっかり教えておきたい点とは何でしょうか?
次の項目で細かく説明していきます!
子供に犬の散歩を任せる前に

先程もお伝えしたように子供に任せる前によく話し合い、考えることが必要です。
それでも大丈夫という事であれば、犬の散歩でポイントとなる以下の項目をしっかり教えてあげましょう。
- 散歩バッグの中身の説明
- リードの持ち方
- 排泄処理の方法
- 散歩コースの確認
- 他の人や犬には近づけない
- 他のことをしながら散歩をしない
- 責任をもつ
他にもありますが、特に重要になるだろうポイントをまとめました。
一つずつ解説していきましょう。
散歩バッグの中身の説明
散歩バッグに何が入っているのか、どういう時に使うのかを教えてあげましょう。
排泄に使うビニールや道具はどれで、どう使うのか。
喉が渇いているときに使う水はどれなのか、子供がその場面で慌てないよう事前に確認してあげましょう。
リードの持ち方
犬の散歩をしている人で、リードの持ち方が気になり見てしまう事があります。
ダラーっと伸ばされたリードに、せかせか歩く犬とゆっくり歩いている飼い主…
車が来たらどうするの?急に飛びついたら?と聞きたくなってしまいます。
本人は大丈夫と思っていても、100%大丈夫なんで言い切れません。
とっさに引ける長さでないと事故に遭う可能性が出て来てしまいます。
子供にリードの持ち方や長さはしっかり教えてあげましょう。
先程も言いましたが、事故があってからでは遅いのです。
そして犬が行きたいところに行くのではなく、自分が先導し、主導権を握ることが大切です。
排泄処理の方法
排泄処理は基本中の基本!汚くてやりたくないと言ってもこれは飼い主の責任。
マナーなのです。
やりたくないのであれば散歩はできないので諦めてもらうしかありません。
そのまま放置して帰ることがないよう説明してあげましょう。
散歩コースの確認
いつもの慣れた散歩コースがあるならばそのコースでも構いません。
特になく、毎回コースが違うのであれば、車通りが少ない道を選ぶのが良いでしょう。
あらかじめ親が散歩コースを決めるのも一つの手です。
決めておけば心配だから後をつけるという時にも便利ですよね(笑)
他の人や犬には近づけない
散歩中トラブルが起こらぬよう、他の人や犬との接触は避けましょう。
他の人を咬んでしまった、他の犬と喧嘩をしてしまったというトラブルも回避できます。
いつも大人しい犬でも100%はないのです。用心して損することはないので、気をつけましょう。
他の事をしながら散歩をしない
よそ見をしてしまうととっさに行動できなくなってしまいます。
よそ見や他の事を考える事はぜずに、しっかり散歩に集中しましょう。
急に車が来た、自転車がすぐ横を通過した。という際にボーっと考え事をしていては対応できませんよね。
周りはどんな状況か考え見まわしながら散歩をするようにアドバイスしてあげましょう。
責任を持つ
これらの基本的なことが出来なければ子供に散歩を任せるのは難しいでしょう。
責任ある事なんだとしっかり教え、一つ一つ意味や注意点を説明してあげて下さい。
何かあっても子供だから仕方がないは通用しません。
また、親は散歩前に首輪が抜けないかしっかりと確認してあげるのも重要です。
沢山の確認事項や守るべきマナー、ルールがあります。
まだ任せるのは早いかもしれないと思ったら無理に任せず、親と一緒に散歩をする方が好ましいかもしれません。
他にもある!知恵袋のこんな声

ここまで犬の散歩で子供に教えるべき事について話してきましたが、ネットでは他にも沢山の意見がありました。
実際にどのような声があるのか少しご紹介していきます。
犬の散歩をしている時、子供を連れの人に「あ、ワンワンいるよ」と言われると、どう思いますか?
こちらに挨拶して話しかけるでもなく、ただ、子供にだけ、「犬だね」とか「お散歩してるね」とか。
子供から言うならまだ良いのですが、まだ口も利けないような赤ちゃんに対して、親が一方的に犬を見せようとしてくると、
ちょっと、『うちの犬は見世物じゃありません。』と言いたくなってしまうんです。(中略)
せめて、こんにちは、とか挨拶された後に、ちょっと見せてもらえます?とか言われるなら、まあ・・・・と思いますが。
皆さんはどうですか?
引用:ヤフー知恵袋
犬の散歩中、寄ってくる子供に困っています。
(中略)
「触っていいですか」と言って撫でてくれる程度なら、何の問題もありません。
が、問題のある子も多いんです。というか、ほとんどが問題のある行動です。(中略)
もちろん、「触るのは優しくしてね」と言いますが、子供って、注意しても聞いてないんですよね…。むしろ、ダメと言うのをあえてやって、犬の反応を見ているような気さえします。
(後略)
引用:ヤフー知恵袋
他にも沢山の意見や質問がありましたが、こんなことが日常的に起こると散歩中、飼い主も犬も気が抜けません。
楽しいはずの散歩もお互い疲れてしまいますよね。
触りたい気持ちはわかりますが、触る前にすべき最低限のマナーは教える必要があります。
たった一言、一言で良いのです。
その一言で皆が安心できるのですから。
子供だからなんて言い訳にもなりません。
何かあったら責任が取れますか?
トラブルや事故にならないよう親がしっかり子供に教えてあげる事が大切なのです。
まとめ

- 勝手に犬を触ろうとせず、まず飼い主に声をかけてからという事を教えてあげる。
- 犬の散歩は、基本的なことが出来て、責任が持てるようなら任せる。
- 子供に犬の散歩を任せる際は気を付けるべき事ややってはいけないことをしっかり教える。
- 触って良いですか?の一言で解決することが沢山ある。
- 子供だから仕方がないは通用しない。
- 事故やトラブルを回避する為にもしっかり子供に教えてあげる必要がある。
いかがでしたでしょうか。
今回のようにたった一言伝えるだけで回避できる事故やトラブルがあるのです。
可愛いからと勝手に犬を触る行為はよく見られます。親がお手本となり、まず一言かけてから触ってみましょう。
子供も親の真似をして声をかけるようになるかもしれません。
また、一人で犬の散歩をしたがるからと行かせてしまう事は絶対に止めましょう。
しっかり話し合い、任せても大丈夫なのか見極める事が重要です。
以上の事を子供に教え、犬との触れ合いを楽しみましょう。