旦那さんが担当する家事といえば、ゴミ出しを挙げる家庭は多いですよね。
このゴミ出しですが、世間の奥さん達から旦那さんに向けて、不満や怒りの声が続々と上がっているのです。
「頼んだゴミ出しをやってくれない」
「ゴミを出すだけで偉そう」
「旦那も一緒にゴミに出したいが粗大ゴミか可燃ゴミで迷う」
あー、わかる。私の旦那も後は出すだけの状態のゴミ袋を捨てに行くのです。ズルい。
「やってくれるだけ良い旦那さんよ!」なんて声も上がりそうですが、ゴミ出し担当を名乗るからには甘えは許されません。
それに、朝の時間帯は忙しいんです。我が家には幼稚園児とまだ1歳の子供がいるのですが、もう戦争です。
全てが時間との勝負。だからやるならしっかりやってくれ!
というわけで、今回は旦那さんがゴミ出しを忘れる理由や対策を紹介していきます!
旦那がゴミ出しを忘れる理由とは?

ゴミ出しを忘れる理由は人それぞれです。
本当にうっかり忘れちゃったケースや、どうせ俺がやらなくても奥さんがやるし…とサボっているケース。後者は尻バットの刑ですね。
また、少し特殊ではありますが、ゴミ出しをやっていないと認識していないケースもあげられます。
これは私の実体験なのですが、旦那が担当のはずのゴミ出しを忘れ続け、後始末を黙々とやり続けた私。
ある日、突然旦那にキレ散らかすという事態になりました。
今考えるとそこまで怒ることではなかったのですが、積み重なったストレスはなかなかのレベルだったようです。
ゴミ出しを忘れたと思っているのは私だけだった


瞬間湯沸かし器状態の私にビビりつつも応戦する旦那。


何言ってんだこいつ…という旦那の表情にますますヒートアップする瞬間湯沸かし器もとい私。



なんですかね、新手の言葉遊びみたいですね。
一通りキレ散らかした後はちゃんと話し合いをしたのですが、そこで恐ろしいレベルの認識違いが発覚しました。
私の中では、ゴミ出し担当はゴミに関する全ての作業をまとめたもの。
しかし、旦那は単純にゴミをゴミ捨て場に出すという作業のみという認識だったのです。
そりゃあ、やってるつもりになるか…。早く話せば良かったと肩の力も抜けてしまいました。
今回はゴミ出しについてでしたが、この夫婦間で認識違いが起こるケース、そう珍しくないんですよ。
ゴミ出しとは何か
何やら哲学的な題になってしまいました(笑)
ゴミ出しってゴミを出すだけじゃないのは、世の奥さん方はご存じですよね。
①それぞれのゴミに合ったゴミ箱を必要な個数を用意し、設置。
②ゴミ袋を分別の種類ごとに用意する。
③ゴミをきちんと分別してゴミ袋に投入。
④見えて困るものが外側から見えていないかチェック。
⑤袋が破れていないかもチェック。割りばしトラップに引っかからないように。
⑥空気を程々に抜きながら、ゴミ袋の口をしっかりと結ぶ。
⑦ゴミ捨て場へGO。井戸端マダムズの視界に入ってしまったらとりあえずそこそこの笑顔で挨拶。
⑧ゴミ箱が汚れていたらキレイに洗う。
⑨新しいゴミ袋をゴミ箱にセット。
うわ、書き出してみると余計に多く感じますね。
これだけたくさんの行程があるのに、私がしっかりまとめたゴミ袋を持って
「あっ、おはようございます(爽やか)」
「あら、旦那さんゴミ捨て?偉いわねぇ。うちの旦那とは大違いよ~」
「いやいや、そんな事ないですよ(爽やか)」
と家事を手伝う素敵な爽やか系旦那さんアピールをされるのはちょっとね。センブリ茶飲ませたくなりますね。
旦那「ゴミ出しはしてる」VS妻「ゴミ出ししかしてない」
不思議ですよね。何故、ゴミだけ出せば良い!という考えになってしまうのか…。
その原因は家事をわかりやすく分担しようとしたために起きてしまった可能性あります。
まず、夫婦間で家事を分担するならわかりやすく洗濯や料理と大まかに名前で分けることが大半だと思います。
わざわざ、洗剤を入れる係、靴下を干す人、なんてやりませんよね。
(子供のお手伝いに細かく係を作るのは大アリだと思います。子供も嬉しいですよね!
ちなみに我が家では洗う前の裏返った旦那の靴下をひっくり返す係を募集しています!何故か皆嫌がるんです!)
今回のゴミ出しもそうですね。ゴミの分別、生ゴミ処理、ゴミ箱掃除、ゴミ袋セット。色々ひっくるめてゴミ出しです。
しかし、男性は上の行程はやるべきことと認識していない可能性があるのだとか。
ゴミ出し=ゴミ箱からゴミ袋を取り出して捨てる。という認識なので、本人的には忘れたわけでもサボっているわけでもありません。
今日もやり遂げたぜ!くらいに考えています。出すだけなのに…。
いやいや、いい大人が本当にそんな事ある?絶対わざとやってるでしょって思いますよね。
認識のズレが起きるのにはそれなりの理由があるんですよ。
ゴミ出しをする必要がないから習慣化していない
旦那さんが元々は実家暮らしで、日常的な家事は母親や家族の誰かがやってくれていた場合です。
まぁ、自分でゴミを出さなくても誰かがやってくれるので困りませんし、習慣化なんてされるわけないですよね。
そして、非常に嘆かわしいことに私の実弟がまさかのピタリ賞。
実家にいた時は私か母。結婚してからは弟嫁さんがやっていたので、弟はゴミ袋の場所だけでなく、なんとゴミの日も知りませんでした。
あああ、恥ずかしい…。だからあれほど甘やかすなと言ったのに…と顔を覆った記憶はまだ新しいです。
とりあえず実弟は祖母によるスパルタ家事特訓コースへの入隊が決定しました。
1人暮らし経験アリ!それでもゴミ出しは習慣化していない
1人暮らしの期間が長いなら家事もしっかりこなせるに違いない!
そう思っていた時期が私にもありました(遠い目)
男性の1人暮らし。タイプや性格にもよると思いますが、まぁ、ゆるい人は多いです(笑)
ゴミ箱に袋はかけてあるけど、ゴミの日のたびにこまめに補充なんてしません。
なかにはゴミ箱もほとんど使わず、もらったコンビニ袋で代用…そんな男性が割と多いんです。
「僕、家事が趣味なんです」って奇特な殿方もごくまれに存在しますが、まだまだ少数派ですね。
というわけで、そういう生活が基準なので、ゴミ出しと一緒にゴミ箱に新しいゴミ袋をセットする、なんて考えが出てきません。
ゴミ出し=ゴミ袋をゴミ箱から出して捨てに行くことという考えに辿りつくのです。
ゴミ出し問題は見える化で解決!!

というわけで、ゴミ出しについて我が家がやった方法がこちらです!
ゴミ出しの手順を紙に箇条書きにして、目立つところに貼った。
それだけです。ちなみに私の旦那はトイレにこもりがちなので、トイレにも貼ってあります(笑)
そんな事でゴミ出しをちゃんとしてくれるようになるのー?ってなりますよね。
だって、ゴミの日のたびに「今日はゴミの日だからね!」って毎回言うの大変ですし、嫌じゃないですか?
旦那さんが「言われなくてもわかってるよ!」ってイラッとしてしまう危険性もあります。
また、男性の脳は情報を目で記憶しやすく、女性の脳は情報を耳で記憶しやすい特徴があるんですって。
確かに小さい女の子でおませさんが多いのは耳の発達能力が男の子と比べると高めで、聞いたことを忘れにくいからですね。
あっ、事前に手順を書き出すのは必ず2人でやってください!「わからなくなったらこれ見てね!」と0円スマイルも添えて。
奥様1人で先走ると、旦那さんのタイプによっては「わざわざこんなに書いて嫌がらせかよ」と怒りだす可能性もあります。メンドクセ。
というわけで旦那さんが何度言ってもやってくれない!!とハンカチを涙で濡らす奥様は1度試してみてもいいですね。
旦那がゴミ出しをすると出世しないって本当!?

ある日、某掲示板に「夫にゴミ出しをさせるのはダメ嫁」というなかなかファンキーなトピックス名を見つけました。
旦那にゴミ出しをさせる嫁はダメ嫁と言われた
(中略)
これってほんと?旦那が会社で言われたらしく出世しないとかなんとか。
いつも出所適当な話ばっかりしてくる。
私は専業で平日はワンオペだから、週2のゴミ出しだけは頼んでる。
缶やペットボトルは私。
旦那が遅刻寸前の時はゴミ置いてかれるし。
私的には、ゴミ出しもサラッとやってのけて嫁を大事にする旦那が出世すると思うんだけど…(後略)
引用 ママスタジアム
……これは旦那さん…やりたくないだけじゃ…。
しかし、ゴミ出しを旦那さんがすると出世しないという話。意外と珍しくなく、私も祖母や近所のお年寄りから聞いたことがあるんです。
旦那にゴミ出しをさせると出世しないのは風水的な問題??
旦那さんにゴミ出しをさせると出世しない理由を調べたところ、こんな意見がでてきました。

えー……まぁ…言いたいことはわからなくも…いや、やっぱりわかんないですごめんなさい。
確かにゴミは汚れや穢れ、良いイメージは抱きづらいですよね。
じゃあ、奥さんがゴミ出しをするとして、ネガティブな気を奥さんが纏うのはOKなの?1人暮らしの男性はゴミ出ししない?
涼しい顔して実は「僕んちゴミ屋敷だけど、出世したいから仕方ないんですぅ」とか。いやいや、そんなバカな。
実際のところ、ゴミ出しすると出世しないなんて科学的な根拠は無いです。まぁ、迷信ってやつですね。
ゴミ出し=出世しないは無関係
他にもこんな意見がありました。

なるほど!確かに定時帰宅してから家事をする旦那さんと、毎日、残業残業飲み会飲み会の旦那さん。
会社としては後者の方が出世コースには入ってるんでしょうね。奥さん的には緑の紙コースまっしぐらかもしれませんが。

細かい家事もきちんとできる旦那さん。細やかな気配りができて、会社の同期や後輩からも慕われていることでしょう。
見た目がゴリラでも、スペシャルなゴリラです。
このようにゴミ出しをしたからといって仕事ができなくなる…なんてことはありません。
むしろ、奥さんの負担が少しでも少なくなるように、自分から進んで家事をしてくれる旦那さんのほうが嬉しいと私は思います。
旦那に家事をしてもらうためには?今すぐできる3つのコツ
さて、ゴミ出し問題は解決しましたが、どうせならもうちょっと家事を手伝ってほしい…と思いませんか?
どうせなら旦那さんが率先して、気持ちよく家事をやってくれたら…って期待しちゃいませんか?
家事をしてくれるメンズ、家事メンが欲しくないですか?(恐怖のネーミングセンス)
では、今すぐできる家事メン育成についてのポイントをご紹介しましょう!!
感謝の気持ちを伝える
普段家事を全くやらない旦那。ですが、気まぐれにコップを洗ったり、ご飯を作ってくれる時があります。
とりあえずその場で「ありがとうね~」と旦那にお礼は言います。
が、内心そのコップは自分で使ったんだろ…とか、料理したままの台所どうすんの…とブリザードが吹き荒れていました。
あぁ、もったいない!!育成チャンス逃しまくりの私!!
旦那さんがどんなに些細なことでも、自主的に何かしてくれたら普段の3割増しで感謝を伝えましょう。
以前、8割増しで伝えたら「何を企んでいる…?」とすごい顔をされたのでやり過ぎもいけません(笑)
・具体的に細かく伝える
例「お風呂掃除してくれてありがとうね。鏡もピカピカでびっくりしたよ!」
仕事でもなんでも、こだわったところを見つけてもらえると嬉しいですよね。
・時間を開けて伝える
例「昨日コンロ掃除してくれたから、料理も楽しくできたよ!ありがとう」
過去にやったことでも感謝される!と旦那はご機嫌でした。時間差攻撃はなかなか効果的です。
いつでもどこでも使える非常に有効な『ありがとう作戦』はおすすめです。
ただし、家事をして「ありがとう」なんてここ何年言われてないんだろう…と、我にかえって悲しくなることがあるので注意しましょう。
また、面倒くせぇ…という気持ちにもなんとかフタをしてガムテープでしっかり止めておきましょうね。
気持ちよく家事をしてもらうには感謝は必須なのです。ぐすん。
とにかく褒めまくる
褒めて褒めて褒めまくります。誰だって褒められれば嬉しいですし、やる気が出ますよね。
どんな小さな事でも、ちょっと大げさでは…って思うくらい褒めて良いのです。
褒めて伸ばすという言葉もあるくらいですからね!
・鶴の一声作戦
第三者に間接的に褒めてもらいます。子供、親族や、共通の友人も良いですね。
ちなみに私の旦那の場合、義母に褒められるのが最上の喜びなのですが…。
「んまぁ!旦那くんに!?お皿を!?洗わせているの!?」と激昂して、違うベクトルに面倒くさそうだったので除外しました。
・細かく褒める
感謝をする時と同じです。洗濯物干しなら「しっかりシワが伸びてる!さすがだわ…」など。
ざっくりではなく細かい仕事を指摘して褒めると効果大。ちゃんと見てくれてる!って嬉しくなるようです。
褒められて喜ぶ様子は子犬を彷彿とさせますが、現実はオッサンなので可愛くはないです。
頼ることを覚える
昔、あまりに何もやってくれない旦那に腹が立ち、仲良しのママ友に愚痴ったことがあります。
「旦那は何度言ってもしてくれない。もう言うのも疲れた。私がやった方が早い…」
するとママ友はにっこり笑ってアドバイスをくれました。
- 指図しないで頼る形にする。
- 男はなんだかんだで頼られると嬉しい。
- あなた自身が旦那を頼るクセをつける。
ママ友も同じように悩み、期待をするから自分が傷つく、と落ち込んでしまっていた時期があったそうで。
ある時、人を変えようと思うからダメだ。まずは自分が変わらねば!と旦那さんを頼りまくったんですって。
すると旦那さんから「俺なんか必要ないって空気が辛かった。頼ってもらえて嬉しい」と男泣きされたそうです。
確かに私自身、旦那は頼りにならないって勝手に決めつけている節はあるな、と勉強になりました。
なんでもいいから家事をさせなきゃ!やってもらわなきゃ!!と躍起になりまくり。
それが出来ないと「マジむり…旦那埋めよ…」ってネガティブモードに突入していました。反省。
最初は慣れないかもしれませんが「この瓶かたくて…開けられないかなぁ?」くらいの超簡単なお願いからスタートしていきましょう。
まとめ

- 旦那さん側はゴミ出しを忘れているとは思っていないケースもある。
- 『ゴミ出しは名前の通り、ゴミを捨てに行く』という認識が旦那さん。
- 『ゴミ出しは分別から、ゴミ袋のことまで。ゴミにまつわる全て』という認識が奥さん。
- 喧嘩をする前にまずは話し合いで認識のズレを直そう。
- 実家暮らしの場合に家族がゴミ出しをしていると習慣化しない。
- 1人暮らし経験があっても家事やゴミ出しをできない男性は多い。
- ゴミ出しをしても出世する人はするし、しない人はしない。
- 名前のつかない家事の問題は見える化で解決。
- 出世関係なく進んで家事を手伝ってくれるほうが奥さんからの好感度は上がる。
- 旦那さんに気持ちよく家事をしてもらいたいなら感謝・褒める・頼る。
夫婦なら黙っていても相手のことがわかるのよ、って実母に言われたことがあります。
しかし、わからないものはわからないですよね。エスパーじゃあるまいし。
今回の騒動でわかったことは話し合いは大事ってことです。早く相手に伝えておけば良かった!!って楽になりますよ。
もちろん、冷静な判断ができるときにですよ!。包丁片手はダメです。研ぐのもアウトです。お巡りさん案件になってしまいます。
せっかく好きで一緒になった相手ですから、ギスギスしないで楽しい夫婦生活を送りたいものですね!