2018年の税制改正で、2020年1月から年収850万円以上の人は増税になりましたね。
住民税や住宅ローン、保険料の支払いなど、出ていくお金はたくさん。家計に少なからず影響していると思います。
お子さんの養育費も大学まで通う資金も貯金するとなると、仕事も続けないといけませんが、家庭の時間も大切にしたいですよね。
お金はいくらあっても不安を解消してくれません。
ふるさと納税による返礼品は、今や何千種類も揃っていて、還元率がとても高いものもあります。
年収900万円の世帯なら、1か月の食費と同じくらい得することもできちゃいます!
実質負担2000円で済むふるさと納税をうまく活用して、生活を潤わせていける方法をご紹介したいと思います!
目次
ふるさと納税の限度額内の利用で年収900万円世帯はお得!

ふるさと納税は、実質負担が2000円で、税金を寄付した地域から特産品をお礼として受け取れる制度です。
税金を先払いしたことになるので、翌年以降の税金も還付されて安くなります。
また、ふるさと納税をすることで、返礼品を選んで受け取れるのですが、年収900万円の世帯は約6万円もおトクになりますよ!
ではどうすればおトクになるのか紹介していきたいと思います。
ふるさと納税の限度額はいくらかチェック!

年収900万の世帯では、ふるさと納税にどのくらいまでお金をかけることができるのでしょうか?
ふるさと納税のポータルサイトでは、その限度額(上限額)を自分の年収に合わせてシミュレーションすることができます。
ふるさと納税の仕組みはこちらで紹介しているのでわかりやすいです。
また、総務省の発表している限度額の目安はこうです。
ふるさと納税をする本人の給与 900万円 |
||
家族 構成 |
独身または 共働き |
151,000 |
夫婦、または 共働き+子一人 (高校生) |
141,000 | |
共働き+子一人 (大学生) |
138,000 | |
夫婦+子一人 (高校生) |
132,000 | |
共働き+子二人 (大学生と高校生) |
128,000 | |
夫婦+子二人 (大学生と高校生) |
119,000 |
引用:総務省
年収900万のご家庭はかなり限度額も高いですね!
しかし、これは目安の額なので、上限を超えてしまうと、負担する額が2000円より高くなってしまうので要注意です!
そして、ふるさと納税した金額から2000円を引いた額が、翌年以降還付されていく流れになります。
限度額いっぱいまで利用したときのメリットは?

ふるさと納税したらどのくらいメリットかあるかというと、こんなにたくさんあるんですよ。
- 払った分の税金が翌年以降引かれる
- 返礼品をもらえる
- 自分の望む自治体に寄付ができる
ふるさと納税のポータルサイトでは、自治体からの返礼品に還元率を表示しています。
今は寄付額の50%以上の市場価値があるものもたくさんあります。
そもそも返礼品は自治体ごとの特産品なので、2000円以上の価値があれば十分元を取れたことにはなります。
ただ、還元率の高いものを選べば、普段買うよりも高い価値で手に入れることができるんです!
ふるさと納税で自治体に寄付することで、普段買うよりもずっとおトクに特産物を手に入れられるなんて素敵ですね!
年収900万円編!ふるさと納税のお得な返礼品ゲット方法

ふるさと納税で返礼品をゲットしようと思って、いざサイトを開くと商品がドバーっと出てきます。
あまりに多すぎてどれにしたらいいのかわからないですよね。
そこで、どんな選び方をしたらよいかポイントをまとめてみました。
- その年の還元率のランキングをチェックする。
- レビューや評価が高いものを選ぶ
- 納税額を多めにして回数を減らす
ひとつずつ説明していきたいと思います。
その年の還元率のランキングをチェックする

ふるさと納税のポータルサイトでは、人気の商品、還元率の高い返礼品がランキング形式で紹介されています。
還元率は高ければ高いほど、実際に買ったときの市場価値が高いということになります。
2000円の負担とはいえ、価値がある返礼品をもらえると何倍もお得な気分になりますね!
ランキングの上位にあるものは評価も高いし、還元率も高いということになります。
年収900万円の世帯は、ふるさと納税の限度額が約12~15万円でしたね。
還元率50%のものを選んだとしたら、この場合は最低6万円はおトクという計算になります。
レビューや評価が高いものを選ぶ

返礼品を選ぶのに、気になるのは「その土地の特産物の信頼性が高いかどうか」ということです。
特に、「リピートしたい」「またこれにしたい」というコメントは信頼性バツグンですね!
例えば、お魚などの海の幸を選んだ場合、お家に届いた時に品質が悪くなっていたら、次回以降選ぶのは不安になりますよね。
ふるさと納税のポータルサイトでは、レビューや評価がされているので、チェックしておきましょう!
訳アリのものでも「よかった」と高評価のものもありますよ!
納税額を多めにして回数を減らす

年収900万円となると、限度額が12〜15万円と高額になるので、どの自治体にどれくらい納税するかも考えどころです。
例えば、1万円ずつで返礼品を選ぶとなると10回以上は同じことを繰り返さないといけませんよね。手間がかかって大変です。
そこで、納税先をしぼって回数を減らせば、より簡単にふるさと納税を利用することができます。
お米の1年間の定期便を選んだり、還元率の高いお肉など選ぶと食費も浮くし、ちょっぴり贅沢にもなります。
また、決済方法もキャッシュレスでできる方法が増えて、支払いも楽になってきています。
ふるさと納税を利用している方も、これからの方も読んでみてください。
年収900万円世帯は税制改正で払う税金が増えている

2019年の「民間給与実態統計調査」では、年収900万円以上あった世帯は全体のたった6%なんだそうです。
平均は441万円ですので、かなり高い水準に位置していますね!
ふるさと納税をして確定申告した場合、翌年以降の住民税と所得税が還付されるので負担が減ります。
しかし、税制改正によって2020年1月から850万円以上の人は増税になりました。住民税も所得税も実質増税になって大変です。
家計にも少なからず影響していると思います。これはふるさと納税に乗り出すしかない…!
ふるさと納税では、住宅ローン控除との併用もできるので、税制改正に負けることなく対策も抜かりなくしていきましょう!
年収900万の世帯は所得控除の上限が下がった

2018年度の税制改正により、所得税を計算する際の「基礎控除」、「給与所得控除」などの控除が見直されました。
- 基礎控除 →38万から48万(10万アップ)
- 給与所得控除 →210万から195万(15万ダウン)
ただし、家族で23歳未満の扶養家族がいたり、特別障がい者がいる場合はさらに控除されます。
新しくできた控除で「所得金額調整控除」といい、このような計算で出すことができます。
この控除の有る無しも関わってきますが、実質的には払う税金が増えたと言えるでしょう。
ふるさと納税を利用する人は実際どれくらい?

増税が始まったということは、家計をうまく回す方法が欲しい、貯蓄にも回したいと思いますよね。
ふるさと納税で節税はできませんが、増税で苦しい家計を前年の還付などで少しでも支えることはできると思います。
返礼品の物によっては食費を浮かせたりと節約することもできます!
総務省発表によると、令和元年は控除適用者は395万人で去年より100万人増えています。
1200団体が参加、自治体の受入件数が去年の1.3倍になっていて、5000億円を超えているんだそうです。
ふるさと納税は、利用者も自治体もどんどん増えていっているということなんですね!
ただし、せっかく乗り出したとしても、手続きや申告漏れなどで減税されていなかった!とならないように気を付けましょう。
こちらでも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ

- 年収900万の世帯はふるさと納税できる限度額も高く、返礼品も多いなどのメリットがある。
- ふるさと納税の返礼品をおトクにゲットするには還元率やレビューをチェックしたり、回数を調整するとよい。
- 税制改正してから、年収900万円の世帯は払う税金が増えている。
- ふるさと納税を利用する人や自治体は年々増えている。
ふるさと納税を年収900万円の世帯はかなりおトクに利用できることをお伝えしました。
もちろん限度額が決まっているので、その範囲内で上手にやりくりをしていくと良いでしょう。
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