グラボはきれいな映像や画像を映すために、必要不可欠と言っても過剰ではないくらいになっています。
グラボのきれいな映像や画像を映すという高い性能を発揮するためには、かなりの電力を消費します。
高い性能を発揮する際に電力が足りないとならないために、グラボには補助電源が必要となります。
仮想世界やゲームなどどんどん映像が美しくなり、せっかく見るからには美しい方がいいですよね?
グラボを使っても、パソコン自体の電力が足りないとなっては意味がないとなってしまいます。
そうならないように補助電源を使用し、しっかりと楽しめるように準備をしていきましょう。
電力を消費し足りないとならないように、詳しく補助電源の必要性や種類、使い方などを紹介していきます。
目次
グラボは補助電源で足りない電力を補おう!

グラボはパソコンパーツの中でも、消費電力が大きくマザーボードからの電力だけでは足りないということに陥ってしまいます。
消費電力が高いためマザーボードから供給される電力だけでは、機能しない、機能しても電力が足りないと電力切れを起こします。
そこで活躍するのが、足りない電力を補うための補助電源です。
補助といっても新たな電源が必要になるわけではありません。
補助電源はグラボが直に電源をとるために使用し、消費電力が高いグラボでも電力切れを起こさずグラボを使うことができます。
グラボの補助電源は電力切れを起さないために必要!
本来パソコンを起動するためには電源ユニットが必要で、コンセントの電流をパソコンで使用できるように電気を変換しています。
その電流を電気を必要とするあらゆるパソコンパーツに送り込みます。
さらに電気をマザーボードが受け取り、グラボもそのマザーボードで受電した電気で動いています。
しかしそのマザーボードからの電力だけでは電気の力が足りないことになり、すぐに電力切れを起こしてしまいます。
電力切れを起さないためにマザーボードから送られる電気とは別に、電源ユニットから直接電力をもらうために補助電源を使用します。
補助といえどグラボを使用する人にとっては、なくてはならない強い見方、縁の下の力持ち、グラボにとってはメイン電源といえますね。
マザーボードからの電力不足分を補助電源から補う
マザーボードがグラボに供給できる電力は、75Wとされています。
補助電源を使うときには、この75Wにプラスした電力を供給することになります。
消費電力が150Wのグラボを使おうとすると、マザーボードからは75Wから供給されるので、補助電源からは75W以上の電力が必要と考えます。
グラボの消費電力は、商品説明欄や取扱説明書に書いてあるので必ずチェックしましょう。
説明書にちゃんと書いてあるのはわかっていても、家電量販店に行くとついつい店員さんい聞いている自分がいます。
それも確実に商品を手に入れるためには、間違いない方法ですねよ。
電源ユニットの最大供給量と消費電力の関係は?
消費電力が高いクラボを使用するということは、補助電源を使用し消費電力をもっと使うということになります。
そこで電源ユニットの容量が足りているのかどうかの確認が必要となります。
さらに補助電源を使用する際は、電源ユニット容量を超えてはいけません。それを超えると電源自体が不安定になってしまいます。
電源ユニットのW数はその商品によって違いがあり、350〜800Wが主流となっています。
電源ユニットを正常に動作させるためには、電源ユニットの供給できる最大W数>消費電力の総和のW数でなければいけません。
消費電力は補助電源を使ってもグラボと、その他のパソコンパーツを合わせた合計を最大供給量以下に抑えなければいけません。
しかしパソコンパーツ全体でどの程度の消費電力か調べるには、消費電力を調べられるサイトもありますが正確には難しいようです。
消費電力の総和のW数が供給を超えていそうだと感じた場合は、新たな電源ユニットを購入することをお勧めします。
最大限に力を限界まで発揮するのではなく、余力を持ってその力を発揮した方が疲労も少なくその後も長く働けるのは人間と同じですね。
グラボでも補助電源が必要ないものがある!
スペックがいいグラボほど消費電力は高く、補助電源が必要ということになります。
グラボには不可欠とされている補助電源ですが、性能は劣りますが補助電源を設けないものもあります。
補助電源は必要ないということは消費電力は低くなりスペックも低くなります。
使っているパソコンの電源ユニット容量が少ない、でもグラボを付けたい時に消費電力の少ない補助電源なしのグラボを使うことが出来ます。
出力が多くないゲームや少しだけでも画面映りが綺麗になればという場合には十分かもしれませんね。
補助電源を必要としたにグラボを使用しても、マザーボードに負担がかかってしまうことには変わりありません。
消費電力の低い60W程度のグラボを選び、マザーボードの最大供給量75Wから使用されるため計算上は補助電源は必要ではありません。
しかし75W中の60Wを使用するということは、マザーボードは8割の力を使わなければいけなくなり負担がかかることになります。
あえて補助電源は使用し、マザーボードの負担を減らしてあげる方法を考えるのも一つかもしれませんね。
人間関係と同じで、機械にも優しくすると長持ちしてくれるかもしれませんね。
グラボの補助電源のつなぎ方と注意点を解説!

グラボは映像の美しさや画像を楽しむ、パソコンライフを充実させるアイテムとして補助電源が重要になることはわかりました。
補助電源を使用するためにコネクターやケーブルがあり、それぞれ正しいつなぎ方をしなければいけません。
使用する際には、つなぎ方を間違えてしまうと故障しグラボ自体も壊れる原因となってしまいます。
そうならないようにつなぎ方と注意点を説明し、安全にグラボの補助電源を使用できるようにしましょう。
実際にグラボの補助電源をつないでみよう!
パソコンのフタを開けると、端っこの方に四角い箱みたいなものが電源ユニットです。
電源ユニットから出ている「PCI-E」と書かれているケーブルを、補助電源のコネクターに合わせて挿します。
前述にも説明した通り、コネクターには6ピンと8ピンがあるので、必ず形を合っているか確認してから挿します。
購入する際にどちらのピンが合うのか、確認してからの購入をおすすめします。
グラボの補助電源のつなぎ方の注意点とは?
つなぎ方がわかったところで、注意点も理解しておきましょう。
<ケーブルのつなぎ方間違いに注意!>
コネクターをつなぐ際に、違和感を感じたら無理につながないようにしましょう。
違和感があればコネクターの形や向きを確認しましょう。
電源ユニットからは「PCI-E」とコネクター部分に印字されており、補助電源につながるケーブルが出ています。
形状チェックとともに印字のチェックも忘れずにしましょう。
<変換コネクターの供給ルートは無理厳禁!>
少しでもより多くの電力供給を図ろうとして、複数の変換コネクターを使用し無理な供給ルートを作らないようにしましょう。
電源ユニットにも熱や設計の都合上、パソコンの最大電力量には限界があります。
以上の注意点を守りつなげ方がわからない場合には、無理せずパソコン修理業者に相談してみましょう。
注意点を無視しパソコンに無理をかけてしまうと、故障の原因や発火・爆発といった重大な事故につながることもあります。
発火といえばマレーシアに旅行し、持参したドライヤーを使おうとしたら電圧の認識が間違っており発火した経験を思い出しました。
せっかく良いものにしようとしても、壊れたら意味ないですよね。安全に使えるよう、無理のなく使用方法をしていきましょう。
グラボの補助電源のコネクターの種類!

グラボに直接強い電力を供給するために、グラボには補助電源が重要です。
このグラボの補助電源にはコネクターが必要になります。補助電源の種類によって、コネクターの違いがあります。
コネクターには6ピンと8ピンと言われる種類があります。
ピンによって供給できる電力に違いがあります。
補助電源につけるコネクターのピンを間違えてしまうと、故障の原因となるので注意が必要です。
補助電源のコネクター6ピンと8ピンがある!
マザーボートからグラボへの供給電力は75Wとなり、超過分を補助電源を使って直接供給が必要となりそれにはコネクターが必要です。
そのコネクターには6ピンと8ピンがあり、凸が6個か8個の違いがあります。供給できる電力は6ピンは75W、8ピンは150Wになります。
グラボの多くは8ピンのコネクターを採用していることが多いです。
グラボの最大消費量を把握することで、グラボの補助電源に見合うコネクターをみつけることができます。
例えば消費電力が150Wのグラボであれば、マザーボード75W+6ピンの75Wで150Wで足りる計算になります。
しかし実際の商品では、余裕をもった8ピンを採用していることが多いです。
6ピン、8ピンそれぞれのおすすめの商品を紹介したいと思います。
<おすすめの6ピンコネクター>
省エネスペースで、幅広いパソコンケースに対応している6ピンのコネクターです。
- 静かで、低温でさらに早い動作を実現
- 省エネスペースとパフォーマンスの両立
- 価格 ¥36,000程度
口コミでは画質やお手頃な価格というものがみられました。
<おすすめの8ピンコネクター>
4Kのウルトラハイビジョン映像に最適な8ピンコネクターです。
- ファンの設定やビデオ録画の機能も備えている
- VRゲームや4Kウルトラハイビジョン映像、高度な画像編集も可能
- 動作も安定、ファンスピードも変えられる
- 価格¥39,000程度
口コミでは5画面マルチに対応しており助かるという声がきかれています。
使用するパソコンに合わせて、グラボも選ぶといいですね。パソコンでも4Kの時代になってきていることに驚きでした。
グラボにコネクターが取り付けられない!
グラボの補助電源には、専用コネクターが必要になるとお伝えしました。
しかし製品によっては、補助電源に専用コネクターがついていない場合があります。
こういった場合に便利なのが変換ケーブルとなり、変換ケーブルがあれば解決することが出来ます。
補助電源を購入の際には専用コネクターがないや自分で紛失してしまった際には、専門ショップや通販などで購入することが出来ます。
無くすプロの私には、すぐに購入できる変わりがあるのはありがたいと思いました。
いずれにしても無理な変換ケーブルの使用は、パソコンのダウンや発火・爆発することもあるので注意が必要です。
まとめ

- グラボを使用するために足りない電力を補うために補助電源は必要
- 補助電源を使うことでマザーボードから送られる電気とは別に、電源ユニットから直接足りない電力を補うことができる
- 正常動作のために電源ユニットの供給できる最大W数>消費電力の総和のW数でなければいけない
- 性能は劣るが補助電源を必要としないグラボがある
- 補助電源のコネクターは6ピンと8ピンがありピンによって供給できる電力に違いがある
- 補助電源のコネクターやケーブルは正しいつなぎ方をしなければ故障や発火の原因になる
- 補助電源に専用コネクターがついてない場合は変換ケーブルを使うことで解決できる
グラボを使用するためには、補助電源で足りない電力を補うことができることがわかりました。
ハイスペックな商品を使用するのに、電力が足りないなんて勿体ないですよね。
グラボを使ってきれいな映像やゲームをもっと楽しんでもらいたいと思います。
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