1月1日、日本人のほとんどがしているのが初詣。
沢山の人達が神社やお寺で初詣の為に混雑を歩いていきます。
でも初詣って、そもそも何?なんとなく勢いとノリで行ってるけど、そこまで深い意味ってある?
行かなくても良いんじゃない?こんな人混みでさ?そんな疑問に出会った人もいるかもしれません。
そこで、そんな勢いとノリで初詣に行っていたあなたに、初詣とは何なのか、知って貰うことにしました!
これを知れば、雑学王の一歩を踏み出せ、いろんな人に説明できます。
更にお正月の団らんでも解説できますね。皆驚くこと間違いなしです。私も楽しみ!
もしかしたらとんでもない、嬉しいことが起きるかも!それでは初詣について学んでいきましょう!
目次
初詣とは?分かりやすく解説します!初詣ってそもそも何なのさ?

ではそもそも初詣とは何なのでしょう。まさかとは思いますが読めないという人は居ないでしょうか?
そう聞かれると不安になっちゃう!では念の為、そこから詳しく解説していきましょう!
初詣=はつもうで
初詣は「はつもうで」と読みます。新たな一年が始まった以降、始めて神社やお寺に参拝することを言います。
別の言い方では初参り(はつまいり)ともいいます。
言ってしまえば、どうしても1月に行けずに2月に言ったとしても、言葉の上では初詣ということです。
まあ一般的には、元旦や三が日、松の内(1月7日)、関西圏では1月15日までのお参りが初詣です。
元日を迎えた時の深夜や、その日の朝に行くことが多いですね。友人の定番年越し「ゆく年くる年」の視聴率も頷けます。
初詣で神社で何するの?
お賽銭投げてお願い事してくじ引いて屋台の物食べて帰る!
うん、たしかに外で食べる屋台飯は美味しいものです。が、誰ですか、そんな本能丸出しのことを言い出したのは!
初詣は先程も触れた通り、1年の初めに神社やお寺でお参りをすることです。
もしゃもしゃと屋台のものを食べている場合じゃないということですよ!
ここでは昨年の無事にお礼を言って、今年一年もよろしくお願いします!と祈願するのが一般的ですね。
この祈願は「今年○○できますように!」よりは「今年は○○頑張りますので、お力を貸してください!」を。
他力本願でいるよりは、自分で頑張るという意志を示すのが大事なんです。その辺りも詳しく見ていきましょう!
お願い事についてはまた後で、改めて解説します!
初詣の由来はとっても長い!
初詣の由来はまだ源平の戦いをしていた頃。まだまだ家長という、お家の偉人が居た頃のお話です。
お家の偉い人は、基本的にはお父さんだと置き換えて想像してみてくださいね。
本来大晦日の夜から元日の朝まで、家長が氏神の神社に籠もって、祈願するために「年籠り」をしていました。
家長さんは偉ぶっているだけではなく、きちんとした神事や大事なお仕事を抱えていたわけです。
大晦日が終わる合図として除夜の鐘の後に一度、そして元日の朝にもう一度、家長さんはお参りをします。
超有名どころの武家の人が、この方法を取ったことで、この文化を真似する人が増えたんですって。
有名人のマネをするのは、今も昔も変わらないんですね。
今は元日参りだけが残っており、大晦日にお参りに行くのは、一部の地域だけになってしまいました。
除夜の鐘の前に参拝、一旦家に戻って、元旦にもう一度参拝に行くこの文化は「二年参り」と言われています。
今の初詣はブームに乗っかる人たちが作った!?
さてさて、このように元は家長さんのお仕事だった初詣。実は今のようになるのは、意外にもアレが理由でした!
アレ、とは電車や新幹線と言った、鉄道などの交通網達!
交通が楽になり。地方からでもありがたーい神社に行くのが簡単になりました。
よくお伊勢参りなんて言葉が時代劇に出てくるのですが、江戸から伊勢に行くのはそれはそれは大変なこと。
と言われてもよくわかりませんが、今で言えば、三重県と東京を徒歩で往復していた時代があったんです。
お伊勢さんといえばとってもありがたい神社がある所。今のパワースポットと同じ場所だったんです。
どうしても遠いパワースポットでも、手軽に行けるようになったら、やっぱり行っちゃいますよね。
少なくとも私は行きます。
そんな新しい物好きとものぐささんたちは、これに乗っかり始めました。当時はまだ鉄道も始めて生まれた頃。
話題づくりなども兼ねて、新しいものを体験してこよう!とばかりに、パワースポットへの初詣が流行ったんです。
大正時代以降には、このことに目をつけた鉄道会社が、楽にすごい神社に行ける!ということを猛アピール!
こうして初詣は偉い人のものではなく、一般民のブームとなり、一般化して今に至るというわけです。
初詣にいこう!神社?お寺?どっちに行く?

初詣といえば神社、なのですが、参拝する場所といえばお寺!という人も、今は多く居ますよね。
答えはどっちでもOK!
初詣に行く場所は、神社でもお寺でもどっちでも構いません。
こだわる人は自分の家に縁のある神社やお寺にご挨拶に伺いますし、檀家さんはお寺に行きますよね。
実際にはどちらでも大丈夫で、自分がご贔屓にしている場所や、地元の神社・お寺にお参りするのが通例です。
なんで神社でもお寺でもいいの?
初詣といえば神社というイメージが強くありますが、お寺でもいい、ということにも、理由がちゃんとあります。
というのも、元は神社もお寺も同じものとして取り扱われてきていたから、なんです。
元々は神社の神道、お寺の大乗仏教がくっついており、ご先祖様を信仰するという、3つ目の宗教でした。
しかし明治時代にお寺と神社の2つをくっきり分け、宗教そのものが違うと、分けて取り扱い始めたんですね。
当時は神社もお寺も、建物や方式が多少違うだけで、あまり中身は変わらなかった、ということになります。
もしかしたら今の宗教に寛容すぎる日本の感覚は、この時代から既に始まっていたのかもしれませんね。
正しい初詣の方法を教えて!分かりやすく解説します!

さあ、ここからは初詣の実践編です!初詣のやり方やお作法、お願い事の方法をご紹介しましょう!
早速初詣で実践できる知識なので、どんどん活用して、周囲をびっくりさせちゃいましょう!
初詣のやり方とお作法・お参りの方法を知ろう!
初詣のやり方をまずご紹介しますが、初詣以外にも神社参拝のときにも使えるお作法です。
旅先できちんとご挨拶ができれば、なんとなく気分も清々しくなりますね。最初に神社もお寺も共通する部分から見ていきましょう。
共通する参拝する時のやり方
まずは基本の立ち振舞の方法から。入り口に建てられている鳥居や山門など、門関連は必ず目の前で一礼してからくぐります。
また門の中央は神様が通る道であり、神聖な場所!門の両脇から入るようにしましょう。混雑している場合は誘導通りに通ります。
境内に入ったら、参拝、の前に手水舎(てみずや)という、ひしゃくが置かれた水場に行きましょう。キレイにするのはマナーです!
水場に着いたら手と口を、水で清めます。ここが1つ目の山場ですよ!
2.持っているひしゃくを左手に持ち替えて、右手に水をかける。
3.もう一度右にひしゃくを持ち替えて、水を少し左手の中に入れて口に入れてすすぐ。
4.左手をもう一度清めて、ひしゃくを立ててこぼれる水で柄を流して、元の場所に戻す。
ここまでのお作法ができたら、いよいよ神社とお寺によって、参拝方法が変わります!
参拝方法を、神社、お寺それぞれ別に見ていきましょう!2つ目の山場となりますので、しっかり確認してくださいね!
神社に参拝する時のやり方
手水舎で手と口を清め、賽銭箱の前に立ったら、最初に2回会釈をしましょう。お金はまだ入れませんよ!挨拶が大事です。
鈴を鳴らすときは勢いよく鳴らさないように気をつけましょう。神様だってびっくりしちゃいますからね。
次に胸の高さで2回手を鳴らします。これは拍手(かしわで)といって、神道では打ち鳴らすことで悪いものを遠ざけます。
ここで手を合わせ、お願いごとやご挨拶、お祈りなどをして、投げつけないようにお賽銭を入れましょう。
お賽銭は神様に渡すものです。間違っても勢いよく投げつけないように!最後はもう一度深くお辞儀をしたら完了です。
一般的な神社は、このように「二礼二拍手一礼」が参拝のお作法なのですが、特定の神社によって作法は変わります。
例えば出雲大社。出雲大社では「二礼四拍手一礼」と大きくお作法が違います。参拝は神社に合わせた作法でしましょう。
帰りは鳥居を出た後、もう一礼して帰ります。
お寺に参拝する時のやり方
まず本堂に入ると、2体の仁王像が建てられています。この2柱は門番をしているガードマンさんです。
両方の仁王像に手を合わせて、まず大きな香炉があるかを確認しましょう。煙を浴びると体を清めることができます。
この大きな香炉は常香炉といって、お寺によっては常香炉用の線香も売られています。ぜひ利用したいところですね。
本堂までたどり着いた後は一礼してから、お賽銭を入れます。手は打たなくて大丈夫です。
後は鈴を鳴らして手を合わせ、お祈りしてから、そのまま深くお辞儀しましょう。終わったら会釈をもう一度して本堂を出ます。
神社とは違い、お寺の門などでは真ん中を歩いても良いこと、柏手を打たないことを覚えておきましょう。
どちらも覚えてしまえばすぐに、使うことができます。どちらの参拝方法も積極的に使いましょう!
初詣での服装やお願い事やお賽銭ってどうする?

初詣に行く時、全く気にしない人もいる、お願い事の数や服装やお賽銭について。特に服装は着物をノリで着ていませんか?
初詣だからと着物レンタルなどを使って、着物を着ている人って結構多いのですが、理由は可愛さなどが挙げられます。
友人は着物レンタルではしゃいでしまい、着付けで疲れて神社に向かうという、なんとまあ情けない事態になっていました。
初詣で着物を着るのは「失礼のないように」!
実は神社に行く時、本来はあまり望ましくない服装があります。それはジーンズやサンダル、露出の高い服です。
理由は簡単!神様に対する「不敬」、つまりとてつもなく失礼なことにあたるからなんです。
少なくともその神社では、神様はまさしく王様と言われる地位を持っています。その相手を敬う格好は当然というわけ。
逆に晴れ着などは、改まった服装ですので万事オッケーということになります。初詣に行く時は服装にも気をつけてみましょう。
初詣のお願い事は1つだけ!
初詣でなんだかんだと沢山のお願い事、してませんか?本来初詣では去年の感謝と、今年の抱負だけで十分なんです。
しかしやっぱりそれだけでは物足りないですし、文化もどんどん変わっています。頭を切り替えて、現代風にしてみましょう。
さて、初詣ではまず、去年無事に過ごせたことをまずは感謝しましょう。昨年はありがとうございました、は伝えたいですね。
神社やお寺でお願い事をするときは、最初に自分の氏名や住所を明かしてからお願い事をするといいと言われています。
やはり沢山の人で賑わっていますから、神様の方も名前を知らなくては、できるお願いを聞くことはしにくいものです。
願い事は心を込めて、1つだけします。
就職できますように、恋人ができますように、お金が入りますように、などなど思い思いをお願いしましょう。
できれば将来的に現実感があるようなお願い、就職先でうまくいきますように、などをお願いするといいですね。
お賽銭は縁起がいい価格で?
お賽銭はその人の気持ちですから、特に値段は設定されていません。自分のラッキー価格にしてみましょう。
実は縁起のいい金額というものもあり、こちらは語呂合わせで値段が決められています。
どちらかと言えばシャレのようなものですので、この金額を入れるかどうかは、あなた次第ということになりますね。
引用 インスタグラム
初詣の時間や日にちに関するエトセトラ

初詣の実践を学んできましたが、やっぱりわからない部分があります。それは初詣の時期や時間です。
他にも仏滅や喪中、女性なら生理中など、初詣しにくい日も人間には沢山あります。ここではそんな疑問を解決!
今まで喪中ってどうしたらいいんだろう、と思った人や、元日と生理がかぶっていた人など、初詣を遠慮しがちでした。
しかし調べてみると、初詣は色々な人に開放的な場所だったんです!
初詣はいつからいつまで?
初詣は1月1日の深夜0時から、1月7日(関西圏では15日)くらいまでです。
その年初めての参拝が初詣といいますが、言葉の上では2月でも初詣に入ります。大体は三が日に終わらせますよね。
初詣って仏滅に行ってもいいの?
仏滅は中国から来た考え方で、陰陽道と言われる、仏教とは別の考え方から生まれた言葉です。
そのため日本のお寺や神社では、どちらかというと否定的で、本来は日本人としてはあまり気にすることはない日なんですって。
つまり、仏滅の日であっても、特に関連はないので初詣しても全く問題はありません。
じゃあ喪中は?
喪中であっても神社やお寺に初詣しても構いません。なんとなくお祝い事を避ける喪中ですが、参拝は問題なし!
問題があるのは忌中、つまり不幸があった日から四十九日や五十日祭、召天記念日などの時期です。
この時期は喪中より厳格に、お祭りなどを避けることとされていて、初詣もそのお祭り事の1つと考えられています。
よほど必要な用事がない限りは、四十九日法要などが終わって、一区切り着いてから初詣に行きましょう。
それなら生理のときは?
血は不浄と言われていますが、これは神職者側の話です。
当日生理になってしまっても、初詣に行くことは全く問題ありません。
神社の鳥居をくぐってはいけない、なんてことはなく、巫女さんだけが一部神事の参加等が制限されるだけです。
その神社で神職に携わる人だけに関係することですので、参拝客は気にしなくてもいいのです。
初詣を自分なりに楽しむ為に知っておきたいこと

初詣で神社に行く人でも、中にはパワースポットを目的として、ご利益を得に行く!という人も多いのではないでしょうか。
私はお気に入りのパワースポットがあるので、同じようなものですが、そこで手に入れたいのがお守りや破魔矢ですよね。
おみくじも年一度引いて、1年生活していこう!と決めている人もいます。
そこでここでは初詣でのおみくじや破魔矢、お守りや御朱印などに付いて見ていきましょう。
破魔矢やお守りはお返ししてから買う!
1年前に頂いた破魔矢、お守りなどのアイテムは、必ず初詣に持っていきましょう。
神社では以前に頂いたアイテムたちを「古札納め所」という場所で回収し、お焚き上げしてくれます。
きちんと天に返すということ、厄が溜まったものを浄化することなどを目的としていますので、毎年納めます。
悪いエネルギーを吸っているため、あまり長く持っていると、こういったアイテムは逆に良くないとも言われていますね。
おみくじは1回勝負!
おみくじは1回の参拝で1度だけです。吉凶関係なく受け入れることが大事ですね。
おみくじは「結び所」などに結びつけて帰る人もいれば、持って帰る人もいます。こちらはどちらでもいいとされています。
吉凶だけでなく、中身も肝心なおみくじ。ぜひ時折見返して、生活を改めるのもいいですよね。
御朱印やお守りなどの購入は参拝後に
御朱印は場所によっては、当日限定の御朱印を頂けることがあります。
しかし御朱印に限らず、お守りや破魔矢の購入なども、神様からのいただきものとも言えます。
そのため、必ず本尊、そこの神様にお参りとご挨拶を済ませてから頂くのがマナーです。
御朱印はそうでなくてもルール違反している人が大多数!おかげできちんと集めていた人も迷惑しています。
そんな人が増えないように、きちんとルールを守って、参拝後にお願いするようにしましょうね!
まとめ

- 初詣とは神様に昨年の感謝と、今年の無病息災を祈ること。
- 元々初詣は家長の仕事だったが、旅行ブームで一般的なものになった。
- 初詣に行くときは神社でもお寺でも可。
- 初詣の基本は、手を洗う、手を合わせる、礼をする。
- 基本的に初詣をしてはいけない日は無い。
- 初詣やお守りなどの縁起物の購入では、ルールを守って!
初詣には思わぬ歴史がありました。同時に日本人のミーハーさも感じますね。
でもそれでも、見えない神様に礼を尽くすという、マナーも確立されています。不思議なものです。
それらには昔からの宗教観や生き方のようなものが根付いているという証拠も見ることができます。
ここで初詣のことを詳しく知って、更に年末年始を楽しんでしまいましょう!
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