- 小分けにしておすそ分けしたいけど、中身だけ渡すのはなぁ…
- プレゼントしたいけど、ラッピング不可のショップなんだよなぁ…
誰かへ贈り物をするときにこのような悩みを抱えていませんか?何を隠そう、私もその一人です。
大箱のお菓子を分けて数人に配ったり、ラッピング不可のネットショップにプレゼントしたいものがあったり…。
自分で上手にラッピングできたらな、と思うことがよくあります。
そこで、自分でも華やかなラッピングができないものかと調べてみたところ、箱をおしゃれにできるリボンの結び方はいっぱいあることがわかりました。
リボンの結び方を覚えて箱をおしゃれにできたら、プレゼントをさらに喜んでもらえそうですね!
今回は、不器用でも箱をおしゃれにできるリボンの結び方をまとめてご紹介します。
箱はリボンの結び方でもっとおしゃれになる!

プレゼントの箱は、きれいな包装紙で包んでリボンをつけると、それだけで十分素敵になります。
しかし、リボンの結び方を1つ変えるだけで一気におしゃれ度が増しますよ。
また、贈る人や贈る物に合わせてリボンの結び方を変えることで、より一層プレゼントにこめた思いが相手に伝わやすくもなります。
プレゼントの箱をラッピングするとき「こんな感じにしたい!」とイメージができても、自分にはできないと諦めてしまっていませんか?
すごく難しそうに見えるリボンの結び方も、やり方を知れば意外と簡単にできるのです。
ここからは、箱をラッピングするときに覚えておくとパッと目を引くリボンの結び方を解説していきます!
基本となる蝶結びの結び方

基本となるリボンの結び方といえば蝶結び。左右対称にきれいな蝶結びをするのって意外と難しいですよね。
私はいつも右側の輪だけ大きくなってしまいます…(笑)
今回ご紹介するやり方で結べばきれいな蝶結びができますよ。
- 作りたい蝶結びの大きさで輪と脚の長さを決める
- リボンの切り口を左側にし、付け根を結びたいところにあてる
- 1周巻いて最初の位置でとめ、最初の位置にあったリボンの上に交差させる
- 最初の位置にあったリボンを、回しかけてきたリボンの上から下へ通す
- しっかり締める
- 左下にあるリボンを上に持ち上げながら輪にする
- 右上のリボンをその上から下ろす
- 下ろしたリボンで輪を作りながら、6で作った輪のうしろを通す
- 左右の輪が同じ大きさになるよう引き出す
- 形を整えてリボンを切ったらできあがり
工程が多いように感じますが、一つ一つは難しいことではありません。
基本の蝶結びを覚えるだけでちょっとしたラッピングも素敵に仕上げられますよ。
エレガントに!バタフライボウの結び方

バタフライボウは、慣れれば1分程でできるのにすごく華やかなリボンの結び方です。
- 適当な長さのリボンを交差させ、輪を作る(この時、左側に来るリボンが長くなるようにしておく)
- 輪の中心を交差させた部分にもっていく
- 左側に垂れているリボンを交差させた部分の後ろに持っていく(この時、1つ輪ができるようにする)
- 後ろに持っていったリボンを今度は前へ持っていき、交差させた部分にあてる(この時、もう1つ輪ができるようにする)
- 全てのリボンが交差している部分をモールなどで固定する
- バランスよく形を整えてできあがり
ふわっとした素材のリボンで作るとボリュームが出て、よりエレガントになります。
女性のお友達やママ友、お母さんやお姑さんなど、女性へ贈り物をする時にぴったりですね。
ゴージャスに!ウェーブリボンの結び方

ウェーブリボンはラッピングのアクセントになる、輪が波のようになっているリボンの結び方です。
- リボンの切り口を親指と人差し指で持ち、リボンを親指に1周巻いて小さな輪をつくる
- 別で輪を作り、付け根を親指と人差し指で挟む
- さらに別で輪を作り、付け根を親指と人差し指で挟む(2と3で作った輪が、親指にある輪を中心に8の字を描くようにする)
- 2と3を繰り返す(この時、先に作った輪より大きくなるよう、新しい輪を作っていく)
- 3段ほど重ねたら最初に作った輪の内側からリボンの切り口をホッチキスで留める
- 余分なリボンの端を切り落としてできあがり
見た目がとても上品なウェーブリボン。男女問わず使える結び方です。
父の日や母の日、上司への贈り物など、目上の方へプレゼントするときにもおすすめです。
プレゼントのラッピングに使うだけでなく、専用の金具をつけてバレッタにするのも可愛いですね。
ふちにラインの入ったリボンで作ると、より映えますよ。
華やかさアップ!フラワーボウの結び方

ポンポンボウとも呼ばれるフラワーボウ。多少そろっていない部分があっても、形が整いやすい結び方です。
- 指4本にリボンを巻いていく(6~7周ほどあると良い)
- リボンを指から外して平たく折り、両端の角をはさみで切る
- 2で切った部分が真ん中になるよう、輪を平たく折り直し、真ん中をモールなどでしばる
- 重ね合っているリボンを、内側からひねるように1枚ずつ引き出していく
- 全体的に丸くなるよう整えてできあがり
子どもから大人まで、どんな年齢の方へ贈るプレゼントにもラッピングとしてつかうことができます。
お祝いごとの時、プレゼントにつけると一気に華やかな印象になりますね。
透け感がある素材のリボンで作ると、ふわっとした軽やかな印象に。
お花のリボンという名にふさわしい結び方です。
フォーマルに合う!フレンチボウの結び方

フラワーボウよりフォーマルな印象のフレンチボウ。
慣れないと作っているうちに形が崩れてしまいがちなので、何度か練習しましょう。
- 脚の長さを残して親指と人差し指でリボンを持ち、親指にリボンを1周巻いて小さな輪をつくる
- 最初に作った輪より少し大きめの輪を作り、付け根を親指と人差し指で挟む
- 同じようにもう1つ輪を作り、付け根を親指と人差し指で挟む
- 2、3をくり返し、上下にも輪を作る
- 2、3でできた輪の両隣にも輪を作る
- 一番最初に作った輪の中にモールを通し、リボンを留める
- リボンを適当な長さで切り、形を整えてできあがり
大人向けの華やかな結び方なので、大学の卒業プレゼントや会社関係者への贈り物などに合うでしょう。
少し難しいので動画でも確認しながら結んでみましょう。
リボンに裏表がある場合は、動画のように、親指の下でリボンをひねると綺麗に仕上がりますよ。
重ねるだけで豪華に!ボウタイ蝶々結びの結び方

太さの違うリボンを2種類使った、蝶ネクタイみたいにチャーミングな結び方です。
太いリボン1本と細いリボン2本を用意してくださいね。
- 太いリボンの上に細いリボンを重ねて、同じ長さに切る
- 2本を重ねたまま輪を作り、輪の付け根をのり付けする
- もう1本の細いリボンを使って、輪にしたリボンの真ん中をしばる
- しばったリボンを短く切り、しばり目を裏側に隠してできあがり
かわいらしい結び方なので、ちょっとした贈り物につけるといいですね。
私は、子どもたちへお菓子を配るときのラッピングに使いたいと思います。
高級感が出る!ディオールボウの結び方

エレガントな雰囲気のあるディオールボウ。おしゃれなお店のラッピングでも使われていそうですよね。
- リボンを長さの違う4本に切り分ける
- それぞれのリボンで輪を作り、付け根をホッチキスで留める
- 輪が大きい順に下から重ねて置く
- 一番上の輪に、新しく切ったリボンを通す
- 通したリボンを後ろ側に回し、ホッチキスで留める
- 余ったリボンは切り落としてできあがり
ちょっと高級感のあるお菓子をおすそ分けするときのラッピングに使うのもよさそうです。
特別な贈り物に!ダブル重ねボウの結び方

太さの違うリボンを3種類使って結ぶ、ダブル重ねボウ。
ボリュームのあるリボンなので、印象に残るラッピングになります。
- 一番太いリボンを交差させて輪を作る
- 輪の中心を交差させた部分にもっていき、2つ輪を作る
- 脚の部分で上下に輪をつくり、左右3つずつ、計6つの輪を作る
- 真ん中をモールなどで留める
- 中くらいのリボンで同じようにリボンボウを作る(4でできたリボンボウより少し小さめに作る)
- 4のリボンボウと5のリボンボウを重ねて、一番細いリボンで2つのリボンボウを合わせる
レースや透け感のあるリボンで大きめのリボンボウを作り、サテンなど光沢があるリボンで小さめのリボンボウを作ると、おしゃれですね。
太いリボン2本の色味に合わせて細いリボンを選ぶと、シックな印象のダブル重ねリボンボウになります。
箱はリボンの掛け方にもこだわろう!

結んだリボンをワンポイントでつけるだけでなく、箱にリボンを掛けるのも素敵なラッピングになります。
リボンの掛け方もさまざまな種類があります。覚えておくと便利ですね。
箱にリボンを掛けることで、お店のようなラッピングができるようになりますよ。
お菓子のプレゼントに!一文字がけの掛け方

一文字がけはシンプルなリボンの掛け方。箱にかかっているリボンの向きによって、横一文字がけと縦一文字がけがあります。
- 作りたい蝶結びの大きさで輪と脚の長さを決める
- リボンの切り口を左側にし、輪の付け根となる部分を箱の左辺にあてる
- リボンを箱の上から下へ1周まわしかけ、最初にリボンをあてた位置にもってくる
- 箱の下を通したリボンを、最初の位置にあったリボンの上に交差させる
- 最初の位置にあったリボンを、箱の下を通したリボンの上から下へ通す
- 箱の角でしっかり結ぶ
- 蝶結びをする
- 形を整えて、リボンを箱の中央へ移動させてできあがり
動画で見ると、よりわかりやすいですね。ぜひ参考にしてください。
リボンを縦にかけるのが縦一文字がけ。掛け方は、横一文字がけと同じです。
- 作りたい蝶結びの大きさで輪と脚の長さを決める
- リボンの切り口を上側にし、輪の付け根となる部分を箱の上辺にあてる
- リボンを箱の上から下へ1周まわしかけ、最初にリボンをあてた位置にもってくる
- 箱の下を通したリボンを、最初の位置にあったリボンの右側に置く
- 最初の位置にあったリボンを、箱の下を通したリボンの右から左へ通す
- 箱の角でしっかり結ぶ
- 蝶結びをする
- 形を整えて、リボンの位置を調整したらできあがり
横一文字がけも縦一文字がけも、箱の角を使って結ぶことで結び目が緩みません。
他の掛け方でも使えるポイントなので覚えておきましょう。
リボンを掛けてあると洋風な雰囲気になりますが、麻ひもなどで結ぶと和風の贈り物にも使えそうですね。
十字がけの掛け方

プレゼントといえば、これというくらい有名な十字がけ。
十字がけができれば、箱のラッピングが上手くできないと悩むことはないでしょう。
難しいことはないのですが、コツをおさえないときれいにリボンが掛けられません。
ここではコツをふまえて、掛け方をお伝えしていきます。
- 作りたい蝶結びの大きさで輪と脚の長さを決める
- リボンの切り口を上側にし、輪の付け根となる部分を箱の中央にあてる
- リボンを1周回しかけ、最初の位置にあったリボンの右側にもってくる
- 2つのリボンを中央で引っかけるように交差させ、長い方のリボンを左、短い方のリボンを右に引っ張る
- 長い方のリボンを箱の左から下を通って右に回しかけ、交差させたリボンの上にもってくる
- 短い方のリボンを右上から左下に通す
- 長い方のリボンを右上に、短い方のリボンを左下に引っ張って締める
- 左下のリボンを輪にする
- 右上からリボンをおろす
- おろしたリボンで輪をつくりながら8で作った輪のうしろを通す
- 左右の輪が同じ大きさになるように引き出す
- 形を整えてリボンを切ったらできあがり
基本の蝶結びと同じように工程が多いですが、難しくはありません。
リボンを箱のどの位置にもってくるのか、掛けてあるリボンの上下左右どこに次のリボンをもってくるのか…。
きちんと一つずつ確認しながらやるのが、上手に十字がけをするポイントです。動画で見て一緒に作ってみるのも良いですね。
大人っぽい雰囲気に!斜めがけの掛け方

お店でラッピングしてもらうときによく見かける斜めがけ。
自分でもできたら、ちょっと嬉しいですよね。
基本は右上に結び目がくるので、今回はそのやり方を説明します。
- 作りたい蝶結びの大きさで輪と脚の長さを決める
- リボンの切り口を上側にし、輪の付け根となる部分を箱の上辺にあてる
- 2の場所にリボンをあてたまま、箱を時計と考えて、12時の位置から3時の位置にリボンをかける
- 箱の裏を通って、6時の位置からリボンを出す
- 箱の表を通って、6時から9時の位置へリボンをかける
- 箱の裏から12時の場所にリボンを出す
- 最初に垂らしたリボンを回してきたリボンの右上から左下に通す
- 箱の角でリボンをしっかり引っ張り結ぶ
- 蝶結びをして位置を整える
- 余分なリボンを切ってできあがり
横幅のある箱に斜めがけでリボンを掛けると、一気におしゃれ度がアップしますね。
箱をリボンでラッピングするなら選び方も大事!

ここまでさまざまなリボンの結び方や掛け方をご紹介してきました。たくさんの方法を覚えることができましたね。
ただ、いくらリボンの結び方に気持ちがこもっていても、リボン自体の見た目が悪いと伝わるものも伝わりません。
リボンは、プレゼントや包装紙との相性などを考えながら、色や太さ、素材を選びましょう。
詳しいリボンの選び方について、これからご紹介しますね。
また、最後にリボンのモチーフが表す意味についても触れたいと思います。
おしゃれになるリボンの選び方

<リボンの色>
金はゴージャス、ピンクは可愛いなど、色は印象を大きく左右します。
リボンの色を選ぶポイントは、ラッピングの包装紙に使われている色に合わせること。
包装紙にたくさんの色が使われている場合は、一番多くを占めている色に合わせましょう。
包装紙とリボンで使う色の数によっても、雰囲気が変わります。
使う色の数が多いと、かわいらしい印象。使う色の数が少ないと落ち着いた印象に。
贈る相手をイメージして、色や使う色の数を決めると選びやすいですね。
<リボンの太さ>
次にリボンの太さです。リボンの太さはプレゼントの大きさと合わせましょう。
- 大きいプレゼントは太いリボン
- 中くらいのプレゼントは中くらいのリボン
- 小さいプレゼントは細いリボン
プレゼントの箱が大きい時は太めのリボン。細いリボンだとプレゼントに負けてしまいます。
太いリボンは目立つので、触ると気持ちよさそうな質感のリボンを選ぶとばっちりです。
箱の一面がA4サイズくらいのプレゼントには中くらいの太さ。結び方次第で、どんな印象にも変えられます。
中くらいのリボンはオールマイティに使えるので、「太さに困ったら中くらい」と覚えておきましょう。
手のひらサイズの小さなプレゼントには細めのリボン。ラッピングのアクセントになります。
包装紙と合わせた時に目立つ色を選べば、プレゼントを引き締める印象。反対に、なじむ色を選べばやわらかい印象になりますよ。
<リボンの素材>
最後にリボンの素材です。色と同様、包装紙と合うかどうかが重要です。
- ゴージャスな印象の包装紙なら光沢のあるリボン
- 高級感のある包装紙なら光沢がないリボン
- 素朴な印象の包装紙なら自然素材のリボン
リボンの素材を包装紙の印象に合わせると、ちぐはぐな雰囲気にはなりませんよ。
リボンのモチーフは人との絆や結びつきをあらわす

最後にリボンのモチーフが表す意味についてご紹介します。
プレゼントの箱をラッピングするとき、リボンを結ぶ意味を考えたことがありますか?
正直、私はありませんでした。見た目をきれいにする以外に、意味を考えたことはなかったです。
結ばれたリボンのモチーフには、「約束・絆・人と人を結ぶ」という意味があります。
わかりやすいところでいえば、結婚式です。結婚式では、リボンが多く使われていますよね。
これは、パートナーや家族、友人との絆や結びつきを深くするという意味があるのです。
人との結びつきは、社会で生きる限り、さまざまなシーンで生み出されるもの。
家族、友人、恋人、仕事仲間など、人はいろいろなところで、それぞれ繋がりをもち、生活しています。
結んだリボンは、絆を深める縁結びの象徴となる形ともいえます。
プレゼントに結んだリボンを添えることで、あなたと相手の結びつきを強め、「これからもよろしく」という気持ちを込めることができますね。
まとめ

- 箱は、リボンの結び方でもっとおしゃれになる
- リボンのおしゃれな結び方はたくさんある
- プレゼントを渡す人に合わせてリボンの結び方を決めると良い
- リボンを箱に掛ける方法もさまざまな種類がある
- リボンは、プレゼントや包装紙に合う色・太さ・素材を選ぶ
- リボンのモチーフは人との絆や結びつきをあらわす
自己流でやってもなかなかうまくいかないラッピング。
リボンの結び方や掛け方をしっかり覚えれば、見違えるほどおしゃれなラッピングになります。
贈り物をする機会に、ぜひリボンを箱に結んだり掛けたりするラッピングに挑戦してみてください。
コメントを残す