2019年も師走(12月)に入り、もうすぐ新年!
新たに年を迎えた際に、初詣には行っていますか?
私は家族と毎年初詣に行っていました。
地元では有名な大きい神社だったので、屋台も多く出ていて、参拝の帰りにそこで色々買って食べ歩くというのも毎年の恒例。
参拝する人で毎年混雑していたのですが、「明けましておめでとう!」と皆でお祝いしているようで、子供のころは毎年楽しみにしていたものです。
初詣は神様・仏様への新年のご挨拶。
ご自身の家族や親せきだけでなく、お寺の仏様や氏神さまにすることで気持ちすっきりとスタートしていきましょう!
【初詣ランキング】東海地方はどこがおすすめ?

神社やお寺は本来、その土地や地域に密着したものです。
昔は新年になると「昨年はありがとうございました。今年も一年よろしくお願い致します」と地元のお寺や神社にお参りに行っていたのですね。
ですから、お寺や神社が住まいのそばにあって行きやすい、という方はそちらへ行っていただいて全然OK!
けれど、実は初詣は何度行っても良いものだって知っていましたか?
たくさんの神様・仏様へご挨拶に行っても良いのです!
ここでは参拝者人数をもとに東海4県の神社・寺社をランキングにしてご紹介します。
参拝者が多いということは混雑必至ですが、そういった神社・寺社周辺は楽しめるポイントもたくさんあるのです。
ご家族で、または初詣デートなどにもぜひどうぞ!
【初詣ランキング】東海版パワースポットはここだ!
1位 熱田神宮(愛知県名古屋市)
もはや全国的に知られているといっても良い初詣のスポット。
1900年前に作られた歴史ある神社で、ご神体は三種の神器のうちの一つ、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)が祀られています。
三が日は大変な人出で、200万人以上の参拝客が集まり、拝殿までは広い参道が人で埋まります。
境内の手水場の隣には弘法大師が手植えしたといわれる樹齢約1000年の大楠がそびえ、中に住んでいる蛇を見ることができたら金運アップだとか!
宝物館の入り口に展示されている2メートル越えの「太郎太刀」も見ごたえアリです。
1日元旦から5日までは屋台が参道や神宮前付近に多く出店していますので、参拝前からいい匂いで誘惑も多いですが…参拝後にたっぷり楽しみましょう!
お休み処で抹茶と名物「きよめ餅」でも良いですね。
住所:愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1
電話:052-671-4151
アクセス:(電車)名鉄名古屋本線 名鉄神宮駅から徒歩約3分
地下鉄名城線 神宮西駅・伝馬町駅より徒歩約7分
JR熱田駅より徒歩約8分
(車)名古屋高速「堀田」「呼続」「六番町北」「六番町南」から各10分
※駐車場は約400台分有りますが初詣の期間は周辺交通規制のため使用不可になります
2位 豊川稲荷(愛知県豊川市)
伏見稲荷大社(京都市)、笠間稲荷神社(茨城県笠間市)に続く日本三大稲荷として有名です。
豊川稲荷と呼ばれていますが、正式名称は「円福山豊川閣妙厳寺(みょうごんじ)」。
お稲荷さんを祀っているのに、実は曹洞宗のお寺なのです。
神社ではないので、お参りの際は「二拝二拍手一拝」ではなく、下記のように祈ります。
口と手をすすいでから「なむとよかわだきにしんてん」と3回唱えてからご挨拶や感謝、願い事をします。
それから「おんしらばったにりうんそわか」と7回唱えます。(平仮名の部分はご真言)
本殿でのお参りが済んだら、ぜひ奥の院の霊狐塚へ立ち寄ってみてください。
現れるのは千体ものキツネの像!
願い事がある人や、願いがかなった人が奉納してきたもので、撮影スポットとしても有名ですよ。
門前町の商店街には名物の稲荷ずしを扱う店が多くあり、また屋台も出店していますので、帰りにほっと一息どうぞ。
住所:愛知県豊川市豊川町1番地
電話:0533-85-2030
アクセス:(電車)名鉄名古屋本線 国分駅乗り換え、豊川線豊川稲荷駅より徒歩約5分
JR豊橋駅より乗り換え、JR飯田線豊川駅より徒歩約5分
(車)東名高速道路豊川ICより国道151号~県道31号を豊川駅方面へ3km
※駐車場約350台分(有料500円)
3位 伊奈波神社(岐阜県岐阜市)
稲葉山(金華山)のふもとにある、岐阜で一番大きな神社です。
こちらも1,900年以上の歴史を持ち、岐阜の総氏神として信仰されてきました。
初詣には80万人近くの人が訪れます。
拝殿前へ上がってから振り返ると、階段脇に「逆さ狛犬」が居ますよ。ナデナデすると金運・勝ち運がアップするそうです。
この境内にはいくつかの神社が建てられているのですが、その中でも黒龍大社(黒龍さん)は強力なパワースポットとして知られていて、病気平癒(へいゆ)祈願、合格祈願に全国の方が訪れています。
12月31日の夜から1月4日までは屋台も出店していますよ。4日を過ぎると徐々に減っていきます。
住所:岐阜県岐阜市伊奈波通1-1
電話:058-262-5151
アクセス:(電車)JR岐阜駅からバスで約10分、バス停「伊奈波通り」より徒歩約10分
(車)東海北陸自動車道「岐阜各務原IC」より車で20分
※駐車場30台分
4位 三嶋大社(静岡県三島市)
三嶋大社は伊豆半島の三島市の中心部に鎮座し、主祭神は伊豆諸島の開拓神です。
ご祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)と積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)の両方を祀っていて、三嶋大明神と称しています。
事代主神は別名、恵比寿様(えびすさま)というんですよ。七福神のうちの一人ですね!
福徳の神様として商・工・漁の面から厚く崇拝されています。
創建の時期は不明ですが、静岡県の「三島市」の由来になるほど古くから信仰されている神社です。
源頼朝が源氏再興の祈願をし、崇拝したことでも有名で、境内には源頼朝と妻である北条政子が腰かけたという石も神馬社の隣に有りますよ。
北条政子が奉納したと伝えられる蒔絵手箱が国宝とされています。
また、社務所のそばでは「生玉水」と呼ばれるお水を汲むことができます。
ペットボトルなどを持って汲みに来られている方も多く、その日を含めて9日間飲み続けると、その地に9日間居るのと同じパワーを得られると言われています!
住所:静岡県三島市大宮町2-1-5
電話:055-975-0172
アクセス:(電車)JR三島駅より徒歩10分
(車)東名高速道路沼津ICより20分
※駐車場55台分(三が日は使用不可)
5位 伊勢神宮(三重県伊勢市)
親しみをこめて「お伊勢さん」「大神宮さん」とも呼ばれる、一度は行ってみたいと考える神社の最高位。
1年を通して1000万人前後、初詣には約50万人が参拝に訪れます。
実は一つの神社のことを呼ぶのではなく、内宮(ないくう)と外宮(げくう)を中心に125社を合わせて「伊勢神宮」と呼ばれます。
内宮では皇室の祖神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)を、外宮では衣食住の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀っています。
お伊勢参りは古くから、外宮を先にお参りしてから内宮を参拝するのが習わし。
江戸時代から「一生に一度」と言われ、お伊勢参りをすること自体が大吉とされていたため、今でも伊勢神宮ではおみくじがありません!
外宮と内宮の間は約6km離れていますが、半日あれば廻ることができますよ。
参拝の帰りにはおかげ横丁に寄って散歩&買い物を楽しんじゃいましょう!
住所:三重県伊勢市宇治館町1番地(内宮)、三重県伊勢市豊川町279番地(外宮)
電話:0596-24-1111
アクセス:(電車)外宮(豊受大神宮)までは近鉄またはJR伊勢市駅より徒歩5分
内宮(皇大神宮)までは近鉄宇治山田駅からバスで約20分
※外宮と内宮の間はバスで約15分です
(車)伊勢自動車道「伊勢IC」もしくは「伊勢西IC」より県道32号線を10分
※内宮に一番近い駐車場で207台分(有料)、外宮には300台分(無料)
5位 犬山成田山(愛知県犬山市)
伊勢神宮とランキングを同位にさせていただきました。
千葉県成田市の大本山、成田山新勝寺の別院であり、正式名称は「成田山名古屋別院 大聖寺(だいしょうじ)」と言います。
真言宗の寺院でご本尊は不動明王。また自動車の交通安全にご利益があると多くの人が祈祷に訪れています。
本殿までは長~い階段があるので、修行か!とも思えますが、境内からの見晴らしは素晴らしく一見の価値ありです!
朱塗りの本殿にお参りした後はそばに犬山城があるので、そちらまで足をのばして行かれるのも良いですね。
国宝の犬山城から広がる城下町で、風情ある街並みやグルメを楽しめます。
住所:愛知県犬山市犬山北白山平5番地
電話:0568-61-2583
アクセス:(電車)名鉄犬山駅より徒歩約15分、または犬山遊園駅より徒歩約10分
(車)中央道小牧東ICから県道49号線へ、尾張パークウェイ経由で約25分
東名高速小牧ICより国道41号線経由で約40分
※駐車場600台分(初詣期間は規制有り)
【初詣ランキング】東海版・お寺まではどうやって行くのが良い?

人気の初詣スポットは前述のとおり参拝人数も多く混雑しますが、お寺の公式ホームページなどを見てみると、初詣時には規制がかかるため、公共交通機関を使うことを推奨しています。
小さなお子様や年配の方がおられるご家庭は車のほうが良いと思いますが、歴史古くから多くの人に参拝されてきたため、当然のごとく交通手段が整備され電車でも行きやすいのです。
各鉄道会社も初詣に合わせた切符を発売しているため、電車派の方にはそのお得な情報をお教えしましょう。
JR西日本
「元日・JR西日本乗り放題きっぷ2020」がとてもお得。
名前の通り、2020年の元日1日のみ関西を含むJR西日本線を乗り放題できる格安切符です。
関西・北陸・中国・福岡のJR西日本全線で乗車できます。
新幹線や特急の指定席も最大6回まで利用でき、宮島フェリーも可能です。
12月31日からの年越しでは利用できないのですが、日帰りでの帰省などにも便利。
- 発売期間:2019年12月11日~12月30日
- 有効期間:2020年1月1日のみ
- 購入できる場所:インターネットのみ
- 金額は大人16000円、子供3000円(グリーン車はそれぞれ2000円プラス)
近鉄(近畿鉄道)
「伊勢神宮初詣割引切符」が販売されています。
大阪、京都、奈良、名古屋方面から往復特急券がついたものと、ついていないものがあります。
松坂~賢島(かしこじま)間はフリー区間とし、観光施設の割引特典もセットになっているため、鳥羽、志摩の観光も楽しめます。
関西発と名古屋発では500円の価格差がありますので、購入の際は自分が乗る駅をチェックしておきましょう。
- 発売期間:2019年11月15日~12月31日まで
- 利用期間:2019年12月30日~2020年1月31日まで
- 有効期間:利用開始日から連続3日間
- 購入できる場所:近鉄主要駅、奈良交通・名阪近鉄旅行センター
- 金額は関西発5300円、名古屋発は4800円
名鉄(名古屋鉄道)
「迎春1DAYフリー切符」が購入できます。
名鉄は沿線に熱田神宮・豊川稲荷・犬山成田山があり、また名古屋駅・中部国際空港にも通じているので旅行にも便利。
また上記にて様々な優待を利用できますよ。
【優待内容一部】
熱田神宮→宝物館入館料割引
豊川稲荷→門前商店街にてプレゼント
犬山成田山→犬山城下町にて割引&プレゼント …など
- 発売期間:2019年12月1日~12月31日まで
- 利用期間:2020年1月1日~2020年1月3日まで
- 購入できる場所:弥富駅・赤池駅を除く名鉄の駅、名古屋駅名鉄サービスセンター
- 金額はお一人1800円
名古屋市営地下鉄
名古屋市内においては地下鉄も発達しているので見逃せません!
沿線には熱田神宮など様々な神社・寺社があり、31日大晦日から1日元旦にかけては初詣参拝客のため終夜運転を実施しています。
もともと地下鉄(市バスも含む)では乗り放題になる一日乗車券が発売されています。
平日は870円ですが、土日祝日は「ドニチエコきっぷ」といって1枚600円で購入可能です。
そしてこれが年末年始は限定「特割」で発売されます。
絵柄も名古屋にちなんだものなので、初詣の思い出にも良いですね。
- 発売期間:2019年12月11日(売り切れ次第終了)
- 利用期間:2019年12月14日~2020年1月19日までの土曜・日曜・祝日
- ※お正月は1日~5日まで利用可能です。
- 購入できる場所:名古屋市営地下鉄各駅、市バス内
- 金額は4枚セットで2100円
まとめ
- 初詣は神様・仏様への新年のご挨拶。何度行っても良し。
- 1位は熱田神宮(愛知県名古屋市)
- 2位は豊川稲荷(愛知県豊川市)
- 3位は伊奈波神社(岐阜県岐阜市)
- 4位は三嶋大社(静岡県三島市)
- 5位は伊勢神宮(三重県伊勢市)と犬山成田山(愛知県犬山市)
- 神社・寺社へは鉄道のお得な初詣切符を利用しよう
新たに迎える2020年は子(ねずみ)年ですね。
干支の観点からいうと「終わりと始まり」を意味していて、これまでを振り返りつつ、今後の発展や方向性などを長い目で計画していくと良いとのこと。
東海地方のパワースポットに行って、必ず望む一年になりますように祈っていきましょう!
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