マザーボードにcpuの補助電源用のコネクタが2つあるのに、電源ユニットのcpuの補助電源は足りない!とお困りではないですか?
cpuの補助電源の数が足りないと、4ピンのみや8ピンのみにしか接続できず、オーバークロックなどをしたときに電力不足で正常に動作しないことがあります。
また、cpuの補助電源のコネクタはバッチリだけど、ケーブルの長さが足りない!なんてこともありますよね。
せっかく用意したパーツで組み立てたのに、確認不足での不具合で故障してしまったら大変です。
そんなことにならないためにも、cpuの補助電源が足りない場合どうなるのか、ケーブルの長さが足りない場合どうすれば良いのかを確認していきましょう!
この記事を読めば、cpuの補助電源に関する不安も解消されるはずです!
目次
cpuの補助電源が足りないとどうなるのか解説!

cpuの補助電源には、4ピンと8ピンがあり、マザーボードと電源ユニットにはそれぞれ補助電源のコネクタがあります。
マザーボードと電源ユニットのコネクタの数が同じなら何も悩むことはないのですが、数が違い、挿せないコネクタがあると大丈夫なのか不安になりますよね。

cpuの性能にもよるのですが、負荷の高い作業をしなければ、4ピンか8ピンのどちらか一方でも問題ありません!
また、電源ユニットにcpuの補助電源のコネクタが無いといった場合もあるかもしれません。
下記にcpuの補助電源が足りない例を5つ出してみました。
マザーボード側の補助電源 | 電源ユニット側の補助電源 | |
1 | 8ピン×1 | 4ピン×1 |
2 | 8ピン×1または4ピン×1 | 補助電源なし |
3 | 8ピン×2 | 8ピン×1 |
4 | 4ピン×1と8ピン×1 | 8ピン×1 |
5 | 4ピン×1と8ピン×1 | 4ピン×1 |
cpuの補助電源がどのように足りないのかで、できる動作も変わってくるようなので、この表に沿って詳しくみていきましょう。
8ピンに4ピンしか接続できないとき
表1のマザーボード側の補助電源が8ピン、電源ユニットには4ピンの補助電源しかない場合はどうでしょうか。
8ピンのコネクタに4ピンを挿した場合でもある程度の動作はできます。
8ピンには8ピンしかダメなのかと思っていましたが、4ピンでも大丈夫なんですね!
ただ、cpuの消費電力によっては供給電力が不足し、本来の性能を発揮できない可能性がありますのでご注意ください。
あまり負荷のかからない作業ならば、補助電源が足りない中でも動作するということです。
電源ユニットにcpuのコネクタがないとき
表2はマザーボードには補助電源があるけど、電源ユニットに補助電源がない場合です。
この場合、cpuが動作せずBIOSも起動しない為、画面も映りません。
やはり補助電源は接続しないとダメみたいですね…。
パソコンが正常に起動しないようなので、残念ですがこれは電源ユニットを変えるしかなさそうです。
電源ユニットの8ピンが1つ足りないとき
表3はマザーボードに8ピンが2つで、電源ユニットに8ピンが1つなので、8ピンが1つ足りない状態ですね。
8ピンが1つ接続されていれば動作には全く問題ありません。
しかし、オーバークロックを考えている場合には、供給電力が足りないようなので、動作が不安定になる可能性があります。
cpuの処理能力を向上させる目的ですが、故障などのリスクも上がるため注意が必要なものです。
電源ユニットに4ピンが1つ足りないとき
表4のマザーボードに4ピンと8ピンが1つずつ、電源ユニットには8ピンが1つのみの場合です。4ピンが1つ足りない状態ですね。
この例は、表3のものと同じで、8ピンが1つ接続できているので、オーバークロックなどの負荷の大きい作業以外なら、問題ありません。
オーバークロックした自作のPCでゲームをしたいなどといった場合には、8ピン2つ、または8ピンと4ピン両方に接続できることが望ましいと思います。
8ピンもあるのに4ピンにしか接続できないとき
最後に表5のマザーボードに4ピンと8ピン、電源ユニットには4ピンが1つという例です。
マザーボードに8ピンもあるのに、4ピンしか接続できないという状態ですね。
この状態での接続は、故障や異常発熱の可能性があり、非常に注意が必要です。
4ピンに負荷がかかりすぎて発熱量が大きくなり、その熱による故障や、製品自体の寿命を縮めてしまうかもしれません。
4ピンのコネクタしかないマザーボードなら、それほど電力を必要としない動作しかできないので、電源ユニットも4ピンしかないもので大丈夫ということです。
しかし、8ピンもあるマザーボードは性能の良いものが多く、供給電力を大量に必要とするので気をつけましょう!
もちろんマザーボードと電源ユニットのコネクタの数が合っていることが望ましいですが、合っていなくても問題なく動作することもあることがわかりましたね。
以上のことを参考にしてcpuの補助電源を組んでみてください。
cpuの補助電源が届かない!?解決のカギはケーブル長等!


マザーボードと電源ユニットが合うようにしっかり選んだのに、組み立てるときにケーブルが届かないってこともありますよね。
cpuの補助電源のケーブルが短くて届かないときには、延長ケーブルを使って解決しましょう!
cpuの補助電源のケーブルは短いことも多く、マザーボードと電源ユニットの配置によってはケーブルが届かない場合があります。
特に裏配線の場合届かないことが多いようなので、延長ケーブルはチェックしておくと良いかもしれません。
補助電源の延長ケーブルを選ぶ際は以下のことに注意して選びましょう!
- ケーブルの長さ
- ケーブルの太さと硬さ
この2つの点に注意して延長ケーブルを選べば、配線も綺麗に整えることができると思います!
補助電源の延長ケーブルの必要な長さを確認しよう!
まずは重要なのは、どれくらいの長さが足りないのかというところです。
用意したものが短くてまだ届かない、なんてことが起きないようにしましょう。
また、長すぎるのもケーブルがもたついてしまって、ケースにスッキリ納まらないなんてことや、ケーブル同士が絡まる原因にもなります。
必要な長さをしっかり測ってから用意するようにしてください。
延長ケーブルの太さと硬さもチェックしよう!
長さだけではなく、ケーブルの太さや硬さもチェックしておくと良いですよ!
太すぎるものはかさばってしまいますし、硬いものは持っていきたい方向に曲げるのも大変です。
手にとって目で見て購入できると良いのですが、ネットで購入する場合には口コミも参考にしてみると良いかもしれませんね!
ケーブルは細いものや、柔らかいものの方が配線を繋ぐときに作業しやすいと思います。
cpuの補助電源ケーブルをおしゃれにする方法もご紹介!


電源付属のケーブルは安っぽい見た目のものが多いですが、スリーブケーブルを使えばおしゃれにすることができます!
cpuや他の補助電源のケーブルも自分好みに変えられるのは嬉しいですよね!
スリーブケーブルを使うことで、長さが足りないというのも解消できる上に、サイドパネルが透明なケースにした場合に見た目がとてもおしゃれになります。
補助電源に必要な長さと、cpuなどのコネクタの種類や数に注意をして、自分好みのスリーブケーブルを見つけましょう。
スリーブケーブルのオススメ3選をご紹介!
おすすめのおしゃれなスリーブケーブルを厳選して3つご紹介します。
ぜひあなたに合ったケーブルを見つけてくださいね!
- EASYDIY 300MM
cpu補助電源のコネクタは8ピン(4+4ピン)で、LEDライトでケーブルが光るようになっています。
コントローラーで色を変えることができるのですが、その色のバリエーションが250もあるんです!
色を変えられれば飽きることもないですし、その日の気分で違う色にするのも楽しそうですね!

- CableMod PRO CM-PCSR-FKIT-NKKB-R
cpu補助電源のコネクタが8ピン×1と4+4ピン×1の高品質で耐久性も高いスリーブケーブルです。
ケーブルが高密度な設計になっているので、まとまった印象になりますよ!
他のカラーバリエーションもあるので自分好みの色を選んでみてください!

- Novonest SC503
cpu補助電源のコネクタは8ピン×1と4+4ピン×1で、鮮やかな色がおしゃれなスリーブケーブルです。
長さも50mmと長いため、裏配線にも向いています!

まとめ

- cpuの補助電源の数が足りないと、4ピンのみや8ピンのみにしか接続できず、オーバークロックなどをしたときに電力不足で正常に動作しないことがある
- 8ピンのコネクタに4ピンを挿した場合でもある程度の動作はする
- 電源ユニットにコネクタが無い場合、cpuが動作せずBIOSも起動しない為、画面も映らない
- 8ピンが1つ接続されていればオーバークロックなどの高負荷の動作以外なら全く問題ない
- マザーボードに8ピンと4ピンがあるのに、4ピンしか接続できない場合、故障や異常発熱の可能性があり、注意が必要
- cpuの補助電源のケーブルの長さが足りない場合には、延長ケーブルを使えば解決できる
- スリーブケーブルを使えば、見た目を自分好みにできる
cpuの補助電源が足りない場合、注意しなければならない例もありましたが、大体は負荷の高い動作でなければ問題ないということがわかりましたよね!
そしてケーブルの長さが足りない場合についても、延長ケーブルを使うだけなので簡単に解決できます。
せっかくPCを自作するのですから、見た目のおしゃれもこだわってみてください♪