電卓の桁が足りない時の対処方法!スマホで使える裏技も伝授!

暗算ではしにくい計算の答えをを正確に一瞬で出してくれる電卓ですが、こんなお悩みはありませんか。

計算したいのに電卓の桁が足りない!

大きい数を電卓で計算すると、桁が足りない時にエラーになってしまうことがあります。

ややこしい数や式で計算していると、エラーになること以上にイライラしてしまいますよね。

桁が足りない電卓でもちょっとした暗算を加えれば計算できるようになることもあります!ぜひ試してみてくださいね。

そもそも電卓では何桁の計算ができるのか、桁が多い電卓はあるのか、さらにスマホの電卓アプリでできる裏技もご紹介します!実際に電卓アプリを開いて試してください。

電卓の桁が足りない時の対処方法を四則ごとにご紹介

電卓の桁が足りない時、まずは計算方法を変えてみませんか?

計算する時に工夫をすると、電卓を変えなくても計算することができる時があります!

電卓と一部暗算を使いますが、簡単な暗算なので安心してくださいね。

0が多くて桁が足りない時にできる割り算の計算方法

例えば、最大9桁まで打ち込むことのできる電卓だったとします。ちなみにiPhoneに標準装備されている電卓アプリが9桁です。

9桁は、100,000,000です。漢字を使うと1億になります。

つまり9億9999万9999までの計算はできますが、10億以上の計算はできません。

そんな時に、【10億÷250】の計算をしたいとします。暗算だと桁がずれそうですよね。

9桁までしか打ち込めない電卓では、もちろん計算することができません。

ですがこの式にひと手間加えると9桁までしか打ち込めない電卓で計算することができます。

式は以下のようになります。これだけではわかりにくいので、詳しく説明していきます。

10億÷250の計算式

10億÷1,000=100万、250÷1,000=0.25

100万÷0.25=400万

A.400万

まず、10億と250に手を加えていきましょう。それぞれを1,000で割ります。分数でいうと約分するような感覚です。

そうすると、10億は100万で7桁、250は0.25になります。ちなみに1,000で割らなくても構いません。桁が入るようにしましょう。

そしてそのまま【100万÷0.25】をします。答えは4,000,000(400万)になります。

この400万というのは、10億÷250の答えと同じです。

桁だけが違う【100÷10】と、【10÷1】の答えは、同じ10になりますよね。

それと同じように、【10億÷250】と、【100万÷0.25】は同じ答えになります。

割り算の場合は、このように計算することができます。

0が多くて桁が足りない時にできるかけ算の計算方法

次は掛け算をしてみましょう。先程と同じ10億と250を使います。

【10億×250】の場合、もちろん9桁までしか打ち込めない電卓では桁が足りないですよね。

かけ算の場合は、片方だけ割ります。桁が大きい方を割るのがおすすめですが、両方が大きい数の場合は両方割っても構いません。

式は以下のようになります。こちらもひとつずつ詳しく説明していきますね。

10億×250の計算式(片方)

10億÷1,000=100万

100万×250=2億5千万

2億5千万×1,000=2千500億

A.2千500億

10億×250の計算式(両方)

10億÷1,000=100万、250÷1,000=0.25

100万×0.25=25万

25万×100万=2千500億

A.2千500億

片方だけ割った場合と、両方割った場合の解説をそれぞれしていきたいと思います。

まずは片方だけ割った場合です。1,000で割ったとしましょう。

すると【100万×250】になります。これで計算しましょう。

計算すると、250,000,000(2億5千万)になります。これに先程割った1,000をかけます。

250,000,000,000(2千500億)になります。これが答えです。

最後にかける1,000は電卓を使わずに暗算でしましょう。0を3つ付け足すだけなので電卓がなくてもできると思います。

次に両方割った場合を計算してみましょう。

同じ【10億×250】をしていきましょう。両方を1,000で割ったとします。

すると【100万×0.25】になりますね。これを計算します。

計算すると、250,000(25万)になります。かなり値が小さくなりましたね。

この答えに、先程と同じように1,000をかけましょう。

すると250,000,000(2億5千万)になり、桁が足りません。

実は両方の数を割った場合、割った数である1,000を1回ではなく、2回かけないといけません。

つまり1,000,000(100万)をかけることになります。

250,000,000(2億5千万)に足りていない1,000をかけると、250,000,000,000(2千500億)になりました。

片方だけ割った時と同じ答えになりましたね。

かけ算では割った数を割った分だけ最後にかけ直すのを忘れないようにしましょう。

桁が足りない時の足し算や引き算の計算方法

足し算や引き算の場合はどのように計算していくのでしょうか。

足し算のや引き算の場合は、桁ごとに小グループを作り計算していきます。

式は以下のようになります。こちらもひとつずつ詳しく説明していきますね。

123,456,789+987,654,321の足し算

123,456,789+987,654,321=123+987、456+654、789+321

123+987=1,110

456+654=1,110

789+321=1,110

1,110(,000,000)+1,110(,000)+1,110=1,111,111,110

A.1,111,111,110

例えば、【123,456,789(1億2345万6789)+987,654,321(9億8765万4321)】をしたとします。

数字はカンマで区切られているので、カンマごとに計算するのをおすすめします。

なので、【123+987】【456+654】【789+321】を別々で行います。

答えはそれぞれ、1,110、1,110、1,110になります。

これらをカンマに気を付けながら合体させていきます。

カンマより下の三桁はそのまま使い、カンマより上の桁である1,000の位以上の数がある場合は、上の桁のグループに繰り上がりになるので足します。

すると、1,111,111,110(11億1111万1110)が答えになります。繰り上がりを間違えないようにしましょう。

引き算の場合も同じで、カンマでグループごとに分けて計算しましょう。

式は以下のようになります。こちらもひとつずつ詳しく説明していきますね。

987,654,321-123,456,789の引き算

987,654,321-123,456,789=987-123、654-456、321-789

987-123=864

654-456=198

321-789=-468

864(,000,000)+198(,000)+(-468)=864,197,532

A.864,197,532

【987,654,321(9億8765万4321)-123,456,789(1億2345万6789)】をしたとします。

カンマごとに区切るので、【987-123】【654-456】【321-789】を計算していきましょう。

答えはそれぞれ、864、198、-468になります。最後のグループがマイナスになってしまいました。

足し算と同じように、カンマに気を付けながら順番に合体させていきます。

しかしそのままだと、864,198,-468という間にマイナスがはいってしまう形になってしまいました。

マイナスがある場合は、ひとつ上のグループから値をもらいます。

式にすると、【864,198,000-468】となります。これを最後に計算しましょう。

この式を計算すると、864,197,532(8億6419万7532)になります。これが答えです。

このように引き算でマイナスになった場合は、繰り下がりに気を付けてくださいね。

電卓の桁は最大16桁!用途ごとにおすすめの桁数も紹介!

先程の方法のように工夫しながら計算してもいいのですが、電卓を使うならば面倒なことはせずもっと簡単に計算したいですよね。

では、この世にある電卓で最大の桁数はどのくらいになるのでしょう?

一般的に市販されている電卓の多くは8桁です。先程も書いたようにiPhoneに標準装備されている電卓の桁は9桁です。

市販されている電卓の最大の桁数は16桁まであります。16桁というのは1,000兆です。果てしなく多いですね。

この最大の桁の電卓まではいかなくても、10桁や12桁、14桁の電卓も市販されています。

もし8桁では足りないな…と思う方は、もう少し桁数の多い電卓を購入してもいいかもしれませんね。

経理や会計士の仕事をしている方や、簿記を受けようと思っている方、ファイナンシャルプランナーの資格を取ろうとしている方は、桁が多めの電卓を使う方がいいでしょう。

電卓の桁はアプリなら画面回転で増やせる可能性あり!

今までは一般的に市販されている電卓について解説してきましたが、多くの方はスマホのアプリを使って計算をしているのではないでしょうか。

アプリではどれくらいの桁が計算できるのでしょうか?

何回かiPhoneに標準装備されている電卓アプリは9桁と書いていますが、実は9桁ではありません

どういうことかと言うと、9桁までなのは縦向きで使っている場合の時です。

つまり、iPhoneを横向きにすると9桁から桁数が増えるんです!

画面回転をオンにして横向きにするだけで、9桁だったのが16桁まで計算できるようになります。

16桁といえば、市販されている電卓の最大の桁数です。さらにルートや累乗の計算もできます。

一般的な電卓よりもさらに使いやすい電卓に、画面を横向きにするだけで早変わりするのです。

iPhoneを使っている方は、ぜひ一度電卓アプリを開いて横向きにしてみてください。

新しくアプリをインストールしなくても、この電卓アプリが一番おすすめのアプリです。

私はもともとAndroidを使っていて、今はiPhoneを使っています。

いろいろな電卓アプリを使いましたが、iPhoneの電卓が一番使い勝手が良くて気に入っています。

では、Androidの場合はどうでしょうか?Androidは標準アプリの電卓が機種によってバラバラなので、桁数は機種によってかわります。

また、横向きにして桁数が増えるアプリと、横向きに対応していないアプリもあります。

自分のスマホにある電卓アプリが何桁なのか、横向きに対応しているのか確認してみましょう。

新規でアプリをインストールしてもいいですが、広告があったり使い勝手が思ってたのと違ったりするかもしれないので、よくレビューを読んでからインストールしましょう。

まとめ

  • 電卓の桁が足りない時、0が多い割り算は両方の数を同じ数で割ると計算しやすくなる
  • 電卓の桁が足りない時、0が多いかけ算は先にある数で割って計算してから、割った分をかけ直すと計算しやすくなる
  • 電卓の桁が足りない時、足し算や引き算の場合、カンマで区切って計算すると計算しやすくなる
  • 市販されている電卓の多くは8桁で、最大の桁は16桁まである
  • iPhoneの電卓アプリは、横向きにすると9桁から16桁まで増やすことができる

たくさんの桁の計算をするのは大変だし、間違えるととても面倒ですよね。

計算の工夫をしてみたり、桁が多い電卓に買い替えたりして、パッと簡単に計算しちゃいましょう!

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