

60歳からの仕事として着付けを考えているあなた、こんな悩みはありませんか?
60歳からの仕事に着付けを!と言っても、働く場所や内容は様々です。職場になるのはどういった所か、そもそも資格はいるのかなど、あなたにぴったりの内容をまとめましたよ!
着物を着る機会が減ってきたとはいえ、着付けの求人は数多くあるので、着付けの技術を身に着けて60歳からの仕事にするのは、ある意味チャンスかもしれません。
人生100年時代。自分の好きなことを仕事にして、60歳からの人生を思い切り楽しみましょう♪
60歳からの仕事に着付けを♪活躍できる場所はたくさん!

慶事、弔事など着付けをするシーンによって、着付けの仕方は様々ですよね。また、写真館や呉服店、式場など働く場所も様々です。
着付けを60歳からの仕事にしたいと思っているあなた、具体的に着付けの仕事について考えていますか?
漠然と着付けを60歳からの仕事としてやっていきたいなぁ、と思っているだけでは時間を無駄にする可能性がありますよ。
時間を無駄にしては、せっかくの人生がもったいないです。着付けの仕事を探したり、始めたりする前にあなたが本当にしたい着付けの仕事は何か、考えてみましょう。
慶事から弔事まで着付けを必要とするシーンは様々
着付けの仕事は、着物を手早く、美しく、着る人に合った着付けを行うことです。
着付けを必要とする場面は、七五三や成人式、入学式に卒業式、冠婚葬祭などたくさんあります。
お祝い事である慶事と、お悔やみ事である弔事では着物の着方が違うので、その時々によって必要な技術も変わってきます。
七五三では子供の着付けと親の着付け、成人式では振袖、大学などの卒業式では袴の着付けを行うことが多いと思います。
結婚式場では、新郎新婦以外にも参列者の着付けが必要になることもあります。
着物を着る機会は意外と、人生の節目ごとに訪れるので、60歳からの仕事として着付けは需要があることがわかりますね!
働く場所は多数あり!あなたの働きたい職場は!?
着付けを必要とするシーンは、たくさんあることがわかりましたが、働く場所はどういったところがあるかパッと思いつきますか?
- デパートや呉服店で着物の着付け、販売員
- 写真館や美容院で着付けスタッフ
- 結婚式場や斎場で着付けスタッフ
- 着付けの講師
販売員なら着物以外にも、着物に合わせた和装小物の知識が必要になってきますね。
写真館や式場では、着物を着せてしまえば終わりというわけではありません。
着崩れてしまったときにお直しをしなくてはいけないので、挙式中や撮影中も常に待機をすることもあります。
上記に挙げたのは一例ですが、着付けの出来るあなたなら活躍できる場所はたくさんあります。
また着付け師は、若い人よりもある程度年齢を重ねている人の方が安心感があるという意見を見ましたよ。
確かに、私と同じくらいの年齢の着付け師より、母と同じくらいの年齢の着付け師の方が、経験が豊富な気がするので安心感があります。
しかし、職場によっては高い技術や柔軟な対応力などを求められるところもあるので、自分に合った職場を選ぶことが大事です!
依頼先へフリーの着付け師として出向くことも
七五三であれば11月、成人式は1月、卒業式なら3月というように繁忙期のみ着付けの仕事をする選択肢もあります。
これらの繁忙期には、着付け会場や美容院、写真館など色々なところで人手不足になります。
そこでフリーの着付け師として依頼のあったお店や個人宅へ出向いて働くことも可能です。
60歳からの仕事は自分のペースで働きたいと考えているあなたにはぴったりな働き方かなと思います!
しかし、会社に属するわけではないので、自分のペースで仕事ができる反面、収入が安定しないこともあるので注意が必要です。
着付けの仕事は収入面では厳しいこともある
着付け師の平均年収は240万円で、平均月収は18万円前後だそうです。
また正社員よりも、パートやアルバイトが多く、その場合の平均月給は13~15万円前後になります。
着付けの仕事1本で生活をしていこうと考えていると、理想と現実でギャップが生まれてしまうかもしれませんね。
しかし、着付けの仕事は年を重ねても自分のペースで続けていくことが出来ますし、着付けが出来るというのは素晴らしいことだと思います。
60歳からの仕事で着付けをするために資格は必要!?

結論から言うと、着付けの仕事に資格は必須ではありません。求人情報を確認すると「未経験者可」という会社もあります。
しかし、着付けの資格を保有していれば履歴書に記入が出来るので、大きな自己アピールに繋がりますね。
60歳からの仕事のために、わざわざ資格取得から目指す必要がないのはいいことかもしれませんが、やはり資格はあるに越したことはありません。
私の母はちょうど60歳なのですが、母を見ていると60歳はまだまだアクティブです!
60歳からの仕事のために資格を取って、自分の好きなことを仕事にするのはとても素敵なことだと思います♪
着付けの資格には国家資格と民間資格の2つがある!
着付けの国家資格は「着付け技能士」を取得するための全日本着付け技能センターが実施する「着付け技能検定」があります。
着付けに関する資格は、ほとんどが民間資格となっていて代表的な資格は「着付講師認定証」や「きもの着付講師」です。
国家資格と民間資格、それぞれの特徴をまとめました!
- 1級と2級がありどちらも学科と技能試験がある
- 2級は専門学校や大学、職業訓練校などで履修または実務経験2年が必要
- 1級は履修した総時間数によって、2~4年の実務経験が必要
- 1級に関しては、実務経験がない場合5年の実務経験が必要になる
- 1級、2級ともに専門的な知識を必要とし、実技についても特殊な着物が含まれる
国家資格は、履修歴または実務経験が必要になるのが最大の特徴ですね。
- ほとんどが着付け教室に通うことで、卒業時には資格取得が出来ているシステム
- 初級、中級、上級に分かれていることが多く着付けのプロとみなされるのは上級になる
- 着付けの仕事をするには中級以上が必要になる
- 教室に通うことになるので費用が掛かる
着物教室では、初級は自分で着物を着る自装(じそう)を、中級は他の人に着物を着せる他装(たそう)を学ぶことになります。
着物教室は、費用は掛かりますが、カリキュラムをこなすことで資格を取得できるのは大きなメリットですね!
資格を取るメリットはズバリ就職のしやすさ!

60歳からの仕事に着付けを選んだのですから、1番の目的は希望の職場に就職をすることですよね。
希望する職場に就職をするには、やはり資格の取得が近道になると思います。
求人を出しているところは人手不足なわけなので、未経験者よりも資格保有者を優遇するところがほとんどだと思います!
また、同じ条件の就職希望者がいたとして、より即戦力に近い人材を選ぶのはごく普通のことですよね。
資格は1度取得をすれば、あなた自身の財産になるのでぜひこの機会に資格の取得を目指してみてはどうでしょうか。
60歳からの仕事のために着付けの教室へ行こう!

60歳からの仕事で着付け師として働くには、資格を取るのがあなた自身の財産にもなるし、希望する職場へ就職するための近道というお話をしましたよね。
資格を取るためには、国家資格の場合は最低2年の実務経験が必要になってきます。
民間の着物教室なら最短数か月で資格取得を目指せるところがあります。
ここでは、民間の着物教室へ通う場合の教室の選び方や費用、着物教室へ通うメリットなどをお伝えします!
着物教室を選ぶ時の主なポイントは3つ!
着物教室を選ぶポイントは主に3つあるので、ポイントごとに説明をしていきますね!
<ポイント1.自分の目的にあったコースがあるか>
- 着物教室にはそれぞれ初級者、中級者、上級者向けのコースがあることがほとんど
- 初級コースは、自分で着物を着ることが出来るようになる、すなわち自装を目的、目標にしている教室が多い
- 60歳からの仕事で着付けをするなら、他装が出来るようになるコースを選ぶ必要がある
<ポイント2.教室が自宅や職場から通いやすい場所にあるか>
- 着物教室には最低でも数か月は通うことになる
- 自宅、職場、駅の近くなど通いやすい場所にあるか確認する
- あなたの負担にならない場所にある教室を選ぶことが大事
<ポイント3.費用はどのくらい掛かるか>
- 予算内に収まるか、後から余分な費用が発生しないか
- 着付けを習うための着物一式を自分自身で用意する必要があるか
着物教室を選ぶ時の主なポイントは、上で挙げた3つになります。
しかしその他にも、欠席した場合に振替授業があるか、受講期間や頻度、個別指導かグループ指導か、なども確認しましょう。
着物教室の中には、免状を取得するための費用が高額になったり、イベントなどで着物を買わなくてはいけなくなったりするところもあるようです。
どの着物教室にも無料体験やお試し入会などがあると思います。教室や講師の雰囲気も大事だと思うので、あなた自身の目で確かめて、教室を選んでくださいね!
着物教室の費用はいったいどのくらい掛かる?
着物教室は全国にたくさんあるので、全ての教室を調べることはできないのですが、例としていくつかの教室の入会金や授業料などをまとめました!
受講期間 | 授業料 | 入会金 | 教材、その他会費 | |
A | 6か月間、月2回受講 | 36,300円 | 5,500円 | |
B | 2時間の授業×72回 | 186,000円 | 10,000円 | 教材6,000円 会費19,000円 |
C | 1年間、全36回 | 224,400円 | 記載なし |
表を見てわかる通り、教室によって受講期間も授業料もかなりの差があることがわかりました。
費用があまり掛からない教室、費用が高額になってしまう教室どちらにも、それぞれの教室の良さやメリットはありますよ。
あなたの周りに着物教室へ通ったことのある人がいればどうだったのか聞いてみたり、ネットで口コミを調べてみたりしましょう。
着物教室に通うメリットはこの3つ!

1つ目は、講師から直接、1番オーソドックスな着付けの仕方を教えてもらうことができます。
着物の着付けには、流派などがありそれぞれ着付けの仕方が微妙に変わってきますが、教室に通うことでオーソドックスな着付けを学ぶことができます。
また着付けだけでなく、小物の名前や扱い方を直接教わることで、疑問点があればその場で解決することができるので効率がいいです。
2つ目は、着付け以外にも所作やマナーを学ぶことができます。
着物を着ている時は、歩き方や座り方など一つ一つの動作に所作やマナーがあります。
着物を美しく着ることが出来ても、所作やマナーが出来ていないとせっかくの着物が台無しになってしまいます。
3つ目は、通った教室の看板を授与してもらえることがある。
これは着物教室によって異なりますが、卒業した教室の看板を授与してもらうことで、自宅で着付け教室を開くことが出来るようになります。
60歳からの仕事ですから、自分のペースで着付けの仕事をしたいと思っているあなたにはぴったりですよね。
看板があれば、それだけ信頼度も上がるので集客にも繋がりますね!
教室に通うには、それなりの費用が掛かってしまいますが、それだけメリットもありますね。
まとめ
- 着付け師を必要とする場所はたくさんあるので、60歳からの仕事に着付け師はおすすめ
- フリーの着付け師なら自分のペースで働くことも可能
- 着付け師になるために資格は必須ではない
- 着付けの資格には国家資格と民間資格の2つがある
- 資格を取る最大のメリットは就職のしやすさ
- 着物教室を選ぶときは、コースの内容、教室の場所、費用が主なポイントになる
- 着物教室の費用はピンキリなので自分の目で確かめることも大事
- 着物教室に通うメリットはたくさんあるので通う価値あり
記事を読んでみて、60歳からの仕事として選んだ、着付けの仕事について今よりも具体的に考えるきっかけになったでしょうか?
日本の伝統文化である着物。その着物の着付けを60歳からの仕事に選んだあなたは、きっと素敵な人だと思います。
あなたの人生が今よりも充実したものになるよう、心から応援しています♪